ツイノベ置き場

椎名サクラ

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万年三位のホストが受けになる話

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受けはホストクラブの万年三位だった。綺麗な顔で女の扱いにも慣れている、枕も積極的にやってるのに三位。

幼少期からずっと容姿でちやほやされていた受けのプライドはズタボロ。

「あいつらぜってー俺に跪かせてやる」

鼻息荒くイベント月に宣戦布告をしたら、まさかの惨敗。倍以上の稼ぎを叩き出されてぐうの音も出ない。

なんでだよ、あんなに頑張ったのに!

金払いの良いキャバちゃんにだって毎晩着て貰ったのになんであいつらにかてねーんだ!

荒れる受けに、むかつくことに一位も二位も「凄いね、次も頑張って」なんて上から目線で言ってくる。

「夜のテクじゃ俺の方が絶対スゲーのに、なんでだよっ!」

「それはどうかな?」

「君じゃ僕たちに敵わないよ」

「んなわけねーっ、勝負だ!」

「では試してみるか」

というわけで、決戦の会場となったホテルのエグゼクティブルームに移動。

「さあ、受けくんがどうやって女の子を悦ばせているかを見せてくれ」

あれ、女の子を間に挟んでテク自慢、じゃないの?

なぜか二人とも服のままベッドに腰掛けてる。

「君がしないなら僕たちから始めるね」

呆然とする受けは二人に挟まれ、キスされてドロドロに溶かされるし、後ろから胸の尖りを弄られて堪んなくなっちゃう。

気がついたら服が全部脱がされて、二人の手で分身を扱かれていた。

「だめっも……んんっ」

「受けは前戯が凄く丁寧だけど挿れてから早いって噂だったけど、こんなに敏感じゃ当たり前だ」

「どこ触っても気持ちよくなっちゃったら、中を弄られたらどうなるんだろうね」

抵抗できるはずなのに、あまりの気持ちよさにベッドで悶えるばかりになる受け。

しかも分身の先をひたすら虐められて白濁じゃないのまで飛び出しちゃう。

「もう潮吹いちゃった、凄い敏感すぎ」

「ここ、馬鹿になっちゃったみたいにずっと零してて可愛いね」

もう何がどうなっているか分からなくなる。

「もっと気持ちよくなりたい?」

「もっと可愛い受けを見せてくれ」

意味が分からないまま頷いて、後ろを長い時間指でぐちゃぐちゃされる。

その間に双球は空っぽになるし、自分が何を言ってるかわらなくなる。

ただ気持ちいいしか分からなくなる受け。

指が抜けたら寂しくて、「もっと弄って……おねがいっ」なんておねだりまでするようになった。

粋がってる普段の顔とのギャップに一位も二位も嬉しそうに受けを抱きしめた。

「いっぱい弄ってあげる。明日は仕事休んでいいからね」

一位の太い物を挿れられて気持ちよくて中で感じてしまう。

その間に二位にキスされながら胸も弄られて、身体中がビクビクしてビクンビクンとなる。

「達かないで達っちゃった? 本当に受けくんは敏感すぎ。女の子よりこうして僕たちに可愛がられるべき身体なんだよ」

「だめっまだ……またへんになっちゃっ!」

いっぱい中を掻き回されて、やっと一位が達った時にはもうヘロヘロの受けくん。

挿れてから達くまでの時間の長さに驚愕し、しかももう回復しているものを見せつけられてまた驚愕。

だというのに、当たり前のように二位が背面座位で挿れてくる。

細マッチョぶりを見せつけるように受けの両足を腕にかけて上下に揺らすから、また感じてしまってグズグズになっていく。

しかも、一位と同じように達くまでの時間の長さに翻弄される。

(普通挿れてから二~三分じゃないの?なんでこんなに長いの!?)

なんて思考は長続きしないですぐに頭の中が「気持ちいい」で埋め尽くされていく。

「もう受けくんは女の子みたいに達けるから、何回でも気持ちよくなろうね」

なんて甘い言葉を耳元に囁いては、長大なので奥までガンガンに突いてくるから、抗うこともできないまま言われたように達ってしまい、やっと離して貰った頃にはグズグズでドロドロになっていた。

なのに、また一位がのしかかってきて、それが終わったら二位が……と、空が白み始めた頃から始まった決戦は、午後のおやつの時間になって終焉を迎えた。

当たり前のようにシャワーに連れて行かれ、中を綺麗にされて余計ぐったりする。

家まで送って貰うがベッドに転がった受けは喋れずぼんやり。

「歩けるようになったら出勤して。店が終わったらまた様子を見に来るから」

チュッチュッと何度もキスをされているうちに眠り、起きたのは翌朝。

しかし足腰が立たない。

くっそーーーーっ!と近くのものを投げて鬱憤を晴らそうとするが、ちっとも収まりゃしない。

「次こそはあいつらをヒーヒー言わせてやる!」

怠い腰を抱えたまま出勤して、いつものように女の子をお姫様気分にさせてと精力的に頑張るが、その月もまた三位。

「なんでだよーーーっ!マネージャー、不正してんだろ!」

周囲にまで八つ当たり。

これには一位も二位も叱ってくる。

「うるせーっお前らなんか……お前らなんか……」

「これはお説教が必要だね」

「じっくりと分からせないとダメだな」

再びあのホテルのあの部屋に連れて行かれ、がっつり説教を身体にされてしまう。

「スタッフに当たってはいけないよ、余裕がないのが受けくんの悪いところだね」

「焦ると過剰にサービスをしてしまうんだ、もっと焦らして欲しがらせる、分かるか?」

「も……挿れてくれっ生殺しやだぁ!」

気持ちいいところをいっぱい弄られてるのに達けない受けはポロポロ涙を零しておねだりしてしまう。

まだ二回目なのに、二人の手によってあの日のことを思い出してしまった身体は早く気持ちよくしてくれる長大なものを求めて自分から足を開いた。

「そう、女の子にもこの感覚を味わわせるんだよ、いいね」

「で、受けくんはどっちのを先に入れて欲しいんだ?」

二人の堅いものを目の前に突きつけられてポワッとしてしまう。

「両方欲しそうだけど、さすがに二回目で二本差しは無理だな」

「じゃあ串刺しで良いんじゃない?バックバージンは一位に譲ったんだからリップバージンは僕が貰うよ」

勝手に話が進められるが、始まれば受けは気持ちよくされてすべてを受け入れてしまう。

一ヶ月ぶりに可愛がられて、終わった時には達きすぎて痙攣を繰り返すようになった。

一度目は誤魔化すことができたが、さすがに二度目は女の子とするよりも気持ちいいと認めざるを得ない。

同時に自分が「満足させている」と思っていたのも勘違いだということに。

こんな風に痙攣して止まらないなんて知ってしまったら……。

「こんなに可愛くて感じやすくて、本当に受けくんは僕の理想だ」

終わったのにまだキスをしては中を掻き回してくる二位。

「俺の理想でもあるぞ。もうこのまま俺たちだけのものにしたいな」

一位も胸をチロチロして中を掻き回してくる。

指だけでまた気持ちよくなって……なのに達きそうになると指を抜かれ、落ち着いたらまた掻き回されてを繰り返すので、いつしか受けは「もっとして、何してもいいから達かせて」と涙を零しておねだりをしつづけた。

「どっちのものになる?選べないのか……困ったね」

「仕方ない。二人でずっと受けくんを可愛がることになるけどいいか?」

「いい、いいから達かせてっ」

気持ちいいところを全部弄られて達かされて、気を失った受けが目を覚ましたら高層マンションの一室だった。

「店を辞めるかどうかは受けくんの好きにしていいけど、これからはアフター禁止だよ」

「君が俺たち以外に触られていいのは店の中だけ。わかったな?」

しっかりと貞操帯を着けられて約束させられて……それからというもの、売り上げは上がったがやはり二人に敵わなくてキーッとなるけど、家に帰ればドロドロに甘やかされてしまう、感じやすい受けなのだった。
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