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358『百武真鈴 改訂版を書く・3』
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せやさかい
358『百武真鈴 改訂版を書く・3』さくら
サクラ・ウメ大戦
3『オッケー!』
作・大橋むつお 脚色・百武真鈴
時 ある日ある時
所 桜梅公園
人物
(やさぐれ白梅隊) (はみだし八重桜隊)
ゆき(園城寺ゆき) さくら(長船さくら) (ITVスタッフ)
咲江 百江 リポーター
ルミ 純子 カメラ
春奈 ねね 音声
千恵 やや
その他いっぱいいれば なお良し(^▽^)/
カメラ、ゆきとさくらの鍔のアップからひいて、舞台を上手から下手へ、ゆっくりなめる。(平行移動しながら撮る)、舞台が狭い時は、カメラ、音声共に舞台下に降りて撮っても良し。しかし、ここ一番撮ってますっていうカメラマンの気迫は示してほしい。カメラ下手まで周りきったところで、リポーターのOKサイン。
リポーター: オッケー!
カメラ: よかった、バッテリーちょうどいっぱいでした(^_^;)。
やや: 残り一分も無かったよ……
カメラ: アップとロングくりかえすと、早くあがっちゃうんですよバッテリー。
やや: そうなんだ。
さくら: みんなありがとう。
ゆき: ギャラは出ないけど(^_^;)
リポーター: 図書カードあげるわ、人数分、カメラさん、くばってあげて、
一同: ワーイ!
図書カードが配られている間、レポーター、爪をかんで考えていたが……アイデアが浮かんで手を叩く。
リポーター: 音声さんはまだバッテリーいけたわよね!?
音声: はい、こっちは大丈夫です。
リポーター: みんなね、絵は撮れないけど、音声が生きてるの。あの婆ちゃん(なるべく古く、でも観客のみんながのりそうな歌、例「青い山脈」「上を向いて歩こう」等々)の歌が好きだから、どうだろ、大先輩のために、アカペラだけど歌ってもらえるかなあ、番組のBGMに使いたいの、お婆ちゃん、きっとよろこぶよ!
「わたし知ってる!」「賛成賛成!」「やろうやろう!」「全部は知らない」「知ってるところだけでいいよ」「アアアアアー(発声練習)」などなどあって……
レポーター: じゃいきます……オオ!?(カラオケが鳴り出す、文化祭などなら、カラオケという設定でピアノなどの生演奏の方がいい)
音声: スマホ繋いでカラオケ流してます!
リポーター: さすがITV(田舎テレビ)の音声さん! さあ、観客のみなさんもごいっしょに! せえの!……
舞台全員、そして観客席もまきこんだ大合唱になる。
のり方によっては曲を丸々フルコーラスでやっても良し!
幕。
ラストの、この部分を真鈴さんは十分ほどで書き上げた!
生徒会の文化委員長がブースに控えていて、ちょうどのタイミングで『恋するマネキン』のテーマを流すと、期せずして視聴覚室に居たみんなで大合唱!
なんや『サクラ・ウメ大戦』のスピリットがみんなに乗り移ったみたいで、まだ台本ができたばっかりやのに、もうできあがってしまったみたいにノリノリになってきた。
「ちょっと、いいですか、真鈴さん」
フルコーラス歌って大拍手になったとこで、留美ちゃんが手を挙げた。
「はい、なんだろ、榊原さん?」
瞬間で真面目な顔になって応える真鈴さん。
留美ちゃんの声で真面目な質問やいうことを読み取ってるんや。
「昨日今日で、ザっとコスプレグッズを見たんですけど、女子高の制服めいたのは人数分は揃えられません」
留美ちゃんもさすが、昨日と今日で山のようなコスプレグッズ(ハローウィンの置き土産)をチェックしたんや。
「あ……ああ、なるほどね」
そう言うと、パソコンの画面をスクロールして十秒で対策を考えた!
視聴覚室のみんなが息を呑む。
「よし、ハローウィングッズのままでもやれるだろ! でも、なにか……そう、色とか形とか、ジャンルとかで白梅と八重桜の特徴は出そう。それでいけるよ! あ……そうだ!」
真鈴さんは、さらに、なにか思いついた!
「お芝居そのものは十分ちょっとで終わっちゃう。三班でやるとしても三十分。ちょっともったいないから、コスのまんまパレードしよう!」
「それいい!」「ブラバンにも入ってもらおう!」「ダンス部も!」「カラーガードとかも!」
話は、瞬間でグレードアップした!
「よし! これは先生たちや地元とも協議しなきゃだけど、いっそ駅前までパレードしようぜ!」
「「「「「「「「オオ!」」」」」」」」
たった三日で、文化祭のメインイベントができあがってしもた!
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
ソフィー ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
ソニー ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
月島さやか さくらの担任の先生
古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
百武真鈴(田中真央) 高校生声優の生徒会長
女王陛下 頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
358『百武真鈴 改訂版を書く・3』さくら
サクラ・ウメ大戦
3『オッケー!』
作・大橋むつお 脚色・百武真鈴
時 ある日ある時
所 桜梅公園
人物
(やさぐれ白梅隊) (はみだし八重桜隊)
ゆき(園城寺ゆき) さくら(長船さくら) (ITVスタッフ)
咲江 百江 リポーター
ルミ 純子 カメラ
春奈 ねね 音声
千恵 やや
その他いっぱいいれば なお良し(^▽^)/
カメラ、ゆきとさくらの鍔のアップからひいて、舞台を上手から下手へ、ゆっくりなめる。(平行移動しながら撮る)、舞台が狭い時は、カメラ、音声共に舞台下に降りて撮っても良し。しかし、ここ一番撮ってますっていうカメラマンの気迫は示してほしい。カメラ下手まで周りきったところで、リポーターのOKサイン。
リポーター: オッケー!
カメラ: よかった、バッテリーちょうどいっぱいでした(^_^;)。
やや: 残り一分も無かったよ……
カメラ: アップとロングくりかえすと、早くあがっちゃうんですよバッテリー。
やや: そうなんだ。
さくら: みんなありがとう。
ゆき: ギャラは出ないけど(^_^;)
リポーター: 図書カードあげるわ、人数分、カメラさん、くばってあげて、
一同: ワーイ!
図書カードが配られている間、レポーター、爪をかんで考えていたが……アイデアが浮かんで手を叩く。
リポーター: 音声さんはまだバッテリーいけたわよね!?
音声: はい、こっちは大丈夫です。
リポーター: みんなね、絵は撮れないけど、音声が生きてるの。あの婆ちゃん(なるべく古く、でも観客のみんながのりそうな歌、例「青い山脈」「上を向いて歩こう」等々)の歌が好きだから、どうだろ、大先輩のために、アカペラだけど歌ってもらえるかなあ、番組のBGMに使いたいの、お婆ちゃん、きっとよろこぶよ!
「わたし知ってる!」「賛成賛成!」「やろうやろう!」「全部は知らない」「知ってるところだけでいいよ」「アアアアアー(発声練習)」などなどあって……
レポーター: じゃいきます……オオ!?(カラオケが鳴り出す、文化祭などなら、カラオケという設定でピアノなどの生演奏の方がいい)
音声: スマホ繋いでカラオケ流してます!
リポーター: さすがITV(田舎テレビ)の音声さん! さあ、観客のみなさんもごいっしょに! せえの!……
舞台全員、そして観客席もまきこんだ大合唱になる。
のり方によっては曲を丸々フルコーラスでやっても良し!
幕。
ラストの、この部分を真鈴さんは十分ほどで書き上げた!
生徒会の文化委員長がブースに控えていて、ちょうどのタイミングで『恋するマネキン』のテーマを流すと、期せずして視聴覚室に居たみんなで大合唱!
なんや『サクラ・ウメ大戦』のスピリットがみんなに乗り移ったみたいで、まだ台本ができたばっかりやのに、もうできあがってしまったみたいにノリノリになってきた。
「ちょっと、いいですか、真鈴さん」
フルコーラス歌って大拍手になったとこで、留美ちゃんが手を挙げた。
「はい、なんだろ、榊原さん?」
瞬間で真面目な顔になって応える真鈴さん。
留美ちゃんの声で真面目な質問やいうことを読み取ってるんや。
「昨日今日で、ザっとコスプレグッズを見たんですけど、女子高の制服めいたのは人数分は揃えられません」
留美ちゃんもさすが、昨日と今日で山のようなコスプレグッズ(ハローウィンの置き土産)をチェックしたんや。
「あ……ああ、なるほどね」
そう言うと、パソコンの画面をスクロールして十秒で対策を考えた!
視聴覚室のみんなが息を呑む。
「よし、ハローウィングッズのままでもやれるだろ! でも、なにか……そう、色とか形とか、ジャンルとかで白梅と八重桜の特徴は出そう。それでいけるよ! あ……そうだ!」
真鈴さんは、さらに、なにか思いついた!
「お芝居そのものは十分ちょっとで終わっちゃう。三班でやるとしても三十分。ちょっともったいないから、コスのまんまパレードしよう!」
「それいい!」「ブラバンにも入ってもらおう!」「ダンス部も!」「カラーガードとかも!」
話は、瞬間でグレードアップした!
「よし! これは先生たちや地元とも協議しなきゃだけど、いっそ駅前までパレードしようぜ!」
「「「「「「「「オオ!」」」」」」」」
たった三日で、文化祭のメインイベントができあがってしもた!
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 聖真理愛女学院高校三年生
ソフィー ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
ソニー ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
月島さやか さくらの担任の先生
古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
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