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第4章 更なる戦い
第449話 ゲーム会場へようこそ89
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水浴びをできる場所を求めて森の中をずんずんと進んでいく明子たち一行。
「アラームの反応ですと、周囲に危険はないようです」
「それじゃあこのまま行きますか・・・明子、危険はないとはいっても何が起こるかわからないから、あまり先行しないで」
「わかってるよぉ」
一刻も早く水浴びしたくてたまらない明子は、優菜に対してそう応えながらも、どんどん先へと進んでしまう。
確かに、アラームは周囲の危険を知らせる機能を持つアイテムなのだが、しかし万能というわけでもない。アラーム自体が危険と認識しないような場合もある。例えばー
「って、うわあああっ!?」
突然明子が悲鳴を上げてすっころんだ。よく見ると、彼女の足元の地面に太い木の根っこが浮き出ていた。どうやら、それに足を引っかけて派手に転んでしまったらしい。
「あらあら・・・」
「ほらあ、言わんこっちゃない」
美羽は苦笑し、優菜は呆れ顔で、倒れている明子に手を貸してやる。
「いてて・・・ごめん、調子に乗りすぎてたよ」
優菜に手を貸されて何とか起き上がると、明子はバツが悪そうな表情で舌を出した。
「アラームが危険と判断しているものは、あくまでも魔物やトラップの類ですからねぇ。こういった場合はさすがに対象にはなっていないのでしょう」
「今のは明子が不注意過ぎただけよ・・・浮かれたくなる気持ちもわかるけど、少しは落ち着かないと」
「・・・ごめんごめん」
そんな軽いハプニングはあったものの、一行は何とか目的の小川までたどり着くことができた。
「やったあ、ようやく水が飲める!!思いっきり水浴びしたい!!」
小川とは言っても、それなりに深さもある。少女たちが水浴びするには十分すぎるほどの水量もあるし、明子が喜ぶのも無理はなかった。
「やれやれ・・・」
腰に両手をあてがい、苦笑しながら明子を見守る優菜だったが、その時、突然アラームに反応があった!
「えっ!?」
「な、なに?何が・・・?」
アラームの警戒音が辺りに響き渡っている。
「魔物の襲来?それとも、何らかのトラップ?」
せっかく水浴びを堪能できると喜んでいた明子が今度は驚愕の表情を浮かべて辺りをきょろきょろし始める。
「・・・魔物・・・ではなさそうですね」
美羽が、周囲を警戒しながら言う。優菜もそれに頷いた。
なら、トラップにでも触れてしまったのかー
3人が辺りを警戒し始めたその時、
「ひっ!?」
明子の喉元に、きらりと光る何かが押し当てられ、明子は引きつったような声で小さな悲鳴を上げた。
「・・・!?」
「あなたは・・・!?」
優菜と美羽が明子の方へと目を向ける。その視線の先にいたのはー
「お主たち、ここで何をしている!?」
明子の喉元に短刀を突きつけて拘束している少女の姿だったー
「アラームの反応ですと、周囲に危険はないようです」
「それじゃあこのまま行きますか・・・明子、危険はないとはいっても何が起こるかわからないから、あまり先行しないで」
「わかってるよぉ」
一刻も早く水浴びしたくてたまらない明子は、優菜に対してそう応えながらも、どんどん先へと進んでしまう。
確かに、アラームは周囲の危険を知らせる機能を持つアイテムなのだが、しかし万能というわけでもない。アラーム自体が危険と認識しないような場合もある。例えばー
「って、うわあああっ!?」
突然明子が悲鳴を上げてすっころんだ。よく見ると、彼女の足元の地面に太い木の根っこが浮き出ていた。どうやら、それに足を引っかけて派手に転んでしまったらしい。
「あらあら・・・」
「ほらあ、言わんこっちゃない」
美羽は苦笑し、優菜は呆れ顔で、倒れている明子に手を貸してやる。
「いてて・・・ごめん、調子に乗りすぎてたよ」
優菜に手を貸されて何とか起き上がると、明子はバツが悪そうな表情で舌を出した。
「アラームが危険と判断しているものは、あくまでも魔物やトラップの類ですからねぇ。こういった場合はさすがに対象にはなっていないのでしょう」
「今のは明子が不注意過ぎただけよ・・・浮かれたくなる気持ちもわかるけど、少しは落ち着かないと」
「・・・ごめんごめん」
そんな軽いハプニングはあったものの、一行は何とか目的の小川までたどり着くことができた。
「やったあ、ようやく水が飲める!!思いっきり水浴びしたい!!」
小川とは言っても、それなりに深さもある。少女たちが水浴びするには十分すぎるほどの水量もあるし、明子が喜ぶのも無理はなかった。
「やれやれ・・・」
腰に両手をあてがい、苦笑しながら明子を見守る優菜だったが、その時、突然アラームに反応があった!
「えっ!?」
「な、なに?何が・・・?」
アラームの警戒音が辺りに響き渡っている。
「魔物の襲来?それとも、何らかのトラップ?」
せっかく水浴びを堪能できると喜んでいた明子が今度は驚愕の表情を浮かべて辺りをきょろきょろし始める。
「・・・魔物・・・ではなさそうですね」
美羽が、周囲を警戒しながら言う。優菜もそれに頷いた。
なら、トラップにでも触れてしまったのかー
3人が辺りを警戒し始めたその時、
「ひっ!?」
明子の喉元に、きらりと光る何かが押し当てられ、明子は引きつったような声で小さな悲鳴を上げた。
「・・・!?」
「あなたは・・・!?」
優菜と美羽が明子の方へと目を向ける。その視線の先にいたのはー
「お主たち、ここで何をしている!?」
明子の喉元に短刀を突きつけて拘束している少女の姿だったー
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