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第4章 更なる戦い
第446話 ゲーム会場へようこそ86
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「それにしても・・・ようやく森の外に出られるかと思ったのに、まさかその直前であんなのに邪魔されるなんて」
明子、優菜、美羽の3人は、ヴェリエルが放った砲撃で消し飛ばされてしまった森の抉れた道を歩いて、そのまま森の外へ逃れるつもりだった。
だが、そう簡単には事は進まなかった。先ほどの恐竜型の魔物が突如として3人に襲い掛かってきたのだった。
まるで、白亜紀の恐竜時代にでもタイムスリップしたような感覚だった。まさか、現実で恐竜に追い掛け回されるなんて!
しかも、こいつは恐竜の姿をした魔物である。口から火を吹くわ巨大な尻尾を振り回すわで、逃げ回っている明子たちはとてもではないが生きた心地がしなかった。
だが、それでも3人で力を合わせ、逃げつつも隙を見て反撃を試み、徐々に弱体化させて先ほどようやくとどめを刺すことができたのであった。
「でも、これで、森の外まで行く道を見失っちゃったわね」
優菜が額の汗を拭いながら、先ほどまで魔物の死骸があった場所へと目を向ける。
逃げるのに精いっぱいで、とてもではないがその道筋を維持することができなかったのだ。
「・・・この森ってさあ、まだまだあんなのがうろついているのかな・・・?」
明子の呟きに、優菜、美羽共にげんなりとした表情となる。
可能性としては「まだまだうろついている方が高い」だろう。あんなのと何回もやり合っていたのでは、命がいくつあったとしても足りないーマジで。
「この森の中に、様々なトラップやアイテムが置いてあるのも、あのような魔物と戦うことが前提となっているからかもしれませんね」
美羽の言うことに二人は肯いた。
途中、光る床のトラップのほかに、なぜか空中に配置されていた謎のブロックに触れたことで、中に収納されていたアイテムが飛び出したのだ。その中に収納されていたアイテムは、攻撃用から補助用、さらには参加者の体力回復用と、用途は様々であった。
好意的に捉えるなら、参加者たちにこれらのアイテムを「有効活用してほしい」というメイドさんからの無言のメッセージとも受け取れるが、悪意を持って捉えるなら「これをやるからあとは自分たちで何とかして見せろ」という挑戦状とも解釈できる。
ただ一つ言えることはーどちらにせよ「余計なお世話だ」ということだった。
明子、優菜、美羽の3人は、ヴェリエルが放った砲撃で消し飛ばされてしまった森の抉れた道を歩いて、そのまま森の外へ逃れるつもりだった。
だが、そう簡単には事は進まなかった。先ほどの恐竜型の魔物が突如として3人に襲い掛かってきたのだった。
まるで、白亜紀の恐竜時代にでもタイムスリップしたような感覚だった。まさか、現実で恐竜に追い掛け回されるなんて!
しかも、こいつは恐竜の姿をした魔物である。口から火を吹くわ巨大な尻尾を振り回すわで、逃げ回っている明子たちはとてもではないが生きた心地がしなかった。
だが、それでも3人で力を合わせ、逃げつつも隙を見て反撃を試み、徐々に弱体化させて先ほどようやくとどめを刺すことができたのであった。
「でも、これで、森の外まで行く道を見失っちゃったわね」
優菜が額の汗を拭いながら、先ほどまで魔物の死骸があった場所へと目を向ける。
逃げるのに精いっぱいで、とてもではないがその道筋を維持することができなかったのだ。
「・・・この森ってさあ、まだまだあんなのがうろついているのかな・・・?」
明子の呟きに、優菜、美羽共にげんなりとした表情となる。
可能性としては「まだまだうろついている方が高い」だろう。あんなのと何回もやり合っていたのでは、命がいくつあったとしても足りないーマジで。
「この森の中に、様々なトラップやアイテムが置いてあるのも、あのような魔物と戦うことが前提となっているからかもしれませんね」
美羽の言うことに二人は肯いた。
途中、光る床のトラップのほかに、なぜか空中に配置されていた謎のブロックに触れたことで、中に収納されていたアイテムが飛び出したのだ。その中に収納されていたアイテムは、攻撃用から補助用、さらには参加者の体力回復用と、用途は様々であった。
好意的に捉えるなら、参加者たちにこれらのアイテムを「有効活用してほしい」というメイドさんからの無言のメッセージとも受け取れるが、悪意を持って捉えるなら「これをやるからあとは自分たちで何とかして見せろ」という挑戦状とも解釈できる。
ただ一つ言えることはーどちらにせよ「余計なお世話だ」ということだった。
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