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本編47
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「ゃっ……僕、男だよぉぉ」
「これほどまでに美しく妖艶なら、男だろうが構いやしない。お前は私のものだ」
ザームエルは既にいきり勃った欲望にも潤滑油を垂らすと、そのままソーマの蕾に突き立てた。
「ひぃっ……ぁぁ」
「嫌がりながら悦ぶのか……今日はそういう遊戯なのか。ならばたっぷりと相手をしよう」
「ちが……ぁぁぁぁ、そこばっかり……ぁぁぃぃっ」
「こら違うだろう。そこは嫌と言うのではないのか。拒みながら悦ぶのだろう」
わざと感じる場所を外して腰を動かされ、もう快楽に慣れきってしまったソーマはすぐに啼きだした。
「ゃぁぁ……もっとぉ……そこじゃないよぉ」
自分から腰をうねらせ、感じる場所へと擦りつけようとする。僅かに擦ると、それだけであの言いようのない凄まじい快楽が走り抜けていく。同時に下腹部にもざわつくような熱が溜まり、ソーマを虜にしていった。与えられなければ欲しくなる。与えられたらもっと求めてしまう。どこまでも淫らな身体は、ザームエルを拒めるはずがなかった。しかも今日のザームエルは意地が悪く、細い両手を敷布に押さえつけ、ソーマの腰だけを高く上げさせると、腰を打ち付けながらその肩口やうなじまでも歯を立てた。
「ぃたっ……」
「嘘を吐くではない。痛いと言いながら、本当は悦んでいるのであろう」
その通りだ。ソーマの分身は、痛みを感じるとなぜか大きくなり、透明の雫を垂らすのだ。
何度も何度も腰を打ち付け、感じる場所を逸らされるかと思えば、執拗に突かれ、ソーマはただ啼くしかなかった。
けれど、ザームエルの意地悪はこれでは終わらなかった。
パンパンに張り、今にも果てようとするソーマの分身の根元を押さえつけたのだ。
「ぃっ! ……やぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「そう簡単には果てさせぬぞ」
「ゃだぁぁ、もういかせてぇぇぇぇ」
「駄目だ……そんなに締め付けるでない」
出せない苦しみにもがくソーマに、敢えて感じる場所だけを突いてくる。まだ繋がったばかりだというのに、ソーマは今までにないほど身悶えた。意地悪なザームエルの手を外させようとしたくても、両手をまとめて敷布に押さえつけられてはそれも叶わない。ただただ啼きながら懇願するしかなかった。
「も……ぃかせてぇ……ぁぁぁぃぃっ、もっとぉ」
「酷いことをされても、ソーマの身体は悦ぶのだな……本当にどこまでも淫靡だ」
「ちがっ……ぁぁぁぁぁあ!」
達きたいのに達けない苦しみを味わいながら、悦び咽ぶソーマをザームエルは犯し続けていった。たらたらと蜜を零し続けるしかない様は、分身が早く解放されたいと泣いているかのようでもあった。
ソーマも喘ぎながら、開いた唇から甘い声を零し続けていった。
早く達きたい。早くこの熱から解放されたい。けれどもっと快楽を味わっていたい。もっと凄い刺激を感じたい。
相反することが頭の中でいっぱいになり、なぜこうなったのかすらわからなくなっていった。
意識はザームエルの欲望に向かい、それがもっと強く感じる場所を突いて欲しいと願ってやまなかった。
ザームエルもそれを感じ取ったのだろう。ソーマの身体を抱き起すと、両腕ごと抱きしめ、分身の根元を押さえながらもっとも感じる体位でまた啼かせていった。
これにはソーマも今までにないほど身悶えた。この体位が一番強く感じる場所を突き、あの尾てい骨から駆け上がる痺れが断続的にやってくるからだ。これをされてしまうと、もうソーマは何も考えられなくなる。ただ啼くだけの人形になってしまう。
「さぁソーマ教えてくれっ……王都で何をするつもりだったのだ」
「これほどまでに美しく妖艶なら、男だろうが構いやしない。お前は私のものだ」
ザームエルは既にいきり勃った欲望にも潤滑油を垂らすと、そのままソーマの蕾に突き立てた。
「ひぃっ……ぁぁ」
「嫌がりながら悦ぶのか……今日はそういう遊戯なのか。ならばたっぷりと相手をしよう」
「ちが……ぁぁぁぁ、そこばっかり……ぁぁぃぃっ」
「こら違うだろう。そこは嫌と言うのではないのか。拒みながら悦ぶのだろう」
わざと感じる場所を外して腰を動かされ、もう快楽に慣れきってしまったソーマはすぐに啼きだした。
「ゃぁぁ……もっとぉ……そこじゃないよぉ」
自分から腰をうねらせ、感じる場所へと擦りつけようとする。僅かに擦ると、それだけであの言いようのない凄まじい快楽が走り抜けていく。同時に下腹部にもざわつくような熱が溜まり、ソーマを虜にしていった。与えられなければ欲しくなる。与えられたらもっと求めてしまう。どこまでも淫らな身体は、ザームエルを拒めるはずがなかった。しかも今日のザームエルは意地が悪く、細い両手を敷布に押さえつけ、ソーマの腰だけを高く上げさせると、腰を打ち付けながらその肩口やうなじまでも歯を立てた。
「ぃたっ……」
「嘘を吐くではない。痛いと言いながら、本当は悦んでいるのであろう」
その通りだ。ソーマの分身は、痛みを感じるとなぜか大きくなり、透明の雫を垂らすのだ。
何度も何度も腰を打ち付け、感じる場所を逸らされるかと思えば、執拗に突かれ、ソーマはただ啼くしかなかった。
けれど、ザームエルの意地悪はこれでは終わらなかった。
パンパンに張り、今にも果てようとするソーマの分身の根元を押さえつけたのだ。
「ぃっ! ……やぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「そう簡単には果てさせぬぞ」
「ゃだぁぁ、もういかせてぇぇぇぇ」
「駄目だ……そんなに締め付けるでない」
出せない苦しみにもがくソーマに、敢えて感じる場所だけを突いてくる。まだ繋がったばかりだというのに、ソーマは今までにないほど身悶えた。意地悪なザームエルの手を外させようとしたくても、両手をまとめて敷布に押さえつけられてはそれも叶わない。ただただ啼きながら懇願するしかなかった。
「も……ぃかせてぇ……ぁぁぁぃぃっ、もっとぉ」
「酷いことをされても、ソーマの身体は悦ぶのだな……本当にどこまでも淫靡だ」
「ちがっ……ぁぁぁぁぁあ!」
達きたいのに達けない苦しみを味わいながら、悦び咽ぶソーマをザームエルは犯し続けていった。たらたらと蜜を零し続けるしかない様は、分身が早く解放されたいと泣いているかのようでもあった。
ソーマも喘ぎながら、開いた唇から甘い声を零し続けていった。
早く達きたい。早くこの熱から解放されたい。けれどもっと快楽を味わっていたい。もっと凄い刺激を感じたい。
相反することが頭の中でいっぱいになり、なぜこうなったのかすらわからなくなっていった。
意識はザームエルの欲望に向かい、それがもっと強く感じる場所を突いて欲しいと願ってやまなかった。
ザームエルもそれを感じ取ったのだろう。ソーマの身体を抱き起すと、両腕ごと抱きしめ、分身の根元を押さえながらもっとも感じる体位でまた啼かせていった。
これにはソーマも今までにないほど身悶えた。この体位が一番強く感じる場所を突き、あの尾てい骨から駆け上がる痺れが断続的にやってくるからだ。これをされてしまうと、もうソーマは何も考えられなくなる。ただ啼くだけの人形になってしまう。
「さぁソーマ教えてくれっ……王都で何をするつもりだったのだ」
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