64 / 110
第二章 番外編
番外編:ミーが死んだ日 4
しおりを挟む
「抱いてみますか?」
その間も猫はただじーっとこちらを見つめているばかりだ。ちらりと他の猫を見れば、夜の時間帯だからか活発に動き回って猫同士での遊びに夢中で、こちらを見ようともしない。その中でただひたすらに朔弥を見つめる仔猫。
すっと柾人が近寄ってきた。
「どうしたんだい?」
「いえ……なんかこの子に見覚えがあるような気が……」
ペットショップなんて来るのは初めてだし、それほど熱心に猫を眺めたこともない。だから実際にこの子に覚えがあるかと言われたら否定するしかないが、まったく目を反らさずに見つめてくる眼差しが胸を抉る。
「すみません、この子を抱かせて貰っても良いですか」
店員が軽く頷いてすぐに奥へと入った。来客スペースからは開けることができないようになっている扉をくぐり、大量の仔猫が戯れているブースへと入っていくと、件の猫を抱き上げた。
先ほど柾人が相手をしていた猫と違って、その仔猫は怯えて身体を丸める。
「ぁ……ミーだ……」
仕草がそっくりだった。朔弥以外の家族に抱かれるときのミーは決まって身体を強張らせ、身を守るように小さな身を縮めていた。半野生の猫だからと思っていたが、亡くなる直前までそれは変わらなかった。
店員は連れてきた仔猫を朔弥の手の中に置いた。
「マンチカンちゃんです。足が短いのが特徴で性格は猫の中でも大人しいですよ。その中でもこの子はとても大人しくて飼いやすいと思います」
必要以上に抱きつこうとせず、人間で遊ぶこともない。
仔猫なのにどこか大人びた仕草を見せる。
「こういう柄の子はいますか?」
柾人が店員に見せたのはいつ撮ったのか分からないミーの写真だ。
いかにも日本ねこの雑種といった茶トラ模様を見て店員はニコリと笑った。
「マンチカンちゃんでも茶トラ柄はいますよ。今店の中にはいませんけど、系列店にあるかどうか確かめましょうか」
「あの……柾人さん、毛皮を着替えて帰ってくるって、同じ模様とは限りませんよ」
「えっ、そうなのか?」
「はい……よく聞く話では、仕草や態度、性格といったところに共通点があるからそういう言い方をするんです」
「……そうだったのか」
朔弥が今抱いている猫は真っ白な胴体に尻尾の毛だけグレーがかっている。毛足が仔猫でも長いので長毛種だろう。ミーとは似ても似つかない容姿だ。
だが仕草はミーそのもので、試しに柾人に渡せば、さも昔からそこが自分の定位置だったというように座る膝の上に丸まった。特に遊べと言うこともなく、ただごろんと寝転がるだけ。
ミーもそうだった。居候なのに、朔弥が怪我から退院した時にはもう、柾人の膝の上に寝転ぶのが当たり前になっており、彼がリビングのソファに腰掛けるのを待ってすぐに膝上を占領したものだ。この仔猫と同じように迷いのない仕草で。
ミーとに通った仕草を見せつけられ、柾人も目を見張った。
「これが……毛皮を着替えて帰ってくるということか」
柾人にも分かったのだろう、その意味が。あまりにも自然に寝転ぶ仔猫の姿に懐かしさが過ったのか、今までにないほど柾人の眦が下がった。
きっと柾人も思い出しているはずだ、半年前まであった穏やかな日々を。
「マンチカンちゃんは身体が丈夫ですから十四歳くらいまでは一緒にいられますよ。十歳以降からからはヘルニアになる可能性が高くなりますので太らせすぎに注意する必要がありますけど」
柾人の身体がビクリと跳ねた。
晩年のミーは柾人の愛情を一身に受けたのが一目で分かるほどに愛された体型になっていたからだ。一声鳴けばすぐにおやつが出てくる生活を送っていたのだから仕方ない。
「朔弥……この子を……」
何を言おうとしているのか分かって、朔弥は頷いた。
だが欲しいと言ってすぐに連れて帰ることはできないようだ。きちんと書類を交わして飼育や個体に関しての説明を行わなければならず、閉店まで時間がない今では難しい、らしい。
「では週末にもう一度来ます。それまでは……」
「大丈夫ですよ、このように家族が決まった札を出しますので」
転院が見せてくれたのは、プロフィール写真の値札部分に可愛らしいイラストと共に『家族が決まりました』と書かれたプレートが貼られた他の仔猫のものだ。
「わかりました。ではまた土曜日の早い時間に来ます」
会計だけ先にし、柾人を伴って店を出た。大通りを走っているタクシーを捕まえ、自宅へと向かった。
*****
きっかけは仕事の考えがまとまらず、ぶらりと歩いて帰ろうとしたときだった。いつも使っているタクシーを降り、標識だけを頼りに自宅まで歩く中、ふと目に入ったのがペットショップだった。
何の気なしに入れば、つぶらな瞳の仔猫に遭遇した。亡くなってから半年、寂しさが募っていた柾人はもしやミーがいるのではとあちらこちらのペットショップを巡るようになった。
「毛皮を着替えて帰ってくる」の意味もよく分からずに、ミーに似た姿の子がいないかを訊ねて回ったが、ペットショップが取り扱っているのは血統書がついている猫ばかりで、野良猫のミーと同じ子はいなかった。ムキになって時間を見つけては朔弥が帰ってくる頃合いまでペットショップに入り浸った。
家に着いて柾人が口にしたのはそれだった。猫スペースを片付けたのもミーが帰ってきたときに快適に過ごして欲しいという気持ちだったようだ。
「そうだったんですね……良かった」
胸を撫で下ろす朔弥に本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
「すまない……ちゃんと言えば良いのに……先に見つけたかったんだ」
晩年のミーを誰よりも可愛がっていた柾人の気持ちも、なんとなくだが分かる。幼少期から携われなかった分、今度はすぐに見つけて可愛がろうと考えたのだろう。なにせミーは柾人にとって初めてのペットだ。溺愛されることを当然のように受け入れ、気分次第で彼を振り回す女王様として君臨していただけに、思い入れは朔弥よりも深いのかも知れない。
「そうですか……でもオレは言って欲しかったです」
柾人の動きがおかしくなっている間、朔弥は側にいながらも何も言えず胃を痛めるしかなかった。
「もうオレに興味なくなったのかと思った……」
ぼそりと本音が漏れる。もう自分はいらないのかと不安で、ほんの少し諦めてもいた。和紗にさっき、「権利を主張しろ」と言われても、自分にどんな権利があるのだろうと不安になるくらい、心がまいっていた。
素直に伝えれば、まだスーツを脱がない身体を柾人が抱きしめてきた。
「そんなことは絶対にないっ!」
「うん……でも隠し事されたらオレ、嫌われのかと自信がなくなるんです……柾人さん以外オレを大事にしてくれた人がいなかったから……柾人さんにまで嫌われたらどうしようって……」
「……本当にすまない」
痛いくらいに抱きしめられ、柾人の挙動不審を目の当たりにしてからこうして肌を触れ合わせていないことに気付いた。コロンの香りが残るワイシャツに顔を埋めながら、もう慣れた体温を味わう。ピトリと胸元に顔を埋めてきた朔弥に、柾人も髪に顔を埋めてきた。こうして何も言わずに抱き合うのは久しぶりに思う。
ミーが倒れてからずっとどこかばたついては気持ちが浮きだっていたように思う。
もう昔ほど頻繁に抱き合うこともなくなり、同じベッドに潜り込んでも肌を合わせるのは月に数回ほどになってきている。
むしろ朔弥が社会人になるまでがおかしかったのだ。
求められるだけ受け入れていたから、平日でも当たり前のようにセックスをしていた。
「こうするの……久しぶりですね」
「そうだな。朔弥が嫌がると思ってずっと我慢していたからね」
「……なぜですか?」
「うん? 家族を亡くして辛くて、こういうことをする気が起きないだろうと、君が誘ってくれるまで我慢していたから」
「……ぁっ」
慮ってくれた柾人の気持ちに気付かなかった。そして、いつも彼から誘ってくれるのが当たり前で、自分から欲しがるのが恥ずかしいと、受け身になるばかりの自分がいることに気付く。
今回もそうだ。
柾人の異変に気付いて、そのまま本人に尋ねれば良かったものを、開発部の面々を巻き込んで大事にして自分が傷つかないように動いていた。
(だから和紗さんは怒ったんだ)
本来なら当人同士で解決できることを、想いを伝えることに怯えて蔑ろにしたから、他の社員にも迷惑を掛けてしまった。
(反省しなきゃ……そして改善しないと)
朔弥は柾人の腕を掴んで背伸びをした。
唇を合わせて、キスをするのですら久しぶりだと感じながら、少し肉厚な唇を食んだ。すぐに朔弥にキスのやり方を教えてくれた人は、薄い唇を割り口内を貪る。
互いを味わうように舌を絡ませていき、同時に抱き合う力を強めていった。
久しぶりのキスに、仕事の忙しさでなおざりにしていた分身に熱が集まっていく。
その間も猫はただじーっとこちらを見つめているばかりだ。ちらりと他の猫を見れば、夜の時間帯だからか活発に動き回って猫同士での遊びに夢中で、こちらを見ようともしない。その中でただひたすらに朔弥を見つめる仔猫。
すっと柾人が近寄ってきた。
「どうしたんだい?」
「いえ……なんかこの子に見覚えがあるような気が……」
ペットショップなんて来るのは初めてだし、それほど熱心に猫を眺めたこともない。だから実際にこの子に覚えがあるかと言われたら否定するしかないが、まったく目を反らさずに見つめてくる眼差しが胸を抉る。
「すみません、この子を抱かせて貰っても良いですか」
店員が軽く頷いてすぐに奥へと入った。来客スペースからは開けることができないようになっている扉をくぐり、大量の仔猫が戯れているブースへと入っていくと、件の猫を抱き上げた。
先ほど柾人が相手をしていた猫と違って、その仔猫は怯えて身体を丸める。
「ぁ……ミーだ……」
仕草がそっくりだった。朔弥以外の家族に抱かれるときのミーは決まって身体を強張らせ、身を守るように小さな身を縮めていた。半野生の猫だからと思っていたが、亡くなる直前までそれは変わらなかった。
店員は連れてきた仔猫を朔弥の手の中に置いた。
「マンチカンちゃんです。足が短いのが特徴で性格は猫の中でも大人しいですよ。その中でもこの子はとても大人しくて飼いやすいと思います」
必要以上に抱きつこうとせず、人間で遊ぶこともない。
仔猫なのにどこか大人びた仕草を見せる。
「こういう柄の子はいますか?」
柾人が店員に見せたのはいつ撮ったのか分からないミーの写真だ。
いかにも日本ねこの雑種といった茶トラ模様を見て店員はニコリと笑った。
「マンチカンちゃんでも茶トラ柄はいますよ。今店の中にはいませんけど、系列店にあるかどうか確かめましょうか」
「あの……柾人さん、毛皮を着替えて帰ってくるって、同じ模様とは限りませんよ」
「えっ、そうなのか?」
「はい……よく聞く話では、仕草や態度、性格といったところに共通点があるからそういう言い方をするんです」
「……そうだったのか」
朔弥が今抱いている猫は真っ白な胴体に尻尾の毛だけグレーがかっている。毛足が仔猫でも長いので長毛種だろう。ミーとは似ても似つかない容姿だ。
だが仕草はミーそのもので、試しに柾人に渡せば、さも昔からそこが自分の定位置だったというように座る膝の上に丸まった。特に遊べと言うこともなく、ただごろんと寝転がるだけ。
ミーもそうだった。居候なのに、朔弥が怪我から退院した時にはもう、柾人の膝の上に寝転ぶのが当たり前になっており、彼がリビングのソファに腰掛けるのを待ってすぐに膝上を占領したものだ。この仔猫と同じように迷いのない仕草で。
ミーとに通った仕草を見せつけられ、柾人も目を見張った。
「これが……毛皮を着替えて帰ってくるということか」
柾人にも分かったのだろう、その意味が。あまりにも自然に寝転ぶ仔猫の姿に懐かしさが過ったのか、今までにないほど柾人の眦が下がった。
きっと柾人も思い出しているはずだ、半年前まであった穏やかな日々を。
「マンチカンちゃんは身体が丈夫ですから十四歳くらいまでは一緒にいられますよ。十歳以降からからはヘルニアになる可能性が高くなりますので太らせすぎに注意する必要がありますけど」
柾人の身体がビクリと跳ねた。
晩年のミーは柾人の愛情を一身に受けたのが一目で分かるほどに愛された体型になっていたからだ。一声鳴けばすぐにおやつが出てくる生活を送っていたのだから仕方ない。
「朔弥……この子を……」
何を言おうとしているのか分かって、朔弥は頷いた。
だが欲しいと言ってすぐに連れて帰ることはできないようだ。きちんと書類を交わして飼育や個体に関しての説明を行わなければならず、閉店まで時間がない今では難しい、らしい。
「では週末にもう一度来ます。それまでは……」
「大丈夫ですよ、このように家族が決まった札を出しますので」
転院が見せてくれたのは、プロフィール写真の値札部分に可愛らしいイラストと共に『家族が決まりました』と書かれたプレートが貼られた他の仔猫のものだ。
「わかりました。ではまた土曜日の早い時間に来ます」
会計だけ先にし、柾人を伴って店を出た。大通りを走っているタクシーを捕まえ、自宅へと向かった。
*****
きっかけは仕事の考えがまとまらず、ぶらりと歩いて帰ろうとしたときだった。いつも使っているタクシーを降り、標識だけを頼りに自宅まで歩く中、ふと目に入ったのがペットショップだった。
何の気なしに入れば、つぶらな瞳の仔猫に遭遇した。亡くなってから半年、寂しさが募っていた柾人はもしやミーがいるのではとあちらこちらのペットショップを巡るようになった。
「毛皮を着替えて帰ってくる」の意味もよく分からずに、ミーに似た姿の子がいないかを訊ねて回ったが、ペットショップが取り扱っているのは血統書がついている猫ばかりで、野良猫のミーと同じ子はいなかった。ムキになって時間を見つけては朔弥が帰ってくる頃合いまでペットショップに入り浸った。
家に着いて柾人が口にしたのはそれだった。猫スペースを片付けたのもミーが帰ってきたときに快適に過ごして欲しいという気持ちだったようだ。
「そうだったんですね……良かった」
胸を撫で下ろす朔弥に本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
「すまない……ちゃんと言えば良いのに……先に見つけたかったんだ」
晩年のミーを誰よりも可愛がっていた柾人の気持ちも、なんとなくだが分かる。幼少期から携われなかった分、今度はすぐに見つけて可愛がろうと考えたのだろう。なにせミーは柾人にとって初めてのペットだ。溺愛されることを当然のように受け入れ、気分次第で彼を振り回す女王様として君臨していただけに、思い入れは朔弥よりも深いのかも知れない。
「そうですか……でもオレは言って欲しかったです」
柾人の動きがおかしくなっている間、朔弥は側にいながらも何も言えず胃を痛めるしかなかった。
「もうオレに興味なくなったのかと思った……」
ぼそりと本音が漏れる。もう自分はいらないのかと不安で、ほんの少し諦めてもいた。和紗にさっき、「権利を主張しろ」と言われても、自分にどんな権利があるのだろうと不安になるくらい、心がまいっていた。
素直に伝えれば、まだスーツを脱がない身体を柾人が抱きしめてきた。
「そんなことは絶対にないっ!」
「うん……でも隠し事されたらオレ、嫌われのかと自信がなくなるんです……柾人さん以外オレを大事にしてくれた人がいなかったから……柾人さんにまで嫌われたらどうしようって……」
「……本当にすまない」
痛いくらいに抱きしめられ、柾人の挙動不審を目の当たりにしてからこうして肌を触れ合わせていないことに気付いた。コロンの香りが残るワイシャツに顔を埋めながら、もう慣れた体温を味わう。ピトリと胸元に顔を埋めてきた朔弥に、柾人も髪に顔を埋めてきた。こうして何も言わずに抱き合うのは久しぶりに思う。
ミーが倒れてからずっとどこかばたついては気持ちが浮きだっていたように思う。
もう昔ほど頻繁に抱き合うこともなくなり、同じベッドに潜り込んでも肌を合わせるのは月に数回ほどになってきている。
むしろ朔弥が社会人になるまでがおかしかったのだ。
求められるだけ受け入れていたから、平日でも当たり前のようにセックスをしていた。
「こうするの……久しぶりですね」
「そうだな。朔弥が嫌がると思ってずっと我慢していたからね」
「……なぜですか?」
「うん? 家族を亡くして辛くて、こういうことをする気が起きないだろうと、君が誘ってくれるまで我慢していたから」
「……ぁっ」
慮ってくれた柾人の気持ちに気付かなかった。そして、いつも彼から誘ってくれるのが当たり前で、自分から欲しがるのが恥ずかしいと、受け身になるばかりの自分がいることに気付く。
今回もそうだ。
柾人の異変に気付いて、そのまま本人に尋ねれば良かったものを、開発部の面々を巻き込んで大事にして自分が傷つかないように動いていた。
(だから和紗さんは怒ったんだ)
本来なら当人同士で解決できることを、想いを伝えることに怯えて蔑ろにしたから、他の社員にも迷惑を掛けてしまった。
(反省しなきゃ……そして改善しないと)
朔弥は柾人の腕を掴んで背伸びをした。
唇を合わせて、キスをするのですら久しぶりだと感じながら、少し肉厚な唇を食んだ。すぐに朔弥にキスのやり方を教えてくれた人は、薄い唇を割り口内を貪る。
互いを味わうように舌を絡ませていき、同時に抱き合う力を強めていった。
久しぶりのキスに、仕事の忙しさでなおざりにしていた分身に熱が集まっていく。
5
お気に入りに追加
4,258
あなたにおすすめの小説
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。