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玄の様子がおかしい。
桐生はスチール写真の撮影に立ち合いながら、モデルとなっている愛しい人の姿をじっと見つめた。あのパーティの夜から自分に対して妙によそよそしい。元々ベタベタするほうではないし常にクールだが、ベッドの中以外はこちらを見ようともしない。何が原因かわからず、これは所謂マタニティブルーというやつかと桐生なりに模索している。
マタニティスーツをどこまでも美しく身に着けた玄が王様のように革製の椅子に腰かけながらリラックスした様子で撮影に臨んでいる。
スチールモデルをぜひ玄にと言い出したのは、パーティ会場で自分たちが手掛けているスーツを身に着けた彼を見つめ続けていた叔母をはじめとした開発チームのメンバーだ。お仕着せのマタニティモデルよりも、妊夫である玄が一番インパクトがあるし、なにより下手なモデルよりも容姿が整っていて、スーツを綺麗に着こなしている。この商品で線の細い愛らしさが前面に出ているオメガモデルを使うよりも仕事をこなしている印象の玄のほうがコンセプトにも合う。
そう押し切られて桐生は玄にモデルを依頼した。
だが、写真嫌いで有名な玄が承諾するはずがない。こちらを見ようともせずすぐに断ってくるのを足に縋りついて頼み込み、この撮影に至ったのだが……。家でも移動中でも、そしてスタジオにいる間もずっと玄の表情は冷たい氷の女王のままだ。
何度も肌を重ね合わせ少し距離を縮めた気になっていたのに、身体の距離は縮んだが心の距離がより一層はなれたような気がする。
なぜだ。
(オリヴィアの件だろうか……)
確かにちょっと……いや結構奔放な下半身事情を送ってきたが、それは右手だけでは満足しない男の性というか、やっぱり入れたほうが気持ちいいというか……一番の理由は玄を抱くときのテクニックを磨くためというか……。
しかもベッドの誘いに無条件で乗っているのではない。今まで夜を共にしてきた人たちを並べれば一目瞭然だが、皆どこか玄に似ているのだ。オリヴィアは首のラインが似ていたし、その前のは耳の形が似ていた。
愛しい玄を彷彿とする箇所がなければ勃たないのだからしょうがないが、なかなかに公言できる話ではない。それを耳にして非道だと罵られるぐらいは認識している桐生である。
だが玄以上に素晴らしい相手なんて存在しない自分にとって、一夜の相手だろうと彼に似通う部分がなければ食傷してしまう。
(もしかしたら、二日続けて同じ下着を履いたのが嫌だったのだろうか)
着替えを持たずにホテルで一泊したことに怒っているのだろうか。玄は同じ下着を二度履くことを嫌っている。きちんとクリーニングされたものでも不快らしく、一度身に着けた下着はそのままダストボックスへと放り込まれている。だからクローゼットの中には白のブリーフが大量にストックされている。
こっそりとそのうちの数枚を拾い上げコレクションに加えているのは内緒である。
それほどまでに桐生の世界は玄一色なのだった。その想い人がどうしてこれほどまでに憂いを含んだ表情をするのだろう。
(これはこれで色っぽいな……)
仕事中だというのに他のことに頭が達きそうなのを無理矢理律して、シャッターが切られていくのを見守る。
カメラマンが笑うよう指示を出しているのに、玄の表情は硬いままだ。早々と笑おうとするのを諦め、憂いを含んだ頑なな表情はズンッと男の劣情を誘う。しかも僅かにメイクをされてはいるが元が美しすぎるからライトの下でより一層、玄の美しさが際立っている。
桐生は近くのスタッフを手招きすると耳元で指示を出す。
「無理に笑わせようとするな。そのまま好きな表情をさせるように言え」
「分かりました」
スタッフはすぐにカメラマンのところに飛んでいき、桐生から出された指示を忠実に伝えていく。これにはカメラマンも少しほっとしているようだ。絵コンテの段階では僅かに笑っているモデルと指示されているからその表情を引き出そうと躍起になって焦っていたのだろう。クライアントからの指示変更となれば喜んで受け入れ、新たな指示を玄に出す。
「いつも通り椅子に座っているイメージで……そうですね、会議に出席している感じで」
ぶすっとした玄が、ビジネスモードと言われた途端、今までにないほど生気を取り戻したように怜悧な眼差しで遠くを凝視し始めた。その姿に周囲はほうっとため息を吐く中、桐生だけが胸をときめかせた。
やはり玄は仕事をしている時が一番輝いている。それは20年前の生徒会の日々を彷彿とさせる。子供のお遊びの延長である生徒会という仕事に一人だけ真摯に向き合い、人を動かしながら自らも常人ではありえない仕事量をこなしていた時の玄の、無表情の中にも生き生きとした眼差しがそこにあった。
そうだ、玄という男に興味を覚えたのはその美しすぎる容姿とぶれない孤高な態度だが、のめり込んだのはこの眼差しを見てからだ。無表情で一見つまらなそうにしているのに、その瞳の奥は輝きとても楽しそうで、何を考えているのかをもっと知りたくなったのだ。知って、さらに深みにはまった。
一瞬の美しさに惚けている面々は知らないだろう。
このストイックな眼差しの男が、一回でも蕩けた後に見せる妖艶な表情を。
(やはり、玄はどこまでも美しい……)
ゆったりと椅子に腰かけて組んだ足の上に手を置く帝王のような姿は、彼の末弟が『静謐』と名付けたその言葉がもっともしっくりとくる。周囲の空気がキンと冷え、だが絶対的な王者がいることによる安心感で静かで穏やかな雰囲気を醸し出す。
狂ったようにカメラマンがシャッターを押しながら彼を様々な角度から映し出していく。
ただのカタログフォトだというのに、その魅力に惹き込まれたかのように夢中で押し続けていく。
何度か衣装を変えポーズを変え玄を撮り、半日をかけた撮影が終わると、桐生は仕事を部下に任せ玄の控室に向かった。
これほど緊張感を持った撮影は近年なく、キリュウ・コーポレーションのスタッフも撮影スタッフも満足げだが次第に顔色を悪くしていく彼が気になってその足が速くなる。
「玄、入るぞ」
数度ノックすると返事を待たずに扉を開けた。
私服に着替え終えた玄がぐったりと長椅子に横になっていた。
「どうしたんだ、玄。疲れたかい?」
返事はない。
「どうした……辛いのか?」
慌てて駆け寄る。覗き込むと、うっすらと額に汗が浮いている。
「お腹が張るか? すぐに病院に行こう」
まだ臨月までは8週ある、はずだ。産婦人科への同行を許してもらえない桐生は、アバウトにしか把握できていないが、母子手帳に記載された予定日にはまだ早い。
廊下を行き交うスタッフにタクシーの手配を頼むと、かかりつけの産婦人科に連絡を入れてから桐生は玄を抱え上げた。
「返事はできるか、玄。すぐに病院に連れていくからもう少し我慢しろ」
僅かに玄が頷いた。
桐生は速足に進みスタジオの入り口に向かう。1秒でも早くタクシーに乗り込むために玄を抱えたままエントランスで到着を待つ。
「大丈夫だ、玄。ここから病院までは離れていないから」
優しく玄に語りかけ、そして彼に気付かれないよう奥歯を噛みしめた。
不甲斐ない。
体調があまりよくないとすぐに気づいたのに、仕事を優先させてしまった。玄は今、通常の状態ではないのだからもっと気にかけるべきだった。撮影なんかいつだっていいし、玄でなくてもいい。ただ美しい装いの玄を皆に称賛して欲しくて……自分の欲を優先してしまった。写真嫌いの玄がカメラの前に立つだけでストレスを感じていただろう。そして、ストレスは妊夫には大敵だ。ダイレクトに胎児に影響する。
やってきたタクシーに乗り込み、行先を告げる。玄を自分の体に凭れかからせその身体が揺れないよう手を回す。
不調に慣れていない玄は目を開くのも喋るのも億劫だろう。安心しろと伝える代わりに、脇腹を優しくトントンとリズミカルに叩く。まるで母親が子供を寝かしつけるときのように。少しでも玄が安心して身体の強張りを解いてくれればと祈りながら。昼の都心の道は大した渋滞もなくスムーズに病院まで二人を運んでくれる。
到着すると連絡を入れていた病院スタッフがすでに待機していた。タクシーが止まると同時に玄はスタッフによって運び出され、用意していたストレッチャーに乗せられ診察室へと駆けこまれる。桐生も会計を済ませ慌てて後を追いかけた。
「お父さんはこちらでお待ちくださいね」
診察室の中まで入ろうとする桐生を、笑顔を絶やさない看護師がやんわりと押さえつけ、待合室の椅子に座らせた。
「でもっ!」
「心配なのはわかりますよ。でも大丈夫です、ここは私たちにお任せくださいね」
桐生はスチール写真の撮影に立ち合いながら、モデルとなっている愛しい人の姿をじっと見つめた。あのパーティの夜から自分に対して妙によそよそしい。元々ベタベタするほうではないし常にクールだが、ベッドの中以外はこちらを見ようともしない。何が原因かわからず、これは所謂マタニティブルーというやつかと桐生なりに模索している。
マタニティスーツをどこまでも美しく身に着けた玄が王様のように革製の椅子に腰かけながらリラックスした様子で撮影に臨んでいる。
スチールモデルをぜひ玄にと言い出したのは、パーティ会場で自分たちが手掛けているスーツを身に着けた彼を見つめ続けていた叔母をはじめとした開発チームのメンバーだ。お仕着せのマタニティモデルよりも、妊夫である玄が一番インパクトがあるし、なにより下手なモデルよりも容姿が整っていて、スーツを綺麗に着こなしている。この商品で線の細い愛らしさが前面に出ているオメガモデルを使うよりも仕事をこなしている印象の玄のほうがコンセプトにも合う。
そう押し切られて桐生は玄にモデルを依頼した。
だが、写真嫌いで有名な玄が承諾するはずがない。こちらを見ようともせずすぐに断ってくるのを足に縋りついて頼み込み、この撮影に至ったのだが……。家でも移動中でも、そしてスタジオにいる間もずっと玄の表情は冷たい氷の女王のままだ。
何度も肌を重ね合わせ少し距離を縮めた気になっていたのに、身体の距離は縮んだが心の距離がより一層はなれたような気がする。
なぜだ。
(オリヴィアの件だろうか……)
確かにちょっと……いや結構奔放な下半身事情を送ってきたが、それは右手だけでは満足しない男の性というか、やっぱり入れたほうが気持ちいいというか……一番の理由は玄を抱くときのテクニックを磨くためというか……。
しかもベッドの誘いに無条件で乗っているのではない。今まで夜を共にしてきた人たちを並べれば一目瞭然だが、皆どこか玄に似ているのだ。オリヴィアは首のラインが似ていたし、その前のは耳の形が似ていた。
愛しい玄を彷彿とする箇所がなければ勃たないのだからしょうがないが、なかなかに公言できる話ではない。それを耳にして非道だと罵られるぐらいは認識している桐生である。
だが玄以上に素晴らしい相手なんて存在しない自分にとって、一夜の相手だろうと彼に似通う部分がなければ食傷してしまう。
(もしかしたら、二日続けて同じ下着を履いたのが嫌だったのだろうか)
着替えを持たずにホテルで一泊したことに怒っているのだろうか。玄は同じ下着を二度履くことを嫌っている。きちんとクリーニングされたものでも不快らしく、一度身に着けた下着はそのままダストボックスへと放り込まれている。だからクローゼットの中には白のブリーフが大量にストックされている。
こっそりとそのうちの数枚を拾い上げコレクションに加えているのは内緒である。
それほどまでに桐生の世界は玄一色なのだった。その想い人がどうしてこれほどまでに憂いを含んだ表情をするのだろう。
(これはこれで色っぽいな……)
仕事中だというのに他のことに頭が達きそうなのを無理矢理律して、シャッターが切られていくのを見守る。
カメラマンが笑うよう指示を出しているのに、玄の表情は硬いままだ。早々と笑おうとするのを諦め、憂いを含んだ頑なな表情はズンッと男の劣情を誘う。しかも僅かにメイクをされてはいるが元が美しすぎるからライトの下でより一層、玄の美しさが際立っている。
桐生は近くのスタッフを手招きすると耳元で指示を出す。
「無理に笑わせようとするな。そのまま好きな表情をさせるように言え」
「分かりました」
スタッフはすぐにカメラマンのところに飛んでいき、桐生から出された指示を忠実に伝えていく。これにはカメラマンも少しほっとしているようだ。絵コンテの段階では僅かに笑っているモデルと指示されているからその表情を引き出そうと躍起になって焦っていたのだろう。クライアントからの指示変更となれば喜んで受け入れ、新たな指示を玄に出す。
「いつも通り椅子に座っているイメージで……そうですね、会議に出席している感じで」
ぶすっとした玄が、ビジネスモードと言われた途端、今までにないほど生気を取り戻したように怜悧な眼差しで遠くを凝視し始めた。その姿に周囲はほうっとため息を吐く中、桐生だけが胸をときめかせた。
やはり玄は仕事をしている時が一番輝いている。それは20年前の生徒会の日々を彷彿とさせる。子供のお遊びの延長である生徒会という仕事に一人だけ真摯に向き合い、人を動かしながら自らも常人ではありえない仕事量をこなしていた時の玄の、無表情の中にも生き生きとした眼差しがそこにあった。
そうだ、玄という男に興味を覚えたのはその美しすぎる容姿とぶれない孤高な態度だが、のめり込んだのはこの眼差しを見てからだ。無表情で一見つまらなそうにしているのに、その瞳の奥は輝きとても楽しそうで、何を考えているのかをもっと知りたくなったのだ。知って、さらに深みにはまった。
一瞬の美しさに惚けている面々は知らないだろう。
このストイックな眼差しの男が、一回でも蕩けた後に見せる妖艶な表情を。
(やはり、玄はどこまでも美しい……)
ゆったりと椅子に腰かけて組んだ足の上に手を置く帝王のような姿は、彼の末弟が『静謐』と名付けたその言葉がもっともしっくりとくる。周囲の空気がキンと冷え、だが絶対的な王者がいることによる安心感で静かで穏やかな雰囲気を醸し出す。
狂ったようにカメラマンがシャッターを押しながら彼を様々な角度から映し出していく。
ただのカタログフォトだというのに、その魅力に惹き込まれたかのように夢中で押し続けていく。
何度か衣装を変えポーズを変え玄を撮り、半日をかけた撮影が終わると、桐生は仕事を部下に任せ玄の控室に向かった。
これほど緊張感を持った撮影は近年なく、キリュウ・コーポレーションのスタッフも撮影スタッフも満足げだが次第に顔色を悪くしていく彼が気になってその足が速くなる。
「玄、入るぞ」
数度ノックすると返事を待たずに扉を開けた。
私服に着替え終えた玄がぐったりと長椅子に横になっていた。
「どうしたんだ、玄。疲れたかい?」
返事はない。
「どうした……辛いのか?」
慌てて駆け寄る。覗き込むと、うっすらと額に汗が浮いている。
「お腹が張るか? すぐに病院に行こう」
まだ臨月までは8週ある、はずだ。産婦人科への同行を許してもらえない桐生は、アバウトにしか把握できていないが、母子手帳に記載された予定日にはまだ早い。
廊下を行き交うスタッフにタクシーの手配を頼むと、かかりつけの産婦人科に連絡を入れてから桐生は玄を抱え上げた。
「返事はできるか、玄。すぐに病院に連れていくからもう少し我慢しろ」
僅かに玄が頷いた。
桐生は速足に進みスタジオの入り口に向かう。1秒でも早くタクシーに乗り込むために玄を抱えたままエントランスで到着を待つ。
「大丈夫だ、玄。ここから病院までは離れていないから」
優しく玄に語りかけ、そして彼に気付かれないよう奥歯を噛みしめた。
不甲斐ない。
体調があまりよくないとすぐに気づいたのに、仕事を優先させてしまった。玄は今、通常の状態ではないのだからもっと気にかけるべきだった。撮影なんかいつだっていいし、玄でなくてもいい。ただ美しい装いの玄を皆に称賛して欲しくて……自分の欲を優先してしまった。写真嫌いの玄がカメラの前に立つだけでストレスを感じていただろう。そして、ストレスは妊夫には大敵だ。ダイレクトに胎児に影響する。
やってきたタクシーに乗り込み、行先を告げる。玄を自分の体に凭れかからせその身体が揺れないよう手を回す。
不調に慣れていない玄は目を開くのも喋るのも億劫だろう。安心しろと伝える代わりに、脇腹を優しくトントンとリズミカルに叩く。まるで母親が子供を寝かしつけるときのように。少しでも玄が安心して身体の強張りを解いてくれればと祈りながら。昼の都心の道は大した渋滞もなくスムーズに病院まで二人を運んでくれる。
到着すると連絡を入れていた病院スタッフがすでに待機していた。タクシーが止まると同時に玄はスタッフによって運び出され、用意していたストレッチャーに乗せられ診察室へと駆けこまれる。桐生も会計を済ませ慌てて後を追いかけた。
「お父さんはこちらでお待ちくださいね」
診察室の中まで入ろうとする桐生を、笑顔を絶やさない看護師がやんわりと押さえつけ、待合室の椅子に座らせた。
「でもっ!」
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