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本編55
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「お前は感じていろ」
「ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
まだ果てない絶頂の最中にいるソーマは、逞しい欲望で乱暴に突かれているだけで、また簡単に女の悦びを味わった。ギュウギュウにゲオルクの欲望を締め付けていくが、それを振り切るように何度も何度も絶頂の合間に中を擦られると、ソーマは上り詰めたままになっていく。
しかもゲオルクは簡単には果ててくれない。どんなに締め付けても、どんなに甘い声を漏らしても、逞しいままソーマを犯し続けていく。ザームエルのような巧みな技術はないが、いつもよりも長い時間激しく犯されて、ソーマはどんどんおかしくなった。
激しくされるのですら、どんどん感じてしまう。
臀部がゲオルクの身体にぶつかるたびに、迎え入れている場所の最奥がしびれていく。激しければ激しいほど、そこから今までにない快感が広がり、ソーマは達きっぱなしの状態になる。
「ゃぁぁもう…むりぃいってぇぇぇ」
蕾も内壁も痙攣したまま、言うことを聞かなくなってしまっている。
それでも攻め続けられ、ポロポロと涙を零しながら啼き続けた。ようやく最奥にゲオルクの子種が迸ったころには、鎧の表面にソーマの蜜が滴るほどに迸った後だった。
散々広げられた蕾は、果てても力を失わないゲオルクの欲望から解放されても、すぐには閉じられない状態だ。
それでも、二人の交情を見せつけられたザームエルが黙っているはずがない。
すぐにソーマを後ろからまた貫いた。
「ひぃぃ……ぁぁっ」
「ただ野蛮に激しくしているだけではないか。それではソーマがすぐに毀れてしまう」
「なんだと?」
下からソーマの肌を辿りながら、弄られて悦ぶことを覚えた胸の飾りを可愛がりながら、耳殻を噛んだ。
「そこだめぇぇぇぇっ」
もう無理だと思っているのに、それでもソーマは欲望を挿れられれば締め付け、感じる場所を突かれれば甘い声を上げて続ける。
「ソーマ、愛しているぞ」
そう囁かれれば、習慣のように顔を上げ唇を開いてしまう。ザームエルの唇を待ちきれず、舌を伸ばしてし欲しがる。
口づけに弱いソーマは何も考えられないまま、ザームエルの舌と欲望を貪り、そして何も出ない絶頂を迎えた。
ソーマを取り合う男たちは、次第に相手に見せつけるのが目的なのか、それともソーマと交わるのが目的なのか分からない状態になり、何度も交互に犯し続けた。
幾度果て、子種を浴びたかわからないソーマは、それでも感じ続けるしかなかった。
場所を寝台に移し、ソーマは寝台の上でも啼き続けた。
横たわったゲオルクの腰に跨りながら下から突き上げられ、頭を打ち振るいながらも、口ではザームエルの欲望を育てていた。
「んっ……ぅぅぅっ」
上手にできれば胸の飾りを強く引っ張られ爪を立てられる。教え込むような性技にソーマは言われるがままになってしまっていた。
もう何も考えられない。
もう気持ちいいことしかわからない。
今口の中にある欲望も、大きくなったら自分を犯してくるのが嬉しくて、たっぷりと舌を絡ませながら、中で暴れる欲望を締め付けていく。自分がどこまでも淫蕩な存在であるともわからないまま、ひたすら二人の欲望を締め付け貪り続けた。
唇を開放され、ソーマは激しくなる突き上げに啼き続け、そしてようやく訪れた解放に、ソーマはもう身体が起こせずそのまま寝台に倒れ込んだ。
荒い呼吸を繰り返しながら、たらりと蕾からもう誰の物かもわからない子種が零れ落ちていく。
そんな時だった。直接耳ではなく、脳に女の声が響き渡る。
『元人間No.54,689,756,148,947番さぁん、ご無沙汰です、うーにゃんでぇす!』
(うーにゃん……? ………………ぁっ!)
快楽に酔った頭の中に前世の記憶がバーーーーーーっと流れ込んできた。
「ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
まだ果てない絶頂の最中にいるソーマは、逞しい欲望で乱暴に突かれているだけで、また簡単に女の悦びを味わった。ギュウギュウにゲオルクの欲望を締め付けていくが、それを振り切るように何度も何度も絶頂の合間に中を擦られると、ソーマは上り詰めたままになっていく。
しかもゲオルクは簡単には果ててくれない。どんなに締め付けても、どんなに甘い声を漏らしても、逞しいままソーマを犯し続けていく。ザームエルのような巧みな技術はないが、いつもよりも長い時間激しく犯されて、ソーマはどんどんおかしくなった。
激しくされるのですら、どんどん感じてしまう。
臀部がゲオルクの身体にぶつかるたびに、迎え入れている場所の最奥がしびれていく。激しければ激しいほど、そこから今までにない快感が広がり、ソーマは達きっぱなしの状態になる。
「ゃぁぁもう…むりぃいってぇぇぇ」
蕾も内壁も痙攣したまま、言うことを聞かなくなってしまっている。
それでも攻め続けられ、ポロポロと涙を零しながら啼き続けた。ようやく最奥にゲオルクの子種が迸ったころには、鎧の表面にソーマの蜜が滴るほどに迸った後だった。
散々広げられた蕾は、果てても力を失わないゲオルクの欲望から解放されても、すぐには閉じられない状態だ。
それでも、二人の交情を見せつけられたザームエルが黙っているはずがない。
すぐにソーマを後ろからまた貫いた。
「ひぃぃ……ぁぁっ」
「ただ野蛮に激しくしているだけではないか。それではソーマがすぐに毀れてしまう」
「なんだと?」
下からソーマの肌を辿りながら、弄られて悦ぶことを覚えた胸の飾りを可愛がりながら、耳殻を噛んだ。
「そこだめぇぇぇぇっ」
もう無理だと思っているのに、それでもソーマは欲望を挿れられれば締め付け、感じる場所を突かれれば甘い声を上げて続ける。
「ソーマ、愛しているぞ」
そう囁かれれば、習慣のように顔を上げ唇を開いてしまう。ザームエルの唇を待ちきれず、舌を伸ばしてし欲しがる。
口づけに弱いソーマは何も考えられないまま、ザームエルの舌と欲望を貪り、そして何も出ない絶頂を迎えた。
ソーマを取り合う男たちは、次第に相手に見せつけるのが目的なのか、それともソーマと交わるのが目的なのか分からない状態になり、何度も交互に犯し続けた。
幾度果て、子種を浴びたかわからないソーマは、それでも感じ続けるしかなかった。
場所を寝台に移し、ソーマは寝台の上でも啼き続けた。
横たわったゲオルクの腰に跨りながら下から突き上げられ、頭を打ち振るいながらも、口ではザームエルの欲望を育てていた。
「んっ……ぅぅぅっ」
上手にできれば胸の飾りを強く引っ張られ爪を立てられる。教え込むような性技にソーマは言われるがままになってしまっていた。
もう何も考えられない。
もう気持ちいいことしかわからない。
今口の中にある欲望も、大きくなったら自分を犯してくるのが嬉しくて、たっぷりと舌を絡ませながら、中で暴れる欲望を締め付けていく。自分がどこまでも淫蕩な存在であるともわからないまま、ひたすら二人の欲望を締め付け貪り続けた。
唇を開放され、ソーマは激しくなる突き上げに啼き続け、そしてようやく訪れた解放に、ソーマはもう身体が起こせずそのまま寝台に倒れ込んだ。
荒い呼吸を繰り返しながら、たらりと蕾からもう誰の物かもわからない子種が零れ落ちていく。
そんな時だった。直接耳ではなく、脳に女の声が響き渡る。
『元人間No.54,689,756,148,947番さぁん、ご無沙汰です、うーにゃんでぇす!』
(うーにゃん……? ………………ぁっ!)
快楽に酔った頭の中に前世の記憶がバーーーーーーっと流れ込んできた。
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