127 / 161
127『みんなでお風呂掃除』
しおりを挟む
やくもあやかし物語
127『みんなでお風呂掃除』
ええ! まだコタツに入ってんの!?
帰るやいなや、御息所がチカコを叱る。
「だって、寒いもん」
コタツの上に顎を載せたまま上目遣いにプーたれるチカコ。
「まあまあ御息所はアキバで大活躍した後で体も心も温まってるから、そう感じるんだよ」
「で、どうだったのよ首尾は?」
「そりゃあもう、ねえ、やくも」
「あ、うん。大変だったけど、なんとかやっつけられたよ」
「そうよ、蛇と龍、二つも化け物やっつけてきたのよ。なんとか、わらわの力でやっつけられたけどね、もう、ひどい戦い。早くひとっ風呂浴びて、晩酌の二合もやってお休みしたいわ」
「なによ偉そうに。お風呂とか入りたかったら、さっさとお風呂掃除してきなさいよ、もう三十分もしたらお爺ちゃん、お風呂入るわよ」
「わらわたちは茶碗のお風呂であろうが」
「あのね、ここの主はやくもなんだから。やくももバキバキに戦ってきたんだろうから、少しは手伝ってあげようって気にはならないのかしら?」
「あんただって、コタツで丸くなってるだけじゃない。まるでネコよ。あんたって猫系だけど、ほんと猫にメタモルフォーゼしてしまうわよヽ(`Д´)ノ」
「ふん、わたしはとっくにね……ジャーーン!」
「「おお!」」
コタツから飛び出たチカコは、ジャージに短パン、足は潔く裸足で、手にはデッキブラシを握っている。
「さあ、とっとと行くわよ!」
そう言うと、デッキブラシを棒高跳びの棒のようにして、エイヤっとあたしの肩の上に乗ってきた。
ほんとは、お茶の一杯もいただいてからにしたかったんだけど、勢いなんだから仕方がない。
ジャージに着替えただけで、二人を両肩に載せて風呂場に急いだ。
ゴシゴシ ゴシゴシ
「やっぱり、檜ぶろっていいわよね」
「御息所、あなた、このお風呂に入りたいの?」
「まさか、このお風呂じゃ溺れてしまうわよ。わらわの身長は三寸五分しかないんだから」
「あ、その五分っていうところに『あんたよりも高いんだけど』って嫌味を感じるんだけれど」
「もう、被害妄想なんだから」
「まあ、依り代が1/12フィギュアだから仕方ないけど、さすがにお椀のお風呂に二人はきついかもしれないわね」
「そうよ、チカコって、すぐにお椀のへりに寄り掛かって『ごくらくごくらく』ってやるじゃない」
「それがなにか? あなただって、反対側に寄り掛かって、手ぬぐい頭に載せてるじゃない」
「あれはね、ああしないと、チカコの体重でお椀がひっくり返るからよ。ほんとは、お椀の真ん中でゆっくりしたいわよ」
「そうだったの、だったら、これからはジャンケンでもして、別々に入る?」
「でも、それって、後に入る時、お湯が冷めてしまう。お椀には追い炊き機能ってついてないわよ」
「そうね、やくもの仕事を増やしてしまうわよね」
「ちょっと、二人とも、お喋りするだけなら、部屋に帰ってくれる!」
「「アハハ、ごめんごめん」」
手伝いと言っても、二人は歯ブラシみたいなモップだから、いくらもハカが行かないんだけど、こういう賑やかなのもいいかなあ。
ゴシゴシ ゴシゴシ ゴシゴシ
なんとかブラシの音が揃い始めた時、お風呂の小窓を叩く音がした。
コンコン
「だれ!?」
「なにやつ!?」
「…………」
二人と違って、根が臆病なわたしは、とっさには声が出ない。
ピョン
二人は、ササッと、わたしの肩に乗る。
ブラシを構えているところを見ると、わたしを守ろうという姿勢なんだろうけど。なんだか、小動物がビビって木の上に上ってきただけのようにも思える。
「え、えと……だれですかあ?」
間の抜けた質問をしてしまう。
すると、窓を叩く音がピタリと止んで、聞いたことのある声がした。
『わたしです、わたしです、里見家の八房でございます』
八房……?
ちょっと待って、里見さんちの八房は脚を痛めて犬用の車いす……お風呂の窓は大人の頭の高さぐらいだよ。
とても、手というか前脚が届く高さじゃないよ……
☆ 主な登場人物
やくも 一丁目に越してきて三丁目の学校に通う中学二年生
お母さん やくもとは血の繋がりは無い 陽子
お爺ちゃん やくもともお母さんとも血の繋がりは無い 昭介
お婆ちゃん やくもともお母さんとも血の繋がりは無い
教頭先生
小出先生 図書部の先生
杉野君 図書委員仲間 やくものことが好き
小桜さん 図書委員仲間
あやかしたち 交換手さん メイドお化け ペコリお化け えりかちゃん 四毛猫 愛さん(愛の銅像) 染井さん(校門脇の桜) お守り石 光ファイバーのお化け 土の道のお化け 満開梅 春一番お化け 二丁目断層 親子(チカコ) 俊徳丸 鬼の孫の手 六畳の御息所 里見八犬伝 滝夜叉姫 将門 アカアオメイド アキバ子 青龍 メイド王
127『みんなでお風呂掃除』
ええ! まだコタツに入ってんの!?
帰るやいなや、御息所がチカコを叱る。
「だって、寒いもん」
コタツの上に顎を載せたまま上目遣いにプーたれるチカコ。
「まあまあ御息所はアキバで大活躍した後で体も心も温まってるから、そう感じるんだよ」
「で、どうだったのよ首尾は?」
「そりゃあもう、ねえ、やくも」
「あ、うん。大変だったけど、なんとかやっつけられたよ」
「そうよ、蛇と龍、二つも化け物やっつけてきたのよ。なんとか、わらわの力でやっつけられたけどね、もう、ひどい戦い。早くひとっ風呂浴びて、晩酌の二合もやってお休みしたいわ」
「なによ偉そうに。お風呂とか入りたかったら、さっさとお風呂掃除してきなさいよ、もう三十分もしたらお爺ちゃん、お風呂入るわよ」
「わらわたちは茶碗のお風呂であろうが」
「あのね、ここの主はやくもなんだから。やくももバキバキに戦ってきたんだろうから、少しは手伝ってあげようって気にはならないのかしら?」
「あんただって、コタツで丸くなってるだけじゃない。まるでネコよ。あんたって猫系だけど、ほんと猫にメタモルフォーゼしてしまうわよヽ(`Д´)ノ」
「ふん、わたしはとっくにね……ジャーーン!」
「「おお!」」
コタツから飛び出たチカコは、ジャージに短パン、足は潔く裸足で、手にはデッキブラシを握っている。
「さあ、とっとと行くわよ!」
そう言うと、デッキブラシを棒高跳びの棒のようにして、エイヤっとあたしの肩の上に乗ってきた。
ほんとは、お茶の一杯もいただいてからにしたかったんだけど、勢いなんだから仕方がない。
ジャージに着替えただけで、二人を両肩に載せて風呂場に急いだ。
ゴシゴシ ゴシゴシ
「やっぱり、檜ぶろっていいわよね」
「御息所、あなた、このお風呂に入りたいの?」
「まさか、このお風呂じゃ溺れてしまうわよ。わらわの身長は三寸五分しかないんだから」
「あ、その五分っていうところに『あんたよりも高いんだけど』って嫌味を感じるんだけれど」
「もう、被害妄想なんだから」
「まあ、依り代が1/12フィギュアだから仕方ないけど、さすがにお椀のお風呂に二人はきついかもしれないわね」
「そうよ、チカコって、すぐにお椀のへりに寄り掛かって『ごくらくごくらく』ってやるじゃない」
「それがなにか? あなただって、反対側に寄り掛かって、手ぬぐい頭に載せてるじゃない」
「あれはね、ああしないと、チカコの体重でお椀がひっくり返るからよ。ほんとは、お椀の真ん中でゆっくりしたいわよ」
「そうだったの、だったら、これからはジャンケンでもして、別々に入る?」
「でも、それって、後に入る時、お湯が冷めてしまう。お椀には追い炊き機能ってついてないわよ」
「そうね、やくもの仕事を増やしてしまうわよね」
「ちょっと、二人とも、お喋りするだけなら、部屋に帰ってくれる!」
「「アハハ、ごめんごめん」」
手伝いと言っても、二人は歯ブラシみたいなモップだから、いくらもハカが行かないんだけど、こういう賑やかなのもいいかなあ。
ゴシゴシ ゴシゴシ ゴシゴシ
なんとかブラシの音が揃い始めた時、お風呂の小窓を叩く音がした。
コンコン
「だれ!?」
「なにやつ!?」
「…………」
二人と違って、根が臆病なわたしは、とっさには声が出ない。
ピョン
二人は、ササッと、わたしの肩に乗る。
ブラシを構えているところを見ると、わたしを守ろうという姿勢なんだろうけど。なんだか、小動物がビビって木の上に上ってきただけのようにも思える。
「え、えと……だれですかあ?」
間の抜けた質問をしてしまう。
すると、窓を叩く音がピタリと止んで、聞いたことのある声がした。
『わたしです、わたしです、里見家の八房でございます』
八房……?
ちょっと待って、里見さんちの八房は脚を痛めて犬用の車いす……お風呂の窓は大人の頭の高さぐらいだよ。
とても、手というか前脚が届く高さじゃないよ……
☆ 主な登場人物
やくも 一丁目に越してきて三丁目の学校に通う中学二年生
お母さん やくもとは血の繋がりは無い 陽子
お爺ちゃん やくもともお母さんとも血の繋がりは無い 昭介
お婆ちゃん やくもともお母さんとも血の繋がりは無い
教頭先生
小出先生 図書部の先生
杉野君 図書委員仲間 やくものことが好き
小桜さん 図書委員仲間
あやかしたち 交換手さん メイドお化け ペコリお化け えりかちゃん 四毛猫 愛さん(愛の銅像) 染井さん(校門脇の桜) お守り石 光ファイバーのお化け 土の道のお化け 満開梅 春一番お化け 二丁目断層 親子(チカコ) 俊徳丸 鬼の孫の手 六畳の御息所 里見八犬伝 滝夜叉姫 将門 アカアオメイド アキバ子 青龍 メイド王
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する
くみたろう
ファンタジー
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
悪女の指南〜媚びるのをやめたら周囲の態度が変わりました
結城芙由奈
恋愛
【何故我慢しなければならないのかしら?】
20歳の子爵家令嬢オリビエは母親の死と引き換えに生まれてきた。そのため父からは疎まれ、実の兄から憎まれている。義母からは無視され、異母妹からは馬鹿にされる日々。頼みの綱である婚約者も冷たい態度を取り、異母妹と惹かれ合っている。オリビエは少しでも受け入れてもらえるように媚を売っていたそんなある日悪女として名高い侯爵令嬢とふとしたことで知りあう。交流を深めていくうちに侯爵令嬢から諭され、自分の置かれた環境に疑問を抱くようになる。そこでオリビエは媚びるのをやめることにした。するとに周囲の環境が変化しはじめ――
※他サイトでも投稿中
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
捨てられた第四王女は母国には戻らない
風見ゆうみ
恋愛
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。
災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。
何とか隣国にたどり着き、警備兵によって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。
そんな中、ミーリルを捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。
それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。
リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
私に成り代わって嫁ごうとした妹ですが、即行で婚約者にバレました
あーもんど
恋愛
ずっと腹違いの妹の方を優遇されて、生きてきた公爵令嬢セシリア。
正直不満はあるものの、もうすぐ結婚して家を出るということもあり、耐えていた。
でも、ある日……
「お前の人生を妹に譲ってくれないか?」
と、両親に言われて?
当然セシリアは反発するが、無理やり体を押さえつけられ────妹と中身を入れ替えられてしまった!
この仕打ちには、さすがのセシリアも激怒!
でも、自分の話を信じてくれる者は居らず……何も出来ない。
そして、とうとう……自分に成り代わった妹が結婚準備のため、婚約者の家へ行ってしまった。
────嗚呼、もう終わりだ……。
セシリアは全てに絶望し、希望を失うものの……数日後、婚約者のヴィンセントがこっそり屋敷を訪ねてきて?
「あぁ、やっぱり────君がセシリアなんだね。会いたかったよ」
一瞬で正体を見抜いたヴィンセントに、セシリアは動揺。
でも、凄く嬉しかった。
その後、セシリアは全ての事情を説明し、状況打破の協力を要請。
もちろん、ヴィンセントは快諾。
「僕の全ては君のためにあるんだから、遠慮せず使ってよ」
セシリアのことを誰よりも愛しているヴィンセントは、彼女のため舞台を整える。
────セシリアをこんな目に遭わせた者達は地獄へ落とす、と胸に決めて。
これは姉妹の入れ替わりから始まる、報復と破滅の物語。
■小説家になろう様にて、先行公開中■
■2024/01/30 タイトル変更しました■
→旧タイトル:偽物に騙されないでください。本物は私です
稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜
撫羽
ファンタジー
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児、王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。しかもやり直しの生だった!?
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
それは生後半年の頃に遡る。
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかしいぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されたからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる