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本編45
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可愛い妻とのイチャコラ新婚生活を夢見ていたはずだ。やはり初志貫徹しかない!
ソーマは寝台の中で奮起した。
もう一度王都に行き、自分でも喜んで結婚してくれる娘を探そう。
もうザームエルとの気持ちいいことは、昨日で終わりだ。あれを毎日されたら、王都になんてとても行けない。飛ぶことはおろか長時間竜竜の姿でいることもできない。
「よし、僕は決意したぞっ!」
「何を決意したんだい?」
ノックもなしに現れたのはザームエルだった。畑仕事を終えたのだろう、所々土が付いている。
「別に何でもないよ」
ザームエルに知られたら絶対に反対される。なぜかそんな気がした。
「まだ辛いのかい?」
「……当たり前だろう……昨夜あんなにもするからだ」
「何を言っているのだ、誘ったのも止めて欲しくないと言ったのもソーマではないか。なんだ、恨み言を言って、本当はまだしたいのか?」
「そんなわけないだろっ! ぁっ……ちょっと!」
臀部を撫でられ、声が弱くなる。痛いはずなのに、ザームエルの手がそこに触れると思うだけで、腰がジンとしてしまう。
「なんだ、言い当たったか」
全裸のまま蹲っているソーマの臀部を何度も撫で、そしてまだザームエルの欲望が挟まっている感覚が残る蕾へと指を滑らせた。
「ぁっ」
「昨日の今日では辛かろうと思ったが……存外ソーマは欲しがりのようだ。待っていろ、今欲しいものをやろう」
「だめぇぇぇっ!」
このままではいけないと思っていたし、脱出を誓ったはずなのに、ソーマはまた簡単に快楽に溺れるのだった。
しかもソーマが後ろから貫かれるのに一番悦ぶと知ったザームエルは、その日から隙を見つけては、所かまわずソーマを貪るのだった。朝の愛情確認だとか言いながら寝台でしたり、畑仕事を終えた後に木に両手をついて下肢だけはだけさせてしたり、時間も所も構わずに繋がろうとしてきた。
そしてそのたびに甘く囁いてくるのだ、『愛している』と。それを聞くたびに胸と蕾がギュッと締まるのだ。
だが、ソーマがザームエルを愛しているかと聞かれれば即座に否定する。気持ちいいことをしてくれるザームエルの事は好きだが、愛しているかと聞かれると解らない。ソーマは愛がなにかを知らないし、『愛している』なんてセリフは普通、結婚した相手に贈る言葉だと思っているから。
男同士で使うものではない。
きっとザームエルはおかしいのだ。だからソーマにそんな言葉を口にして、執拗に抱こうとする。
(そういえば昔、ゲオルクが言ってたな)
王都には男同士で愛し合うものがいる、と。きっとザームエルはその一人なのだろう。
激しい勘違いをしながら、ソーマは再度王都へと向かう日を待ち続けていた。
とにかく、ザームエルと繋がらない日を作らないことには、王都へ向かうことなどできないだろう。
ザームエルを拒めばいいのに、気持ちいい事が始まる合図を察知すると、ソーマは駄目になり、流されてしまう。
「このままじゃだめだ……」
でも拒めない。
どうしたらいいのか悩みあぐねていた。
ソーマは寝台の中で奮起した。
もう一度王都に行き、自分でも喜んで結婚してくれる娘を探そう。
もうザームエルとの気持ちいいことは、昨日で終わりだ。あれを毎日されたら、王都になんてとても行けない。飛ぶことはおろか長時間竜竜の姿でいることもできない。
「よし、僕は決意したぞっ!」
「何を決意したんだい?」
ノックもなしに現れたのはザームエルだった。畑仕事を終えたのだろう、所々土が付いている。
「別に何でもないよ」
ザームエルに知られたら絶対に反対される。なぜかそんな気がした。
「まだ辛いのかい?」
「……当たり前だろう……昨夜あんなにもするからだ」
「何を言っているのだ、誘ったのも止めて欲しくないと言ったのもソーマではないか。なんだ、恨み言を言って、本当はまだしたいのか?」
「そんなわけないだろっ! ぁっ……ちょっと!」
臀部を撫でられ、声が弱くなる。痛いはずなのに、ザームエルの手がそこに触れると思うだけで、腰がジンとしてしまう。
「なんだ、言い当たったか」
全裸のまま蹲っているソーマの臀部を何度も撫で、そしてまだザームエルの欲望が挟まっている感覚が残る蕾へと指を滑らせた。
「ぁっ」
「昨日の今日では辛かろうと思ったが……存外ソーマは欲しがりのようだ。待っていろ、今欲しいものをやろう」
「だめぇぇぇっ!」
このままではいけないと思っていたし、脱出を誓ったはずなのに、ソーマはまた簡単に快楽に溺れるのだった。
しかもソーマが後ろから貫かれるのに一番悦ぶと知ったザームエルは、その日から隙を見つけては、所かまわずソーマを貪るのだった。朝の愛情確認だとか言いながら寝台でしたり、畑仕事を終えた後に木に両手をついて下肢だけはだけさせてしたり、時間も所も構わずに繋がろうとしてきた。
そしてそのたびに甘く囁いてくるのだ、『愛している』と。それを聞くたびに胸と蕾がギュッと締まるのだ。
だが、ソーマがザームエルを愛しているかと聞かれれば即座に否定する。気持ちいいことをしてくれるザームエルの事は好きだが、愛しているかと聞かれると解らない。ソーマは愛がなにかを知らないし、『愛している』なんてセリフは普通、結婚した相手に贈る言葉だと思っているから。
男同士で使うものではない。
きっとザームエルはおかしいのだ。だからソーマにそんな言葉を口にして、執拗に抱こうとする。
(そういえば昔、ゲオルクが言ってたな)
王都には男同士で愛し合うものがいる、と。きっとザームエルはその一人なのだろう。
激しい勘違いをしながら、ソーマは再度王都へと向かう日を待ち続けていた。
とにかく、ザームエルと繋がらない日を作らないことには、王都へ向かうことなどできないだろう。
ザームエルを拒めばいいのに、気持ちいい事が始まる合図を察知すると、ソーマは駄目になり、流されてしまう。
「このままじゃだめだ……」
でも拒めない。
どうしたらいいのか悩みあぐねていた。
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