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本編1
8-3
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ゲイなんてそうそういやしない。「そういう」所にでも行かない限り出会えるわけがない。例えゲイだったとしても、こんな貧相でパッとしない容姿の自分は、恋愛の対象になんかなるはずがない。
期待なんかしちゃだめだ。
優しさに慣れちゃだめだ。
雇用契約の範囲を死守だ。
何度も自分に言い聞かせ、隆則は自分で洗うために手を伸ばした。
「後は自分でする」
「無理でしょう。足を少し上げてください。男同士なんですから気にしないでいいですから」
(男同士だから気にするんだよっ!)
「俺、弟たちの世話で慣れてますから本当に気にしないでください」
手慣れているのはそのせいかと合点がいきながらも、だからって彼が世話をしたのは兄弟だからであって、こんな他人の年上の男は対象範囲外だ。
(気を許すな)
一瞬でも気を緩めたら絶対に自分は彼に恋をしてしまう。
また叶わなくて辛いだけの恋を……。
嫌ってほど知っている。恋をした瞬間の幸福感も想うだけの寂しさも、叶わないと悟った時の絶望感も、愛する相手を欲する飢餓感も。だから全部を諦めれば襲い来る乾きを気付かないフリができる。
どうしても我慢できなければ、金を払って得られる疑似恋愛で誤魔化せばいい。
本物は、もういらない。
だから遥人へこれ以上気持ちが傾かないように、触れないで欲しい。
けれど、疲れ切った身体はもう眠ること以外を求めていない。これ以上隆則の命令など受けたくないと力を入れることすら放棄している。
「背中を洗えば終わりですから、もう少し我慢してください」
二人で作成した雇用契約書には記載していないのだからここまでする必要はないんだと言いたくて、でも喉から言葉は出ない。
疲れているから、ではない。単純にこの心地よい時間を失いたくないからだ。
自分が大事にされていると錯覚するこの瞬間を。
「シャワーをかけますからね」
ゆっくりと足先から架けられる温かい湯が、色を変えた泡を少しずつ流していく。全部を流し終え、バスタブに隆則の身体を寄りかからせると、遥人はフェイスタオルでまずはと髪を拭い、次に大判のバスタオルを広げて、それを隆則に巻き付けた。
「失礼します」
ヒョイっと荷物のように抱き上げられて驚いているはずなのに、手足をバタつかせるだけの気力がない隆則は小さな声で「下ろして」とかろうじて言えただけで、あとは何もできないでいた。温まった身体が気持ちよくて、本当にもう眠ってしまいそうだ。それを僅かに残っている気力だけでなんとか眠りの縁にしがみついてその奥へと転がり落ちないようにするのが精いっぱいだ。
だらりと垂れた手足から水滴が落ちて床を濡らすのを感じながら、すぐにでも眠ってしまいそうな自分を奮わせる。
ベッドで下ろされ、タオルを押し付けながら身体の水滴が丁寧に拭われていく。擦るのとは違った優しい感触。あらかたの水分を拭い去ったあと、クローゼットを開けて適当に見繕った服を着せられながら、もう無理と隆則はそこで意識を飛ばした。
微かな意識で聞き取ったのは「手の焼ける人ですね……」という、少し呆れたような少し笑っているような、そんな子供に向ける声だった。
目を覚ましたのはそれからまるまる24時間が経過してからだった。夢も見ないほどの深い眠りをたっぷりと貪った頭はまだ機能停止状態でぼんやりしている。なぜ自分がベッドにいるのかもわからないまま周囲を見渡せば、いつもの寝室兼仕事部屋……なのに、何かが違っているように思えた。
燦燦と降りしきる太陽の光が存分に注いだこの部屋を見たのは何年ぶりだろうか。
いつも遮光カーテンを引いたままで暗いのが当たり前だったから珍しいのだろうか……。いや、でもそれだけじゃない。カーテンが開けられていることも驚きだが、それよりもなによりも、徹夜明けなのに部屋が綺麗だ。
パソコンの周囲に乱雑に置かれていたコップもなければポッキーの空き箱もない。遥人が来てからマメに掃除してもらっているおかげで以前のようなカオスな状況からは脱しているが、それだって徹夜続きでとても掃除などできるはずがないのに、自分がいる部屋は誰がどう見ても美しい状況だ。
ずっと寝ているだけだった隆則がするはずがない。となれば一人しかいない。
「申し訳ないことをしたなぁ」
確かに彼の仕事は家事一切だが、あんなにも汚れきった部屋を掃除させるのは心が痛んだ。淀んでいたはずの部屋の空気もいつの間にかすっきりしていて、いつの間にか換気までしてくれていたことを教えてくれる。
きっと隆則が起きないように気を使いながらだっただろう。
大学の勉強も大変らしいのに、本当に申し訳ない。
だが助かっているのも確かだ。
「……ところで俺、なんかすげーさっぱりしてる」
部屋だけではない、身体までもがとてもさっぱりしている……ような気がする。いつもの徹夜明けとは全く違った感触だ。いつもならべたつく身体が気持ち悪くて、なんか全身に湿疹でもできているんじゃないかという痒さに襲われるのに、今回はそれがない。
「なんでだ?」
必死に記憶をたどっていき、仕事のデータを送信したかどうかから記憶があいまいになっていることに気付いた。
「……締切っ!」
慌ててパソコンに向かい、メールを確認する。いくつか来ているメールの中に後輩の名前を見つけ慌てて開ければ、謝意がつづられていた。
「ちゃんと納品したんだ……」
ほっとしてついでにと他のメールをチェックしながら、その後の記憶を必死で手繰り寄せていく。
(そうだ、仕事終わって風呂に入ろうとしたんだ)
会社員時代と違って在宅だからすぐそこに風呂があると、眠い身体を叱りつけて風呂に入ろうとした。けど、自力では辿り着けなかった。そうだ、足がもつれて転びそうになったのを遥人に抱えてもらったのだ。
そして……。
その後の展開を思い出して隆則は赤面した。
服を脱がされ全身を洗ってもらったのだ。
貧相な身体を見られたことよりも、分身までもを丁寧に洗われたことに悶絶した。分身と共に……。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ! ……やべっ鎮まれバカっ!」
デスクに頭をぶつけて変な脳内イメージを消し去った後、物言わぬのに自己主張だけは激しいそれを叱りつけてなんとか収めようと気を逸らすことに専念した。
とにかく仕事のことを考えれば兆したものは鎮まりかえるのを知っているので、まずはとばかりに仕事のメールを追いかけた。
大量に届いている依頼の中からスケジュールや面白度を照らし合わせてチョイスしていき、相手に返信していく。その間に期待損だとばかりに分身が萎えていった。
(変な期待なんかしちゃだめだ、ドリームだってする必要はない!)
声に出さず自分に言い聞かせる。
今までの悲しい記憶を思い出せば、ゲイでもノンケでも片想いはただただ辛いだけだ。実ることはないし、想うのだって結末を知っていれば心が疲れる。どうせいつだって恋心を募らせたって報われないのだ。
恋人がいれば何かが変わるような気になるが、まず恋人を得るための努力もしていない自分が何かを得られるはずがないし、もう何度も振られた身としては、これ以上傷つきたくはない。
隆則の場合、何度か喰われてからポイ捨てという経験はないが、だからこそ辛いのだ。つまみ食いすらする気が起こらないほど誰にも興味を持ってもらえないということでもある。
ちょっと摘ままれるだけ魅力的な人たちが羨ましい。
ヒョロヒョロで皮と骨しかない身体だ。しかも表情だって陰鬱で気弱で根暗。唯一の趣味にして仕事であるプログラミングだって、一日中パソコンに向かうばかりで外見の印象をより一層暗くさせていく。
どうせ誰も自分を愛さないんだ、なんて期待しながらやさぐれる時期はもう過ぎた。誰にも愛されないし辛いのも嫌だと割り切ってしまっている隆則はただひたすら自分の中で感情を芽生えさせないでいることを徹底してきたのだ。どうせ愛しても愛してもらえないのなら、誰も愛さなければいい、と。
だから、変な感情が動かないようにひたすら心を鎮めて眺めるだけに徹しようとしているのに。
とにかく仕事だ仕事。老後は一人で寂しく穏やかに過ごすために今はたっぷりと金を溜め込むと決めたんだ、まだ仕事の依頼があるうちにどんどんこなしていこう。
スケジュールを確認して、今回のように遥人に迷惑をかけるような事態にならないようほんの少しだけ余裕を持たせる予定組みをしながら、けれど頭の端にあの顔が消えることはなかった。
期待なんかしちゃだめだ。
優しさに慣れちゃだめだ。
雇用契約の範囲を死守だ。
何度も自分に言い聞かせ、隆則は自分で洗うために手を伸ばした。
「後は自分でする」
「無理でしょう。足を少し上げてください。男同士なんですから気にしないでいいですから」
(男同士だから気にするんだよっ!)
「俺、弟たちの世話で慣れてますから本当に気にしないでください」
手慣れているのはそのせいかと合点がいきながらも、だからって彼が世話をしたのは兄弟だからであって、こんな他人の年上の男は対象範囲外だ。
(気を許すな)
一瞬でも気を緩めたら絶対に自分は彼に恋をしてしまう。
また叶わなくて辛いだけの恋を……。
嫌ってほど知っている。恋をした瞬間の幸福感も想うだけの寂しさも、叶わないと悟った時の絶望感も、愛する相手を欲する飢餓感も。だから全部を諦めれば襲い来る乾きを気付かないフリができる。
どうしても我慢できなければ、金を払って得られる疑似恋愛で誤魔化せばいい。
本物は、もういらない。
だから遥人へこれ以上気持ちが傾かないように、触れないで欲しい。
けれど、疲れ切った身体はもう眠ること以外を求めていない。これ以上隆則の命令など受けたくないと力を入れることすら放棄している。
「背中を洗えば終わりですから、もう少し我慢してください」
二人で作成した雇用契約書には記載していないのだからここまでする必要はないんだと言いたくて、でも喉から言葉は出ない。
疲れているから、ではない。単純にこの心地よい時間を失いたくないからだ。
自分が大事にされていると錯覚するこの瞬間を。
「シャワーをかけますからね」
ゆっくりと足先から架けられる温かい湯が、色を変えた泡を少しずつ流していく。全部を流し終え、バスタブに隆則の身体を寄りかからせると、遥人はフェイスタオルでまずはと髪を拭い、次に大判のバスタオルを広げて、それを隆則に巻き付けた。
「失礼します」
ヒョイっと荷物のように抱き上げられて驚いているはずなのに、手足をバタつかせるだけの気力がない隆則は小さな声で「下ろして」とかろうじて言えただけで、あとは何もできないでいた。温まった身体が気持ちよくて、本当にもう眠ってしまいそうだ。それを僅かに残っている気力だけでなんとか眠りの縁にしがみついてその奥へと転がり落ちないようにするのが精いっぱいだ。
だらりと垂れた手足から水滴が落ちて床を濡らすのを感じながら、すぐにでも眠ってしまいそうな自分を奮わせる。
ベッドで下ろされ、タオルを押し付けながら身体の水滴が丁寧に拭われていく。擦るのとは違った優しい感触。あらかたの水分を拭い去ったあと、クローゼットを開けて適当に見繕った服を着せられながら、もう無理と隆則はそこで意識を飛ばした。
微かな意識で聞き取ったのは「手の焼ける人ですね……」という、少し呆れたような少し笑っているような、そんな子供に向ける声だった。
目を覚ましたのはそれからまるまる24時間が経過してからだった。夢も見ないほどの深い眠りをたっぷりと貪った頭はまだ機能停止状態でぼんやりしている。なぜ自分がベッドにいるのかもわからないまま周囲を見渡せば、いつもの寝室兼仕事部屋……なのに、何かが違っているように思えた。
燦燦と降りしきる太陽の光が存分に注いだこの部屋を見たのは何年ぶりだろうか。
いつも遮光カーテンを引いたままで暗いのが当たり前だったから珍しいのだろうか……。いや、でもそれだけじゃない。カーテンが開けられていることも驚きだが、それよりもなによりも、徹夜明けなのに部屋が綺麗だ。
パソコンの周囲に乱雑に置かれていたコップもなければポッキーの空き箱もない。遥人が来てからマメに掃除してもらっているおかげで以前のようなカオスな状況からは脱しているが、それだって徹夜続きでとても掃除などできるはずがないのに、自分がいる部屋は誰がどう見ても美しい状況だ。
ずっと寝ているだけだった隆則がするはずがない。となれば一人しかいない。
「申し訳ないことをしたなぁ」
確かに彼の仕事は家事一切だが、あんなにも汚れきった部屋を掃除させるのは心が痛んだ。淀んでいたはずの部屋の空気もいつの間にかすっきりしていて、いつの間にか換気までしてくれていたことを教えてくれる。
きっと隆則が起きないように気を使いながらだっただろう。
大学の勉強も大変らしいのに、本当に申し訳ない。
だが助かっているのも確かだ。
「……ところで俺、なんかすげーさっぱりしてる」
部屋だけではない、身体までもがとてもさっぱりしている……ような気がする。いつもの徹夜明けとは全く違った感触だ。いつもならべたつく身体が気持ち悪くて、なんか全身に湿疹でもできているんじゃないかという痒さに襲われるのに、今回はそれがない。
「なんでだ?」
必死に記憶をたどっていき、仕事のデータを送信したかどうかから記憶があいまいになっていることに気付いた。
「……締切っ!」
慌ててパソコンに向かい、メールを確認する。いくつか来ているメールの中に後輩の名前を見つけ慌てて開ければ、謝意がつづられていた。
「ちゃんと納品したんだ……」
ほっとしてついでにと他のメールをチェックしながら、その後の記憶を必死で手繰り寄せていく。
(そうだ、仕事終わって風呂に入ろうとしたんだ)
会社員時代と違って在宅だからすぐそこに風呂があると、眠い身体を叱りつけて風呂に入ろうとした。けど、自力では辿り着けなかった。そうだ、足がもつれて転びそうになったのを遥人に抱えてもらったのだ。
そして……。
その後の展開を思い出して隆則は赤面した。
服を脱がされ全身を洗ってもらったのだ。
貧相な身体を見られたことよりも、分身までもを丁寧に洗われたことに悶絶した。分身と共に……。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ! ……やべっ鎮まれバカっ!」
デスクに頭をぶつけて変な脳内イメージを消し去った後、物言わぬのに自己主張だけは激しいそれを叱りつけてなんとか収めようと気を逸らすことに専念した。
とにかく仕事のことを考えれば兆したものは鎮まりかえるのを知っているので、まずはとばかりに仕事のメールを追いかけた。
大量に届いている依頼の中からスケジュールや面白度を照らし合わせてチョイスしていき、相手に返信していく。その間に期待損だとばかりに分身が萎えていった。
(変な期待なんかしちゃだめだ、ドリームだってする必要はない!)
声に出さず自分に言い聞かせる。
今までの悲しい記憶を思い出せば、ゲイでもノンケでも片想いはただただ辛いだけだ。実ることはないし、想うのだって結末を知っていれば心が疲れる。どうせいつだって恋心を募らせたって報われないのだ。
恋人がいれば何かが変わるような気になるが、まず恋人を得るための努力もしていない自分が何かを得られるはずがないし、もう何度も振られた身としては、これ以上傷つきたくはない。
隆則の場合、何度か喰われてからポイ捨てという経験はないが、だからこそ辛いのだ。つまみ食いすらする気が起こらないほど誰にも興味を持ってもらえないということでもある。
ちょっと摘ままれるだけ魅力的な人たちが羨ましい。
ヒョロヒョロで皮と骨しかない身体だ。しかも表情だって陰鬱で気弱で根暗。唯一の趣味にして仕事であるプログラミングだって、一日中パソコンに向かうばかりで外見の印象をより一層暗くさせていく。
どうせ誰も自分を愛さないんだ、なんて期待しながらやさぐれる時期はもう過ぎた。誰にも愛されないし辛いのも嫌だと割り切ってしまっている隆則はただひたすら自分の中で感情を芽生えさせないでいることを徹底してきたのだ。どうせ愛しても愛してもらえないのなら、誰も愛さなければいい、と。
だから、変な感情が動かないようにひたすら心を鎮めて眺めるだけに徹しようとしているのに。
とにかく仕事だ仕事。老後は一人で寂しく穏やかに過ごすために今はたっぷりと金を溜め込むと決めたんだ、まだ仕事の依頼があるうちにどんどんこなしていこう。
スケジュールを確認して、今回のように遥人に迷惑をかけるような事態にならないようほんの少しだけ余裕を持たせる予定組みをしながら、けれど頭の端にあの顔が消えることはなかった。
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