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第二章
6-1
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心がざわめいていた。
忘れたいのに忘れることができなかった顔を久しぶりに目にしたからか。
昔と変わらない横柄な態度にどこまでも人を小馬鹿にした物言い。自分が世界の頂点にいると勘違いしている言葉の数々を耳にするたびに、父は叱責を繰り返した。その傲慢さを少しでも直さなければとてもじゃないが工場に雇えないと。
(そうだ、あの人は自分も経営に携わらせろといつも怒鳴っていた)
けれど父はいつも断っていた。兄の会社だから自分も偉いと勘違いするなと何度も言い聞かせたが、なにも持たないのに持っていると勘違いし自分に酔いたい人種に、その言葉は届かなかった。誰かを支配したくてしょうがない人間は、自分の考えを賞賛しない者の言葉など耳に届かない。
報告書にもう一度目を通した。
父が興したあの小さな工場は今どうなっているかが記されていた。想像したとおり経営状況は最悪だ。中小企業向けの融資を存分に借り受けても、部品を作るための職人が次々と社長の横暴で辞めてしまい、従業員と呼べる人間は誰もいない。負債しかない工場を手放せばいいのに、それをせず自分の城を必死で守っているようだ。
その高慢な性格が従業員や取引先を失っていることにも気づかずに。
すべてを誰かのせいにして、支配下に置いた家族にすら当たっては暴力を繰り返している。
「最低だ……父さんの工場はもうなくなるのか……」
父が大事にしていた工場。腕の良い職人たちと一緒に独立し、一つ一つの仕事を大切にして、自動車メーカーとようやく契約を結べたと喜んでいた。もっといい部品を作れればロケットの部品にも採用して貰えるかも知れない。父はいつも夢のように語ってくれたが、もうその口元しか思い出せない。
大切な時間だった。
母と父が大切にしていた家も随分な荒れようとなっている。違う資料には離婚調停が行われていると記されていた。長きにわたる暴力の証拠を盾に、離婚と慰謝料を請求されているらしい。
「あんなやつの妻を二十年以上もやっていたのに今更か」
金の切れ目が縁の切れ目というように、経営が傾いた途端、掌を返したように裁判を起こす相手も同じ穴の狢だ。
「それぐらい図太くないとあいつのと一緒にいられないか」
出て行けとあの男と一緒に自分を怒鳴りつけ殴ってきた女の姿を思い出す。それとそっくりな顔をしたのが今日連れてきた従妹だ。定期的に行っている調査で恋愛関係にある男性と産婦人科に行った報告を受け、もしやと鎌をかけてみたが正解だった。
「はぁ……」
酷く重い溜め息を吐いて資料を閉じた。
夏に行ったパーティの内容が雑誌に載ったのは知っている。だが、それをまさか彼らが見ているとは思いも寄らなかった。IT業界の専門誌だから許可したのを今になって後悔した。
朔弥という宝玉を手に入れて保守的になってしまっている自分を今日、目の当たりにした柾人は深く息を吐き出した。
自分の執着性を受け入れてくれた朔弥を、どうしても手放せなくなっていた。今までの恋人たちをどこまでも束縛しては、あまりもの窮屈さに皆が逃げ出していった。けれどそれを変えることはできなかった。すぐにでも消えてしまいそうで苦しいくらいに繋ぎ止めなければ不安で不安で仕方なかった。けれど誰もこの掌には残らなかった。両親と同じように誰もが自分の側を去って行った。
探して探してようやく残ったのは朔弥だけだ。自分の愛し方をそのままに受け入れて喜んでくれる彼を、もう手放せなくなってしまった。同じ指にはめた指輪でさえ彼を束縛するためだ。少しでも長くこの手の中にいてくれるならと縋った装飾品よりも、彼が心を込めて選んでくれたカフスボタンの方がずっと愛されていると実感するのはなぜだろう。
愛されている。
だからこそ、朔弥を傷つけたくはない。
自分の周りにあるどす黒く纏わり付く醜いものを、決して朔弥には見せたくはない。自分の腕の中でずっと変わりなくただこちらを見つめる彼であって欲しい。
そう願うのは傲慢だろうか。
脳裏に浮かぶのは、酷く傷ついた朔弥の顔だ。
それを和ますために抱きしめたが、一層傷を深くさせてしまったようだ。
また、嘆息する。
どうすればいいかは分からない。
アルバイトの時間を終え先に帰ってしまった彼の後を追いたくても、無駄に時間を取られたせいで仕事が立て込んでいて動けなかった。
すぐにでも帰りたいのに、時間だけが無駄に過ぎていく。
「はぁ……どうしろというんだ」
山のように積み上がった書類、パソコンのモニターに映る進捗情報、大量のメール。それらを済ませなければ帰ることなどできない。
「やるか」
とにかく目の前にあるものを片付けなければならない。それが今自分がやらなければならないことだ。
柾人はとにかく仕事をこなすことに集中した。今日の分を一秒でも早く終わらせて朔弥の元へと戻らなければ。醜いものを見せて痛ませてしまった心を清めなければ。
自分の腕の中で。
すべてを終えたのは公共交通機関が動かなくなってからだ。これから帰るための手段は一つしかない。オフィスから出ても会社は明るいままだ。IT系の常で必ず誰かが社内に残っている。いつも当たり前のようにここに居座っているのは……。
「和紗ちゃん、私は帰るぞ」
「分かった……悪かったな倉掛。だがああでもしないとお前は覚悟を決められないだろう。山村くんを隣に置くという覚悟がな」
「…………」
すべてを見透かしているかのような行動が憎い。この大きくなっていく会社を抱える覚悟よりも、朔弥をこの掌から解き放つ覚悟ができていないことを見破られ、表情が硬くなる。
「もういい」
それしか言えない。鞄を手に会社を出た。IT系の企業が何社も入っているビルのその真下に、終電を逃した彼らを待ち受けている乗り物が数多並んでいる。そのタクシーの一つに乗り込んで自宅へと向かう。
「はぁ……」
少し堅い椅子に身体を預け目を閉じれば、嫌でもあの男の顔が思い出させる。
父の弟だった醜い人間がどこまでも自分の欲をぶつけてきた。なにを勘違いしたのか、柾人の持っているものすら自分のものだと勘違いしているようだ。
その中に朔弥も含まれているのなら、絶対に手を出させないように徹底的に叩き潰さなければ、不安でたまらない。どこまでも他者を利用することしか考えない思考が醜い。きっと慰謝料を請求されにっちもさっちもいかなくなってようやく思い出したのが自分だったのだろう。
こちらがずっと相手を監視しているとも知らずに。
蕗谷は柾人と和紗の周囲を徹底的に洗った。そして邪魔となり得る人間の動向を定期的に調べることに徹底した。
会社を守るために。
抱えている物が大きくなればなるほど、自分の力ではどうしようもない苦難が訪れる。蕗谷は誰よりもそれを知っていて、誰よりも先にそれを排除しようとしたが、完全ではないのは仕方ない。だが朔弥だけは絶対に傷つけさせない。
深夜の道は邪魔が少なくスムーズに家までの道を走っていく。
今頃朔弥はどうしているだろうか。随分と遅くなってしまったから眠っているかも知れない。遅くなるとメールで連絡をしたが、彼のことだ、起きて待っているかも知れない。
近頃は勉強に追われて土日も家に籠っては資格の勉強を続けている。
今月には三つほど試験を受ける予定だと言っていたが、その勉強をしているかもしれない。ゼミも忙しくなり寝る時間が減っている。
その中で懸命に動いているがいつか身体を壊しやしないか心配でならない。細い手足がまた細くなりはしないかと。一緒にいて少しずつ肉付きがよくなり血色が戻り、漸く美しさを取り戻したのに、また細くなってしまうのが怖い。
漸くマンションに着き急いで部屋へと戻ればインターホンを鳴らすだけですぐに扉が開いた。
「ただいま……眠っていなかったのかい」
パジャマ姿で出てきた朔弥の顔色は悪かった。気のせいか表情が険しいような気がする。
酷く焦っているような恐れているような。
「……おかえりなさい」
怯えを含んだ声に、なにも怖くないと伝えたい。自分はここにいる、と。
だから彼を抱きしめるためにそっと抱きしめた。その不安を一つでも取り除きたくて。夕方に抱きしめたときと同じように身体が硬くなった。
いつもは無防備にその身を預けてくるのに。
もう自分には心を許してくれなくなったのだろうか。
「朔弥……ご飯は食べたかい」
伝えたいことは別にある。なのに、言えなくて違う話をする。卑怯だと分かっていても、彼の心が離れた理由を聞くのが怖い。
一番の卑怯者は自分だ。
「もう済ませました。柾人さんの分、今温めますね」
「いやいい。今日はもう寝よう」
「でも……」
忘れたいのに忘れることができなかった顔を久しぶりに目にしたからか。
昔と変わらない横柄な態度にどこまでも人を小馬鹿にした物言い。自分が世界の頂点にいると勘違いしている言葉の数々を耳にするたびに、父は叱責を繰り返した。その傲慢さを少しでも直さなければとてもじゃないが工場に雇えないと。
(そうだ、あの人は自分も経営に携わらせろといつも怒鳴っていた)
けれど父はいつも断っていた。兄の会社だから自分も偉いと勘違いするなと何度も言い聞かせたが、なにも持たないのに持っていると勘違いし自分に酔いたい人種に、その言葉は届かなかった。誰かを支配したくてしょうがない人間は、自分の考えを賞賛しない者の言葉など耳に届かない。
報告書にもう一度目を通した。
父が興したあの小さな工場は今どうなっているかが記されていた。想像したとおり経営状況は最悪だ。中小企業向けの融資を存分に借り受けても、部品を作るための職人が次々と社長の横暴で辞めてしまい、従業員と呼べる人間は誰もいない。負債しかない工場を手放せばいいのに、それをせず自分の城を必死で守っているようだ。
その高慢な性格が従業員や取引先を失っていることにも気づかずに。
すべてを誰かのせいにして、支配下に置いた家族にすら当たっては暴力を繰り返している。
「最低だ……父さんの工場はもうなくなるのか……」
父が大事にしていた工場。腕の良い職人たちと一緒に独立し、一つ一つの仕事を大切にして、自動車メーカーとようやく契約を結べたと喜んでいた。もっといい部品を作れればロケットの部品にも採用して貰えるかも知れない。父はいつも夢のように語ってくれたが、もうその口元しか思い出せない。
大切な時間だった。
母と父が大切にしていた家も随分な荒れようとなっている。違う資料には離婚調停が行われていると記されていた。長きにわたる暴力の証拠を盾に、離婚と慰謝料を請求されているらしい。
「あんなやつの妻を二十年以上もやっていたのに今更か」
金の切れ目が縁の切れ目というように、経営が傾いた途端、掌を返したように裁判を起こす相手も同じ穴の狢だ。
「それぐらい図太くないとあいつのと一緒にいられないか」
出て行けとあの男と一緒に自分を怒鳴りつけ殴ってきた女の姿を思い出す。それとそっくりな顔をしたのが今日連れてきた従妹だ。定期的に行っている調査で恋愛関係にある男性と産婦人科に行った報告を受け、もしやと鎌をかけてみたが正解だった。
「はぁ……」
酷く重い溜め息を吐いて資料を閉じた。
夏に行ったパーティの内容が雑誌に載ったのは知っている。だが、それをまさか彼らが見ているとは思いも寄らなかった。IT業界の専門誌だから許可したのを今になって後悔した。
朔弥という宝玉を手に入れて保守的になってしまっている自分を今日、目の当たりにした柾人は深く息を吐き出した。
自分の執着性を受け入れてくれた朔弥を、どうしても手放せなくなっていた。今までの恋人たちをどこまでも束縛しては、あまりもの窮屈さに皆が逃げ出していった。けれどそれを変えることはできなかった。すぐにでも消えてしまいそうで苦しいくらいに繋ぎ止めなければ不安で不安で仕方なかった。けれど誰もこの掌には残らなかった。両親と同じように誰もが自分の側を去って行った。
探して探してようやく残ったのは朔弥だけだ。自分の愛し方をそのままに受け入れて喜んでくれる彼を、もう手放せなくなってしまった。同じ指にはめた指輪でさえ彼を束縛するためだ。少しでも長くこの手の中にいてくれるならと縋った装飾品よりも、彼が心を込めて選んでくれたカフスボタンの方がずっと愛されていると実感するのはなぜだろう。
愛されている。
だからこそ、朔弥を傷つけたくはない。
自分の周りにあるどす黒く纏わり付く醜いものを、決して朔弥には見せたくはない。自分の腕の中でずっと変わりなくただこちらを見つめる彼であって欲しい。
そう願うのは傲慢だろうか。
脳裏に浮かぶのは、酷く傷ついた朔弥の顔だ。
それを和ますために抱きしめたが、一層傷を深くさせてしまったようだ。
また、嘆息する。
どうすればいいかは分からない。
アルバイトの時間を終え先に帰ってしまった彼の後を追いたくても、無駄に時間を取られたせいで仕事が立て込んでいて動けなかった。
すぐにでも帰りたいのに、時間だけが無駄に過ぎていく。
「はぁ……どうしろというんだ」
山のように積み上がった書類、パソコンのモニターに映る進捗情報、大量のメール。それらを済ませなければ帰ることなどできない。
「やるか」
とにかく目の前にあるものを片付けなければならない。それが今自分がやらなければならないことだ。
柾人はとにかく仕事をこなすことに集中した。今日の分を一秒でも早く終わらせて朔弥の元へと戻らなければ。醜いものを見せて痛ませてしまった心を清めなければ。
自分の腕の中で。
すべてを終えたのは公共交通機関が動かなくなってからだ。これから帰るための手段は一つしかない。オフィスから出ても会社は明るいままだ。IT系の常で必ず誰かが社内に残っている。いつも当たり前のようにここに居座っているのは……。
「和紗ちゃん、私は帰るぞ」
「分かった……悪かったな倉掛。だがああでもしないとお前は覚悟を決められないだろう。山村くんを隣に置くという覚悟がな」
「…………」
すべてを見透かしているかのような行動が憎い。この大きくなっていく会社を抱える覚悟よりも、朔弥をこの掌から解き放つ覚悟ができていないことを見破られ、表情が硬くなる。
「もういい」
それしか言えない。鞄を手に会社を出た。IT系の企業が何社も入っているビルのその真下に、終電を逃した彼らを待ち受けている乗り物が数多並んでいる。そのタクシーの一つに乗り込んで自宅へと向かう。
「はぁ……」
少し堅い椅子に身体を預け目を閉じれば、嫌でもあの男の顔が思い出させる。
父の弟だった醜い人間がどこまでも自分の欲をぶつけてきた。なにを勘違いしたのか、柾人の持っているものすら自分のものだと勘違いしているようだ。
その中に朔弥も含まれているのなら、絶対に手を出させないように徹底的に叩き潰さなければ、不安でたまらない。どこまでも他者を利用することしか考えない思考が醜い。きっと慰謝料を請求されにっちもさっちもいかなくなってようやく思い出したのが自分だったのだろう。
こちらがずっと相手を監視しているとも知らずに。
蕗谷は柾人と和紗の周囲を徹底的に洗った。そして邪魔となり得る人間の動向を定期的に調べることに徹底した。
会社を守るために。
抱えている物が大きくなればなるほど、自分の力ではどうしようもない苦難が訪れる。蕗谷は誰よりもそれを知っていて、誰よりも先にそれを排除しようとしたが、完全ではないのは仕方ない。だが朔弥だけは絶対に傷つけさせない。
深夜の道は邪魔が少なくスムーズに家までの道を走っていく。
今頃朔弥はどうしているだろうか。随分と遅くなってしまったから眠っているかも知れない。遅くなるとメールで連絡をしたが、彼のことだ、起きて待っているかも知れない。
近頃は勉強に追われて土日も家に籠っては資格の勉強を続けている。
今月には三つほど試験を受ける予定だと言っていたが、その勉強をしているかもしれない。ゼミも忙しくなり寝る時間が減っている。
その中で懸命に動いているがいつか身体を壊しやしないか心配でならない。細い手足がまた細くなりはしないかと。一緒にいて少しずつ肉付きがよくなり血色が戻り、漸く美しさを取り戻したのに、また細くなってしまうのが怖い。
漸くマンションに着き急いで部屋へと戻ればインターホンを鳴らすだけですぐに扉が開いた。
「ただいま……眠っていなかったのかい」
パジャマ姿で出てきた朔弥の顔色は悪かった。気のせいか表情が険しいような気がする。
酷く焦っているような恐れているような。
「……おかえりなさい」
怯えを含んだ声に、なにも怖くないと伝えたい。自分はここにいる、と。
だから彼を抱きしめるためにそっと抱きしめた。その不安を一つでも取り除きたくて。夕方に抱きしめたときと同じように身体が硬くなった。
いつもは無防備にその身を預けてくるのに。
もう自分には心を許してくれなくなったのだろうか。
「朔弥……ご飯は食べたかい」
伝えたいことは別にある。なのに、言えなくて違う話をする。卑怯だと分かっていても、彼の心が離れた理由を聞くのが怖い。
一番の卑怯者は自分だ。
「もう済ませました。柾人さんの分、今温めますね」
「いやいい。今日はもう寝よう」
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