誤訳怪訳日本の神話

武者走走九郎or大橋むつお

文字の大きさ
9 / 61

9『イザナギの勝利!』

しおりを挟む
誤訳怪訳日本の神話

9『イザナギの勝利!』   




 千引岩(ちびきのいわ)を挟んでイザナギとイザナミの言い合いになります。

 元夫婦の神さまの言い合いなので、ただの悪態のぶつけ合いではすみません。

「このヘタレのイザナギ! こうなったら、あんたの国の人間を一日1000人ずつ殺してやるからね!!」
「な、なにをぬかす! それならなーーー! オレはがんばって、毎日1500人ずつ子どもを作っちゃうんだからな!!」

 この言い合いの結果、人間の世界では1500-1000=500で、毎日500人ずつ人口が増えることになりました。

 そして、この 千引岩(ちびきのいわ)は島根県東出雲町に残っています。

 島根県は古代の昔、大和勢力に対抗していた出雲勢力の中心で、今でも神話の故郷であります。
『怪談』を書いたラフカディオハーンを魅了し、小泉八雲として日本に帰化させたほどに魅力に満ちた地方です。宍道湖を中心とするあたりはUFOが頻繁に見受けられ、現代においても楽しい謎とおとぎ話に溢れていますが、大国主命などで触れることになりますので、ここでは深入りしないことにいたします。

 イザナギは言い合いに勝利して、人類をイザナギの呪いによる滅亡から救った後、筑紫の国(福岡県)に向かいました。

「あーー、きったねえ! 黄泉の国になんか行くから、あっちこっち穢れてしまって、かなわねー!」

 橘の小門のアハギ原(タチバナノオドノアハギハラ)というところで、身ぐるみ脱いで清めます。アハギ原は福岡市博多区住吉の住吉神社付近の他に宮崎市塩路と鹿児島県曽於市末吉町の説がありますが、いずれも住吉神社に関係があります。住吉神社については改めて触れることがあると思います。

 でもって、脱いだ服やら杖やらから、いろんな神さまが生まれますが、煩わしいので省略します(^_^;)。これらの神さまは、このあと生まれてくる大事な三人の神さまの露払いであります。分かりやすく言うと、真打が出てくる前の前座、紅白歌合戦の前半に出てくる新人や初出演にあたると思えば正解です。

 そうして、紅白ならオオトリの森進一や松田聖子(古いなあ(*ノωノ))にあたるのが、以下の神さまです。

 イザナギが左の目を洗うと現れたのが天照大神(あまてらすおおみかみ) 右の目を洗った時に現れたのが月讀命(つくよみのみこと) 鼻を洗った時に(いささか汚いですが、ウンチやオシッコからも生まれる神さまがいるので、ま、良しとしましょう)建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)であります。天照大神が左目から生まれたのは意味があります。日本では古くから左が上位とされてきたことの現れです。右大臣より左大臣が上位ですし、明治の途中まで雛祭りの男雛は左側に飾っていました。

 イザナギはアマテラスに天上の世界を、ツクヨミに月を象徴とする夜の世界を治めさせます。

「じゃ、スサノオ……」

 スサノオの方を向くと、男の子のくせにビービーと泣いてばかりです。

「仕方がない、スサノオはしばらくオレの手元に置いておくしかないか」

 と言って育てました。

 しかし、スサノオは大の大人になって髭が伸びるようになっても泣きわめいてばかりです。
 スサノオの馬力はものすごくて、スサノオが泣いただけで、地震や嵐になってしまいます。

「こりゃ、なんとかしなきゃ、どーにもならないなあ(-_-;)」

「そうだ!」

 イザナギはいいことを思いつきました!
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

処理中です...