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幼馴染みの本性がやばくて慣らされてドMになる受けの話
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「今日からお前は俺のものだ」
「えっ、やなんだけど」
「そんなこと言わないでーお願いお願い俺の恋人になってよぉぉぉ」
「告白するならちゃんとしろよ」
「え?(期待)」
「そしたらちゃんと断るのに」
「やだやだやだやだーっ!断んないでくれよぉぉぉ」
背が高くて顔も良くて、ついでに社会的地位もあるくせに受けにだけ縋りついてお願いしまくる攻めは幼馴染。
幼少期は本当に女の子みたいに可愛くて泣き虫で、受けが助けないとやんちゃな奴らにイジメられていた。
「受けくんありがとう、エグエグ」
「お前も男なんだから泣いてばっかりじゃなくてやりかえせ」
「無理だよぉぉぉ」
何てやり取りしていたが、高校に入る頃には近隣の女子生徒で名前を知らない子はいないというくらいのイケメンになり、バスケ部でもレギュラーやってと、カースト上位になっていた。
反して受けは中学から新潮も学力も伸び悩み、なんとか責と同じ高校に入れたものの、下から数えたほうが早いという情けない状態に。
なのに昔の記憶が拭えないのか、何かあれば縋りついてくるし、いつも一緒にいようとする。
「攻めくんなんであんな陰キャといるんだろうね」という女子生徒の陰口すら受けをフルボッコしてくる。
なるべく距離を置こうにも、見つけては構ってくる攻めに受けも慣らされてしまう。
そんな感じで高校も大学も過ごしてやっと離れたのは社会人になってから。
大手上場企業に就職を果たした攻めと、中小企業にゃっと滑り込んだ受け。
これであいつから開放されるー‼️と思ったのに、なぜか隣の部屋を借りてきては勝手にスペアキーで入ってきて料理してついでに選択掃除までする。
家に帰れば攻めのいる確率が高くておいそれと彼女を連れ込むこともできない。
なんせ数度連れ込んでは攻めと遭遇して、全員が「ごめんなさい攻めくんを好きになっちゃったの」と振られるのだ。
なんであいつは俺ばっかりにつきまとうんだよぉぉぉ!!!!
「こうなったら引っ越すしかない!」
こっそり物件をネット検索してるところにまた勝手にスペアキーで入ってきた攻め。
「なんで?引っ越し?」
「そーそー引っ越し。辞令出たからな」
適当に嘘をついたら冒頭のやり取りになる。
「お前も俺も男だろうが!」
「男でもお前が好きなんだ、子供の頃からずっと」
「思い込みだ、パブロフの犬と同じだ、正気に戻れ!」
「正気だから。昔っから俺のおかずお前だったし」
「何勝手に人をおかずにしてんだよ!」
ふざけんな離せ、離せ!とやり取りしてバタバタして、気がついたらベッドに押し倒される。
「本当にずっと好きだったんだ。受け以外好きになったことがないんだ」
だから何なんだよーと思うのにキスされて気持ちよくなって、しこしこされたら溜まってたものが大噴射してしまう。
なんで、なんで?
「男ってさ、その気がなかったら勃たないのに、どうして?」
イケボを耳元で囁かれて腰砕けになる。
「やめっ……」
「またその気になってくれた、嬉しいな」
あちこちチュッチュっして服脱がされてあそこペロペロされたら、しばらくひとり遊びもしなかった受けはメロメロドロドロに感じてしまい、後ろの経験皆無なのに気持ちよくなってしまった。
しかも最中ずっと「好き」とか「こんなかわいい顔するんだ」とかいい顔して甘い言葉ばっか言ってくるもんだから受けもそんな気にさせられちゃう。
感じれば「嬉しい」って言われるし何なのコイツとプンプンしても甲斐甲斐しく世話をしてくるし、食べ慣れた料理はやっぱり美味しいしでそのままズルズル関係を続けていく。
気持ちいいけどこれじゃーなーと思い始めた頃、会社に新人の可愛い女の子が入社してきて、受けが教育係になった。
その子がまあ可愛くて理想の彼女像そのままで、受けも力を入れて指導してしまう。
こんなこと付き合えたらなーと想像して、なぜか顔が攻めになって驚く。
(そうだ、俺あいつと付き合ってることになってたんだ)
その気はなかったけど今まで不自由ないし苦手な家事喜んで引き受けてくれるし、ベッドの中もそりゃ挿れられるのはあれだけど気持ちいいし。
ではいざ目の前の後輩と付き合ったらと考えて、何一つ想像が及ばないのに驚く。
このままじゃヤバい!
このままじゃ結婚どころか一生あいつに縛られる!!
現実を見返して危機感が湧き上がった受けは後輩に頼み込んだ。
「彼女のふりをしてください!」と。
事情を話したら「それ先輩が悪いですよ。だってさんざん相手利用して本当は好きじゃないっていいとこ取りじゃないですか」
そういうわけではと言い訳しようとして、それが言い訳だと気づいてしまった。
抵抗したいならもっと本格的に暴れれば男同士だから組み敷かれることなんてないのだ。
自分が甘ちゃんだったことに気付かされて意気消沈で部屋に帰る。
今日も今日とておいしいごはん後食卓に並んでる。
「どうしたんだ、受け。嫌なことあったのか?」
「実は後輩にさぁ」
問題の相手だというのに幼馴染の親しさから今日あった出来事をぽろりといってしまう。
また攻めが聞き上手だから、酒の席で上司の愚痴を言うように喋り続けた。
「なるほどね、ちょっと甘くしすぎたかな?」
食事を終えた受けの手を取ると、攻めは自分の部屋に受けを連れ込んだ。
そこには隠し撮りの受けの写真がいっぱい貼った壁に怪しい器具が山のように吊るされた暗い寝室だった。
「甘っちょろいやり方するよりも早くこっちで慣らせばよかった」
分娩台のような椅子に手足を固定され、延々とおもちゃで苛まれては、のけぞった頭を掴まれて長大なものを口に入れられる。
「んん!んっんっ!」
苦しいのに気持ちいい。
「俺の気持ちが理解できるまで道具みたいに扱うよ、いいね」
幼馴染が初めて見せるオスの顔にゾクゾクしてあそこを大きくしてしまう。
無抵抗で本当に道具になってしまったようにお尻の穴が閉じないくらい、攻めのものとおもちゃでされ続けた。
今までどれくらい大事にされてたか、どれだけ気遣われてたか、嫌でも理解した受けは何度も泣きながら「ごめんなさいごめんなさい」と言っては「許してぇ」と続ける。
「自分が本当に悪いの、わかってる?」
「わかったわかったから、いつもみたいに抱いて、優しくして!」
「わかったならいいよ……でももう少し俺の趣味に付き合って。そうだね、今週末まで」
スパンキングも拘束も尿道責もされてされてしまう。
約束通り翌週からいつも通りの優しい攻めになったが、いつも通り気持ちよくしてもらったが、満たされない。
仕事中も悶々としては後輩に怒られる始末。
「先輩どうしたんですか?うまく行かなかったんですか?」
「いやそういうわけじゃ……」
外回りの休憩がてらに入ったオフィス街のカフェでボソボソと怒られたとだけ伝えたら、後輩に頭を撫で撫でされた。
「先輩はもっと素直になったほうがいいですよ。昔の助けた頃のこと、覚えててヒーローでなくちゃって気構えてませんか?」
言われてハッとした。
無意識に自分のほうが強いんだと気構え続けてた自分がいたことに気づいた。
「そっか……そうだったんだ」
「ナチュラルで一緒に要られるのが一番ですよ」
「ありがとう後輩ちゃん!」
手を握ってお礼を言って会社に戻り仕事を片付ける。
その夜、鬼の形相で部屋に入ってきた攻めに隣の部屋に連れて行かれた。
前回と同じように手と胴体を拘束された。
「今日、随分と可愛い女の子と話してたね」
すぐに後輩だと合点して「あの子は」と言いかけたらその顔はもっと険しくなった。
「あの子、ねぇ……自分が俺のものだって自覚ないのかな」
パァン
両足を抱え上げお尻を叩かれた。
「痛っ!痛いだろ!」
「まだわかってないね」
また強くパァンと叩かれる。
「ちが、ちがうっいた!」
「言い訳はいい、言うことを聞かない悪い子はちゃんと身体で覚えないと」
真っ赤になるくらいお尻を叩かれて子供みたいにポロポロ泣いてしまう。
それを見て「この顔が見たかった」とうっとりとして攻めが見てくる。
拘束が外されてこれで終わりかと思ったら両手だけまた拘束され吊るされた。
「なっ、なんで?」
「これでお仕置きが終わったわけじゃないから。ちゃんと体で覚えさせないと」
細い棒を前に挿れられ、後ろにも攻めのと同じ大きさのバイブを挿れられて、エンドレスで攻められる。
何度理由を伝えようとしても気持ちいいと苦しいで阻まれてしまう。
しかも玩具を入れられたままムチで打たれるし、今まで弄られたこともない胸までローター付けられて、でもいかせてもらえなくて受けは狂ったようになってしまう。
攻めのもので中をぐちゃぐちゃンにされたとき、受けは初めて絶頂を味わった。
その凄まじさに喜ぶ攻め。
「中でいったな、これでもう女抱けない体になった」
嬉しいと耳元に吹き込まれずっと攻め続けてくる。
身も世もなく悶え続けてやっと解放された頃には痙攣が止まらない。
「もう女に現を抜かすとこうなるってわかったな」
支配者の目にぞくりと痺れる。
自分は強がってたけど、本当はこうされたかったのかと思い知らされる。
「お前との関係、相談してただけ……あの子は違うんだけ」
「へぇ、どんな相談?」
「もっとこういうこと、されたい」
「えっ?」
「縛っていっぱい、して」
「……もしかしてさっきの、うれしかった?」
こくんと頷けばガバリと抱かれた。
「悪い子だ」
パァンとお尻を叩かれて痛いのに気持ちいい。
「こうされたかったの?」
「うんっ、うんっ!」
「あんなにいっぱい泣いたのに?」
「お前に……泣かされたい」
自分が泣かされたい人間だと気づいたのだと告げれば「嬉しい」と囁かれた。
「ずっと受けを泣かせたかったんだ」
それからというもの変わらない生活が続いた。そして受けが欲求不満になる頃を見計らっては隣の部屋に連れ込まれて散々泣かされるようになった。
「何でいつもじゃないんだよ」
「受けが悶々としてずっとこっちを見てる目、すごく興奮するから」
性悪なことを言われてもゾクゾクしてしまう自分を自認してしまう。
そして、意地悪されない期間が長く続くと自分から縋って「いじめてくれ」とおねだりしてしまうのだった。
おしまい
「えっ、やなんだけど」
「そんなこと言わないでーお願いお願い俺の恋人になってよぉぉぉ」
「告白するならちゃんとしろよ」
「え?(期待)」
「そしたらちゃんと断るのに」
「やだやだやだやだーっ!断んないでくれよぉぉぉ」
背が高くて顔も良くて、ついでに社会的地位もあるくせに受けにだけ縋りついてお願いしまくる攻めは幼馴染。
幼少期は本当に女の子みたいに可愛くて泣き虫で、受けが助けないとやんちゃな奴らにイジメられていた。
「受けくんありがとう、エグエグ」
「お前も男なんだから泣いてばっかりじゃなくてやりかえせ」
「無理だよぉぉぉ」
何てやり取りしていたが、高校に入る頃には近隣の女子生徒で名前を知らない子はいないというくらいのイケメンになり、バスケ部でもレギュラーやってと、カースト上位になっていた。
反して受けは中学から新潮も学力も伸び悩み、なんとか責と同じ高校に入れたものの、下から数えたほうが早いという情けない状態に。
なのに昔の記憶が拭えないのか、何かあれば縋りついてくるし、いつも一緒にいようとする。
「攻めくんなんであんな陰キャといるんだろうね」という女子生徒の陰口すら受けをフルボッコしてくる。
なるべく距離を置こうにも、見つけては構ってくる攻めに受けも慣らされてしまう。
そんな感じで高校も大学も過ごしてやっと離れたのは社会人になってから。
大手上場企業に就職を果たした攻めと、中小企業にゃっと滑り込んだ受け。
これであいつから開放されるー‼️と思ったのに、なぜか隣の部屋を借りてきては勝手にスペアキーで入ってきて料理してついでに選択掃除までする。
家に帰れば攻めのいる確率が高くておいそれと彼女を連れ込むこともできない。
なんせ数度連れ込んでは攻めと遭遇して、全員が「ごめんなさい攻めくんを好きになっちゃったの」と振られるのだ。
なんであいつは俺ばっかりにつきまとうんだよぉぉぉ!!!!
「こうなったら引っ越すしかない!」
こっそり物件をネット検索してるところにまた勝手にスペアキーで入ってきた攻め。
「なんで?引っ越し?」
「そーそー引っ越し。辞令出たからな」
適当に嘘をついたら冒頭のやり取りになる。
「お前も俺も男だろうが!」
「男でもお前が好きなんだ、子供の頃からずっと」
「思い込みだ、パブロフの犬と同じだ、正気に戻れ!」
「正気だから。昔っから俺のおかずお前だったし」
「何勝手に人をおかずにしてんだよ!」
ふざけんな離せ、離せ!とやり取りしてバタバタして、気がついたらベッドに押し倒される。
「本当にずっと好きだったんだ。受け以外好きになったことがないんだ」
だから何なんだよーと思うのにキスされて気持ちよくなって、しこしこされたら溜まってたものが大噴射してしまう。
なんで、なんで?
「男ってさ、その気がなかったら勃たないのに、どうして?」
イケボを耳元で囁かれて腰砕けになる。
「やめっ……」
「またその気になってくれた、嬉しいな」
あちこちチュッチュっして服脱がされてあそこペロペロされたら、しばらくひとり遊びもしなかった受けはメロメロドロドロに感じてしまい、後ろの経験皆無なのに気持ちよくなってしまった。
しかも最中ずっと「好き」とか「こんなかわいい顔するんだ」とかいい顔して甘い言葉ばっか言ってくるもんだから受けもそんな気にさせられちゃう。
感じれば「嬉しい」って言われるし何なのコイツとプンプンしても甲斐甲斐しく世話をしてくるし、食べ慣れた料理はやっぱり美味しいしでそのままズルズル関係を続けていく。
気持ちいいけどこれじゃーなーと思い始めた頃、会社に新人の可愛い女の子が入社してきて、受けが教育係になった。
その子がまあ可愛くて理想の彼女像そのままで、受けも力を入れて指導してしまう。
こんなこと付き合えたらなーと想像して、なぜか顔が攻めになって驚く。
(そうだ、俺あいつと付き合ってることになってたんだ)
その気はなかったけど今まで不自由ないし苦手な家事喜んで引き受けてくれるし、ベッドの中もそりゃ挿れられるのはあれだけど気持ちいいし。
ではいざ目の前の後輩と付き合ったらと考えて、何一つ想像が及ばないのに驚く。
このままじゃヤバい!
このままじゃ結婚どころか一生あいつに縛られる!!
現実を見返して危機感が湧き上がった受けは後輩に頼み込んだ。
「彼女のふりをしてください!」と。
事情を話したら「それ先輩が悪いですよ。だってさんざん相手利用して本当は好きじゃないっていいとこ取りじゃないですか」
そういうわけではと言い訳しようとして、それが言い訳だと気づいてしまった。
抵抗したいならもっと本格的に暴れれば男同士だから組み敷かれることなんてないのだ。
自分が甘ちゃんだったことに気付かされて意気消沈で部屋に帰る。
今日も今日とておいしいごはん後食卓に並んでる。
「どうしたんだ、受け。嫌なことあったのか?」
「実は後輩にさぁ」
問題の相手だというのに幼馴染の親しさから今日あった出来事をぽろりといってしまう。
また攻めが聞き上手だから、酒の席で上司の愚痴を言うように喋り続けた。
「なるほどね、ちょっと甘くしすぎたかな?」
食事を終えた受けの手を取ると、攻めは自分の部屋に受けを連れ込んだ。
そこには隠し撮りの受けの写真がいっぱい貼った壁に怪しい器具が山のように吊るされた暗い寝室だった。
「甘っちょろいやり方するよりも早くこっちで慣らせばよかった」
分娩台のような椅子に手足を固定され、延々とおもちゃで苛まれては、のけぞった頭を掴まれて長大なものを口に入れられる。
「んん!んっんっ!」
苦しいのに気持ちいい。
「俺の気持ちが理解できるまで道具みたいに扱うよ、いいね」
幼馴染が初めて見せるオスの顔にゾクゾクしてあそこを大きくしてしまう。
無抵抗で本当に道具になってしまったようにお尻の穴が閉じないくらい、攻めのものとおもちゃでされ続けた。
今までどれくらい大事にされてたか、どれだけ気遣われてたか、嫌でも理解した受けは何度も泣きながら「ごめんなさいごめんなさい」と言っては「許してぇ」と続ける。
「自分が本当に悪いの、わかってる?」
「わかったわかったから、いつもみたいに抱いて、優しくして!」
「わかったならいいよ……でももう少し俺の趣味に付き合って。そうだね、今週末まで」
スパンキングも拘束も尿道責もされてされてしまう。
約束通り翌週からいつも通りの優しい攻めになったが、いつも通り気持ちよくしてもらったが、満たされない。
仕事中も悶々としては後輩に怒られる始末。
「先輩どうしたんですか?うまく行かなかったんですか?」
「いやそういうわけじゃ……」
外回りの休憩がてらに入ったオフィス街のカフェでボソボソと怒られたとだけ伝えたら、後輩に頭を撫で撫でされた。
「先輩はもっと素直になったほうがいいですよ。昔の助けた頃のこと、覚えててヒーローでなくちゃって気構えてませんか?」
言われてハッとした。
無意識に自分のほうが強いんだと気構え続けてた自分がいたことに気づいた。
「そっか……そうだったんだ」
「ナチュラルで一緒に要られるのが一番ですよ」
「ありがとう後輩ちゃん!」
手を握ってお礼を言って会社に戻り仕事を片付ける。
その夜、鬼の形相で部屋に入ってきた攻めに隣の部屋に連れて行かれた。
前回と同じように手と胴体を拘束された。
「今日、随分と可愛い女の子と話してたね」
すぐに後輩だと合点して「あの子は」と言いかけたらその顔はもっと険しくなった。
「あの子、ねぇ……自分が俺のものだって自覚ないのかな」
パァン
両足を抱え上げお尻を叩かれた。
「痛っ!痛いだろ!」
「まだわかってないね」
また強くパァンと叩かれる。
「ちが、ちがうっいた!」
「言い訳はいい、言うことを聞かない悪い子はちゃんと身体で覚えないと」
真っ赤になるくらいお尻を叩かれて子供みたいにポロポロ泣いてしまう。
それを見て「この顔が見たかった」とうっとりとして攻めが見てくる。
拘束が外されてこれで終わりかと思ったら両手だけまた拘束され吊るされた。
「なっ、なんで?」
「これでお仕置きが終わったわけじゃないから。ちゃんと体で覚えさせないと」
細い棒を前に挿れられ、後ろにも攻めのと同じ大きさのバイブを挿れられて、エンドレスで攻められる。
何度理由を伝えようとしても気持ちいいと苦しいで阻まれてしまう。
しかも玩具を入れられたままムチで打たれるし、今まで弄られたこともない胸までローター付けられて、でもいかせてもらえなくて受けは狂ったようになってしまう。
攻めのもので中をぐちゃぐちゃンにされたとき、受けは初めて絶頂を味わった。
その凄まじさに喜ぶ攻め。
「中でいったな、これでもう女抱けない体になった」
嬉しいと耳元に吹き込まれずっと攻め続けてくる。
身も世もなく悶え続けてやっと解放された頃には痙攣が止まらない。
「もう女に現を抜かすとこうなるってわかったな」
支配者の目にぞくりと痺れる。
自分は強がってたけど、本当はこうされたかったのかと思い知らされる。
「お前との関係、相談してただけ……あの子は違うんだけ」
「へぇ、どんな相談?」
「もっとこういうこと、されたい」
「えっ?」
「縛っていっぱい、して」
「……もしかしてさっきの、うれしかった?」
こくんと頷けばガバリと抱かれた。
「悪い子だ」
パァンとお尻を叩かれて痛いのに気持ちいい。
「こうされたかったの?」
「うんっ、うんっ!」
「あんなにいっぱい泣いたのに?」
「お前に……泣かされたい」
自分が泣かされたい人間だと気づいたのだと告げれば「嬉しい」と囁かれた。
「ずっと受けを泣かせたかったんだ」
それからというもの変わらない生活が続いた。そして受けが欲求不満になる頃を見計らっては隣の部屋に連れ込まれて散々泣かされるようになった。
「何でいつもじゃないんだよ」
「受けが悶々としてずっとこっちを見てる目、すごく興奮するから」
性悪なことを言われてもゾクゾクしてしまう自分を自認してしまう。
そして、意地悪されない期間が長く続くと自分から縋って「いじめてくれ」とおねだりしてしまうのだった。
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