184 / 274
172『実験プラントのマス桜』
しおりを挟む
銀河太平記
172『実験プラントのマス桜』緒方未来
「ほかにご質問が無いようでしたら、時間も押してまいりましたのでお開きにさせていただきたいと存じます」
「写真いいですか!?」「サインしてください!」「動画かまいませんか!?」「かわいい!」「握手!!」てな要望が会場中から出て……シンポジウムはアイドルの営業のようになってしまった。
「一列に並んで欲しいのよさ! ご要望にお応えしゅゆのよさ!」
「次の予定も迫っていますので、これで打ち切らせていただきます!」
ダッシュがマネージャーのように立ちふさがり、わたしがかっさらうようにしてテルを控室に連れ帰る。
「もうちょっとやっててもよかったのよしゃ(^▽^)」
「あんたも調子にのるんじゃないわよ」
「らってらってぇ!」
「らってじゃねえ!」
「控室、しょっちなのよさ!」
「「こっち!」」
控室を素通りして廊下の突き当りのドアを開けると、回しておいた車にテルを抱えたまま乗り込む。
バタム
ダッシュがドアを閉めると同時にアクセルを踏んで、文字通りダッシュ!
ブィーーン!
「あ、あ、だましたにゃ! お弁当まだ食べてないのよさ!」
「ここにあるわよ、さっさと食べて」
「おお……で、どこに行くのよさ?」
「あ、えと……」
「え、ダッシュ考えてなかったの?」
「あ、いや、とにかく連れ出さなきゃ、話もできないだろ」
「じゃあ、マス桜観に行こう、もう満開近いよ」
「おお、よし、じゃあ」
グィン!
「プギャ!」「キャ!」
「おお、すまん」
「もう、急にハンドル切らないでよ!」
「近道を逃してしまいそうだったからな」
「え、こっちってカルデラ出ちゃうよ」
ピタゴラスは直径130キロのクレーターで、外への出入りは飛行能力が無い限り12カ所のトンネルかカルデラ越えの山道を通るしかない。
「3号トンネルの外に軍の実験プラントがあるんだ。マス桜の固有種もあるし、なによりほかの人間が居ないからな」
「おお、絶景なのよしゃ!」
ピタゴラスは他のクレーターのようにお皿のような底面ではなくて、すり鉢状になっている。中腹の3号トンネルまでは九十九折れになっていて景色がいい。
ダッシュもわたしも、月には任務で来ていて、たまの休日は、せいぜい買い物をする程度。
移動途中とは言え、友だち三人でつかの間のサイトシーングするのは面白い。
特に観光ルート化されているわけでもなく、10分ほど「おお!」「うわあ!」「しゅごい!」と言ってるうちにトンネルに突入した。
トンネルを抜けて見えてきたプラントは東京ドームほどの大きさで、雰囲気が扶桑城の御庭に似ている。ほら、上様が実験的に品種改良なさっているプライベートガーデン。
「ほら、あれがマス桜だ」
「「おお!」」
満開ちょっと前、まだ花びらが散ることもなく、木にも花にも勢いがある。
「ピタゴラス公園は数は多いけど、こんなのは無いよね」
「大きさ的にはあるんだろうけど、色や勢いでは、こっちの方だろ」
「これも上様の品種改良なのかにゃ?」
「栽培方法が違うんだそうだ」
「でも、日照とかはどうしてるの、オートソレイユ(太陽灯)とかは無さそうだけど?」
月は自転周期が27日、つまり夜が27日も続くわけで、オートソレイユが無ければドームの中でも植物は育たない。
「ソレイユはこの真上」
「「え?」」
「静止衛星が三つ上がっていて、夜間は衛星を経由して太陽光が降り注ぐ」
「なるほど……でも、衛星でそこまで賄えるの?」
「あ、パルスギ使ってるにゃあ?」
「ああ、パルスギは生成エネルギー量もすごいが、蓄光量も桁外れで、衛星一個分の蓄光でこれくらいのドームプラントを賄える」
「あ、しょれって……」
「ああ、テルのパルスチャージの応用らしいぞ」
「お、おお……テルってしゅごいのよさ! 褒めていいじょ!」
パチパチパチ
「ハハハ、なんかショボくて悪いな(^_^;)」
「ううん、友だちに認めてもらえるのがいちばんなのよさ(n*´ω`*n)」
「そうだな、これでヒコが居たら同窓会だな」
「ヒコ、まだ隠密課?」
「あ、えとにゃ……」
テルが言い淀む。
仕方がない、隠密課というのは、幕府の機密を扱うセクションで、ここに配属されると身内であっても連絡が取れない。
「今は南町奉行所にいるにゃ」
「え、なんかやったの?」
ヒコは、若年寄穴山新右衛門の息子で、わたしたち同期の中でも主席の成績。
親の七光りが通用するような幕府じゃないけど(老中の孫娘がパスカルの診療所で働かされてるのでも分かるでしょ!)毛並みの良さと才能に恵まれて、おまけに人柄もいい。隠密課で機密のイロハを学んだあとは外国奉行か勘定奉行所あたりでエリ-トコースの階段を上って行くと思っていた。
隠密課から町奉行所に行くなんて、ハッキリ言って左遷!
「でも、年番方とか吟味方(裁判官)かなんかだろ?」
ダッシュでも、そう思う。せめて、町奉行所のエリートではあるだろう。
「定廻同心(じょうまわりどうしん)にゃ」
「え、平同心なの!?」
「えと……ここだけの話にゃ」
「「う、うん」」
「ココちゃん(心子内親王)がにゃ現場の仕事がしたいってにゃ……」
「「あ、ああ……」」
聞かずとも分かる。
ココちゃんは、宗主国日本からの大事な預かりもの(絶対内緒だけど)。でも、扶桑に来て四年。あの性格から言っても、いつまでもお客様扱いの資料整理係りじゃ収まらないだろう。
それで、民政最前線の町奉行所。扶桑は火星の中では最も安定した国だけど、民政の最前線まで下りてくるといろいろある。お姫様一人にはしておけないものねぇ。
「上様は、じゅっと先を観てるにゃ」
「ずっと……」
「先……」
「パルスギはエネルギー革命にゃ、まだ周辺のぎじゅちゅが追いつかにゃいけど、そのうちに人類は光のしょくどを超えて太陽系を飛び出すにゃ。銀河の時代になるにゃ。上さまは、その銀河の時代に立ち向かえる人材や指導者の養成に力を入れはじめたにゃ」
「そうなんだ……」
「よし、今度は、扶桑の飛鳥山で、みんな揃って花見をしようぜ。そのころにゃ、上様も、もっとすごい桜を作ってるかもしれないしな」
「再来年くらいかにゃ?」
「アハハ、テルはせっかちだなぁ」
「いや、分かんねえぞ。テルの頭の中には何が入ってるか分かんねえからなあ」
「あ、もう、あたまクシャクシャはなしにゃあ!」
「アハハ……」
『親子みたい!』という言葉が出てきそうになったけど抑えた。
修学旅行に行ったころは、こういうじゃれ合いを見て『年の離れた兄妹みたい』と続いたんだ。
あのころと全然変わらないテル。
ちょっとずつ大人になっていく私たち。
テルは……と思って、考えるのを止めた。
見上げるとマス桜の上、ドームを通して星が流れるのが見えた。
むろん願い事をする暇もなかった。
☆彡この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人
森ノ宮茂仁親王 心子内親王はシゲさんと呼ぶ
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
及川 軍平 西之島市市長
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
劉 宏 漢明国大統領 満漢戦争の英雄的指揮官
王 春華 漢明国大統領付き通訳兼秘書
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西ノ島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源(パルス パルスラ パルスガ パルスギ)
氷室神社 シゲがカンパニーの南端に作った神社 御祭神=秋宮空子内親王
ピタゴラス 月のピタゴラスクレーターにある扶桑幕府の領地 他にパスカル・プラトン・アルキメデス
172『実験プラントのマス桜』緒方未来
「ほかにご質問が無いようでしたら、時間も押してまいりましたのでお開きにさせていただきたいと存じます」
「写真いいですか!?」「サインしてください!」「動画かまいませんか!?」「かわいい!」「握手!!」てな要望が会場中から出て……シンポジウムはアイドルの営業のようになってしまった。
「一列に並んで欲しいのよさ! ご要望にお応えしゅゆのよさ!」
「次の予定も迫っていますので、これで打ち切らせていただきます!」
ダッシュがマネージャーのように立ちふさがり、わたしがかっさらうようにしてテルを控室に連れ帰る。
「もうちょっとやっててもよかったのよしゃ(^▽^)」
「あんたも調子にのるんじゃないわよ」
「らってらってぇ!」
「らってじゃねえ!」
「控室、しょっちなのよさ!」
「「こっち!」」
控室を素通りして廊下の突き当りのドアを開けると、回しておいた車にテルを抱えたまま乗り込む。
バタム
ダッシュがドアを閉めると同時にアクセルを踏んで、文字通りダッシュ!
ブィーーン!
「あ、あ、だましたにゃ! お弁当まだ食べてないのよさ!」
「ここにあるわよ、さっさと食べて」
「おお……で、どこに行くのよさ?」
「あ、えと……」
「え、ダッシュ考えてなかったの?」
「あ、いや、とにかく連れ出さなきゃ、話もできないだろ」
「じゃあ、マス桜観に行こう、もう満開近いよ」
「おお、よし、じゃあ」
グィン!
「プギャ!」「キャ!」
「おお、すまん」
「もう、急にハンドル切らないでよ!」
「近道を逃してしまいそうだったからな」
「え、こっちってカルデラ出ちゃうよ」
ピタゴラスは直径130キロのクレーターで、外への出入りは飛行能力が無い限り12カ所のトンネルかカルデラ越えの山道を通るしかない。
「3号トンネルの外に軍の実験プラントがあるんだ。マス桜の固有種もあるし、なによりほかの人間が居ないからな」
「おお、絶景なのよしゃ!」
ピタゴラスは他のクレーターのようにお皿のような底面ではなくて、すり鉢状になっている。中腹の3号トンネルまでは九十九折れになっていて景色がいい。
ダッシュもわたしも、月には任務で来ていて、たまの休日は、せいぜい買い物をする程度。
移動途中とは言え、友だち三人でつかの間のサイトシーングするのは面白い。
特に観光ルート化されているわけでもなく、10分ほど「おお!」「うわあ!」「しゅごい!」と言ってるうちにトンネルに突入した。
トンネルを抜けて見えてきたプラントは東京ドームほどの大きさで、雰囲気が扶桑城の御庭に似ている。ほら、上様が実験的に品種改良なさっているプライベートガーデン。
「ほら、あれがマス桜だ」
「「おお!」」
満開ちょっと前、まだ花びらが散ることもなく、木にも花にも勢いがある。
「ピタゴラス公園は数は多いけど、こんなのは無いよね」
「大きさ的にはあるんだろうけど、色や勢いでは、こっちの方だろ」
「これも上様の品種改良なのかにゃ?」
「栽培方法が違うんだそうだ」
「でも、日照とかはどうしてるの、オートソレイユ(太陽灯)とかは無さそうだけど?」
月は自転周期が27日、つまり夜が27日も続くわけで、オートソレイユが無ければドームの中でも植物は育たない。
「ソレイユはこの真上」
「「え?」」
「静止衛星が三つ上がっていて、夜間は衛星を経由して太陽光が降り注ぐ」
「なるほど……でも、衛星でそこまで賄えるの?」
「あ、パルスギ使ってるにゃあ?」
「ああ、パルスギは生成エネルギー量もすごいが、蓄光量も桁外れで、衛星一個分の蓄光でこれくらいのドームプラントを賄える」
「あ、しょれって……」
「ああ、テルのパルスチャージの応用らしいぞ」
「お、おお……テルってしゅごいのよさ! 褒めていいじょ!」
パチパチパチ
「ハハハ、なんかショボくて悪いな(^_^;)」
「ううん、友だちに認めてもらえるのがいちばんなのよさ(n*´ω`*n)」
「そうだな、これでヒコが居たら同窓会だな」
「ヒコ、まだ隠密課?」
「あ、えとにゃ……」
テルが言い淀む。
仕方がない、隠密課というのは、幕府の機密を扱うセクションで、ここに配属されると身内であっても連絡が取れない。
「今は南町奉行所にいるにゃ」
「え、なんかやったの?」
ヒコは、若年寄穴山新右衛門の息子で、わたしたち同期の中でも主席の成績。
親の七光りが通用するような幕府じゃないけど(老中の孫娘がパスカルの診療所で働かされてるのでも分かるでしょ!)毛並みの良さと才能に恵まれて、おまけに人柄もいい。隠密課で機密のイロハを学んだあとは外国奉行か勘定奉行所あたりでエリ-トコースの階段を上って行くと思っていた。
隠密課から町奉行所に行くなんて、ハッキリ言って左遷!
「でも、年番方とか吟味方(裁判官)かなんかだろ?」
ダッシュでも、そう思う。せめて、町奉行所のエリートではあるだろう。
「定廻同心(じょうまわりどうしん)にゃ」
「え、平同心なの!?」
「えと……ここだけの話にゃ」
「「う、うん」」
「ココちゃん(心子内親王)がにゃ現場の仕事がしたいってにゃ……」
「「あ、ああ……」」
聞かずとも分かる。
ココちゃんは、宗主国日本からの大事な預かりもの(絶対内緒だけど)。でも、扶桑に来て四年。あの性格から言っても、いつまでもお客様扱いの資料整理係りじゃ収まらないだろう。
それで、民政最前線の町奉行所。扶桑は火星の中では最も安定した国だけど、民政の最前線まで下りてくるといろいろある。お姫様一人にはしておけないものねぇ。
「上様は、じゅっと先を観てるにゃ」
「ずっと……」
「先……」
「パルスギはエネルギー革命にゃ、まだ周辺のぎじゅちゅが追いつかにゃいけど、そのうちに人類は光のしょくどを超えて太陽系を飛び出すにゃ。銀河の時代になるにゃ。上さまは、その銀河の時代に立ち向かえる人材や指導者の養成に力を入れはじめたにゃ」
「そうなんだ……」
「よし、今度は、扶桑の飛鳥山で、みんな揃って花見をしようぜ。そのころにゃ、上様も、もっとすごい桜を作ってるかもしれないしな」
「再来年くらいかにゃ?」
「アハハ、テルはせっかちだなぁ」
「いや、分かんねえぞ。テルの頭の中には何が入ってるか分かんねえからなあ」
「あ、もう、あたまクシャクシャはなしにゃあ!」
「アハハ……」
『親子みたい!』という言葉が出てきそうになったけど抑えた。
修学旅行に行ったころは、こういうじゃれ合いを見て『年の離れた兄妹みたい』と続いたんだ。
あのころと全然変わらないテル。
ちょっとずつ大人になっていく私たち。
テルは……と思って、考えるのを止めた。
見上げるとマス桜の上、ドームを通して星が流れるのが見えた。
むろん願い事をする暇もなかった。
☆彡この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人
森ノ宮茂仁親王 心子内親王はシゲさんと呼ぶ
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
及川 軍平 西之島市市長
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
劉 宏 漢明国大統領 満漢戦争の英雄的指揮官
王 春華 漢明国大統領付き通訳兼秘書
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西ノ島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源(パルス パルスラ パルスガ パルスギ)
氷室神社 シゲがカンパニーの南端に作った神社 御祭神=秋宮空子内親王
ピタゴラス 月のピタゴラスクレーターにある扶桑幕府の領地 他にパスカル・プラトン・アルキメデス
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
未来に住む一般人が、リアルな異世界に転移したらどうなるか。
kaizi
SF
主人公の設定は、30年後の日本に住む一般人です。
異世界描写はひたすらリアル(現実の中世ヨーロッパ)に寄せたので、リアル描写がメインになります。
魔法、魔物、テンプレ異世界描写に飽きている方、SFが好きな方はお読みいただければ幸いです。
なお、完結している作品を毎日投稿していきますので、未完結で終わることはありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
終末の運命に抗う者達
ブレイブ
SF
人類のほとんどは突然現れた地球外生命体アースによって、消滅し、地球の人口は数百人になってしまった、だが、希望はあり、地球外生命体に抗う為に、最終兵器。ドゥームズギアを扱う少年少女が居た
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる