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8.対立
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『サザンクロス』は解散した。
烏丸たち10名のメンバーが反省し、盗んだ原付バイクを持ち主に返還し、今後は一切の非行行為をしないと大人たちに誓ったようだ。
彼らの学校ではいじめ被害者にも謝罪し、和解している。
いい傾向ではあろう。
大作以外は。
大作にとって一つの脅威となっているのが、京子であった。
魔法少女『ホワイトエンジェル』に目撃された。
言い換えれば、この先の行動はかなり厳しく、場合によっては彼女と対立することも十分想定できる。
結果としては人は救われたが、大作にとっては不利な状況になってしまった。
先日の火炎瓶の件で校庭の整備が必要になり、臨時休校になった。
問題は学校が再開されたらどうなるかだ。
京子が具体的な行動を起こせば、どうなることか。
大作の懸念は恐れていた現実になりつつある。
自宅のベッドで横になる大作、これからどうするか。
そんな時、母が2階に上がる。
「大作!真白京子ちゃんが来ているわよ!」
悪寒が走る。
想定より早かったか。
こうなってしまったら魔導書のことも正直に話そう。
大作はカバンに魔導書を入れて外に出る。
玄関のドアを開けると、厳しい眼差しを向ける京子が構えていた。
「来たね」
「うん、公園まで来てくれる?」
大作は溜息を吐いた。
「こんな時に?」
「こんな時だからだよ。お願い、来て」
彼女は本気だった。
場合によっては、敵になるのだから。
結局、大作は京子と共に近所の公園に行くことにした。
平日日中は遊ぶ子供の姿が全くない無人の小さい公園、簡易設計のベンチや水飲み場があるだけの小さい規模の公園で、2人で話すには最適の場所だろう。
公園までの道のり、お互いに会話は交わさなかった。
無言のまま、公園に辿り着いた。
「大作君、変な本を拾わなかった?」
京子の質問に対し、大作はあの古びた魔導書を取り出し、手渡す。
「ここにあったんだ・・・・・・」
知っていたようだな。
「この本、ただの魔導書じゃないんだね?」
大作の逆質問に彼女は頷いた。
「日本国内で、闇の魔導書の所在を探していたんだ。その魔導書は一度手にすると、持ち主に闇の魔法を与える凶悪な魔導書なの。魔導書を手にした瞬間から、闇魔法が使える」
「短期間で闇魔法を会得できたのは本の効果があったからか」
「そして闇魔法は、法律で禁じられた殺人魔法で、手にした場合には、罰則規定もあるんだよ」
「確か『ドルトムント協定』だったね?」
『ドルトムント協定』
世界には、奇妙な力がある。
魔法・錬金術・妖術・呪術・オカルトなどの奇妙な力だ。
このような特異能力は法律で厳しく運用されており、特に殺人魔法・闇魔法を会得していた場合、法律によって懲役刑などが課される場合がある。
大作はその2つを兼ねたかなり凶悪な魔法らしい。
彼も魔法に関する国際条約・国際協定などに目を通した。
そう、自分は今、世界的にみても危険な存在になっている。
「大作君、霞が関に警察機構の本部があるの。そこに行けば闇魔法を解除できるかもしれない」
「それで僕にこの闇魔法を使うなと?」
「うん」
大作は不服であった。
「この力を手放せば、学内でまたいじめが起こる。もう嫌な思い、痛い思いはしたくない・・・・・・」
「大作君、もしかして、学内のいじめをなくしたのって・・・・・・」
京子は察していた。
学内のいじめをなくしたのは決して大作の言葉ではなく、闇魔法で相手を威圧し、恐怖で相手を従えていたためだ。
しかし、闇魔法のことを知らないクラスメイトたちは恐れながら、彼を敬服していた。
「そうだよ、僕は優等生なんかじゃない。ただの暴君だ」
「それなら、この闇魔法を使えなくして、元の生活に戻ろう!」
「そんなの嫌だね。彼らはバカだ。いじめを繰り返す。この魔法があれば、彼ら彼女らのいじめ抑止につながる。悪い話じゃない」
「そんなことない!」
大作の反論に京子はついに怒りをぶつけた。
「大作君は、危険な力を持っているの!その力で、クラスを恐怖に陥れているんだよ!それがどういうことか分るでしょう!」
「ああ、だが使わなければ大丈夫さ。彼ら彼女らに必要なのは言葉ではなく、『力』だよ。持つ者と持たない者では天と地の差が出る。言葉では解決できないんだ」
「それで大作君は、その力と共存するの?」
大作は「そのつもりだよ」と返す。
「もう仕方がない。僕はこの力と共に生きていく。いつかこの力は使えなくなるだろう。せめてそれまで、僕は今の平和を維持していきたい。いくら説得しても無駄だよ。君が何を言おうと、言葉で解決できないと言ったはずだ。つまり、そういうことだよ」
京子は両手を握りしめた。
「そう・・・・・・。それなら、大作君を実力で阻止する!」
京子は空に向かって右腕を伸ばした。
「チェンジ!エンジェルフォーム!」
白銀の閃光が彼女を包んだ。
変身するつもりか!
『ホワイトエンジェル』への変身を阻止するべく、大作は魔導書を投げ捨て、左腕を京子に向ける。
「僕の敵になった瞬間から、君は御終いだよ・・・・・・」
寂しそうな声で彼はビーム光線を放つ。
一条の光線が空間を裂いた。
しかし、その光線はバリアらしき虹により跳ね返された。
大作は跳ね返ってくるビーム光線を今度は同じようにバリアを展開し受け止める。
「変身中なら、狙えると思ったのに!」
閃光と虹が弾けた時、白い純白なドレス、天使のような翼、魔法のステッキ、伝説の魔法少女そのものだった。
『ホワイトエンジェル』
大作は京子と差し違える覚悟で望んでいた。
「大作君、もう誰もあの学校でいじめはおきないよ!だからもう一度、考え直して!」
「謹んでお断りするよ。どうせ彼ら彼女らは変わらない。君だって正義という暴力で、僕を止めようとしているじゃないか?」
「違う!この力、暴力じゃない!」
大作は右腕から大剣を生成した。
京子の言葉をすべて否定するつもりでいた。
「悪いね。これも、僕の平和のためだ!」
大作は『ホワイトエンジェル』に襲い掛かる。
すぐさまステッキで防御した彼女、気迫のこもった一撃を防ぐのもやっとだった。
防いだ瞬間、大作からの負のオーラに気が付いた。
闇魔法のオーラ、憎しみのオーラ、人間不信のオーラ、負のオーラが彼を支配し、京子への、『ホワイトエンジェル』への憎しみに変わっている。
「もう終わりにしよう。自分を傷つけるのも、誰かを傷つけるのも!」
静かにつぶやいた京子、魔法のステッキが白く輝き始めた。
「『ホワイトフラッシュ』!」
『ホワイトフラッシュ』
白い閃光が大作の前で瞬いた。
大作はまぶしさで目を開けていられなかった。
「くっ!くそっ!」
京子は魔法ステッキを大作に向けた。
「ごめん、大作君!『ホワイトエール』!」
『ホワイトエール』
白い閃光によって、闇のエネルギーを浄化する『ホワイトエンジェル』の究極の必殺技であった。
「嫌だ!僕はもう、あんな生活なんか!」
大作は必死にもがいた。
大介のいじめ、取り巻きたちのいじめの過去、もう嫌だ。
あんなことは繰り返したくないと必死に抵抗した彼、しかし、白い優しい閃光に包まれ、次第に彼は、どうでもよくなってしまった。
大作の意識は遠のいていった。
閃光は消え、住宅街の風景の色を取り戻した時、公園の真ん中で大作は気絶した状態で倒れていた。
京子は変身を解除して、大作のところへ向かった。
彼を抱いた。
「もう大丈夫だよ。誰も大作君のことを傷つけたりしないから・・・・・・」
京子の頬から涙が流れた。
大作のことはあまり知らない。
けど、彼が苦しい思いをしてきたことは言わなくても理解できた。
烏丸たち10名のメンバーが反省し、盗んだ原付バイクを持ち主に返還し、今後は一切の非行行為をしないと大人たちに誓ったようだ。
彼らの学校ではいじめ被害者にも謝罪し、和解している。
いい傾向ではあろう。
大作以外は。
大作にとって一つの脅威となっているのが、京子であった。
魔法少女『ホワイトエンジェル』に目撃された。
言い換えれば、この先の行動はかなり厳しく、場合によっては彼女と対立することも十分想定できる。
結果としては人は救われたが、大作にとっては不利な状況になってしまった。
先日の火炎瓶の件で校庭の整備が必要になり、臨時休校になった。
問題は学校が再開されたらどうなるかだ。
京子が具体的な行動を起こせば、どうなることか。
大作の懸念は恐れていた現実になりつつある。
自宅のベッドで横になる大作、これからどうするか。
そんな時、母が2階に上がる。
「大作!真白京子ちゃんが来ているわよ!」
悪寒が走る。
想定より早かったか。
こうなってしまったら魔導書のことも正直に話そう。
大作はカバンに魔導書を入れて外に出る。
玄関のドアを開けると、厳しい眼差しを向ける京子が構えていた。
「来たね」
「うん、公園まで来てくれる?」
大作は溜息を吐いた。
「こんな時に?」
「こんな時だからだよ。お願い、来て」
彼女は本気だった。
場合によっては、敵になるのだから。
結局、大作は京子と共に近所の公園に行くことにした。
平日日中は遊ぶ子供の姿が全くない無人の小さい公園、簡易設計のベンチや水飲み場があるだけの小さい規模の公園で、2人で話すには最適の場所だろう。
公園までの道のり、お互いに会話は交わさなかった。
無言のまま、公園に辿り着いた。
「大作君、変な本を拾わなかった?」
京子の質問に対し、大作はあの古びた魔導書を取り出し、手渡す。
「ここにあったんだ・・・・・・」
知っていたようだな。
「この本、ただの魔導書じゃないんだね?」
大作の逆質問に彼女は頷いた。
「日本国内で、闇の魔導書の所在を探していたんだ。その魔導書は一度手にすると、持ち主に闇の魔法を与える凶悪な魔導書なの。魔導書を手にした瞬間から、闇魔法が使える」
「短期間で闇魔法を会得できたのは本の効果があったからか」
「そして闇魔法は、法律で禁じられた殺人魔法で、手にした場合には、罰則規定もあるんだよ」
「確か『ドルトムント協定』だったね?」
『ドルトムント協定』
世界には、奇妙な力がある。
魔法・錬金術・妖術・呪術・オカルトなどの奇妙な力だ。
このような特異能力は法律で厳しく運用されており、特に殺人魔法・闇魔法を会得していた場合、法律によって懲役刑などが課される場合がある。
大作はその2つを兼ねたかなり凶悪な魔法らしい。
彼も魔法に関する国際条約・国際協定などに目を通した。
そう、自分は今、世界的にみても危険な存在になっている。
「大作君、霞が関に警察機構の本部があるの。そこに行けば闇魔法を解除できるかもしれない」
「それで僕にこの闇魔法を使うなと?」
「うん」
大作は不服であった。
「この力を手放せば、学内でまたいじめが起こる。もう嫌な思い、痛い思いはしたくない・・・・・・」
「大作君、もしかして、学内のいじめをなくしたのって・・・・・・」
京子は察していた。
学内のいじめをなくしたのは決して大作の言葉ではなく、闇魔法で相手を威圧し、恐怖で相手を従えていたためだ。
しかし、闇魔法のことを知らないクラスメイトたちは恐れながら、彼を敬服していた。
「そうだよ、僕は優等生なんかじゃない。ただの暴君だ」
「それなら、この闇魔法を使えなくして、元の生活に戻ろう!」
「そんなの嫌だね。彼らはバカだ。いじめを繰り返す。この魔法があれば、彼ら彼女らのいじめ抑止につながる。悪い話じゃない」
「そんなことない!」
大作の反論に京子はついに怒りをぶつけた。
「大作君は、危険な力を持っているの!その力で、クラスを恐怖に陥れているんだよ!それがどういうことか分るでしょう!」
「ああ、だが使わなければ大丈夫さ。彼ら彼女らに必要なのは言葉ではなく、『力』だよ。持つ者と持たない者では天と地の差が出る。言葉では解決できないんだ」
「それで大作君は、その力と共存するの?」
大作は「そのつもりだよ」と返す。
「もう仕方がない。僕はこの力と共に生きていく。いつかこの力は使えなくなるだろう。せめてそれまで、僕は今の平和を維持していきたい。いくら説得しても無駄だよ。君が何を言おうと、言葉で解決できないと言ったはずだ。つまり、そういうことだよ」
京子は両手を握りしめた。
「そう・・・・・・。それなら、大作君を実力で阻止する!」
京子は空に向かって右腕を伸ばした。
「チェンジ!エンジェルフォーム!」
白銀の閃光が彼女を包んだ。
変身するつもりか!
『ホワイトエンジェル』への変身を阻止するべく、大作は魔導書を投げ捨て、左腕を京子に向ける。
「僕の敵になった瞬間から、君は御終いだよ・・・・・・」
寂しそうな声で彼はビーム光線を放つ。
一条の光線が空間を裂いた。
しかし、その光線はバリアらしき虹により跳ね返された。
大作は跳ね返ってくるビーム光線を今度は同じようにバリアを展開し受け止める。
「変身中なら、狙えると思ったのに!」
閃光と虹が弾けた時、白い純白なドレス、天使のような翼、魔法のステッキ、伝説の魔法少女そのものだった。
『ホワイトエンジェル』
大作は京子と差し違える覚悟で望んでいた。
「大作君、もう誰もあの学校でいじめはおきないよ!だからもう一度、考え直して!」
「謹んでお断りするよ。どうせ彼ら彼女らは変わらない。君だって正義という暴力で、僕を止めようとしているじゃないか?」
「違う!この力、暴力じゃない!」
大作は右腕から大剣を生成した。
京子の言葉をすべて否定するつもりでいた。
「悪いね。これも、僕の平和のためだ!」
大作は『ホワイトエンジェル』に襲い掛かる。
すぐさまステッキで防御した彼女、気迫のこもった一撃を防ぐのもやっとだった。
防いだ瞬間、大作からの負のオーラに気が付いた。
闇魔法のオーラ、憎しみのオーラ、人間不信のオーラ、負のオーラが彼を支配し、京子への、『ホワイトエンジェル』への憎しみに変わっている。
「もう終わりにしよう。自分を傷つけるのも、誰かを傷つけるのも!」
静かにつぶやいた京子、魔法のステッキが白く輝き始めた。
「『ホワイトフラッシュ』!」
『ホワイトフラッシュ』
白い閃光が大作の前で瞬いた。
大作はまぶしさで目を開けていられなかった。
「くっ!くそっ!」
京子は魔法ステッキを大作に向けた。
「ごめん、大作君!『ホワイトエール』!」
『ホワイトエール』
白い閃光によって、闇のエネルギーを浄化する『ホワイトエンジェル』の究極の必殺技であった。
「嫌だ!僕はもう、あんな生活なんか!」
大作は必死にもがいた。
大介のいじめ、取り巻きたちのいじめの過去、もう嫌だ。
あんなことは繰り返したくないと必死に抵抗した彼、しかし、白い優しい閃光に包まれ、次第に彼は、どうでもよくなってしまった。
大作の意識は遠のいていった。
閃光は消え、住宅街の風景の色を取り戻した時、公園の真ん中で大作は気絶した状態で倒れていた。
京子は変身を解除して、大作のところへ向かった。
彼を抱いた。
「もう大丈夫だよ。誰も大作君のことを傷つけたりしないから・・・・・・」
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