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第4章 更なる戦い
第396話 ゲーム会場へようこそ36
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「さっさとやっちまえよ!!」
児玉をはじめ、他の3人がヤジを飛ばしてくる。敵はほぼ瀕死ーもう何もできないと高を括っているのだろう。先ほどまでとは違い、俄然勢いが強くなった3人であった。
「ああもうっ!!」
対して、御堂は、この魔物がまだ何らかの奥の手を隠しているのではないかと思い、一気に攻めることができないでいる。瀕死とは言え、まだ動けるし、相手も闘争心を失っていないからだ。
と、その時ー
「ぐがあああっ!!」
その美しい顔に似合わぬおぞましい声で突如咆哮する魔物。これには、さすがに後ろの3人も驚いたようだ。再び立ちすくんでしまっている。
「くっ・・・」
魔物が、再び御堂めがけて突進してくる。ただし、先ほどまでのスピードはない。やはり、先ほどのダメージが響いているのもあるだろうが、何より魔物自身が、さっきと同じように突っ込んでいって罠にはまりたくないと思っているのだろう。いつでもすぐに止まれるくらいの速度で御堂に襲い掛かろうとする。
ー来るかっ!!ー
御堂が両手剣を魔物に向けて構えるーが、その時、
「・・・!?」
魔物が突如動きを止めると、今度は尻尾を伸ばしてきた。ただの尻尾ではない。先端は、蛇の頭部をしている。まるで個別の生き物のように蠢いていた。
「うあっ!!」
尻尾が咬み付いてくる。かなりリーチが長いらしく、十分な距離を取っていたはずなのに、何度も御堂に接触しようとしてきた。
御堂は、はっきり言って爬虫類や両生類の類は大嫌いである。当然ながら、蛇は大の苦手だ。
「この、この・・・!!」
御堂は両手剣を力の限り振り回して、何とか尻尾が自分に届くのを防いでいる。蛇の先端が割れた舌からは、紫色の唾液が滴り落ちていた。その唾液が地面に落ちるたびに、堆積した落ち葉をじゅっと焦がしていく。
強力な毒素を含んでいるのは間違いないだろう。
ーあんなのに咬み付かれたら、一巻の終わりだわー
魔物は、巧みに尻尾を操りながら、徐々に御堂との間合いを詰めている。隙あらば御堂に一撃を加えるつもりのようだ。
児玉をはじめ、他の3人がヤジを飛ばしてくる。敵はほぼ瀕死ーもう何もできないと高を括っているのだろう。先ほどまでとは違い、俄然勢いが強くなった3人であった。
「ああもうっ!!」
対して、御堂は、この魔物がまだ何らかの奥の手を隠しているのではないかと思い、一気に攻めることができないでいる。瀕死とは言え、まだ動けるし、相手も闘争心を失っていないからだ。
と、その時ー
「ぐがあああっ!!」
その美しい顔に似合わぬおぞましい声で突如咆哮する魔物。これには、さすがに後ろの3人も驚いたようだ。再び立ちすくんでしまっている。
「くっ・・・」
魔物が、再び御堂めがけて突進してくる。ただし、先ほどまでのスピードはない。やはり、先ほどのダメージが響いているのもあるだろうが、何より魔物自身が、さっきと同じように突っ込んでいって罠にはまりたくないと思っているのだろう。いつでもすぐに止まれるくらいの速度で御堂に襲い掛かろうとする。
ー来るかっ!!ー
御堂が両手剣を魔物に向けて構えるーが、その時、
「・・・!?」
魔物が突如動きを止めると、今度は尻尾を伸ばしてきた。ただの尻尾ではない。先端は、蛇の頭部をしている。まるで個別の生き物のように蠢いていた。
「うあっ!!」
尻尾が咬み付いてくる。かなりリーチが長いらしく、十分な距離を取っていたはずなのに、何度も御堂に接触しようとしてきた。
御堂は、はっきり言って爬虫類や両生類の類は大嫌いである。当然ながら、蛇は大の苦手だ。
「この、この・・・!!」
御堂は両手剣を力の限り振り回して、何とか尻尾が自分に届くのを防いでいる。蛇の先端が割れた舌からは、紫色の唾液が滴り落ちていた。その唾液が地面に落ちるたびに、堆積した落ち葉をじゅっと焦がしていく。
強力な毒素を含んでいるのは間違いないだろう。
ーあんなのに咬み付かれたら、一巻の終わりだわー
魔物は、巧みに尻尾を操りながら、徐々に御堂との間合いを詰めている。隙あらば御堂に一撃を加えるつもりのようだ。
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