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第1章 それぞれのモノローグ
アトランティスの夕陽1〜オレンジ色の夕陽
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私はその頃、「水の国」と呼ばれる国の中心地で妖精をしていました。
妖精とは、遥か古代から受け継がれる特殊な能力を持つ人々の総称で、かつてはこの国の人々は皆、その能力を持っていたとされます。
例えば石の声が聞こえることや、未来に起きることが見えること、石や植物を使って病を癒すことなどです。
決して難しい能力ではないものの、やがて科学こそが文明であり、実証できないあやふやなものは真実とは言えない風潮が生まれてからは、少しずつこの能力を持つ人が減っていきました。
今では、この国で暮らすほとんどの人が妖精のことを、どこかで恐れ、どこかで馬鹿にしていました。
しかし妖精たちはそのようなことを気にせず、自然と共にあり、世界が平和でいられるためにできることを、日々行って生きていました。
馬鹿にされているのは分かっていましたが、見えない、聞こえない人に、いくらそこにあると伝えても、伝わらないと悟っていたのです。諦めていたという方が近いかもしれません。
水の国の自然保護地区にはいくつも洞穴があり、その中には大きな透明の石がありました。 その石からは不思議な白い煙のようなものが溢れていて、まるでそこが源流であるかのように、煙は世界に向かってどんどん流れていました。その白い煙は人には見えず、妖精だけが認識することができました。
古い書物によると、この石は生命の源であり、生きていく上で必要なエネルギーを与えてくれる存在でした。
その石はときどき言葉を話しましたが、その声を聞くことができるのは、妖精たちにとっても、一部だけになっていました。
私は、声を聞くことのできる妖精のひとりだったので、仲間たちと一緒に石の声を聞き、未来の予知や様々なメッセージを、他の妖精たちに伝える仕事をしていました。
その多くはたわいもないことで、今年の秋はキノコがたくさん取れるとか、辛い時は星を見上げて、かつて自分たちが生きていたシリウスに祈ると良いとか、そんな事が多かったです。
ある日私が洞窟に行くと、石から恐ろしいほど大量の煙が溢れていました。
煙は、国の妖精たちの願いの大きさによって量が変化するのですが、このところその量が、石の許容量を越えていると感じた矢先の出来事でした。
科学省の人たちが、何か良くない実験をしていると、石は怯えていました。
命を切り刻んで、別の生き物を作ろうとしているというのです。
そんな恐ろしいことが実際に起きているとしたら、大変なことになります。
石は世界と調和することでエネルギーが保たれているのです。良からぬことにそのエネルギーを使われると、世界と不調和になり、石が動きを止め、この国のエネルギーが止まり、やがてこの国は破滅すると、伝説で語られていましたから。 石は泣いているようでした。 助けてと、悲鳴をあげているようでした。 このままでは石は、許容量を越えて壊れてしまう。石がまっぷたつに割れて、命は失われてしまう。
私はそのことを石の声を聞く方法を忘れてしまったほかの妖精たちにも伝えました。
ですが、妖精たちは信じてはくれませんでした。
そんな大袈裟なことが起きるはずもない。石が割れたところでどうなるっていうのか。 中には俺たちが欲張りだとでもいいたいのか?エネルギーをとりすぎるなと言いたいのか?などと、責める妖精もいました。
もちろん信じてくれる妖精もいました。同じように石の声が聞こえる妖精たちも、同じメッセージを聞いていました。
しかしほとんどの妖精は、かつて自分たち妖精族が、石の声を聞いていたことさえ忘れ長い時間が経っており、そもそも石の声が聞えることは嘘なのだと、私のことをなじったりもしました。
なんとか科学省の人たちに、恐ろし実験を止めるように伝えたかったのですが、彼らには、はなから馬鹿にされていて、私の声はそこまで届けることはできませんでした。
そんなある朝、とうとう石は、悲鳴をあげながらふたつに割れてしまいました。 最後の力を振り絞って、石は私にお礼を言いました。 そして、今度の月が満ちた翌日、昼までに東の山に登るように言いました。
できるかぎり多くの人たちにも伝えて、なぜならその日、山の上にいた人たちだけが助かるだろうと。
その言葉を最後に石から言葉は消えました。
その日から、私は多くの人に石の最後のメッセージを伝えて歩きました。
他の石からメッセージを聞いた妖精たちもいたようで、別の場所で同じ話を耳にするようになりました。
妖精だけではなく、妖精以外の人にも必死で伝え歩きました。
ですが、私の周りの妖精も、妖精以外の人たちも、私の話を真面目に聞いてはくれませんでした。
そしてとうとう運命の日がきてしまったのです。
私が愛していた人は、科学省に勤めていました。もともとは妖精族でしたが、能力は退化していて、妖精でいることをやめたのです。
彼は石の声を聞く野蛮な時代は終わったのだと言っていました。
そして科学省で大きな研究をしていました。 妖精としての能力を使わず自分たちの手で何かを切り刻み、記録し。そこから新しいものを作り出そうというものでした。 とても怖い、作ってはいけない何かを。
私は石の声を聞いて、誰よりも早く彼に伝えました。 しかし彼は私の話しを笑って聞いていました。
「石が割れたから国が滅ぶ?
どうしたらそんな発想が生まれるのかな」
「あの石はこの国の生命エネルギーの源なの。あの石から出ているエネルギーが消えると、この国を動かしている様々な装置がみんな止まるわ。そしてこの国自体のエネルギーも止まるから、滅んでしまうの」
懸命にそう説明しましたが、子どもだってそんなこと言わないよと相手にしてくれませんでした。
それでも私は諦めきれず、石が予言した日の朝、私は勇気を振り絞って科学省に行き、彼にもう一度、山に登るよう頼みました。
でも彼は、 「いいから黙って家に帰りなさい。明日になればまた太陽が昇るから」
と、さわやかに笑って答えました。
私がどれほど頼んでも、一緒に山を登る気にはなれないようでした。
そしてタイムリミットが来ました。
仲間の妖精のひとりが、恋人を置いていけないと泣いて嫌がる私の手を引き、強引に山に登りはじめました。
そうして慣れない山道を、いつのまにか集まってきた仲間たちとともに、無言で登りました。 頂上につくと、私は悲しみでいっぱいで立つこともできず、その場で泣き崩れました。
大きな振動と共に、轟音が響き渡りました。
その後妖精の街に降りかかる災難の音を聞かずに済む様、長いこと耳もふさいでいました。
どれくらい時間がたったでしょう。
ふと顔を上げると、かつての街が見えました。
他の仲間たちも黙ってかつての街を見下ろしていました。
水の国と呼ばれるにふさわしい、透明な美しい高いビルの一部が、海のあちこちから突き出しているのが見えました。
街の喧騒は聞えませんでしたが、どのような状態になっているか想像がつき、胸が痛みました。
ビルがたくさん沈んでいる向こうに、大きな海と、沈みゆく太陽が見えました。 空一面がオレンジ色の、それはそれは美しい夕陽でした。
世界が滅ぶ日でさえ、こんなにも夕陽は美しい。世界は相変わらず美しい。 私はこの夕陽のことを永遠に忘れない。
太陽を見るたびに今日の悲しみを思 い出す、そう胸に誓いながらいつまでも太陽を見ていました。
そしてきっと明日の朝も太陽は昇ることでしょう。
強くそう思いながら。
妖精とは、遥か古代から受け継がれる特殊な能力を持つ人々の総称で、かつてはこの国の人々は皆、その能力を持っていたとされます。
例えば石の声が聞こえることや、未来に起きることが見えること、石や植物を使って病を癒すことなどです。
決して難しい能力ではないものの、やがて科学こそが文明であり、実証できないあやふやなものは真実とは言えない風潮が生まれてからは、少しずつこの能力を持つ人が減っていきました。
今では、この国で暮らすほとんどの人が妖精のことを、どこかで恐れ、どこかで馬鹿にしていました。
しかし妖精たちはそのようなことを気にせず、自然と共にあり、世界が平和でいられるためにできることを、日々行って生きていました。
馬鹿にされているのは分かっていましたが、見えない、聞こえない人に、いくらそこにあると伝えても、伝わらないと悟っていたのです。諦めていたという方が近いかもしれません。
水の国の自然保護地区にはいくつも洞穴があり、その中には大きな透明の石がありました。 その石からは不思議な白い煙のようなものが溢れていて、まるでそこが源流であるかのように、煙は世界に向かってどんどん流れていました。その白い煙は人には見えず、妖精だけが認識することができました。
古い書物によると、この石は生命の源であり、生きていく上で必要なエネルギーを与えてくれる存在でした。
その石はときどき言葉を話しましたが、その声を聞くことができるのは、妖精たちにとっても、一部だけになっていました。
私は、声を聞くことのできる妖精のひとりだったので、仲間たちと一緒に石の声を聞き、未来の予知や様々なメッセージを、他の妖精たちに伝える仕事をしていました。
その多くはたわいもないことで、今年の秋はキノコがたくさん取れるとか、辛い時は星を見上げて、かつて自分たちが生きていたシリウスに祈ると良いとか、そんな事が多かったです。
ある日私が洞窟に行くと、石から恐ろしいほど大量の煙が溢れていました。
煙は、国の妖精たちの願いの大きさによって量が変化するのですが、このところその量が、石の許容量を越えていると感じた矢先の出来事でした。
科学省の人たちが、何か良くない実験をしていると、石は怯えていました。
命を切り刻んで、別の生き物を作ろうとしているというのです。
そんな恐ろしいことが実際に起きているとしたら、大変なことになります。
石は世界と調和することでエネルギーが保たれているのです。良からぬことにそのエネルギーを使われると、世界と不調和になり、石が動きを止め、この国のエネルギーが止まり、やがてこの国は破滅すると、伝説で語られていましたから。 石は泣いているようでした。 助けてと、悲鳴をあげているようでした。 このままでは石は、許容量を越えて壊れてしまう。石がまっぷたつに割れて、命は失われてしまう。
私はそのことを石の声を聞く方法を忘れてしまったほかの妖精たちにも伝えました。
ですが、妖精たちは信じてはくれませんでした。
そんな大袈裟なことが起きるはずもない。石が割れたところでどうなるっていうのか。 中には俺たちが欲張りだとでもいいたいのか?エネルギーをとりすぎるなと言いたいのか?などと、責める妖精もいました。
もちろん信じてくれる妖精もいました。同じように石の声が聞こえる妖精たちも、同じメッセージを聞いていました。
しかしほとんどの妖精は、かつて自分たち妖精族が、石の声を聞いていたことさえ忘れ長い時間が経っており、そもそも石の声が聞えることは嘘なのだと、私のことをなじったりもしました。
なんとか科学省の人たちに、恐ろし実験を止めるように伝えたかったのですが、彼らには、はなから馬鹿にされていて、私の声はそこまで届けることはできませんでした。
そんなある朝、とうとう石は、悲鳴をあげながらふたつに割れてしまいました。 最後の力を振り絞って、石は私にお礼を言いました。 そして、今度の月が満ちた翌日、昼までに東の山に登るように言いました。
できるかぎり多くの人たちにも伝えて、なぜならその日、山の上にいた人たちだけが助かるだろうと。
その言葉を最後に石から言葉は消えました。
その日から、私は多くの人に石の最後のメッセージを伝えて歩きました。
他の石からメッセージを聞いた妖精たちもいたようで、別の場所で同じ話を耳にするようになりました。
妖精だけではなく、妖精以外の人にも必死で伝え歩きました。
ですが、私の周りの妖精も、妖精以外の人たちも、私の話を真面目に聞いてはくれませんでした。
そしてとうとう運命の日がきてしまったのです。
私が愛していた人は、科学省に勤めていました。もともとは妖精族でしたが、能力は退化していて、妖精でいることをやめたのです。
彼は石の声を聞く野蛮な時代は終わったのだと言っていました。
そして科学省で大きな研究をしていました。 妖精としての能力を使わず自分たちの手で何かを切り刻み、記録し。そこから新しいものを作り出そうというものでした。 とても怖い、作ってはいけない何かを。
私は石の声を聞いて、誰よりも早く彼に伝えました。 しかし彼は私の話しを笑って聞いていました。
「石が割れたから国が滅ぶ?
どうしたらそんな発想が生まれるのかな」
「あの石はこの国の生命エネルギーの源なの。あの石から出ているエネルギーが消えると、この国を動かしている様々な装置がみんな止まるわ。そしてこの国自体のエネルギーも止まるから、滅んでしまうの」
懸命にそう説明しましたが、子どもだってそんなこと言わないよと相手にしてくれませんでした。
それでも私は諦めきれず、石が予言した日の朝、私は勇気を振り絞って科学省に行き、彼にもう一度、山に登るよう頼みました。
でも彼は、 「いいから黙って家に帰りなさい。明日になればまた太陽が昇るから」
と、さわやかに笑って答えました。
私がどれほど頼んでも、一緒に山を登る気にはなれないようでした。
そしてタイムリミットが来ました。
仲間の妖精のひとりが、恋人を置いていけないと泣いて嫌がる私の手を引き、強引に山に登りはじめました。
そうして慣れない山道を、いつのまにか集まってきた仲間たちとともに、無言で登りました。 頂上につくと、私は悲しみでいっぱいで立つこともできず、その場で泣き崩れました。
大きな振動と共に、轟音が響き渡りました。
その後妖精の街に降りかかる災難の音を聞かずに済む様、長いこと耳もふさいでいました。
どれくらい時間がたったでしょう。
ふと顔を上げると、かつての街が見えました。
他の仲間たちも黙ってかつての街を見下ろしていました。
水の国と呼ばれるにふさわしい、透明な美しい高いビルの一部が、海のあちこちから突き出しているのが見えました。
街の喧騒は聞えませんでしたが、どのような状態になっているか想像がつき、胸が痛みました。
ビルがたくさん沈んでいる向こうに、大きな海と、沈みゆく太陽が見えました。 空一面がオレンジ色の、それはそれは美しい夕陽でした。
世界が滅ぶ日でさえ、こんなにも夕陽は美しい。世界は相変わらず美しい。 私はこの夕陽のことを永遠に忘れない。
太陽を見るたびに今日の悲しみを思 い出す、そう胸に誓いながらいつまでも太陽を見ていました。
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強くそう思いながら。
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