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魔女組合とは?(第2話)
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さっそく、魔女組合の関係者と連絡を取り始めたモリガン。
「ねえ、晶君」
「ん?」
「魔女組合の魔女さんって、どんな人たちなんだろうね」
早苗はとても気になるようだ。もちろん、晶自身もそれは同じことだ。
「まあ、モリガンみたいな変わり者ばかり・・・だとさすがに組織立って行動するのは難しいだろうから、案外まともな連中ばかりだったりしてな」
晶が茶化すように返す。
「こら、晶!わしにも聞こえておるぞ!!」
どうやら、連絡を取りながらもこちらの話に聞き耳を立てていたモリガンが抗議してきた。
「わしは魔女としてはまともな方じゃ!全く・・・」
・・・こいつがまともな方だというのなら、他の魔女はどんな変人ばかりなのか・・・あまり想像したくはないものがある。
「まあ、それはともかく・・・」
モリガンが魔法通信を一旦切って、
「こちらに組合員の一人が会いに来るそうじゃ」
「おお」
「魔女さん、どんな人なのかなぁ」
さっそくこちらに来てくれるという魔女の組合員について、早苗、晶共に興味津々だ。それもそのはずで、晶たちのように魔法を操れる者達ですら、魔女というのはめったにお目にかかれるものではない。唯一の例外はこのモリガンくらいだが・・・。
「とりあえず、アトリエで待つとするかのう・・・そういえば、お主、これからどうするつもりじゃ」
そういえば、ベンジャミンを忘れるところであった。いくら和解したとはいえ、こちらも迷惑をかけた以上、このまま「はい、さようなら」ではあまりにも失礼すぎる。
「おいらはこのまま穴に戻るよ。事情は分かったし、これ以上はおいらが関わることじゃなさそうだ」
「あいわかった・・・すまんかった、今度からは迷惑が掛からんようにやることにするぞよ」
ベンジャミンは、こちら側に軽く一礼すると、自らが掘ってきた穴の中に戻っていった。
「まあ、こういうこともあるからな、今度から調合は失敗しないようにやらないとだめだぞ、モリガン」
「わかっておる」
多少不貞腐れてモリガンが答えた。
「そうしないと、またミケさんが人質に取られる可能性もあるからな」
「ウニャー!もう勘弁してほしいニャー!!」
このチームメンバーの中で、戦闘能力が全くないミケさんにとって、自衛の手段はほとんどない。あるとすれば・・・せいぜいが野良猫の振りをしてやり過ごす「野良モード」くらいだが、この肥満体では誰も野良だとは思うまい・・・。
「ふむ・・・」
「どうした、モリガン?」
顎に手を当てて、モリガンが何か考え込んでいるようだ。やがて、何かに気が付いたかのように、顔を上げた。
「もしかしたら、今呼んだ組合員に頼めば、ミケさんを何らかの形でパワーアップできるかもしれんぞ」
「え?」
モリガンの思いもよらぬ発言に、戸惑う晶であったー。
「ねえ、晶君」
「ん?」
「魔女組合の魔女さんって、どんな人たちなんだろうね」
早苗はとても気になるようだ。もちろん、晶自身もそれは同じことだ。
「まあ、モリガンみたいな変わり者ばかり・・・だとさすがに組織立って行動するのは難しいだろうから、案外まともな連中ばかりだったりしてな」
晶が茶化すように返す。
「こら、晶!わしにも聞こえておるぞ!!」
どうやら、連絡を取りながらもこちらの話に聞き耳を立てていたモリガンが抗議してきた。
「わしは魔女としてはまともな方じゃ!全く・・・」
・・・こいつがまともな方だというのなら、他の魔女はどんな変人ばかりなのか・・・あまり想像したくはないものがある。
「まあ、それはともかく・・・」
モリガンが魔法通信を一旦切って、
「こちらに組合員の一人が会いに来るそうじゃ」
「おお」
「魔女さん、どんな人なのかなぁ」
さっそくこちらに来てくれるという魔女の組合員について、早苗、晶共に興味津々だ。それもそのはずで、晶たちのように魔法を操れる者達ですら、魔女というのはめったにお目にかかれるものではない。唯一の例外はこのモリガンくらいだが・・・。
「とりあえず、アトリエで待つとするかのう・・・そういえば、お主、これからどうするつもりじゃ」
そういえば、ベンジャミンを忘れるところであった。いくら和解したとはいえ、こちらも迷惑をかけた以上、このまま「はい、さようなら」ではあまりにも失礼すぎる。
「おいらはこのまま穴に戻るよ。事情は分かったし、これ以上はおいらが関わることじゃなさそうだ」
「あいわかった・・・すまんかった、今度からは迷惑が掛からんようにやることにするぞよ」
ベンジャミンは、こちら側に軽く一礼すると、自らが掘ってきた穴の中に戻っていった。
「まあ、こういうこともあるからな、今度から調合は失敗しないようにやらないとだめだぞ、モリガン」
「わかっておる」
多少不貞腐れてモリガンが答えた。
「そうしないと、またミケさんが人質に取られる可能性もあるからな」
「ウニャー!もう勘弁してほしいニャー!!」
このチームメンバーの中で、戦闘能力が全くないミケさんにとって、自衛の手段はほとんどない。あるとすれば・・・せいぜいが野良猫の振りをしてやり過ごす「野良モード」くらいだが、この肥満体では誰も野良だとは思うまい・・・。
「ふむ・・・」
「どうした、モリガン?」
顎に手を当てて、モリガンが何か考え込んでいるようだ。やがて、何かに気が付いたかのように、顔を上げた。
「もしかしたら、今呼んだ組合員に頼めば、ミケさんを何らかの形でパワーアップできるかもしれんぞ」
「え?」
モリガンの思いもよらぬ発言に、戸惑う晶であったー。
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