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本編1
7-3
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「ごめん……他の服ないかな?」
もう一度クローゼットを漁ろうとした隆則を遥人が慌てて制した。
「大丈夫です、充分ですよ。俺元々ぴったりな服って滅多に見つからないから」
「でもこれだと寒いから。朝は冷えるし……」
だがどれだけ探しても体格差は歴然としており、隆則の持っている服では何一つ賄うことはできない。
(俺がもっと男らしい体型だったら……)
貧相極まりない肉体が恨めしくなる。少しでも横幅があればもう少し大きな服を手に入れていただろうが、如何せん不摂生な生活がたたって体重だって50キロ前半だ。市販のSサイズの服ですら余ってしまう。
「本当に気にしないでください……あの、腹が減ったので行きませんか?」
「うん……」
本当に役に立たないな自分と落ち込みながら彼に促され玄関へと向かう。
そこで素足のまま出ようとする彼を慌てて引き留めた。
「何か履くもの……っ」
そうだ、素足のままなのだ。だが服以上に靴は難しい。どんなに頑張ったって自分よりもずっと大きな足を綺麗に収められる履物などどこにもない。
「そうだ!」
寝室のタンスから一番伸縮性の高い靴下を取り出し、少しだけ大きめだと思っていたサンダルを出す。スニーカーや革靴では絶対に無理だろうが、季節外れのサンダルならまだ少しは可能性がある。寒さは靴下で誤魔化してもらうとして、少しは温かくできるだろう。
「ありがとうございます」
下駄のようにはみ出してしまうがそれでもぎりぎり履けたことに安堵し、家を出る。
まだ六時の冷たい夜風が残る町の中は人の姿は相変わらずない。
商店街とは反対にある国道沿いのファミレスに向かいながら、これからどうしようと考えた。
(少なくとも、このまま帰すわけにはいかないよな……)
なにせ彼の住居はとても住めないありさまだ。かろうじて荷物が見ずにかかってなかったとしても、もうあそこに住むことはできない。新たに住む場所を探すにしてもその間の拠点は必要だろうし、でなければ大変だろう……。
だが。
こんなバイト先に時々現れた客の家にいるより、彼ならきっと友達も多いことだろうし、その友人の家にしばらく厄介になることもできるだろう。たまたまあの場に居合わせたからこうして隣を歩いているのであって、そうでなければあの牛丼屋がなくなった今、もう接点など何もない。むしろここで一緒に歩いていること自体が奇跡だ。
(もう少し何かしてやりたいな……)
なにせ、家に招き入れて掃除をさせてしまったのだ。その上これから洗濯もさせてしまうことになる。その礼となることを隆則はまだ何もできていない。ただ朝食を驕るだけでは余りあるほどにしてもらっているのだ。
(なにかないかな……)
考えながら歩けばすぐにファミレスに到着する。がらんとした店内には従業員の姿しかなく、一番日当たりの良い席に案内されメニューを広げられる。そのあまりにも美味しそうに撮られた写真を見てようやく昨日の昼食以降何も口に入れていない隆則の腹が鳴った。
「ぁ……」
なぜ今鳴る! もっと別の、彼が居ないところで鳴れよバカ野郎と自分に脳内で怒鳴りつけながら、頬が段々と熱くなっていく。
「俺も腹が減りました。あの、なんでも注文していいんですか?」
「ど、どうぞ! 好きなだけ食べてくれていいから!」
タイミングの良い問いかけに慌てて力いっぱい答えてしまう。
(絶対聞こえてて、フォローしてくれたんだ……)
若いからからかってくると思ったのに、思いの外遥人は人を思いやる方の人種らしい。あの営業にこのスキルがあったならと思わずにはいられなかった。
モーニングメニューの中で一番ボリュームが少ないフレンチトーストとサラダのセットにする。
偏った食生活で段々と胃が小さくなっている隆則にはこれでも量が多いくらいだ。
(少しは生野菜食べておかないと)
そうでなくても、ずっと弁当の揚げ物ばかりを食べ続けてきたせいで胃が重くなってより量が食べられなくなってきている。少しは自分を労わろうと新鮮な野菜を取り入れようとするが、単身自炊なしだとコンビニや店のサラダが精いっぱいだ。
だが目の前に座った遥人はがっつりとした和定食のページを開いてじっくり悩んでいる。朝からご飯とか凄いなと感心しながら、眉間にシワを寄せるほど悩んでいる彼につい言葉をかける。
「食べたい量だけ頼んでいいから……」
「本当にいいんですか?」
「好きなだけ頼んでいいから」
「ありがとうございます!!」
一瞬にして遥人の顔が輝いた。年相応の無邪気な表情にこちらまで和んでくる。
和定食で目玉焼きと焼き魚の二種類を選び店員に告げる。
食事が出てくるまで間が持たず、隆則は気になっていたことをおこがましいかなと思いつつも訊ねた。
「水谷くんはこれからどうするつもりだ?」
きっと彼からはリア充な答えが返ってくるだろうと少しだけ構えながら、それを誤魔化すようにコーヒーを一口すすった。少しだけ指先が震える。
この町から去ってしまえば、もう、会えない。そしてその跡も辿れない。だからきっと、別れてしまったらもうおしまいだ。大勢の人がひしめきあう首都で、再び偶然に出会う確率なんてどう考えても低い。その偶然の割合をはじき出すためのコマンドが自然と頭に浮かんで、組まなければ叩きだせないくらいの低さであることは確かだ。ここで別れたなら、もう二度と会えない。
ゆっくりと開く唇を恐る恐る見つめながら心の準備をしていく。癒しを失う覚悟をしておけば、辛くない、から。多分。
そもそも、こんなにも最良な癒しに出会えたこと自体が偶然であり奇跡なのだ。きっと今まで仕事を頑張り続けてきた自分への神からの小さなプレゼントでしかないのに、自分は少し縋りついている、だけなんだ。
「……何も目処がないんですよ今……こういう場合って普通どうするんですかね」
思い込んでいた答えとは違ったアバウトな回答に併せて話を振られてたじろいだ。
「俺に普通とか聞かれても……」
隆則の世界は狭い、プログラミングを趣味にして生きてきてそれがたまたま時流に乗って就職し高給を得ることができたから、特に苦労した記憶もないし、そもそも急に住居を失うような体験をしたことがない。レアすぎて会社員時代にもそんな話を耳にしたことがない。だから、ネットや漫画で聞きかじった情報を思い浮かべてしまったのだ。
だが今それを彼に告げれば「そうか!」と食事が終わった途端に店を出ていきそうで怖い。
どうしてか繋ぎとめたくてしょうがない隆則は答えを出さずにさらに質問を繰り返した。
「あの牛丼屋以外にバイトってしていない?」
「はい……なので敷金とかも難しいですし、あそこよりも家賃の安い所なんてそうないだろうし」
「だったら、バイト、しない?」
「えっ?」
思い付きと衝動とは得てして恐ろしいものである。普段の隆則なら絶対に口に出せないことをポロリと思い付きそれを口にしてしまったのは、仕事開けのほぼ徹夜状況のアドレナリン分泌量がおかしいせいだ。
「俺の家で住み込みの家政夫をしてくれ!」
それがとても良い提案のように思えるのだから、仕事開けというのは危険でしかないのだ。
「家事一切を任せる代わりに、住居と生活費は俺がまかなう、どうかな?」
それならいつでも癒しの存在が家にいて、彼の家事能力なら部屋が散乱することもないし、久しぶりに店屋物やコンビニ弁当以外が食べられる。こんな凄い提案を思いつける自分は凄いと変な自画自賛を始める。
「でも迷惑じゃ……」
「むしろ助かることの方が多いと思う、俺一人だったらあの部屋だから……」
あの部屋と言った途端、納得したように「あぁ……」遥人が頷いた。隆則の生活無能力者ぶりを嫌と言うほど見てしまったのだから当たり前だ。どんなに家事をフォローするための機械が充実している昨今でも、使う人間が正しく使用しなければ無用の長物でしかないのだ。それに家事をすべて賄うことは未だに不可能なのである。洗濯機は洗うことができてもその後に干して取り込んで畳み片づけるのは人の手で行うしかない。全自動掃除機が存在しても、床に散らばった服を片付けなければ正常に動くことができない。料理にいたってはまだ作るのは人がしなければならないのだ。
そのすべてを彼がしてくれるならこの上なく快適だろうし、その上若干ではあるが給料を支払うことができるくらいの稼ぎは隆則にはあった。
「頼めないかな?」
「住み込みで本当にいいんですか?」
「むしろその方が助かる。もうまともに食事してないんだ」
「あ、それなら……そういえばまだ、名前伺ってませんでしたね」
「そうだった! 五十嵐隆則です」
「五十嵐さん、よろしくお願いします」
ぺこりと遥人が頭を下げ、慌てて隆則も「こちらこそ」と頭を下げた。
そして二人の奇妙な雇用関係が始まった。
もう一度クローゼットを漁ろうとした隆則を遥人が慌てて制した。
「大丈夫です、充分ですよ。俺元々ぴったりな服って滅多に見つからないから」
「でもこれだと寒いから。朝は冷えるし……」
だがどれだけ探しても体格差は歴然としており、隆則の持っている服では何一つ賄うことはできない。
(俺がもっと男らしい体型だったら……)
貧相極まりない肉体が恨めしくなる。少しでも横幅があればもう少し大きな服を手に入れていただろうが、如何せん不摂生な生活がたたって体重だって50キロ前半だ。市販のSサイズの服ですら余ってしまう。
「本当に気にしないでください……あの、腹が減ったので行きませんか?」
「うん……」
本当に役に立たないな自分と落ち込みながら彼に促され玄関へと向かう。
そこで素足のまま出ようとする彼を慌てて引き留めた。
「何か履くもの……っ」
そうだ、素足のままなのだ。だが服以上に靴は難しい。どんなに頑張ったって自分よりもずっと大きな足を綺麗に収められる履物などどこにもない。
「そうだ!」
寝室のタンスから一番伸縮性の高い靴下を取り出し、少しだけ大きめだと思っていたサンダルを出す。スニーカーや革靴では絶対に無理だろうが、季節外れのサンダルならまだ少しは可能性がある。寒さは靴下で誤魔化してもらうとして、少しは温かくできるだろう。
「ありがとうございます」
下駄のようにはみ出してしまうがそれでもぎりぎり履けたことに安堵し、家を出る。
まだ六時の冷たい夜風が残る町の中は人の姿は相変わらずない。
商店街とは反対にある国道沿いのファミレスに向かいながら、これからどうしようと考えた。
(少なくとも、このまま帰すわけにはいかないよな……)
なにせ彼の住居はとても住めないありさまだ。かろうじて荷物が見ずにかかってなかったとしても、もうあそこに住むことはできない。新たに住む場所を探すにしてもその間の拠点は必要だろうし、でなければ大変だろう……。
だが。
こんなバイト先に時々現れた客の家にいるより、彼ならきっと友達も多いことだろうし、その友人の家にしばらく厄介になることもできるだろう。たまたまあの場に居合わせたからこうして隣を歩いているのであって、そうでなければあの牛丼屋がなくなった今、もう接点など何もない。むしろここで一緒に歩いていること自体が奇跡だ。
(もう少し何かしてやりたいな……)
なにせ、家に招き入れて掃除をさせてしまったのだ。その上これから洗濯もさせてしまうことになる。その礼となることを隆則はまだ何もできていない。ただ朝食を驕るだけでは余りあるほどにしてもらっているのだ。
(なにかないかな……)
考えながら歩けばすぐにファミレスに到着する。がらんとした店内には従業員の姿しかなく、一番日当たりの良い席に案内されメニューを広げられる。そのあまりにも美味しそうに撮られた写真を見てようやく昨日の昼食以降何も口に入れていない隆則の腹が鳴った。
「ぁ……」
なぜ今鳴る! もっと別の、彼が居ないところで鳴れよバカ野郎と自分に脳内で怒鳴りつけながら、頬が段々と熱くなっていく。
「俺も腹が減りました。あの、なんでも注文していいんですか?」
「ど、どうぞ! 好きなだけ食べてくれていいから!」
タイミングの良い問いかけに慌てて力いっぱい答えてしまう。
(絶対聞こえてて、フォローしてくれたんだ……)
若いからからかってくると思ったのに、思いの外遥人は人を思いやる方の人種らしい。あの営業にこのスキルがあったならと思わずにはいられなかった。
モーニングメニューの中で一番ボリュームが少ないフレンチトーストとサラダのセットにする。
偏った食生活で段々と胃が小さくなっている隆則にはこれでも量が多いくらいだ。
(少しは生野菜食べておかないと)
そうでなくても、ずっと弁当の揚げ物ばかりを食べ続けてきたせいで胃が重くなってより量が食べられなくなってきている。少しは自分を労わろうと新鮮な野菜を取り入れようとするが、単身自炊なしだとコンビニや店のサラダが精いっぱいだ。
だが目の前に座った遥人はがっつりとした和定食のページを開いてじっくり悩んでいる。朝からご飯とか凄いなと感心しながら、眉間にシワを寄せるほど悩んでいる彼につい言葉をかける。
「食べたい量だけ頼んでいいから……」
「本当にいいんですか?」
「好きなだけ頼んでいいから」
「ありがとうございます!!」
一瞬にして遥人の顔が輝いた。年相応の無邪気な表情にこちらまで和んでくる。
和定食で目玉焼きと焼き魚の二種類を選び店員に告げる。
食事が出てくるまで間が持たず、隆則は気になっていたことをおこがましいかなと思いつつも訊ねた。
「水谷くんはこれからどうするつもりだ?」
きっと彼からはリア充な答えが返ってくるだろうと少しだけ構えながら、それを誤魔化すようにコーヒーを一口すすった。少しだけ指先が震える。
この町から去ってしまえば、もう、会えない。そしてその跡も辿れない。だからきっと、別れてしまったらもうおしまいだ。大勢の人がひしめきあう首都で、再び偶然に出会う確率なんてどう考えても低い。その偶然の割合をはじき出すためのコマンドが自然と頭に浮かんで、組まなければ叩きだせないくらいの低さであることは確かだ。ここで別れたなら、もう二度と会えない。
ゆっくりと開く唇を恐る恐る見つめながら心の準備をしていく。癒しを失う覚悟をしておけば、辛くない、から。多分。
そもそも、こんなにも最良な癒しに出会えたこと自体が偶然であり奇跡なのだ。きっと今まで仕事を頑張り続けてきた自分への神からの小さなプレゼントでしかないのに、自分は少し縋りついている、だけなんだ。
「……何も目処がないんですよ今……こういう場合って普通どうするんですかね」
思い込んでいた答えとは違ったアバウトな回答に併せて話を振られてたじろいだ。
「俺に普通とか聞かれても……」
隆則の世界は狭い、プログラミングを趣味にして生きてきてそれがたまたま時流に乗って就職し高給を得ることができたから、特に苦労した記憶もないし、そもそも急に住居を失うような体験をしたことがない。レアすぎて会社員時代にもそんな話を耳にしたことがない。だから、ネットや漫画で聞きかじった情報を思い浮かべてしまったのだ。
だが今それを彼に告げれば「そうか!」と食事が終わった途端に店を出ていきそうで怖い。
どうしてか繋ぎとめたくてしょうがない隆則は答えを出さずにさらに質問を繰り返した。
「あの牛丼屋以外にバイトってしていない?」
「はい……なので敷金とかも難しいですし、あそこよりも家賃の安い所なんてそうないだろうし」
「だったら、バイト、しない?」
「えっ?」
思い付きと衝動とは得てして恐ろしいものである。普段の隆則なら絶対に口に出せないことをポロリと思い付きそれを口にしてしまったのは、仕事開けのほぼ徹夜状況のアドレナリン分泌量がおかしいせいだ。
「俺の家で住み込みの家政夫をしてくれ!」
それがとても良い提案のように思えるのだから、仕事開けというのは危険でしかないのだ。
「家事一切を任せる代わりに、住居と生活費は俺がまかなう、どうかな?」
それならいつでも癒しの存在が家にいて、彼の家事能力なら部屋が散乱することもないし、久しぶりに店屋物やコンビニ弁当以外が食べられる。こんな凄い提案を思いつける自分は凄いと変な自画自賛を始める。
「でも迷惑じゃ……」
「むしろ助かることの方が多いと思う、俺一人だったらあの部屋だから……」
あの部屋と言った途端、納得したように「あぁ……」遥人が頷いた。隆則の生活無能力者ぶりを嫌と言うほど見てしまったのだから当たり前だ。どんなに家事をフォローするための機械が充実している昨今でも、使う人間が正しく使用しなければ無用の長物でしかないのだ。それに家事をすべて賄うことは未だに不可能なのである。洗濯機は洗うことができてもその後に干して取り込んで畳み片づけるのは人の手で行うしかない。全自動掃除機が存在しても、床に散らばった服を片付けなければ正常に動くことができない。料理にいたってはまだ作るのは人がしなければならないのだ。
そのすべてを彼がしてくれるならこの上なく快適だろうし、その上若干ではあるが給料を支払うことができるくらいの稼ぎは隆則にはあった。
「頼めないかな?」
「住み込みで本当にいいんですか?」
「むしろその方が助かる。もうまともに食事してないんだ」
「あ、それなら……そういえばまだ、名前伺ってませんでしたね」
「そうだった! 五十嵐隆則です」
「五十嵐さん、よろしくお願いします」
ぺこりと遥人が頭を下げ、慌てて隆則も「こちらこそ」と頭を下げた。
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