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ミケとポン(第3話)
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「まったく、ミケさんの奴、面倒なのを招きやがって・・・」
とりあえず、ポン太たちは早苗にお任せして、ミケさんが隠れているであろうカイトの部屋へと向かった。
「おい、ミケさん!!」
部屋にはカイト、杏里、ミケさんがいたーミケさんは、奥でうずくまっていたが。
「お前さん、あいつら借金取りだろ?」
部屋にズカズカと上がり込み、奥でうずくまっていたミケさんの首根っこを摑まえながら、ミケさんに尋問する。
「そニョ通りですニャー」
冷や汗だらだら状態のミケさんが応えた。
「昔、あいつらから少しばかりかニェを借りてしまいましたニャー」
「で、お前さんは今の今までやつらから逃げ回ってきたってわけか・・・」
首根っこを掴まれた状態でコクコクと頷くミケさん。
ー考えてみれば、こいつがまともに仕事なんぞするはずもない。借金を踏み倒してそのままになっていたのだろう。
「まあ、お前さんが働くわけねえしな・・・」
普段のミケさんの生活ぶりをよく見ている晶にとっては、ミケさんがいかに怠け者であるかは多くを語るまでもないことだった。
「ええと、晶・・・もしかして、ミケさんの借金取りが来てるの?」
傍で晶とミケさんのやり取りを見ていたカイトが尋ねてくる。
「じゃあ、あのはらいた~まえっていうのは・・・」
晶は首根っこを掴んだミケさんをグイっとカイトの方に押しつけて、
「言うまでもなく、カネだ」
・・・ひゅうぅぅ・・・。
という虚しい風が、室内にも関わらず吹いたような気がしたー。
ーー
「はらいた~まえって・・・悪魔を祓うのではなくて、お金を払えってことだったんだな」
カイトが呆れ顔で確認した。その隣にいる杏里も、なんとも困ったような笑みを浮かべている。
声の主の正体が、エクソシストではなく、借金取りだったというオチは、さすがに二人とも言葉が出てこなかった。
「で、今そいつらが玄関まで来て、ミケさんにカネ返せと言ってきている」
晶が状況を説明すると、ミケさんがさらに脂汗をかき出した。
「まあ、こいつが自力で金を稼いだことなど一度としてないので、返せと言っても、おそらく・・・というか、絶対に返済できるわけない!」
力強く断言する晶ーそして、事実として、ミケさんには金を返すアテ等全くなかったのだったー。
とりあえず、ポン太たちは早苗にお任せして、ミケさんが隠れているであろうカイトの部屋へと向かった。
「おい、ミケさん!!」
部屋にはカイト、杏里、ミケさんがいたーミケさんは、奥でうずくまっていたが。
「お前さん、あいつら借金取りだろ?」
部屋にズカズカと上がり込み、奥でうずくまっていたミケさんの首根っこを摑まえながら、ミケさんに尋問する。
「そニョ通りですニャー」
冷や汗だらだら状態のミケさんが応えた。
「昔、あいつらから少しばかりかニェを借りてしまいましたニャー」
「で、お前さんは今の今までやつらから逃げ回ってきたってわけか・・・」
首根っこを掴まれた状態でコクコクと頷くミケさん。
ー考えてみれば、こいつがまともに仕事なんぞするはずもない。借金を踏み倒してそのままになっていたのだろう。
「まあ、お前さんが働くわけねえしな・・・」
普段のミケさんの生活ぶりをよく見ている晶にとっては、ミケさんがいかに怠け者であるかは多くを語るまでもないことだった。
「ええと、晶・・・もしかして、ミケさんの借金取りが来てるの?」
傍で晶とミケさんのやり取りを見ていたカイトが尋ねてくる。
「じゃあ、あのはらいた~まえっていうのは・・・」
晶は首根っこを掴んだミケさんをグイっとカイトの方に押しつけて、
「言うまでもなく、カネだ」
・・・ひゅうぅぅ・・・。
という虚しい風が、室内にも関わらず吹いたような気がしたー。
ーー
「はらいた~まえって・・・悪魔を祓うのではなくて、お金を払えってことだったんだな」
カイトが呆れ顔で確認した。その隣にいる杏里も、なんとも困ったような笑みを浮かべている。
声の主の正体が、エクソシストではなく、借金取りだったというオチは、さすがに二人とも言葉が出てこなかった。
「で、今そいつらが玄関まで来て、ミケさんにカネ返せと言ってきている」
晶が状況を説明すると、ミケさんがさらに脂汗をかき出した。
「まあ、こいつが自力で金を稼いだことなど一度としてないので、返せと言っても、おそらく・・・というか、絶対に返済できるわけない!」
力強く断言する晶ーそして、事実として、ミケさんには金を返すアテ等全くなかったのだったー。
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