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第4章 更なる戦い
第463話 ゲーム会場へようこそ103
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止まらなくなってしまったのなら、このままこの道を突き進むのみー
奈々が殺戮の道を選んだことに、結城司はいたくご満悦といった様子だった。
「君は本大会の中でも成績上位者だ。期待してるよ」
「・・・どうも」
そう応えつつも、司を睨みつけるその視線は峻烈だ。この島にいる以上、自分以外の者は全て敵ーそれは、直接戦うことのない大会運営者であっても同じことである。自分たちをこんな道に引きずり込んだという点で、目の前の人物は紛れもなく敵だった。
「ふふふ・・・さすが成績上位者だね・・・どんな相手にも油断はしないってわけか」
司は軽く頭を振った。その仕草それ自体が、どこか芝居じみた不自然なものに見えるのはなぜなのかー
「今日は、そんな優秀者である君に、面白い提案を持ち掛けに来たんだよ」
「・・・提案?」
この大会中、ひたすら傍観を決め込んでいる運営側が、いったい自分にどんな提案を持ち掛けるというのか。
訝し気な視線を向けてくる奈々に対し、司は微笑を浮かべた。フードを目深にかぶっているため、その口元の動きしか確認することはできない。だが、その微笑が胡乱さを伴ったものであると奈々は薄々感じていた。
「ただセックス殺し合いだけじゃあ、君たちだって面白くないでしょ?そこでだ。この大会の中で、個人が開催できるゲーム環境を提供することにしたんだよ」
「・・・ゲーム環境?」
ますますわけがわからない。今、このアルカディア島で行われているのはそれこそ「デスゲーム」そのものではないのか。そこに、さらにゲームを付け加えるということなのだろうか?
「本大会における成績優秀者には、大会中、他の大会参加者を強制的に招集し、自らが作成したゲームをやらせることができるようにする」
「ゲームを作成?」
司はやはり芝居がかった仕草で肩を竦めた。
「まあ、口で説明するよりも、実際に一度やってみた方が早いだろうね・・・多分、一度やってみれば病みつきになると思うよ」
それから、奈々は司により「ゲームクリエイター」の擬体装備を与えられた。これにより、架空の空間を展開し、そこに他の参加者たちを招集することで、ゲームを開催することができるようになったのだ。
司に言われるがままに、第1回のゲームを開催してみた。そこには、あの優菜や美羽も強制参加させられていた。
そして、これが見事に嵌ったのだったー
奈々が殺戮の道を選んだことに、結城司はいたくご満悦といった様子だった。
「君は本大会の中でも成績上位者だ。期待してるよ」
「・・・どうも」
そう応えつつも、司を睨みつけるその視線は峻烈だ。この島にいる以上、自分以外の者は全て敵ーそれは、直接戦うことのない大会運営者であっても同じことである。自分たちをこんな道に引きずり込んだという点で、目の前の人物は紛れもなく敵だった。
「ふふふ・・・さすが成績上位者だね・・・どんな相手にも油断はしないってわけか」
司は軽く頭を振った。その仕草それ自体が、どこか芝居じみた不自然なものに見えるのはなぜなのかー
「今日は、そんな優秀者である君に、面白い提案を持ち掛けに来たんだよ」
「・・・提案?」
この大会中、ひたすら傍観を決め込んでいる運営側が、いったい自分にどんな提案を持ち掛けるというのか。
訝し気な視線を向けてくる奈々に対し、司は微笑を浮かべた。フードを目深にかぶっているため、その口元の動きしか確認することはできない。だが、その微笑が胡乱さを伴ったものであると奈々は薄々感じていた。
「ただセックス殺し合いだけじゃあ、君たちだって面白くないでしょ?そこでだ。この大会の中で、個人が開催できるゲーム環境を提供することにしたんだよ」
「・・・ゲーム環境?」
ますますわけがわからない。今、このアルカディア島で行われているのはそれこそ「デスゲーム」そのものではないのか。そこに、さらにゲームを付け加えるということなのだろうか?
「本大会における成績優秀者には、大会中、他の大会参加者を強制的に招集し、自らが作成したゲームをやらせることができるようにする」
「ゲームを作成?」
司はやはり芝居がかった仕草で肩を竦めた。
「まあ、口で説明するよりも、実際に一度やってみた方が早いだろうね・・・多分、一度やってみれば病みつきになると思うよ」
それから、奈々は司により「ゲームクリエイター」の擬体装備を与えられた。これにより、架空の空間を展開し、そこに他の参加者たちを招集することで、ゲームを開催することができるようになったのだ。
司に言われるがままに、第1回のゲームを開催してみた。そこには、あの優菜や美羽も強制参加させられていた。
そして、これが見事に嵌ったのだったー
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