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【お題】「心の!こころのち◎◎を勃ててくれ!!」
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デリヘル業、しかもタチ専でそれなりに名を馳せたつもりだ。というのに、目の前の男はパンツ一枚の姿で土下座してきている。
「頼みます……本当に頼みます!」
「いや……さすがに無理ですって」
安いラブホテル特有のカビ臭さが漂う空間で、なぜ自分は服も脱がずに立ち尽くさねばならないのだろうか。
タチ専の、デリヘル業の、自分が、だ。
「本当にそんなリクエストには応えられないっすよ!」
「本当にどうにかしてください! 俺の、心の!こころのち◎◎を勃ててくれ!!」
「そんなのしるかーーーーーーーっ!」
現物を勃たせてほしいというならいくらでもテクを駆使してEDでも勃たせてやるが、こころのち◎◎なるものを勃たせたことは今まで一度だってない。しかも、やっすいシーツが敷かれたベッドの上に乗せられているのは、猫のような細い尻尾の根元がアナルプラグになっているアイテムを中心に、コスプレグッズが広がっている。
セーラー服や女装は需要があるからしたことはあるが、なぜか全身網タイツときた。できるかっ!
このままではらちがあかない。
「求めてるの、どう見てもネコ専っぽいので、チェンジの報告してきますね」
「だめだっ貴方にして欲しいんだ!!これを身につけて、ぼっぼくにニャーと甘えてください!!!」
なぜ190cmガチムチタチ専の自分がっ!
「適材適所でお願いします!」
「ノルウェージャン・フォレストキャットが良いんです!」
「猫の種類なんかわかるかあほっ!」
「お願いします!お願いします!!!!三倍の料金払いますから、お願いします!」
その一言に、190cmガチムチタチ専はアナルプラグを初体験し、気がつけば中肉中背の締まりのない中年オタクに後ろからガンガンに掘られることになろうとは夢にも思わなかった。
「頼みます……本当に頼みます!」
「いや……さすがに無理ですって」
安いラブホテル特有のカビ臭さが漂う空間で、なぜ自分は服も脱がずに立ち尽くさねばならないのだろうか。
タチ専の、デリヘル業の、自分が、だ。
「本当にそんなリクエストには応えられないっすよ!」
「本当にどうにかしてください! 俺の、心の!こころのち◎◎を勃ててくれ!!」
「そんなのしるかーーーーーーーっ!」
現物を勃たせてほしいというならいくらでもテクを駆使してEDでも勃たせてやるが、こころのち◎◎なるものを勃たせたことは今まで一度だってない。しかも、やっすいシーツが敷かれたベッドの上に乗せられているのは、猫のような細い尻尾の根元がアナルプラグになっているアイテムを中心に、コスプレグッズが広がっている。
セーラー服や女装は需要があるからしたことはあるが、なぜか全身網タイツときた。できるかっ!
このままではらちがあかない。
「求めてるの、どう見てもネコ専っぽいので、チェンジの報告してきますね」
「だめだっ貴方にして欲しいんだ!!これを身につけて、ぼっぼくにニャーと甘えてください!!!」
なぜ190cmガチムチタチ専の自分がっ!
「適材適所でお願いします!」
「ノルウェージャン・フォレストキャットが良いんです!」
「猫の種類なんかわかるかあほっ!」
「お願いします!お願いします!!!!三倍の料金払いますから、お願いします!」
その一言に、190cmガチムチタチ専はアナルプラグを初体験し、気がつけば中肉中背の締まりのない中年オタクに後ろからガンガンに掘られることになろうとは夢にも思わなかった。
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