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第4章 更なる戦い
第134話 休息
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いかな屈強な戦士と言えども、休息は必要であるー
「思ってたよりも結構広い旅館だね・・・しかも、私達しかいないなんて」
ここはアルカディア島ー当然ながら、旅館に宿泊するのも無料であるーつまりは、生き続けている限りにおいて、少女たちはこの島で好き勝手に生活することができるのだ。
基本、お金もいらない。どこで生活しようが自由。ただし、定期的に性行為と戦いを行わなければ過酷なペナルティが待っている。それを除けば、まさにここは楽園なのであった。
もちろん、戦いに敗れれば、その末路は晒し首となるのだがー
「たまに、ここに忍び込もうとして、私らに返り討ちにされるやつもいるけどな」
旅館の一室にて、既にくつろぎモードの優香とヒナがまったりとだべっていたりする。
「あなたたち、本当に適応するのが早いですね」
一方の静はと言うと、二人の順応力の高さに呆れ顔だった。ついさっきまで、相打ち寸前の勝負をやっていたいというのに、今ではまるで本物の姉妹のように、優香と二人は接している。
ー狐と子猫・・・ですかー
苦笑しながら二人を見守る静。
この様子なら、しばらくの間は二人ともおとなしくしているだろう。
「お姉さん、さっき言ったこと忘れてないよね?」
ふいにヒナが優香に尋ねてくる。
「・・・む?」
優華が訝し気に眉を顰めると、
「お・っ・ぱ・い」
「ああ」
「あなたたち、まだそんなことを言ってるんですか」
「本格的な戦いがだめでも、おっぱいなら比べられるでしょ?」
ヒナは、静の胸元にも目を向けながら、物欲しそうな顔をしていた。常に半眼状態の彼女ではあったが、どこか尋常ではない迫力を感じてしまう。
優香たちは、3人とも既に浴衣姿だった。ゆえに、はだけそうなほど豊満な胸は、否が応でも強調されて見えてしまうのだ。
静は、ヒナの視線から自らの胸を隠すように腕を交差させながら、
「ヒナちゃん・・・エッチな目で見てはいけませんよ・・・擬体化しちゃいますから」
実際のところは、ただ性行為をしただけでは擬体を纏うことはできない。性行為を行って、完全にイッテしまった時ーつまりは、お互いが絶頂を迎えた時にこそ、擬体が顕現するのだ。
「お静、擬体化なら大丈夫さ・・・私は鼻が利くから、擬体成分の臭いを嗅ぎつけたら「寸止め」できるよ」
ニヤケ面のまま、なんとも卑猥な話題にもっていこうとする優香。
「・・・でも、私お姉さんたちとならイッテもいいかも・・・」
ヒナが優香に抱きつきながら、その胸元に顔をうずめている。
「お姉さんのおっぱいって、とても大きいね」
「君だって、体の割には大きいじゃないか」
「やれやれ」
二人の世界を壊すのも気がひけるので、これ以上は余計に突っ込まいことにする静。
ーまあ、秋月さんに任せておけばヒナちゃんは大丈夫よねー
先ほどはどうなることかと思ったが、今や仲の良い姉妹にしか見えない二人ー自分が立ち入る必要もないだろう。
「思ってたよりも結構広い旅館だね・・・しかも、私達しかいないなんて」
ここはアルカディア島ー当然ながら、旅館に宿泊するのも無料であるーつまりは、生き続けている限りにおいて、少女たちはこの島で好き勝手に生活することができるのだ。
基本、お金もいらない。どこで生活しようが自由。ただし、定期的に性行為と戦いを行わなければ過酷なペナルティが待っている。それを除けば、まさにここは楽園なのであった。
もちろん、戦いに敗れれば、その末路は晒し首となるのだがー
「たまに、ここに忍び込もうとして、私らに返り討ちにされるやつもいるけどな」
旅館の一室にて、既にくつろぎモードの優香とヒナがまったりとだべっていたりする。
「あなたたち、本当に適応するのが早いですね」
一方の静はと言うと、二人の順応力の高さに呆れ顔だった。ついさっきまで、相打ち寸前の勝負をやっていたいというのに、今ではまるで本物の姉妹のように、優香と二人は接している。
ー狐と子猫・・・ですかー
苦笑しながら二人を見守る静。
この様子なら、しばらくの間は二人ともおとなしくしているだろう。
「お姉さん、さっき言ったこと忘れてないよね?」
ふいにヒナが優香に尋ねてくる。
「・・・む?」
優華が訝し気に眉を顰めると、
「お・っ・ぱ・い」
「ああ」
「あなたたち、まだそんなことを言ってるんですか」
「本格的な戦いがだめでも、おっぱいなら比べられるでしょ?」
ヒナは、静の胸元にも目を向けながら、物欲しそうな顔をしていた。常に半眼状態の彼女ではあったが、どこか尋常ではない迫力を感じてしまう。
優香たちは、3人とも既に浴衣姿だった。ゆえに、はだけそうなほど豊満な胸は、否が応でも強調されて見えてしまうのだ。
静は、ヒナの視線から自らの胸を隠すように腕を交差させながら、
「ヒナちゃん・・・エッチな目で見てはいけませんよ・・・擬体化しちゃいますから」
実際のところは、ただ性行為をしただけでは擬体を纏うことはできない。性行為を行って、完全にイッテしまった時ーつまりは、お互いが絶頂を迎えた時にこそ、擬体が顕現するのだ。
「お静、擬体化なら大丈夫さ・・・私は鼻が利くから、擬体成分の臭いを嗅ぎつけたら「寸止め」できるよ」
ニヤケ面のまま、なんとも卑猥な話題にもっていこうとする優香。
「・・・でも、私お姉さんたちとならイッテもいいかも・・・」
ヒナが優香に抱きつきながら、その胸元に顔をうずめている。
「お姉さんのおっぱいって、とても大きいね」
「君だって、体の割には大きいじゃないか」
「やれやれ」
二人の世界を壊すのも気がひけるので、これ以上は余計に突っ込まいことにする静。
ーまあ、秋月さんに任せておけばヒナちゃんは大丈夫よねー
先ほどはどうなることかと思ったが、今や仲の良い姉妹にしか見えない二人ー自分が立ち入る必要もないだろう。
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