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本編2
1-3
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(せっかくのご挨拶なのに弱音ばっかり吐いてちゃダメだ……もっとしっかりしないと!)
これから帰って来るという遙人の父にしっかりとした姿を見せなければ。
ぐっと腹の底に力を貯めてトイレから出る。居間に戻ろうとする廊下の途中に、先ほど遙人に頭を撫でられた弟が立っていた。
「あのさ、あんた大丈夫か?」
「へ? あ……やっぱりお兄さんと釣り合わないかな」
「そういうんじゃなくて、にーちゃん重くないか?」
「はい?」
「だってやること全部管理されてるんだろ? 何時に帰ってくるんだとか今日は何してたんだとか。誰に会ってどういうことして何喋ってってすっげー聞いてくんじゃん。嫌とかないわけ?」
「嫌とかは……」
確かに外出をしようとすると事細かに行き先や帰宅時間を聞かれ、帰ってきたら何があったかを話せと迫ってくる。だがそれは一度彼を裏切ったからだ。自分に自信がなさ過ぎてプロに駆け込んだり出奔したりしたから、遙人は気を揉んでしまうのだ。
「あんたそんなんだと本当ににーちゃんに雁字搦めにされちまうぞ。苦しくなっち窒息死しまうぞ」
心配……されてるのだろうか。
「嫌だったらちゃんと言わないと兄ちゃん調子に乗って無茶難題ふっかけてくるから。あんた、すっげー気が弱そうだし嫌とか言いそうにないし、ひ弱だし本当ににーちゃんよりも年上なのか?」
「あ……」
「そうやってるとマジでにーちゃんの良いようにされちまうぞ。嫌なことはちゃんと言わないとダメだからな」
「いや、ちゃんと言ってるから……」
「大体あんたにーちゃんの好みドンピシャだからさ。気が弱くてちっちゃくて細くて頼りないところとかさ。守んなきゃ死にそうでやばい系だろ」
「……さすがにもっとしっかりしてるよ」
なんせ遙人に出会うまではちゃんと社会人をやっていたくらいだ。簡単には死なないし一人暮らしだってできる。
だが遙人の家族には隆則はとても儚い存在のように映るらしい。
「遙人、くんは……ダメな人間の方がいいのかな」
「今にも死にそうなのとか大好きっぽいよな。よくガリガリの猫とか犬とか虫とか拾ってくるからなぁにーちゃん」
犬猫や虫と同列なのだろうか。
「人間でそんな奴いないと思ってたけど、あんた本当に可哀想だよ」
ゴンと容赦ないげんこつが降って、「いたっ!」と悲鳴が上がる。
「なにが可哀想だって言うんだ? 中坊のくせに生意気なこと言ってんな」
いつの間にか背後に来ていた遙人が、怒りを露わにした表情で仁王立ちになっている。「痛いだろにーちゃんっ! ホントのことじゃんか、死にそうなのが好きなの」
「隆則さんを犬猫と一緒にするな! 失礼だろう」
「あ……俺気にしないからそんなに怒らなくても……」
「ダメです、ちゃんと教えないとなんでも勝手に言って、周囲を不快にさせるんですから」
声のトーンが急に穏やかになっていると遙人は気づいているのだろうか。分かっているのか、殴られた弟は痛そうな嫌そうな顔をしている。
「あんたさ、にーちゃんが重くなったらすぐにかーちゃんに言えよ」
それだけ言い残して廊下を脱兎のごとく逃げていく。
「おいこらっ!」
追いかけようとするのを慌てて引き留めれば嘆息した遙人がガシリと腕を掴んできた。いつにない真剣な表情だ。
「あいつの言うことを本気にしないでくださいね。俺、それだけで隆則さんが好きってわけじゃないですから」
「うん、分かってるよ」
だが日常生活不全な隆則を見て放っておけなかったのだろうという気はしている。彼がいつから自分を好きになったのか、どうしてこんなにも大事にしてくれるのかを聞いたことがないから、不安はあるが。
「大丈夫、遙人が俺のことを大事にしてくれてるの、一番分かってるから」
安心させたくて言い募る。同時に、遙人の家族がしているのが隆則が考えていたのとは違う心配だったことにただただ驚いていた。こんな年の離れた人間が相手だというのに、母親も弟も詰るでもなく心配してくれている。それがいつになく擽ったい。
彼らの中で遙人はどんな認識になっているのか、一度聞いてみたくなる。こんなにも情に篤い人間なのにと不思議になる。
やはり家族と恋人では向ける何かが違うのかもしれないと自分を納得させれば、遙人がふわりと笑った。実家の誰が通るかも分からない廊下だというのに、家にいるのと同じ感覚で当たり前のように抱きしめてきた。
「おいっこら!」
「ありがとうございます、隆則さん。滅茶苦茶好きですから」
「うん……分かったから放してくれ」
「嫌です」
引き離そうとしても体格差が邪魔をしてびくともしない。
「遙人!」
「おーい、こんなところでイチャコラしてんなよぉ。他の奴が困ってるぞぉ」
間延びした低い声が廊下に轟き、隆則は一気に身体を硬くした。怒っているかのような響きが廊下を走っていくようで、こんなことをしているのを咎められているとしか思えない。
「あ、お帰り父さん。今回はどこまで行ってた?」
「青森だ。久しぶりに会ったがお前変わらねーな」
トラックの運転手をしているという遙人の父は想像していた以上に豪快なようで、自分よりも長身になった遙人の頭を撫で回すと「いい加減解放してやれ」とさっさか居間へと入っていった。
「まぁこんな感じの家族ですから気を遣わないでくださいね、隆則さん」
「あ……うん、頑張る」
それでも、この三年あまりほぼ引き籠もりの隆則にとって人と会って話すのは容易なことではない。プライベートなら尚更で、居間の扉をくぐればやはり緊張してしまう。父親と母親が並んで座っている正面に正座すれば、すぐさま先ほどとは違う弟がお茶を出してきた。遙人も当たり前のように隣に座ってくる。
「ちゃんと紹介するよ、こちらが隆則さん。で、こっちが両親です」
「初めまして、五十嵐隆則です」
勢いよく頭を下げれば湯飲みに頭をぶつけそうになり、予測していた遙人がすぐに事故回避のためにスッとどけていく。見事なコンビネーション凹凸コンビネーションを遙人の両親は楽しそうに眺め、穏やかな様子で頭を下げた。
「遙人の父と母です。隆則さんの話は息子から聞いてます。これからも遙人をよろしく」
想像以上の鷹揚さに心のざわめきがやっと落ち着く。本当にこんな自分でも認めてくれたのが嬉しくて、優しい笑みが温かくて思わず涙が出そうになる。一緒に帰省しようと言われてから一ヶ月弱、ずっと力が入っていた肩からそれが抜けていくのを感じながら、受け入れてくれた彼らに感謝がわき上がってくる。じわりと眦に涙が溜まり始めると、すぐさま遙人がハンカチで拭ってくれた。
「ありがっ……ぐずっ」
「あらぁ、良かったよ。ほら、うちの奴らはがさつだからね、隆則さん嫌にならないでくれて助かったよ」
「それにしても、隆則さんよぉ。あんたちゃんと食ってんのか? 遙人がテキトーなもん作ってるから食えねぇのか?」
「いや、遙人くんはちゃんとした物を作ってくれてます!」
慌てて否定するが、どうやら水谷家では心配してしまうくらい隆則は貧相な体型をしているようだ。これでも遙人のおかげで12月に入ったばかりの頃よりも肉付きは良くなっており、近年なかなか叩き出せなかった数字であるはずなのにとつい自分の腕を見つめたが、ワイシャツの袖口から覗く手首は確かに成人男性にしては細い部類だろう。
さっきも末の弟に「死にそう」だと言われた隆則だ、もっと太った方が良いのだろうかと思案してしまう。
別に女性のようにダイエットした結果ではなく、仕事を始めるとつい食事を疎かにしてしまうのがいけないのだ。ちゃんと三食食べて元気に遙人と夜の散歩をすればもう少しは筋肉が付くだろう。
「次、お会いするときまでにはがんばります……」
「それがいいよ。じゃないとあんた早死にしちまうよ」
こんな風に心配してくるところが遙人そっくりだと思いながら、誰かに気にかけて貰うこそばゆさに耐える。長いこと煩わしいと後ろめたいで「家族」から離れていたせいで忘れかけていた温かさを味わう。
「じゃあ挨拶が終わったから俺たち帰るから」
「おいおい、飯食ってくんじゃないのか?」
「弁当買ってきてくれたじゃないかい、それがお昼だと思ったんだけどねぇ」
「あれ? 弟たちで終わる量だろ」
「え?」
重そうな袋をあの弟たちが一食で食べるというのか。
「まぁ確かにねぇ」
なぜそこで母親も同意してるんだ?
一つですら時には残してしまう隆則には信じられない会話に、滲み出ていた涙があっという間に引っ込む。あんなに大量なのが一食分だというのか。今時の育ち盛りの食欲が信じられず何度も遙人を見てしまう。
「隆則さんが小食すぎるんです。あいつら平気で隆則さんの三~四倍は食べますから」
これから帰って来るという遙人の父にしっかりとした姿を見せなければ。
ぐっと腹の底に力を貯めてトイレから出る。居間に戻ろうとする廊下の途中に、先ほど遙人に頭を撫でられた弟が立っていた。
「あのさ、あんた大丈夫か?」
「へ? あ……やっぱりお兄さんと釣り合わないかな」
「そういうんじゃなくて、にーちゃん重くないか?」
「はい?」
「だってやること全部管理されてるんだろ? 何時に帰ってくるんだとか今日は何してたんだとか。誰に会ってどういうことして何喋ってってすっげー聞いてくんじゃん。嫌とかないわけ?」
「嫌とかは……」
確かに外出をしようとすると事細かに行き先や帰宅時間を聞かれ、帰ってきたら何があったかを話せと迫ってくる。だがそれは一度彼を裏切ったからだ。自分に自信がなさ過ぎてプロに駆け込んだり出奔したりしたから、遙人は気を揉んでしまうのだ。
「あんたそんなんだと本当ににーちゃんに雁字搦めにされちまうぞ。苦しくなっち窒息死しまうぞ」
心配……されてるのだろうか。
「嫌だったらちゃんと言わないと兄ちゃん調子に乗って無茶難題ふっかけてくるから。あんた、すっげー気が弱そうだし嫌とか言いそうにないし、ひ弱だし本当ににーちゃんよりも年上なのか?」
「あ……」
「そうやってるとマジでにーちゃんの良いようにされちまうぞ。嫌なことはちゃんと言わないとダメだからな」
「いや、ちゃんと言ってるから……」
「大体あんたにーちゃんの好みドンピシャだからさ。気が弱くてちっちゃくて細くて頼りないところとかさ。守んなきゃ死にそうでやばい系だろ」
「……さすがにもっとしっかりしてるよ」
なんせ遙人に出会うまではちゃんと社会人をやっていたくらいだ。簡単には死なないし一人暮らしだってできる。
だが遙人の家族には隆則はとても儚い存在のように映るらしい。
「遙人、くんは……ダメな人間の方がいいのかな」
「今にも死にそうなのとか大好きっぽいよな。よくガリガリの猫とか犬とか虫とか拾ってくるからなぁにーちゃん」
犬猫や虫と同列なのだろうか。
「人間でそんな奴いないと思ってたけど、あんた本当に可哀想だよ」
ゴンと容赦ないげんこつが降って、「いたっ!」と悲鳴が上がる。
「なにが可哀想だって言うんだ? 中坊のくせに生意気なこと言ってんな」
いつの間にか背後に来ていた遙人が、怒りを露わにした表情で仁王立ちになっている。「痛いだろにーちゃんっ! ホントのことじゃんか、死にそうなのが好きなの」
「隆則さんを犬猫と一緒にするな! 失礼だろう」
「あ……俺気にしないからそんなに怒らなくても……」
「ダメです、ちゃんと教えないとなんでも勝手に言って、周囲を不快にさせるんですから」
声のトーンが急に穏やかになっていると遙人は気づいているのだろうか。分かっているのか、殴られた弟は痛そうな嫌そうな顔をしている。
「あんたさ、にーちゃんが重くなったらすぐにかーちゃんに言えよ」
それだけ言い残して廊下を脱兎のごとく逃げていく。
「おいこらっ!」
追いかけようとするのを慌てて引き留めれば嘆息した遙人がガシリと腕を掴んできた。いつにない真剣な表情だ。
「あいつの言うことを本気にしないでくださいね。俺、それだけで隆則さんが好きってわけじゃないですから」
「うん、分かってるよ」
だが日常生活不全な隆則を見て放っておけなかったのだろうという気はしている。彼がいつから自分を好きになったのか、どうしてこんなにも大事にしてくれるのかを聞いたことがないから、不安はあるが。
「大丈夫、遙人が俺のことを大事にしてくれてるの、一番分かってるから」
安心させたくて言い募る。同時に、遙人の家族がしているのが隆則が考えていたのとは違う心配だったことにただただ驚いていた。こんな年の離れた人間が相手だというのに、母親も弟も詰るでもなく心配してくれている。それがいつになく擽ったい。
彼らの中で遙人はどんな認識になっているのか、一度聞いてみたくなる。こんなにも情に篤い人間なのにと不思議になる。
やはり家族と恋人では向ける何かが違うのかもしれないと自分を納得させれば、遙人がふわりと笑った。実家の誰が通るかも分からない廊下だというのに、家にいるのと同じ感覚で当たり前のように抱きしめてきた。
「おいっこら!」
「ありがとうございます、隆則さん。滅茶苦茶好きですから」
「うん……分かったから放してくれ」
「嫌です」
引き離そうとしても体格差が邪魔をしてびくともしない。
「遙人!」
「おーい、こんなところでイチャコラしてんなよぉ。他の奴が困ってるぞぉ」
間延びした低い声が廊下に轟き、隆則は一気に身体を硬くした。怒っているかのような響きが廊下を走っていくようで、こんなことをしているのを咎められているとしか思えない。
「あ、お帰り父さん。今回はどこまで行ってた?」
「青森だ。久しぶりに会ったがお前変わらねーな」
トラックの運転手をしているという遙人の父は想像していた以上に豪快なようで、自分よりも長身になった遙人の頭を撫で回すと「いい加減解放してやれ」とさっさか居間へと入っていった。
「まぁこんな感じの家族ですから気を遣わないでくださいね、隆則さん」
「あ……うん、頑張る」
それでも、この三年あまりほぼ引き籠もりの隆則にとって人と会って話すのは容易なことではない。プライベートなら尚更で、居間の扉をくぐればやはり緊張してしまう。父親と母親が並んで座っている正面に正座すれば、すぐさま先ほどとは違う弟がお茶を出してきた。遙人も当たり前のように隣に座ってくる。
「ちゃんと紹介するよ、こちらが隆則さん。で、こっちが両親です」
「初めまして、五十嵐隆則です」
勢いよく頭を下げれば湯飲みに頭をぶつけそうになり、予測していた遙人がすぐに事故回避のためにスッとどけていく。見事なコンビネーション凹凸コンビネーションを遙人の両親は楽しそうに眺め、穏やかな様子で頭を下げた。
「遙人の父と母です。隆則さんの話は息子から聞いてます。これからも遙人をよろしく」
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「ありがっ……ぐずっ」
「あらぁ、良かったよ。ほら、うちの奴らはがさつだからね、隆則さん嫌にならないでくれて助かったよ」
「それにしても、隆則さんよぉ。あんたちゃんと食ってんのか? 遙人がテキトーなもん作ってるから食えねぇのか?」
「いや、遙人くんはちゃんとした物を作ってくれてます!」
慌てて否定するが、どうやら水谷家では心配してしまうくらい隆則は貧相な体型をしているようだ。これでも遙人のおかげで12月に入ったばかりの頃よりも肉付きは良くなっており、近年なかなか叩き出せなかった数字であるはずなのにとつい自分の腕を見つめたが、ワイシャツの袖口から覗く手首は確かに成人男性にしては細い部類だろう。
さっきも末の弟に「死にそう」だと言われた隆則だ、もっと太った方が良いのだろうかと思案してしまう。
別に女性のようにダイエットした結果ではなく、仕事を始めるとつい食事を疎かにしてしまうのがいけないのだ。ちゃんと三食食べて元気に遙人と夜の散歩をすればもう少しは筋肉が付くだろう。
「次、お会いするときまでにはがんばります……」
「それがいいよ。じゃないとあんた早死にしちまうよ」
こんな風に心配してくるところが遙人そっくりだと思いながら、誰かに気にかけて貰うこそばゆさに耐える。長いこと煩わしいと後ろめたいで「家族」から離れていたせいで忘れかけていた温かさを味わう。
「じゃあ挨拶が終わったから俺たち帰るから」
「おいおい、飯食ってくんじゃないのか?」
「弁当買ってきてくれたじゃないかい、それがお昼だと思ったんだけどねぇ」
「あれ? 弟たちで終わる量だろ」
「え?」
重そうな袋をあの弟たちが一食で食べるというのか。
「まぁ確かにねぇ」
なぜそこで母親も同意してるんだ?
一つですら時には残してしまう隆則には信じられない会話に、滲み出ていた涙があっという間に引っ込む。あんなに大量なのが一食分だというのか。今時の育ち盛りの食欲が信じられず何度も遙人を見てしまう。
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