91 / 111
本編88
しおりを挟む
「もっと欲しいのか?」
「ほし……んぁぁ」
もっと欲しい。狂うようななにも考えられないような快楽を得たい。ただひたすら気持ちいいことに溺れてしまいたい。
一度スイッチの入ったソーマは、もう犯されることだけを求めてしまうようになってしまった。しかも、快楽を知ってから初めてなにもしない時間を過ごした後だ、なによりもそれを欲して頭ももうおかしくなっていた。
もっと太いものでそこをぐちゃぐちゃにして欲しい。もっと狂わせて欲しい。
太い指が一度出て、またたっぷりと滑った物を纏って挿り込んでくる。
「ぁぁっ……そこっ!」
「ここがいいのか……」
「ぃぃっ! だめゃぁぁぁっ!」
もっとも感じる場所を指で突かれ、ソーマは腰を跳ねさせながら、尾てい骨を走る快楽の痺れを味わった。
一度でもこれを知ってしまえば、一度でも与えられてしまえば、もうなにも抗うことができない。ただそれを求めるだけになってしまう。ソーマはそこを自分から抉るように腰を振り乱し始めた。
「……いやらしいな、ソーマ。じっとしてられないのか?」
「むり……ぁぁもっとしてぇ」
指を増やし、ゲオルクはそこを狙うように指をバラバラに動かし始めた。
「ぁぁっ……ぃぃ!」
「そんなにいいのか……もっと乱れろ」
ゲオルクは快楽の虜となり淫蕩な姿を晒すソーマを舐めるように見回した。幼い頃の庇護欲を掻き立てる姿も、ゲオルクを魅了してやまなかったが、成長しより美しくなった今、快楽に溺れ涙をうっすらと浮かべながら淫らな動きをするソーマは、より一層ゲオルクの雄を駆り立てる生き物になっていた。
美しく細い身体を紅潮させ腰を振られ、ゲオルクもじっとなどできない。
指が動くたびにたっぷりと送り込んだ液体が淫猥な音を立てる。
「もういいか……」
ゲオルクはきついくらいに咥え込んでくる場所から指を抜くと、開いたり閉じたりして中の淫らさをちらりとみせる蕾に猛った欲望を宛がった。
「ぁ……」
期待にソーマの身体も熱くなる。
間もなくやってくる衝撃への期待に、分身が一層透明な蜜を零していく。
ぬくっと先端が僅かに挿り、またすぐに抜けてそれが繰り返される。
「ゃ……っ!」
抗議の声を上げても止めてはくれない。
もっと奥に欲しい。もっと肉がぶつかるほど責め立てて欲しい。もっとおかしいくらいに奥を突いて欲しい。
なのに、ゲオルクは本当に先だけしか挿れてはくれなかった。
「ど……してぇ?」
「そのうち分かる」
なにを? と訊いても答えてもらえない。
「ゲオルク……ぉねがっ!」
「だめだ……もうすぐソーマに狂うくらいやるから今は待て」
「ゃだっ、早くぅ」
腰を押さえる手に逆らって、自分から深く挿れようと足に力を入れるが、ソーマが力でゲオルクに叶うはずもなく、どんなに抗って締め付けようとも、ゲオルクの腕が離れることはなかった。
代わりに液体をたっぷりと塗りつけられた内壁が、今までにないほど熱くなっていく。
「なっ……ぁぁ…」
「そろそろ効いてきた頃か」
「な……に?」
「ほし……んぁぁ」
もっと欲しい。狂うようななにも考えられないような快楽を得たい。ただひたすら気持ちいいことに溺れてしまいたい。
一度スイッチの入ったソーマは、もう犯されることだけを求めてしまうようになってしまった。しかも、快楽を知ってから初めてなにもしない時間を過ごした後だ、なによりもそれを欲して頭ももうおかしくなっていた。
もっと太いものでそこをぐちゃぐちゃにして欲しい。もっと狂わせて欲しい。
太い指が一度出て、またたっぷりと滑った物を纏って挿り込んでくる。
「ぁぁっ……そこっ!」
「ここがいいのか……」
「ぃぃっ! だめゃぁぁぁっ!」
もっとも感じる場所を指で突かれ、ソーマは腰を跳ねさせながら、尾てい骨を走る快楽の痺れを味わった。
一度でもこれを知ってしまえば、一度でも与えられてしまえば、もうなにも抗うことができない。ただそれを求めるだけになってしまう。ソーマはそこを自分から抉るように腰を振り乱し始めた。
「……いやらしいな、ソーマ。じっとしてられないのか?」
「むり……ぁぁもっとしてぇ」
指を増やし、ゲオルクはそこを狙うように指をバラバラに動かし始めた。
「ぁぁっ……ぃぃ!」
「そんなにいいのか……もっと乱れろ」
ゲオルクは快楽の虜となり淫蕩な姿を晒すソーマを舐めるように見回した。幼い頃の庇護欲を掻き立てる姿も、ゲオルクを魅了してやまなかったが、成長しより美しくなった今、快楽に溺れ涙をうっすらと浮かべながら淫らな動きをするソーマは、より一層ゲオルクの雄を駆り立てる生き物になっていた。
美しく細い身体を紅潮させ腰を振られ、ゲオルクもじっとなどできない。
指が動くたびにたっぷりと送り込んだ液体が淫猥な音を立てる。
「もういいか……」
ゲオルクはきついくらいに咥え込んでくる場所から指を抜くと、開いたり閉じたりして中の淫らさをちらりとみせる蕾に猛った欲望を宛がった。
「ぁ……」
期待にソーマの身体も熱くなる。
間もなくやってくる衝撃への期待に、分身が一層透明な蜜を零していく。
ぬくっと先端が僅かに挿り、またすぐに抜けてそれが繰り返される。
「ゃ……っ!」
抗議の声を上げても止めてはくれない。
もっと奥に欲しい。もっと肉がぶつかるほど責め立てて欲しい。もっとおかしいくらいに奥を突いて欲しい。
なのに、ゲオルクは本当に先だけしか挿れてはくれなかった。
「ど……してぇ?」
「そのうち分かる」
なにを? と訊いても答えてもらえない。
「ゲオルク……ぉねがっ!」
「だめだ……もうすぐソーマに狂うくらいやるから今は待て」
「ゃだっ、早くぅ」
腰を押さえる手に逆らって、自分から深く挿れようと足に力を入れるが、ソーマが力でゲオルクに叶うはずもなく、どんなに抗って締め付けようとも、ゲオルクの腕が離れることはなかった。
代わりに液体をたっぷりと塗りつけられた内壁が、今までにないほど熱くなっていく。
「なっ……ぁぁ…」
「そろそろ効いてきた頃か」
「な……に?」
0
お気に入りに追加
1,612
あなたにおすすめの小説

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる