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迷宮の主
迷宮の主 30
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30
ガコン。
木製の大扉が閉められると、広間の中の空気が一斉に動きを止める。
百人程が入ってもまだ十分に空きがある広間で各々が自由に座り込む。シミュラのために椅子を用意するガリクソ。それに真っ先に座って殴られるレフス。レフスの座った椅子には決してシミュラは座らなかった。そこにカーナが椅子を運んできてとても褒められる。
一方のナサインたちと言えば、壁に寄りかかりシミュラたちを見ているナサイン、シビトはその側で仁王立ちをしていた。柱の後ろにモンテールは隠れるように座り、ネジフは荷物を枕に寝転がる。ウイカはレフスの座っていた椅子が空いていたので自らの元に引き寄せる。
「王様だったの?」
ウイカが見上げると、シビトはゆっくりとうなずいた。
「ああ」
「すごいじゃん」
「昔の話だ。ずっとな」
「内緒だったかしら?」
シミュラが左手をカーナの目の前に差し出す。カーナはそれに小さく何事か呟いて息を吹きかける。するとシミュラの手の爪に青い細かな細工が浮かび上がる。シミュラはそれを顔の前に持ってくると満足そうに笑った。そのまま右手を外側に出すとカーナが後を回りこんで同じように息を吹きかける。右手には色違いの緑だった。
「カーナは天才ね」
「えへへ」
「あ、ちびが思い上がってるよ! あのちび~!」
前に踏み出したレフスをガリクソが押さえつける。
「離せー、離せー、話しているのは俺なんですけどー、みたいな!」
「ガリクソ」
シミュラが長大な杖を広間の奥に向ける。
「はい。シミュラ様」
ガリクソは暴れるレフスを引っ張って広間の奥へ向かう。
「カーナ」
「はいな」
カーナは奥に行った二人に向かって手を伸ばす。
「ダマダマダマダマダマリンコ~」
地面に物が転がる音がしてそれきり音が聞こえなくなった。カーナはシミュラの足元に戻ってきて腰を下ろす。
「せわしないな」
ナサインが口を開く。
「確かにシビトは王だった」
シミュラが「まぁ」と口を挟む。
「かわいそう。王様を死人なんて」
「あ」
ウイカが小さな声を出す。シビトを見上げるが反応はなかった。
「え、こいつ死んでるの?」
ネジフが起き上がった。
「ああ」
シビトはネジフに笑ってみせる。ネジフは慌てて目をそらすと再び寝転がった。
「ナサイン、あなた本当に最低ね」
ウイカがナサインをにらみつける。ナサインは首を横に振るが、ウイカの目は怒りに染まったままだった。
「彼は王様を解放したのよ。王様を苦しめていたのは、ミクモと言う魔法使いよ」
シミュラの言葉がナサインを救う。
「でも、解放したならおじさんを自由にするべきよ」
ウイカはまだ怒りをぶつける先を探していた。
「そうね。でも、自由にしたらシモンズ王は魔素を吸収して魔物になっていたでしょうね。そして、善なる王と呼ばれた名に反する呪われた日々を送ることになる」
「よせよ。俺はそんなつもりでシビトを僕にしてるわけじゃない」
ナサインの言葉にシビトも反応する。
「同感だ。俺もこいつの僕になった気は無い」
「みすぼらしい骸骨がうろうろしてるのがうっとうしくて、うんざりしてた時に泣き喚く魂と出会ったついでに助けてやっただけさ」
ナサインの言葉にシビトも甲高く笑って答える。
「半魚人よりもひどい濁った目が哀れだったから、力を貸してやっただけだ」
「そして、二人はミクモを倒し、ナサインはこの迷宮の主になった」
シミュラがナサインとシビトを見る。ウイカもナサインとシビトを交互に見る。
「迷宮の主? 誰が?」
ウイカはシミュラを見る。
「ナサインよ」
シミュラは即答する。ウイカの責めるような視線がナサインに向けられる。
「あたしたちを騙してたのね!」
立ち上がろうとするウイカの肩をシビトが押さえつける。
「そうだ。俺がこの迷宮の主に戻るためにお前たちを利用した」
ナサインは誰とも顔をあわせようとしなかった。シミュラが口を開く。
「どうして迷宮を追われて生きているの? 普通なら命を奪われて迷宮に亡霊としてつながれるはずよ」
ナサインは小さくため息をつく。腕を組んで自嘲するかのように笑った。
「まったく俺が聞きたいね。まず深遠の扉に厳重に鍵をかけて、外に出て魔素を除去した。そうじゃないと町にも入れないからな。シビトをつれていけば話が早いかと思ってたんだが、あいつらご先祖様を全然覚えていなかった。それで頭に来たからラクドの秘宝を王に渡すように要求してきた。もしも渡すことを拒んだら、王宮を廃墟にしてやるぞってね。迷宮が奪われたのはその帰りだ。急に寒気のようなものが襲ってきて全身の力を奪っていった。それでも魔素をほぼすべて置いて来たからそのおかげで助かったんだろうな」
シミュラはナサインから目を背けた。
「そう。魔素使いだったからなのね」
ウイカがシビトの手を払ってナサインの前に立つ。
「笑っちゃうわね。強盗の真似して、転げ落ちるなんて」
そう吐き捨てるとナサインの頬をウイカの平手が打つ。その炸裂音は広間に響く。
「あんたが父さんを殺した連中の親玉だったなんて! 何が秘宝よ! あんたは、あんたは……」
ウイカはナサインを掴みながら膝から崩れ落ちる。涙の雫が床に落ちた。
「ナサイン。あなた本気?」
シミュラの瞳がナサインを捕まえる。ナサインは小さく口を動かす。
「そんなんじゃねえよ」
「渦はその主でなければ閉じることは出来ない。そして、一つでも七つでも同時に閉じることが出来る。ただし、渦を閉じた者は全てを失う。前に教えた通りよ」
「覚えているさ」
「それでもかまわないとあなたは言った。だから、ワタクシは次に会う時は敵同士ねと笑ったのよ。覚えてる?」
「覚えてる」
「どういうこと?」
ウイカは顔を上げてシミュラを見る。
「ラクドの秘宝は渦を閉じる力があるのよ」
「渦を閉じる?」
シミュラの言葉にウイカはすぐにナサインを振り返る。
「そう。ここにいらっしゃるシモンズ王は王国に現れた渦を閉じるために自ら兵を率い、この迷宮の中で戦死したのよ。手にしていた秘宝は魔物たちによって迷宮をさまよったそうよ。そして、数十年後にある冒険者によって回収された。その頃には、渦を閉じる力があることなんて誰も知らなくなっていたわ」
ガコン。
木製の大扉が閉められると、広間の中の空気が一斉に動きを止める。
百人程が入ってもまだ十分に空きがある広間で各々が自由に座り込む。シミュラのために椅子を用意するガリクソ。それに真っ先に座って殴られるレフス。レフスの座った椅子には決してシミュラは座らなかった。そこにカーナが椅子を運んできてとても褒められる。
一方のナサインたちと言えば、壁に寄りかかりシミュラたちを見ているナサイン、シビトはその側で仁王立ちをしていた。柱の後ろにモンテールは隠れるように座り、ネジフは荷物を枕に寝転がる。ウイカはレフスの座っていた椅子が空いていたので自らの元に引き寄せる。
「王様だったの?」
ウイカが見上げると、シビトはゆっくりとうなずいた。
「ああ」
「すごいじゃん」
「昔の話だ。ずっとな」
「内緒だったかしら?」
シミュラが左手をカーナの目の前に差し出す。カーナはそれに小さく何事か呟いて息を吹きかける。するとシミュラの手の爪に青い細かな細工が浮かび上がる。シミュラはそれを顔の前に持ってくると満足そうに笑った。そのまま右手を外側に出すとカーナが後を回りこんで同じように息を吹きかける。右手には色違いの緑だった。
「カーナは天才ね」
「えへへ」
「あ、ちびが思い上がってるよ! あのちび~!」
前に踏み出したレフスをガリクソが押さえつける。
「離せー、離せー、話しているのは俺なんですけどー、みたいな!」
「ガリクソ」
シミュラが長大な杖を広間の奥に向ける。
「はい。シミュラ様」
ガリクソは暴れるレフスを引っ張って広間の奥へ向かう。
「カーナ」
「はいな」
カーナは奥に行った二人に向かって手を伸ばす。
「ダマダマダマダマダマリンコ~」
地面に物が転がる音がしてそれきり音が聞こえなくなった。カーナはシミュラの足元に戻ってきて腰を下ろす。
「せわしないな」
ナサインが口を開く。
「確かにシビトは王だった」
シミュラが「まぁ」と口を挟む。
「かわいそう。王様を死人なんて」
「あ」
ウイカが小さな声を出す。シビトを見上げるが反応はなかった。
「え、こいつ死んでるの?」
ネジフが起き上がった。
「ああ」
シビトはネジフに笑ってみせる。ネジフは慌てて目をそらすと再び寝転がった。
「ナサイン、あなた本当に最低ね」
ウイカがナサインをにらみつける。ナサインは首を横に振るが、ウイカの目は怒りに染まったままだった。
「彼は王様を解放したのよ。王様を苦しめていたのは、ミクモと言う魔法使いよ」
シミュラの言葉がナサインを救う。
「でも、解放したならおじさんを自由にするべきよ」
ウイカはまだ怒りをぶつける先を探していた。
「そうね。でも、自由にしたらシモンズ王は魔素を吸収して魔物になっていたでしょうね。そして、善なる王と呼ばれた名に反する呪われた日々を送ることになる」
「よせよ。俺はそんなつもりでシビトを僕にしてるわけじゃない」
ナサインの言葉にシビトも反応する。
「同感だ。俺もこいつの僕になった気は無い」
「みすぼらしい骸骨がうろうろしてるのがうっとうしくて、うんざりしてた時に泣き喚く魂と出会ったついでに助けてやっただけさ」
ナサインの言葉にシビトも甲高く笑って答える。
「半魚人よりもひどい濁った目が哀れだったから、力を貸してやっただけだ」
「そして、二人はミクモを倒し、ナサインはこの迷宮の主になった」
シミュラがナサインとシビトを見る。ウイカもナサインとシビトを交互に見る。
「迷宮の主? 誰が?」
ウイカはシミュラを見る。
「ナサインよ」
シミュラは即答する。ウイカの責めるような視線がナサインに向けられる。
「あたしたちを騙してたのね!」
立ち上がろうとするウイカの肩をシビトが押さえつける。
「そうだ。俺がこの迷宮の主に戻るためにお前たちを利用した」
ナサインは誰とも顔をあわせようとしなかった。シミュラが口を開く。
「どうして迷宮を追われて生きているの? 普通なら命を奪われて迷宮に亡霊としてつながれるはずよ」
ナサインは小さくため息をつく。腕を組んで自嘲するかのように笑った。
「まったく俺が聞きたいね。まず深遠の扉に厳重に鍵をかけて、外に出て魔素を除去した。そうじゃないと町にも入れないからな。シビトをつれていけば話が早いかと思ってたんだが、あいつらご先祖様を全然覚えていなかった。それで頭に来たからラクドの秘宝を王に渡すように要求してきた。もしも渡すことを拒んだら、王宮を廃墟にしてやるぞってね。迷宮が奪われたのはその帰りだ。急に寒気のようなものが襲ってきて全身の力を奪っていった。それでも魔素をほぼすべて置いて来たからそのおかげで助かったんだろうな」
シミュラはナサインから目を背けた。
「そう。魔素使いだったからなのね」
ウイカがシビトの手を払ってナサインの前に立つ。
「笑っちゃうわね。強盗の真似して、転げ落ちるなんて」
そう吐き捨てるとナサインの頬をウイカの平手が打つ。その炸裂音は広間に響く。
「あんたが父さんを殺した連中の親玉だったなんて! 何が秘宝よ! あんたは、あんたは……」
ウイカはナサインを掴みながら膝から崩れ落ちる。涙の雫が床に落ちた。
「ナサイン。あなた本気?」
シミュラの瞳がナサインを捕まえる。ナサインは小さく口を動かす。
「そんなんじゃねえよ」
「渦はその主でなければ閉じることは出来ない。そして、一つでも七つでも同時に閉じることが出来る。ただし、渦を閉じた者は全てを失う。前に教えた通りよ」
「覚えているさ」
「それでもかまわないとあなたは言った。だから、ワタクシは次に会う時は敵同士ねと笑ったのよ。覚えてる?」
「覚えてる」
「どういうこと?」
ウイカは顔を上げてシミュラを見る。
「ラクドの秘宝は渦を閉じる力があるのよ」
「渦を閉じる?」
シミュラの言葉にウイカはすぐにナサインを振り返る。
「そう。ここにいらっしゃるシモンズ王は王国に現れた渦を閉じるために自ら兵を率い、この迷宮の中で戦死したのよ。手にしていた秘宝は魔物たちによって迷宮をさまよったそうよ。そして、数十年後にある冒険者によって回収された。その頃には、渦を閉じる力があることなんて誰も知らなくなっていたわ」
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