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402『王宮某重大事件・1・詩の災難』
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せやさかい
402『王宮某重大事件・1・詩の災難』詩(ことは)
ヤマセンブルグには『妖精飛び出し注意』の道路標識がある。
大阪の幹線道路からちょっと生活道路に入り込んだところに『子どもの飛び出しに注意』の標識がよく出ている。
そんな感じ。
地元の人たちが子どもを妖精に例えて安全運転を喚起するために私的に設置したものでは無くて、ちゃんと警察が大まじめで建てた公的な標識。教習所の筆記試験の標識問題のところにちゃんと出ている。
それに気づいたのは、去年。頼子さんやさくらといっしょエディンバラとヤマセンブルグを訪れたとき。宮殿に向かう車の中で発見して、ディズニーランドでミッキーマウスに出会った時みたいに興奮してしまった。
女王陛下(頼子さんのお祖母ちゃん)が、その時のわたしの目の色をご覧になって「そんなに興味があるのなら、もっと面白い話があるわよ」と、滞在中、いろんな資料を見せて、お話してくださった。
そして、それが縁で、わたしはヤマセンブルグに留学している。
中学からずっと吹奏楽をやってきて、一時は、これで身を立てようと思っていたけど、自分の力に限界を感じて大和川の流れに自分の吹部人生は流してきた。
それからは、義務的に大学に通うだけで、大げさに言えば生ける屍。さくらや留美ちゃんが生き生きと高校生活を送っているのが、正直羨ましかった。
「ヨーロッパは、国同士が親類みたいなもので神話や物語を共有している。ううん、宗教だって、みんな兄妹、親類の関係。それぞれの聖典にお互いのことが載っていて、ユダヤ教キリスト教、イスラム教にさえ被っていることが多くある。同じ文化を持っているからこそ、その、東洋から見ればわずかな違いに目くじらを立てていがみ合ってしまうところがあるのね。日本では、こういうのをなんとか言うわね……」
「近親憎悪ですか?」
「そうそう、キンシンゾウオ。待ってね……(電子辞書をお引きになる)Hatred for close relatives is bigger than ordinary person.……ちょっと長いわね。まあ、息子や孫のヨリコがわたしに楯突くようなものね」
「アハハ( ´艸`)、失礼しました陛下」
「いいのよ、笑って済ますのがキンシンゾウオの一番の解決法。ベスねえさんも、その笑いの感覚で乗り切ってこられたんだから。はてさて、息子の方にそれだけの度量があるのかしらねえ?」
「戴冠式には、陛下おん自ら?」
「ええ、親類の喜び事だし、ベスねえさんとの約束でもあるし、わたしが足を運ばなければならないでしょう。コトハも付いて来てね」
「はい、承知しています」
「バッキンガム宮殿にしろ、ウェストミンスター寺院にしろ、妖精や魔法に関わることが、それも部外秘のものがいっぱいあるから、またとない勉強になるわ」
「ありがとうございます」
「そうそう、その下調べのために見ておく資料が……そうそう、第二図書室の方だったわ。ぜひヨリコに見せてあげたいものが。こっちよ……」
陛下は階段を八段上ったところで思いつかれ、九段目に足を掛けたまま振り返られ……そしてバランスを崩してしまわれた。
「あらあああああ!」
「陛下っ!!」
ドッシン ガラガラガッシャーーーーン!!
六段目にいたわたしは、全身で陛下をお支え申し上げたけれど、抗しきれず、そのまま二階の廊下まで転げ落ちてしまった。
わたしが下敷きになったので、陛下は筋を違えるだけで済んだ。
「陛下、大丈夫ですか!?」
陛下をお起こししてさしあげなければ……え……足が動かない。
でも、陛下を……陛下を……
ウッ!!
もう一度体を起こそうとすると、背中に激痛が走って、そのまま気を失ってしまった。
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
ソフィー ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
ソニー ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
月島さやか 中二~高一までさくらの担任の先生
古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
百武真鈴(田中真央) 高校生声優の生徒会長
女王陛下 頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
江戸川アニメの関係者 宗武真(監督) 江原(作監) 武者走(脚本) 宮田(制作進行) 花園あやめ(声優)
さくらをとりまく人たち ハンゼイのマスター(昴・あきら) 瑞穂(マスターの奥さん) 小鳥遊先生(2年3組の担任) 田中米子(米屋のお婆ちゃん)
402『王宮某重大事件・1・詩の災難』詩(ことは)
ヤマセンブルグには『妖精飛び出し注意』の道路標識がある。
大阪の幹線道路からちょっと生活道路に入り込んだところに『子どもの飛び出しに注意』の標識がよく出ている。
そんな感じ。
地元の人たちが子どもを妖精に例えて安全運転を喚起するために私的に設置したものでは無くて、ちゃんと警察が大まじめで建てた公的な標識。教習所の筆記試験の標識問題のところにちゃんと出ている。
それに気づいたのは、去年。頼子さんやさくらといっしょエディンバラとヤマセンブルグを訪れたとき。宮殿に向かう車の中で発見して、ディズニーランドでミッキーマウスに出会った時みたいに興奮してしまった。
女王陛下(頼子さんのお祖母ちゃん)が、その時のわたしの目の色をご覧になって「そんなに興味があるのなら、もっと面白い話があるわよ」と、滞在中、いろんな資料を見せて、お話してくださった。
そして、それが縁で、わたしはヤマセンブルグに留学している。
中学からずっと吹奏楽をやってきて、一時は、これで身を立てようと思っていたけど、自分の力に限界を感じて大和川の流れに自分の吹部人生は流してきた。
それからは、義務的に大学に通うだけで、大げさに言えば生ける屍。さくらや留美ちゃんが生き生きと高校生活を送っているのが、正直羨ましかった。
「ヨーロッパは、国同士が親類みたいなもので神話や物語を共有している。ううん、宗教だって、みんな兄妹、親類の関係。それぞれの聖典にお互いのことが載っていて、ユダヤ教キリスト教、イスラム教にさえ被っていることが多くある。同じ文化を持っているからこそ、その、東洋から見ればわずかな違いに目くじらを立てていがみ合ってしまうところがあるのね。日本では、こういうのをなんとか言うわね……」
「近親憎悪ですか?」
「そうそう、キンシンゾウオ。待ってね……(電子辞書をお引きになる)Hatred for close relatives is bigger than ordinary person.……ちょっと長いわね。まあ、息子や孫のヨリコがわたしに楯突くようなものね」
「アハハ( ´艸`)、失礼しました陛下」
「いいのよ、笑って済ますのがキンシンゾウオの一番の解決法。ベスねえさんも、その笑いの感覚で乗り切ってこられたんだから。はてさて、息子の方にそれだけの度量があるのかしらねえ?」
「戴冠式には、陛下おん自ら?」
「ええ、親類の喜び事だし、ベスねえさんとの約束でもあるし、わたしが足を運ばなければならないでしょう。コトハも付いて来てね」
「はい、承知しています」
「バッキンガム宮殿にしろ、ウェストミンスター寺院にしろ、妖精や魔法に関わることが、それも部外秘のものがいっぱいあるから、またとない勉強になるわ」
「ありがとうございます」
「そうそう、その下調べのために見ておく資料が……そうそう、第二図書室の方だったわ。ぜひヨリコに見せてあげたいものが。こっちよ……」
陛下は階段を八段上ったところで思いつかれ、九段目に足を掛けたまま振り返られ……そしてバランスを崩してしまわれた。
「あらあああああ!」
「陛下っ!!」
ドッシン ガラガラガッシャーーーーン!!
六段目にいたわたしは、全身で陛下をお支え申し上げたけれど、抗しきれず、そのまま二階の廊下まで転げ落ちてしまった。
わたしが下敷きになったので、陛下は筋を違えるだけで済んだ。
「陛下、大丈夫ですか!?」
陛下をお起こししてさしあげなければ……え……足が動かない。
でも、陛下を……陛下を……
ウッ!!
もう一度体を起こそうとすると、背中に激痛が走って、そのまま気を失ってしまった。
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
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酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
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百武真鈴(田中真央) 高校生声優の生徒会長
女王陛下 頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
江戸川アニメの関係者 宗武真(監督) 江原(作監) 武者走(脚本) 宮田(制作進行) 花園あやめ(声優)
さくらをとりまく人たち ハンゼイのマスター(昴・あきら) 瑞穂(マスターの奥さん) 小鳥遊先生(2年3組の担任) 田中米子(米屋のお婆ちゃん)
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