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329『オリエント急行○○事件!』
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せやさかい
329『オリエント急行○○事件!』さくら
故障というわけやないねんけど、ちょっとした不具合が見つかったんで部品交換の為に飛行機が飛べんようになった!
「部品交換のためにニ十四時間は飛べないんで、その代わり、オリエント急行でウィーンまで行きます!」
ベテランツアーコンダクターみたいに頼子さんが宣言する。
ソフィーが持ってきたメモを見て言ってるねんけど、まるで自分が考えて結論出したみたいに力強い。
これも、王女さまとしての努力と才能やねんやろね。
信頼のおけるスタッフが決めたことは、自分の決定として国民に伝えて安心感を与える。一朝一夕でできる芸やない。
次に、ダイニングの隅でスマホをチェックしてたメグさんが頼子さんに耳打ち。
「え、そうなの!?」
素の頼子さんに戻ってビックリ。ビックリすると目が二割増し大きくなる(目を見開くわけですねえ)のが可愛らしい。ほら、プリクラの補正で目を大きくするの、あれが自然にできてしまうんよ。
「マーガレット(メグさんの正式名)が副操縦士に、ソフィア(ソフィーの正式名)がバトラーをやります」
「イエス、マム」
ソフィーが踵を鳴らして敬礼する。
「申し訳ありません、説明が不十分でした」
「え?」
「ソフィーと交代しますが、エディンバラ到着までは、このわたしが緊急事態の対応まで織り込んで手配済みです」
ドンと胸を叩くメグさん。
「ですから、ソフィアは殿下といっしょに行動するだけでいいんです」
「それは、どういう意味ですか、少佐?」
え、メグさんリアル少佐やったん!?
「軍服を脱いで私服に着替えなさい、ソフィー」
「承知しました! ソフィア少尉、私服に着替え少佐よりバトラーの任務を継承します!」
「だからぁ、バトラーはわたし。全部段取りはつけてあるから、ソフィーは着替えたら、殿下のクラスメートで散策部の部員です。分かった?」
「え、あ、はい」
「understand?」
「understood mam!」
二人そろってダイニングを出ると、頼子さんが噴き出して、みんなに伝染してしまう。
フフフ( *´艸`) ハハハ( *´〇`)
関空からこっち、ソフィーは副操縦士とSPの立場でガチガチやった。
それで、飛行機が具合悪なったのをきっかけに開放してあげたいうのがホンマのとこやと思います。
ウワアアアア(꒪ȏ꒪)!
駅に着いてビックリしたのは、あたしらだけやない。
ホームに居あわせたトルコの人やら旅行者やらが貨物のホームで写真を撮ったり歓声をあげたり。
「ああ、やっぱりこうなるわよねえ……」
あたしらは、ホームの群衆を前にたじろいでしまう。
「いちおう貨物扱いなんだけどね……チェックしてみる」
頼子さんがため息をつく横でソフィーがお友だちモードでスマホを操作
食堂車を含めて三両のオリエント急行は正規の列車編成とちゃうんです
オリエント急行いうのは、もう何年も前に廃止されてて存在せえへんのです。
今回は、アメリカ人のお金持ちがトルコに残ってた車両を買って、オーストリアの工場に移動させるのに便乗するんです。これも、ヤマセンブルグ諜報部のテクとかコネとかやねんやろねえ。
前後には機関車も含めて十二両、その最後尾四両のうち三両が青い車体のオリエント急行。
「いま乗ったら目立ちすぎるわねぇ」
なにごとも控え目な留美ちゃんは、目立つのが苦手。
それに、頼子さんはプリンセス。あんまり目立つ行動はでけへん。見つかったらすぐに写真とか動画に撮られてSNSにアップされてしまうしね。
「……いちおう配慮はしてあるみたいよ、リッチ」
「え、これで?」
「みんな、こっちこっち」
「あ、そっちは……」
鉄道ファンの群れの中に入って行くのかと思ったら、その手前の最後尾の車両。
貨車みたいやけど、入り口と小さな窓がいくつか付いてる。車掌さんやら作業の人を収容する車両。
うちらが近づくと、中の方からドアを開けてくれる。どうやら話はついてるみたい。
「発車してホームを離れたら、前の方に移るよ」
ソフィーにそう言われて、窓の外から見えへんように息を潜める。
プォーーーーーーン
貨物列車やから、出発のアナウンスも発車のベルもない。
ガッタン ゴットン ガッタン ゴトン ガタン ゴトン ガタン ゴトン……
列車がホームを離れて、さすがに車や自転車で追いかけてくる日本のテッチャンみたいなのはおらへんみたい。
車掌さん的なオッチャンにお礼を言うて、前の車両に移る。
オオ……………ウワア……………スッゲー………………
みんな静かに感動。
ゴージャスやねんけども下品やない、 高級そうやねんけどえらそぶってない、 みんな静かに感動……。
「せやけど、どこに座ったらええのん?」
ゴージャスな車内の椅子やらテーブルには白いシーツみたいなんが掛けてあって、座るとこがない。
「コンパートメントが二つ使えるよ」
「コンパートメント?」
「個室のことよ、行ってみよ!」
頼子さんに先導されて前の車両に行く。編成は前の方から食堂車・コンパートメント車・サロン車。
「うわあ、ハリーポッターが魔法学校行くときに乗ったやつみたい!」
「あれより、豪華だよ!」
「ワインセラーがある!」
「なにも入ってないけど!」
「中にもドアがあるでぇ!」
「勝手に開けちゃ……」
「うわ、シャワー室や……水もお湯も出えへんけど」
「営業車じゃないからね」
「わたしでも余裕で座れる!」
「外のお手洗い、どこかなあ……」
「進行方向の前だよ」
「みんなで見に行こ!」
ゾロゾロ
「うわあ、お洒落!」
お手洗いも、木目の壁で、フックとかドアノブとかレバーとか、ピカピカの金色。
「ウォシュレットじゃないんだね……」
「けど、便座はぬくもりのマホガニー!」
「注意書きがあるよ」
「英語は読めまっせーん」
「なになに……停車中は使わないでください」
「これって、そのまんま線路に落ちる式だ(^_^;)」
「だ、だいじょうぶよ。停車中使わなきゃいいんだから」
「でも、ヨーロッパの列車って、平気で一時間二時間停まってるよ」
「ええ、そうなのぉ!?」
「おう、向こうにも探検に行こうぜ!」
「ちょ、さくらぁ」
「ここにも、なんか書いたある……Japanだけ読める」
「なになに?」
「……ええ、これ、日本で走ったことがある車両だよ!?」
「オリエント急行は広軌と標準軌です、狭軌の日本じゃ走れませんよ」
「1988年に、バブルにものを言わせて、パリ発東京行を一編成だけ組んだことがある。その時の車両だよ」
「え、でもレールの幅が……」
「広島の工場で台車を付け替えたのよ」
「でも、途中、海を渡るでしょ?」
「翼とジェットエンジン付けて飛んできたのよ」
「え、ほんとですか!?」
「ウソよ、香港から広島までは船に積んできたの」
「もう、ソフィーは夢がないんだから」
「リッチのは、夢じゃなくてヨタだよ」
「ムーー」
「みんなぁ、食堂車も入れるよ!」
ゾロゾロ……
ああ…………
食堂車は、ちょっと期待したんやけど、サロン車と同じようにシーツみたいなん掛けられて、使用はでけへんみたい。
「でも、24時間乗ってるわけですよね……」
「そうだよね……飲み水とか食事とか、どうするんだろ?」
「厨房の湯沸かしは使えるそうです。食料も……あ、その段ボールに」
「うわ、なんやろなあ(^ω^)……」
ベリベリ
「え、なにこれ?」
「あ、戦闘糧食」
「戦闘糧食って、軍隊の?」
「フランス、イタリア、自衛隊……うん、比較的おいしい軍隊のがそろってる」
「あ、そう、ちょっと楽しみかも」
さっそく、食堂車のテーブル二つを使えるようにして、戦闘糧食ランチ。
意外に美味しかった。
ソフィーが静かに予定をチェック。
「……次の駅は、90分停車」
「「「「「え?」」」」」
ジャンケンして、みんな、交代でお手洗いに行きました(^_^;)
ジャンケンでビリケツになって、お手洗いから出てくると、ソフィーが腕組みして思案顔。
「どないしたん、ソフィー?」
「うん……殺人事件が起こったのは、どこかと思って」
「さ、殺人事件!?」
「オリエント急行と言えば……殺人事件だろうが……」
「ちょ、ソフィー、目がこわい(;'∀')」
キャーーーー!!
そのとき、コンパートメントからえげつない悲鳴が聞こえてきた!
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王位継承者 聖真理愛女学院高校三年生
ソフィー 頼子のガード
月島さやか さくらの担任の先生
古閑 巡里(めぐり) さくらと留美のクラスメート メグリン
329『オリエント急行○○事件!』さくら
故障というわけやないねんけど、ちょっとした不具合が見つかったんで部品交換の為に飛行機が飛べんようになった!
「部品交換のためにニ十四時間は飛べないんで、その代わり、オリエント急行でウィーンまで行きます!」
ベテランツアーコンダクターみたいに頼子さんが宣言する。
ソフィーが持ってきたメモを見て言ってるねんけど、まるで自分が考えて結論出したみたいに力強い。
これも、王女さまとしての努力と才能やねんやろね。
信頼のおけるスタッフが決めたことは、自分の決定として国民に伝えて安心感を与える。一朝一夕でできる芸やない。
次に、ダイニングの隅でスマホをチェックしてたメグさんが頼子さんに耳打ち。
「え、そうなの!?」
素の頼子さんに戻ってビックリ。ビックリすると目が二割増し大きくなる(目を見開くわけですねえ)のが可愛らしい。ほら、プリクラの補正で目を大きくするの、あれが自然にできてしまうんよ。
「マーガレット(メグさんの正式名)が副操縦士に、ソフィア(ソフィーの正式名)がバトラーをやります」
「イエス、マム」
ソフィーが踵を鳴らして敬礼する。
「申し訳ありません、説明が不十分でした」
「え?」
「ソフィーと交代しますが、エディンバラ到着までは、このわたしが緊急事態の対応まで織り込んで手配済みです」
ドンと胸を叩くメグさん。
「ですから、ソフィアは殿下といっしょに行動するだけでいいんです」
「それは、どういう意味ですか、少佐?」
え、メグさんリアル少佐やったん!?
「軍服を脱いで私服に着替えなさい、ソフィー」
「承知しました! ソフィア少尉、私服に着替え少佐よりバトラーの任務を継承します!」
「だからぁ、バトラーはわたし。全部段取りはつけてあるから、ソフィーは着替えたら、殿下のクラスメートで散策部の部員です。分かった?」
「え、あ、はい」
「understand?」
「understood mam!」
二人そろってダイニングを出ると、頼子さんが噴き出して、みんなに伝染してしまう。
フフフ( *´艸`) ハハハ( *´〇`)
関空からこっち、ソフィーは副操縦士とSPの立場でガチガチやった。
それで、飛行機が具合悪なったのをきっかけに開放してあげたいうのがホンマのとこやと思います。
ウワアアアア(꒪ȏ꒪)!
駅に着いてビックリしたのは、あたしらだけやない。
ホームに居あわせたトルコの人やら旅行者やらが貨物のホームで写真を撮ったり歓声をあげたり。
「ああ、やっぱりこうなるわよねえ……」
あたしらは、ホームの群衆を前にたじろいでしまう。
「いちおう貨物扱いなんだけどね……チェックしてみる」
頼子さんがため息をつく横でソフィーがお友だちモードでスマホを操作
食堂車を含めて三両のオリエント急行は正規の列車編成とちゃうんです
オリエント急行いうのは、もう何年も前に廃止されてて存在せえへんのです。
今回は、アメリカ人のお金持ちがトルコに残ってた車両を買って、オーストリアの工場に移動させるのに便乗するんです。これも、ヤマセンブルグ諜報部のテクとかコネとかやねんやろねえ。
前後には機関車も含めて十二両、その最後尾四両のうち三両が青い車体のオリエント急行。
「いま乗ったら目立ちすぎるわねぇ」
なにごとも控え目な留美ちゃんは、目立つのが苦手。
それに、頼子さんはプリンセス。あんまり目立つ行動はでけへん。見つかったらすぐに写真とか動画に撮られてSNSにアップされてしまうしね。
「……いちおう配慮はしてあるみたいよ、リッチ」
「え、これで?」
「みんな、こっちこっち」
「あ、そっちは……」
鉄道ファンの群れの中に入って行くのかと思ったら、その手前の最後尾の車両。
貨車みたいやけど、入り口と小さな窓がいくつか付いてる。車掌さんやら作業の人を収容する車両。
うちらが近づくと、中の方からドアを開けてくれる。どうやら話はついてるみたい。
「発車してホームを離れたら、前の方に移るよ」
ソフィーにそう言われて、窓の外から見えへんように息を潜める。
プォーーーーーーン
貨物列車やから、出発のアナウンスも発車のベルもない。
ガッタン ゴットン ガッタン ゴトン ガタン ゴトン ガタン ゴトン……
列車がホームを離れて、さすがに車や自転車で追いかけてくる日本のテッチャンみたいなのはおらへんみたい。
車掌さん的なオッチャンにお礼を言うて、前の車両に移る。
オオ……………ウワア……………スッゲー………………
みんな静かに感動。
ゴージャスやねんけども下品やない、 高級そうやねんけどえらそぶってない、 みんな静かに感動……。
「せやけど、どこに座ったらええのん?」
ゴージャスな車内の椅子やらテーブルには白いシーツみたいなんが掛けてあって、座るとこがない。
「コンパートメントが二つ使えるよ」
「コンパートメント?」
「個室のことよ、行ってみよ!」
頼子さんに先導されて前の車両に行く。編成は前の方から食堂車・コンパートメント車・サロン車。
「うわあ、ハリーポッターが魔法学校行くときに乗ったやつみたい!」
「あれより、豪華だよ!」
「ワインセラーがある!」
「なにも入ってないけど!」
「中にもドアがあるでぇ!」
「勝手に開けちゃ……」
「うわ、シャワー室や……水もお湯も出えへんけど」
「営業車じゃないからね」
「わたしでも余裕で座れる!」
「外のお手洗い、どこかなあ……」
「進行方向の前だよ」
「みんなで見に行こ!」
ゾロゾロ
「うわあ、お洒落!」
お手洗いも、木目の壁で、フックとかドアノブとかレバーとか、ピカピカの金色。
「ウォシュレットじゃないんだね……」
「けど、便座はぬくもりのマホガニー!」
「注意書きがあるよ」
「英語は読めまっせーん」
「なになに……停車中は使わないでください」
「これって、そのまんま線路に落ちる式だ(^_^;)」
「だ、だいじょうぶよ。停車中使わなきゃいいんだから」
「でも、ヨーロッパの列車って、平気で一時間二時間停まってるよ」
「ええ、そうなのぉ!?」
「おう、向こうにも探検に行こうぜ!」
「ちょ、さくらぁ」
「ここにも、なんか書いたある……Japanだけ読める」
「なになに?」
「……ええ、これ、日本で走ったことがある車両だよ!?」
「オリエント急行は広軌と標準軌です、狭軌の日本じゃ走れませんよ」
「1988年に、バブルにものを言わせて、パリ発東京行を一編成だけ組んだことがある。その時の車両だよ」
「え、でもレールの幅が……」
「広島の工場で台車を付け替えたのよ」
「でも、途中、海を渡るでしょ?」
「翼とジェットエンジン付けて飛んできたのよ」
「え、ほんとですか!?」
「ウソよ、香港から広島までは船に積んできたの」
「もう、ソフィーは夢がないんだから」
「リッチのは、夢じゃなくてヨタだよ」
「ムーー」
「みんなぁ、食堂車も入れるよ!」
ゾロゾロ……
ああ…………
食堂車は、ちょっと期待したんやけど、サロン車と同じようにシーツみたいなん掛けられて、使用はでけへんみたい。
「でも、24時間乗ってるわけですよね……」
「そうだよね……飲み水とか食事とか、どうするんだろ?」
「厨房の湯沸かしは使えるそうです。食料も……あ、その段ボールに」
「うわ、なんやろなあ(^ω^)……」
ベリベリ
「え、なにこれ?」
「あ、戦闘糧食」
「戦闘糧食って、軍隊の?」
「フランス、イタリア、自衛隊……うん、比較的おいしい軍隊のがそろってる」
「あ、そう、ちょっと楽しみかも」
さっそく、食堂車のテーブル二つを使えるようにして、戦闘糧食ランチ。
意外に美味しかった。
ソフィーが静かに予定をチェック。
「……次の駅は、90分停車」
「「「「「え?」」」」」
ジャンケンして、みんな、交代でお手洗いに行きました(^_^;)
ジャンケンでビリケツになって、お手洗いから出てくると、ソフィーが腕組みして思案顔。
「どないしたん、ソフィー?」
「うん……殺人事件が起こったのは、どこかと思って」
「さ、殺人事件!?」
「オリエント急行と言えば……殺人事件だろうが……」
「ちょ、ソフィー、目がこわい(;'∀')」
キャーーーー!!
そのとき、コンパートメントからえげつない悲鳴が聞こえてきた!
☆・・主な登場人物・・☆
酒井 さくら この物語の主人公 聖真理愛女学院高校一年生
酒井 歌 さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
酒井 諦観 さくらの祖父 如来寺の隠居
酒井 諦念 さくらの伯父 諦一と詩の父
酒井 諦一 さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
酒井 詩(ことは) さくらの従姉 聖真理愛学院大学二年生
酒井 美保 さくらの義理の伯母 諦一 詩の母
榊原 留美 さくらと同居 中一からの同級生
夕陽丘頼子 さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王位継承者 聖真理愛女学院高校三年生
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