403 / 499
第4章 更なる戦い
第402話 ゲーム会場へようこそ42
しおりを挟む
高温多湿、さらには薄暗がりの森の中を、あてどなく歩き続ける明子たち一行。さすがに、熱中症間際の3人は、今や口数も減っており、ただただ森の中を彷徨い歩いているだけの状態に陥っていた。もはや喋るだけの気力もないのが正直なところだ。
ー・・・このままいけば、マジで熱中症になるかもー
日本にいた頃は陸上部で体を鍛えて、体力にはそれなりに自信のあった明子であったが、そんな彼女でさえ音を上げてしまうくらいの不快指数の高い環境だった。
ーせめて、水くらいどこかで飲みたいー
もはや喉もカラカラである。体中の水分がほとんど汗として流れ出ていく感じだ。当然、水分だけでなく塩分の消費も著しいことだろう。
清涼飲料水があればーなどと、ぼうっとした頭で考えていると、ふと前方に、森の中には似つかわしくない光るタイルのようなものが地面に埋まっているのが見えた。
「・・・何だ、これ?」
光るタイルのようなものは、森の奥まで列をなして続いているようにも見えた。そのタイルの上には、何やら絵文字のようなものが描かれている。
「これは・・・もしかしたらトラップかしら?」
腕組みをしながら、優菜が光る床を見下ろした。優菜が腕組みをすると、その豊かな双丘が腕にもたれかかるようにも見える。
ー優菜って、結構大きいんだー
改めて、優菜の胸の大きさを実感させられた明子だった。その発育の良さに、羨望の眼差しを向けてしまう。
「ん・・・どうしたの?」
そんな彼女の視線に気が付いたのか、頭の上にクエスチョンを浮かべながら、優菜が明子に問いかけてきた。
「・・・ああ、いや、何でもないよ」
「・・・?」
ーあまり、不躾に見ちゃあまずいよな・・・反省反省ー
明子のスタイルは、胸よりも腰の方が魅力的だった。元より走ることが好きな彼女の事である。下半身の方の代謝がいいためなのだろうかー尻の大きさと形は大変良い。ただ、その分上が小振りになっているため、明子にとっては少しばかりコンプレックスとなっていたりする。
ー穂乃果も大きかったよな・・・ー
明子の想い人である穂乃果もまた、そのおっとりとした性格とは裏腹にダイナマイトボディの持ち主でもあった。
優菜は、穂乃果ほどの大きさはないものの、それでも誤差くらいの差だろう。
ーあたしには一生勝てそうにないなあー
はあ・・・と盛大にため息をつく明子を不思議そうな目で見やる優菜だったが、とりあえず疑問は置いておいて、再び光るタイル群の方に目を向けた。
見た限り、森のかなり奥の方まで続いているようだ。
明らかにトラップだろうと思うが、一方で、何かの道しるべのようにも思われた。
「この光る床の後を追っていけば、この森から出られるとか?」
光るタイルの列は、森の奥の闇に吸い込まれるように続いている。その先に森の出口があるというのもあり得ない話ではなさそうだ。
「どうでしょうね・・・とりあえず、トラップには違いないと思いますので、踏まないようにしてこの列がどこまで続いているか、探索してみましょうか」
美羽の提案を明子と優菜は受け入れた。このままやみくもに森を歩き回っても、状況が改善する見込みは薄いだろうからだ。
ー・・・このままいけば、マジで熱中症になるかもー
日本にいた頃は陸上部で体を鍛えて、体力にはそれなりに自信のあった明子であったが、そんな彼女でさえ音を上げてしまうくらいの不快指数の高い環境だった。
ーせめて、水くらいどこかで飲みたいー
もはや喉もカラカラである。体中の水分がほとんど汗として流れ出ていく感じだ。当然、水分だけでなく塩分の消費も著しいことだろう。
清涼飲料水があればーなどと、ぼうっとした頭で考えていると、ふと前方に、森の中には似つかわしくない光るタイルのようなものが地面に埋まっているのが見えた。
「・・・何だ、これ?」
光るタイルのようなものは、森の奥まで列をなして続いているようにも見えた。そのタイルの上には、何やら絵文字のようなものが描かれている。
「これは・・・もしかしたらトラップかしら?」
腕組みをしながら、優菜が光る床を見下ろした。優菜が腕組みをすると、その豊かな双丘が腕にもたれかかるようにも見える。
ー優菜って、結構大きいんだー
改めて、優菜の胸の大きさを実感させられた明子だった。その発育の良さに、羨望の眼差しを向けてしまう。
「ん・・・どうしたの?」
そんな彼女の視線に気が付いたのか、頭の上にクエスチョンを浮かべながら、優菜が明子に問いかけてきた。
「・・・ああ、いや、何でもないよ」
「・・・?」
ーあまり、不躾に見ちゃあまずいよな・・・反省反省ー
明子のスタイルは、胸よりも腰の方が魅力的だった。元より走ることが好きな彼女の事である。下半身の方の代謝がいいためなのだろうかー尻の大きさと形は大変良い。ただ、その分上が小振りになっているため、明子にとっては少しばかりコンプレックスとなっていたりする。
ー穂乃果も大きかったよな・・・ー
明子の想い人である穂乃果もまた、そのおっとりとした性格とは裏腹にダイナマイトボディの持ち主でもあった。
優菜は、穂乃果ほどの大きさはないものの、それでも誤差くらいの差だろう。
ーあたしには一生勝てそうにないなあー
はあ・・・と盛大にため息をつく明子を不思議そうな目で見やる優菜だったが、とりあえず疑問は置いておいて、再び光るタイル群の方に目を向けた。
見た限り、森のかなり奥の方まで続いているようだ。
明らかにトラップだろうと思うが、一方で、何かの道しるべのようにも思われた。
「この光る床の後を追っていけば、この森から出られるとか?」
光るタイルの列は、森の奥の闇に吸い込まれるように続いている。その先に森の出口があるというのもあり得ない話ではなさそうだ。
「どうでしょうね・・・とりあえず、トラップには違いないと思いますので、踏まないようにしてこの列がどこまで続いているか、探索してみましょうか」
美羽の提案を明子と優菜は受け入れた。このままやみくもに森を歩き回っても、状況が改善する見込みは薄いだろうからだ。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる