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日向荘にて(第31話)
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憤ドラゴラの鋭いツッコミも、どこ吹く風の様子の早苗ー。
「じゃあ、君はご飯抜きだね」
あっさりと、そして淡々と飯抜きを告げる早苗に対し、さすがの憤ドラゴラもそれは勘弁と言わんばかりに、
「うわぁ、飯抜きだけは勘弁してほしいでやんすよ!!」
「だったら、きちんと私の質問に答えることだよ、憤ドラゴラ君。そうでないと、本当に食事抜きになっちゃうよ」
「そ、それは本当に困るでやんす・・・」
そんな二人のやり取りを困ったような笑みを浮かべながら見守ることくらいしかできない杏里。まだまだ尋問は始まったばかりではあるが、これでは先が思いやられるー。
「・・・わかりやした、扇女・・・白状するでやんす」
やけに神妙な面持ちで、あっさりと尋問に屈した憤ドラゴラであった。
「おお、実に協力的だねえ、憤ドラゴラ君」
「もう、何でも話すから助けてほしいでやんすよ」
憤ドラゴラにしても、食事を抜きにされたりこれ以上縄で縛られたりするのはもう勘弁してくれと言うことなのだろう。特に拷問を受けたというわけでもないのだが、やけにあっさりと降伏したような感じである・・・。
いつの間にか、机の上に置かれていたスタンドを憤ドラゴラの方に差し向けつつ、早苗は机の上で両肘をつき、さらには口元を組んだ両手で隠すようにしながら、
「それじゃあ、話をたああっぷりと聞かせてもらおうかな、憤ドラゴラ君」
まるで某アニメに出てくるどこぞの司令官のような格好で、憤ドラゴラの尋問を再開する早苗ーそして、その様子をこれまた苦笑しながら見守る杏里であったー。
「じゃあ、君はご飯抜きだね」
あっさりと、そして淡々と飯抜きを告げる早苗に対し、さすがの憤ドラゴラもそれは勘弁と言わんばかりに、
「うわぁ、飯抜きだけは勘弁してほしいでやんすよ!!」
「だったら、きちんと私の質問に答えることだよ、憤ドラゴラ君。そうでないと、本当に食事抜きになっちゃうよ」
「そ、それは本当に困るでやんす・・・」
そんな二人のやり取りを困ったような笑みを浮かべながら見守ることくらいしかできない杏里。まだまだ尋問は始まったばかりではあるが、これでは先が思いやられるー。
「・・・わかりやした、扇女・・・白状するでやんす」
やけに神妙な面持ちで、あっさりと尋問に屈した憤ドラゴラであった。
「おお、実に協力的だねえ、憤ドラゴラ君」
「もう、何でも話すから助けてほしいでやんすよ」
憤ドラゴラにしても、食事を抜きにされたりこれ以上縄で縛られたりするのはもう勘弁してくれと言うことなのだろう。特に拷問を受けたというわけでもないのだが、やけにあっさりと降伏したような感じである・・・。
いつの間にか、机の上に置かれていたスタンドを憤ドラゴラの方に差し向けつつ、早苗は机の上で両肘をつき、さらには口元を組んだ両手で隠すようにしながら、
「それじゃあ、話をたああっぷりと聞かせてもらおうかな、憤ドラゴラ君」
まるで某アニメに出てくるどこぞの司令官のような格好で、憤ドラゴラの尋問を再開する早苗ーそして、その様子をこれまた苦笑しながら見守る杏里であったー。
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