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第4章 更なる戦い
第294話 彩木穂乃果25
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穂乃果と眼鏡の少女ーついに、2人の戦いの火蓋が切って落とされた。
「はあああっ!!」
先攻を仕掛けたのは穂乃果の方だった。彼女にとっては初陣である。ゆえに、戦い方も分からないーが、いまは自らが生み出した武器の力を信じて真っ向から挑むまでだ。
「・・・ふっ!!」
穂乃果の剣を余裕の表情で自らの剣で受け止める眼鏡の少女。だが、その表情にほんの一瞬のことではあったが、驚愕の色が浮かんだ。
「へえ・・・」
一瞬、驚愕の表情を浮かべたものの、すぐにいつもの皮肉気な笑みに切り替わり、口の端を歪める眼鏡の少女。
「あなた・・・意外にも力はあるのね・・・」
「あなたを倒すためなら・・・いくらでも力を出して見せるわ」
自分を嬲られた屈辱、耐えがたい恥辱ーそれらのすべてをぶつけるかの如く、自らの剣をぐいぐいと押し込んでいく穂乃果。その青白い刀身からまるで霊気が放たれているかのようにも見えた。
ーあなたに勝つ。そして、私は明子と再会するんだー
ここで勝たなければ、小川明子と再会することさえできない。こんな場所で、こんな恰好のままで、ここまで侮辱されてー負けられるわけないじゃない!!
穂乃果の強い意志に反応するかのように、その刀身の輝きはますます強さを帯びていく。
ー・・・ちっー
眼鏡の少女が軽く舌打ちする。予想外の力だった。
尤も、穂乃果は戦い方においては全くのド素人だった。ただ感情に任せて相手に切りかかる穂乃果など、敵ではない。
だがー
ーこうも力が強いと、やりにくいわねー
倒すだけなら、すぐに終わる。今の一撃で、大体穂乃果の動きが読めたからだ。おそらく、戦いの最中の駆け引きとか、そういうものは穂乃果の頭の中には全くないだろう。猪突猛進だが、それゆえいなすのは簡単だ。
おそらく穂乃果はすぐにでも、この街中で首のない全裸の死体を晒すことになるだろう。
しかし、それでは遊ぶことができない。一瞬で終わらせてしまっては面白くはない。
「あなた・・・確かに力は強いわ・・・でも、戦いというのは、ただ相手に向かっていけばいいというものではなくてよっ!!」
「・・・っんあ!?」
鍔迫り合いはそのままに、眼鏡の少女も少し本気を出して穂乃果の剣を押し返していく。今度は、穂乃果がじわりじわりと後退していく番だった。
わずかながらに剣の角度をずらすことで、穂乃果の力を削ぎ、そのまま押し返した形だった。
「そらっ!!」
その勢いのまま、穂乃果の剣を跳ね上げるかのように、眼鏡の少女は剣を振り上げる。
「あぐぅっ・・・!!」
穂乃果が後方に飛ばされ、そのまま路面に尻もちをついた。穂乃果の豊満なバストが尻もちをついた時の衝撃で激しく揺れる。
「いいわねぇ、その乳揺れ。あなたって、本当にいたぶりがいがあるわ」
倒れこむときにも煽情的な恰好の穂乃果を満足げに見下ろす眼鏡の少女。従容とした足取りで、倒れこんだ穂乃果に近づき、その右の乳房に剣の切っ先を押し当てるー擬体が破損しない程度に軽く接触させてみると、彼女の豊満な乳房の弾力性はよく伝わってきた。
「残念だわ・・・あの時電車の中で、おっぱいの方も揉んでおくんだった」
うにうに・・・と、穂乃果の右乳房を剣の切っ先でつつきながら独り言ちる眼鏡の少女ーまだ、戦いは始まったばかりである。
「はあああっ!!」
先攻を仕掛けたのは穂乃果の方だった。彼女にとっては初陣である。ゆえに、戦い方も分からないーが、いまは自らが生み出した武器の力を信じて真っ向から挑むまでだ。
「・・・ふっ!!」
穂乃果の剣を余裕の表情で自らの剣で受け止める眼鏡の少女。だが、その表情にほんの一瞬のことではあったが、驚愕の色が浮かんだ。
「へえ・・・」
一瞬、驚愕の表情を浮かべたものの、すぐにいつもの皮肉気な笑みに切り替わり、口の端を歪める眼鏡の少女。
「あなた・・・意外にも力はあるのね・・・」
「あなたを倒すためなら・・・いくらでも力を出して見せるわ」
自分を嬲られた屈辱、耐えがたい恥辱ーそれらのすべてをぶつけるかの如く、自らの剣をぐいぐいと押し込んでいく穂乃果。その青白い刀身からまるで霊気が放たれているかのようにも見えた。
ーあなたに勝つ。そして、私は明子と再会するんだー
ここで勝たなければ、小川明子と再会することさえできない。こんな場所で、こんな恰好のままで、ここまで侮辱されてー負けられるわけないじゃない!!
穂乃果の強い意志に反応するかのように、その刀身の輝きはますます強さを帯びていく。
ー・・・ちっー
眼鏡の少女が軽く舌打ちする。予想外の力だった。
尤も、穂乃果は戦い方においては全くのド素人だった。ただ感情に任せて相手に切りかかる穂乃果など、敵ではない。
だがー
ーこうも力が強いと、やりにくいわねー
倒すだけなら、すぐに終わる。今の一撃で、大体穂乃果の動きが読めたからだ。おそらく、戦いの最中の駆け引きとか、そういうものは穂乃果の頭の中には全くないだろう。猪突猛進だが、それゆえいなすのは簡単だ。
おそらく穂乃果はすぐにでも、この街中で首のない全裸の死体を晒すことになるだろう。
しかし、それでは遊ぶことができない。一瞬で終わらせてしまっては面白くはない。
「あなた・・・確かに力は強いわ・・・でも、戦いというのは、ただ相手に向かっていけばいいというものではなくてよっ!!」
「・・・っんあ!?」
鍔迫り合いはそのままに、眼鏡の少女も少し本気を出して穂乃果の剣を押し返していく。今度は、穂乃果がじわりじわりと後退していく番だった。
わずかながらに剣の角度をずらすことで、穂乃果の力を削ぎ、そのまま押し返した形だった。
「そらっ!!」
その勢いのまま、穂乃果の剣を跳ね上げるかのように、眼鏡の少女は剣を振り上げる。
「あぐぅっ・・・!!」
穂乃果が後方に飛ばされ、そのまま路面に尻もちをついた。穂乃果の豊満なバストが尻もちをついた時の衝撃で激しく揺れる。
「いいわねぇ、その乳揺れ。あなたって、本当にいたぶりがいがあるわ」
倒れこむときにも煽情的な恰好の穂乃果を満足げに見下ろす眼鏡の少女。従容とした足取りで、倒れこんだ穂乃果に近づき、その右の乳房に剣の切っ先を押し当てるー擬体が破損しない程度に軽く接触させてみると、彼女の豊満な乳房の弾力性はよく伝わってきた。
「残念だわ・・・あの時電車の中で、おっぱいの方も揉んでおくんだった」
うにうに・・・と、穂乃果の右乳房を剣の切っ先でつつきながら独り言ちる眼鏡の少女ーまだ、戦いは始まったばかりである。
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