299 / 499
第4章 更なる戦い
第298話 彩木穂乃果29
しおりを挟む
「あ・・・ぐうぅぅっ!?」
その場にへたり込んでいた穂乃果の左太ももに、眼鏡の少女の擬体化剣が突き刺さる。
例によって、痛みは全くないのだが、自らの太ももを貫かれたという衝撃自体は穂乃果の全身に伝わっていた。苦痛ではないものの、その不快感は穂乃果の目を覚ますのに十分効果があったようだ。
「彩木穂乃果、擬体破損率4%」
ジャッジの無機質な音声が、穂乃果の状態を告げる。ダメージとしてはさほどでもないが、自らの体を傷つけられたことを知らされた穂乃果の顔に、一瞬だが焦燥が見えた。
「今は、まだ戦いの最中よ・・・そろそろトリップから目覚めなさい。そうしたら、次のご褒美もちゃあんと上げるから」
ご褒美の部分を強調しながら、穂乃果の太ももに突き立てた擬体化剣をぐりぐりといじくりまわす。今度は、喘ぎ声ではなく苦悶の声が穂乃果の喉から迸った。
「・・・うう」
左太ももから擬体化剣を引き抜かれて、ようやく穂乃果もおもむろに立ち上がる。さすがに、今は瞳の焦点ははっきりとしているようだった。
「ずいぶんと夢を見ていたようだったじゃない?おかげで、私までつられてオナニーしちゃったわ・・・」
先ほどまで、自らの割れ目に入れられていた左手の指には、愛液がべったりと付着していた。穂乃果を犯しつつも、自らもつられてオナニーしていたという眼鏡の少女に、あからさまに不快な表情を浮かべる穂乃果だった。
「あなたって人は・・・」
戦い開始直後の怒りが、ふつふつと蘇ってくる。穂乃果は、自らの擬体化剣を正眼に構え直すと、再び眼鏡の少女に対峙した。
「ふふ・・・」
そんな穂乃果の様子に目を眇めながら、
「あなただってそんなに濡れちゃっているじゃない・・・しかも、お尻にう〇ちをつけたままで」
「それは言わないで!!」
恥ずかしいやら悔しいやらで、穂乃果の顔色は真っ赤になっている。声も悲鳴に近い怒声だった。
「しょうがないわね・・・またお相手をしてあげるわ。さっきも言った通り、私を満足させることができたら、またご褒美をあげるわよ」
「・・・っ!!うわあああっ!!」
穂乃果が眼鏡の少女めがけて斬りかかってくるーが、所詮は素人の動きだ。眼鏡の少女は、少しだけ体の位置を横にずらすと、穂乃果の渾身の一撃を難なく回避して見せた。
「気合だけは十分のようね。でも、気合だけでは私には勝てないわよ」
その気になれば、今の一撃に対してカウンターを食らわせて大ダメージを与えることさえできたのだが、それでは面白くない。少しずつ嬲り、犯し、穂乃果の身も心も無残なまでに打ち砕いていくつもりだった。
ー楽しいわね、今までの戦いで一番ー
もともと、Sっ気のある眼鏡の少女だったが、穂乃果相手にはさらにそそられるものを感じていた。
ーさあ、もっともっと、私を愉しませてー
眼鏡の少女の口の端が、残酷に歪められていたー
その場にへたり込んでいた穂乃果の左太ももに、眼鏡の少女の擬体化剣が突き刺さる。
例によって、痛みは全くないのだが、自らの太ももを貫かれたという衝撃自体は穂乃果の全身に伝わっていた。苦痛ではないものの、その不快感は穂乃果の目を覚ますのに十分効果があったようだ。
「彩木穂乃果、擬体破損率4%」
ジャッジの無機質な音声が、穂乃果の状態を告げる。ダメージとしてはさほどでもないが、自らの体を傷つけられたことを知らされた穂乃果の顔に、一瞬だが焦燥が見えた。
「今は、まだ戦いの最中よ・・・そろそろトリップから目覚めなさい。そうしたら、次のご褒美もちゃあんと上げるから」
ご褒美の部分を強調しながら、穂乃果の太ももに突き立てた擬体化剣をぐりぐりといじくりまわす。今度は、喘ぎ声ではなく苦悶の声が穂乃果の喉から迸った。
「・・・うう」
左太ももから擬体化剣を引き抜かれて、ようやく穂乃果もおもむろに立ち上がる。さすがに、今は瞳の焦点ははっきりとしているようだった。
「ずいぶんと夢を見ていたようだったじゃない?おかげで、私までつられてオナニーしちゃったわ・・・」
先ほどまで、自らの割れ目に入れられていた左手の指には、愛液がべったりと付着していた。穂乃果を犯しつつも、自らもつられてオナニーしていたという眼鏡の少女に、あからさまに不快な表情を浮かべる穂乃果だった。
「あなたって人は・・・」
戦い開始直後の怒りが、ふつふつと蘇ってくる。穂乃果は、自らの擬体化剣を正眼に構え直すと、再び眼鏡の少女に対峙した。
「ふふ・・・」
そんな穂乃果の様子に目を眇めながら、
「あなただってそんなに濡れちゃっているじゃない・・・しかも、お尻にう〇ちをつけたままで」
「それは言わないで!!」
恥ずかしいやら悔しいやらで、穂乃果の顔色は真っ赤になっている。声も悲鳴に近い怒声だった。
「しょうがないわね・・・またお相手をしてあげるわ。さっきも言った通り、私を満足させることができたら、またご褒美をあげるわよ」
「・・・っ!!うわあああっ!!」
穂乃果が眼鏡の少女めがけて斬りかかってくるーが、所詮は素人の動きだ。眼鏡の少女は、少しだけ体の位置を横にずらすと、穂乃果の渾身の一撃を難なく回避して見せた。
「気合だけは十分のようね。でも、気合だけでは私には勝てないわよ」
その気になれば、今の一撃に対してカウンターを食らわせて大ダメージを与えることさえできたのだが、それでは面白くない。少しずつ嬲り、犯し、穂乃果の身も心も無残なまでに打ち砕いていくつもりだった。
ー楽しいわね、今までの戦いで一番ー
もともと、Sっ気のある眼鏡の少女だったが、穂乃果相手にはさらにそそられるものを感じていた。
ーさあ、もっともっと、私を愉しませてー
眼鏡の少女の口の端が、残酷に歪められていたー
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる