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本編90
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狂乱が終わり深い眠りに就き、起き上がって身を清められ食事を与えられ、また寝台に連れ込まれ犯される。無尽の体力を誇るゲオルクと違いソーマは指一本動かせないままただ寝台でゲオルクから与えられる快楽を受け止め続けていた。
始めの夜と違いゲーネルデスの体液を使われることはなかったが、それでも狂ったように激しく犯してくるゲオルクに抗えなかった。
言葉よりもソーマの身体だけを求めてくるゲオルクに違和感を感じながらも、ソーマは掠れた喘ぎを零しながら、快楽に啼き続けるしかなかった。僅かな休養も許さず、ゲオルクが果てれば、回復するまで指と唇でソーマを啼かせ続けた。
昔のゲオルクなら、ソーマが少しでも涙を流し懇願すれば止めてくれたのに、今はどんなに泣いて乞うても、腰の動きを止めようとはしなかった。言葉少なにただただソーマを犯し、快楽を与えることだけに専念していた。
「げぉるぅ……も…らめ……」
啼きすぎて舌がもつれても、動きは激しいままだ。
何度達ったかわからない分身は、もう力を取り戻すことなく、タラタラと蜜を零すばかりだ。膝をついて腰を上げることもできないソーマは、寝台に横になりながらただただ揺れる身体が流されないように、必死で敷布にしがみつくだけだった。
「ソーマ……」
呼ばれ顔を向ければ唇が合わさってくる。
「ん……げぉるぅ……はぁっ、ぁぁぁぁぁぁ」
掠れた啼き声で快楽を伝えるので精いっぱいだ。
毀れた幼馴染の狂乱を受け止めながら、ソーマはまた自分も終わりのない快楽におかしくなりそうになっていた。
いつまでも犯され続けたい。嫌なのに、止めて欲しくない。
ゲオルクの熱を感じながら狂うのが、どうしてだろう、胸が苦しくて甘くなる。
彼がおかしくなるほどに自分へ愛情を向けていたのが、その結果がこれなのが悦びとなっていた。
小さな村での、選択肢のない人選ではなく、王都へ行ってからも、また離れてからも、ゲオルクが自分を求めていたのが嬉しかった。狂って毀れるくらいに求められて、心が満たされる。
敷布を握り込みながら、もう終わって欲しいと願いながら、蕾は嬉しそうにゲオルクの欲望を受け止め、きついくらいに締め付けたままだ。離したくないと言わんばかりに。
もう娼館に行くことを忘れたソーマは、童貞喪失よりもゲオルクから与えられる快楽に打ち震えていた。
止まらない蜜を敷布に吸い込ませながら、ゲオルクの欲望に悦び、咽び啼くこの狂った時間を、もしかしたら求めていたのかもしれないと思い始めていた。
竜とは、英邁でありながら、強欲な生き物だ。欲しいものを手に入れるためにその力を使うことを厭わない。ソーマにもその傲慢さが脈々と流れていた。
狂い毀れるほどに自分を欲するゲオルクが愛おしくてならなかった。
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竜とは、英邁でありながら、強欲な生き物だ。欲しいものを手に入れるためにその力を使うことを厭わない。ソーマにもその傲慢さが脈々と流れていた。
狂い毀れるほどに自分を欲するゲオルクが愛おしくてならなかった。
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