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第4章 更なる戦い
第293話 彩木穂乃果24
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アエローたち看守3人組が覗いているとは露ほどにも知らずー
彩木穂乃果と眼鏡の少女の戦いが始まろうとしていた。
「それでは、戦闘を開始いたします」
ジャッジがいずこより現れ出でて、無機質な音声で戦闘の開始を宣言する。
「彩木穂乃果対ー」
穂乃果はその時、初めて自分の対戦相手となる眼鏡の少女の名前を知った。そしてそれは、眼鏡の少女にとっても同じことであった。
「あなたのお名前は彩木穂乃果さんっていうのね・・・そのお姿同様、大変可愛らしいお名前だわ」
眼鏡の少女が相変わらずの悠然とした笑みを浮かべながら、剣を構える穂乃果を見据えた。
穂乃果の表情こそ怒りに満ちているものの、腰が引けており、構えも全然なっていない。見るからに素人だった。おそらく、本気で戦えば一瞬で倒せる相手だろう。
だが、それは面白くはない。
相手は全裸ーしかもマゾっ気があるド素人だ。嬲るなら、徹底的に嬲ってやりたい。
「彩木穂乃果さん・・・わかっているとは思うけど、私に勝てば、あなたはこの恥辱から解放されるわ・・・幸い、この駅のショッピングモールには衣料品店も入っているし、私に勝った後なら、お好きな服を選び放題よ。このアルカディア島ではお金もかからないし」
眼鏡の少女の言葉に、穂乃果が怒りの表情のままに頬をさらに紅潮させる。
今の自分は街中で裸で戦っているーそのことを否応なく実感させられたからだ。
「さらに言えば、私を倒した後ならお尻を拭きに行ってもいいわよ・・・なんたって、あんなに極太なう〇ちをした後ですものね。しっかりと拭かなきゃ」
「・・・そ、そのことは言わないでったら!!」
羞恥と屈辱と怒りのあまり、穂乃果の声が一際大きくなる。
眼鏡の少女の言葉一つ一つが、穂乃果の心をえぐっていくようだった。
「頑張って、私を倒すことね・・・彩木穂乃果さん。でないと、その恥ずかしい恰好のまま死ぬことになるわよ」
眼鏡の少女の片手剣が強い光を帯びていく。まるで、持ち主の闘志に反応したかのように、一層輝きが増していった。
「あなたなんかに・・・絶対負けないわ!」
対する穂乃果の片手剣も、その青白い刀身をより一層輝かせていた。両者の武器とも、持ち主の闘志に反応するタイプのようだった。
「手加減はしないわ・・・最初から全力でかかってらっしゃいな、彩木穂乃果さん」
穂乃果の剣の輝きを見ても、涼し気な表情のままの眼鏡の少女。
さて、これからどういう風に料理してやろうかー
「それでは、勝負を開始してください」
ジャッジの宣告とともに、両者が動き出す。
果たして、勝つのはどちらなのかー
彩木穂乃果と眼鏡の少女の戦いが始まろうとしていた。
「それでは、戦闘を開始いたします」
ジャッジがいずこより現れ出でて、無機質な音声で戦闘の開始を宣言する。
「彩木穂乃果対ー」
穂乃果はその時、初めて自分の対戦相手となる眼鏡の少女の名前を知った。そしてそれは、眼鏡の少女にとっても同じことであった。
「あなたのお名前は彩木穂乃果さんっていうのね・・・そのお姿同様、大変可愛らしいお名前だわ」
眼鏡の少女が相変わらずの悠然とした笑みを浮かべながら、剣を構える穂乃果を見据えた。
穂乃果の表情こそ怒りに満ちているものの、腰が引けており、構えも全然なっていない。見るからに素人だった。おそらく、本気で戦えば一瞬で倒せる相手だろう。
だが、それは面白くはない。
相手は全裸ーしかもマゾっ気があるド素人だ。嬲るなら、徹底的に嬲ってやりたい。
「彩木穂乃果さん・・・わかっているとは思うけど、私に勝てば、あなたはこの恥辱から解放されるわ・・・幸い、この駅のショッピングモールには衣料品店も入っているし、私に勝った後なら、お好きな服を選び放題よ。このアルカディア島ではお金もかからないし」
眼鏡の少女の言葉に、穂乃果が怒りの表情のままに頬をさらに紅潮させる。
今の自分は街中で裸で戦っているーそのことを否応なく実感させられたからだ。
「さらに言えば、私を倒した後ならお尻を拭きに行ってもいいわよ・・・なんたって、あんなに極太なう〇ちをした後ですものね。しっかりと拭かなきゃ」
「・・・そ、そのことは言わないでったら!!」
羞恥と屈辱と怒りのあまり、穂乃果の声が一際大きくなる。
眼鏡の少女の言葉一つ一つが、穂乃果の心をえぐっていくようだった。
「頑張って、私を倒すことね・・・彩木穂乃果さん。でないと、その恥ずかしい恰好のまま死ぬことになるわよ」
眼鏡の少女の片手剣が強い光を帯びていく。まるで、持ち主の闘志に反応したかのように、一層輝きが増していった。
「あなたなんかに・・・絶対負けないわ!」
対する穂乃果の片手剣も、その青白い刀身をより一層輝かせていた。両者の武器とも、持ち主の闘志に反応するタイプのようだった。
「手加減はしないわ・・・最初から全力でかかってらっしゃいな、彩木穂乃果さん」
穂乃果の剣の輝きを見ても、涼し気な表情のままの眼鏡の少女。
さて、これからどういう風に料理してやろうかー
「それでは、勝負を開始してください」
ジャッジの宣告とともに、両者が動き出す。
果たして、勝つのはどちらなのかー
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