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111『新パルス鉱の検査』
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銀河太平記
111『新パルス鉱の検査』こころ
ココちゃん……心地いい呼ばれ方(^▽^)。
東宮御所(亡くなったお母さんの家)に居る時は殿下と呼ばれる。
お母さんは、活舌のいい人だったので、亡くなるまで「心子(こころこ)」と呼んでいた。
伯母にあたる天皇陛下は「しんこ」と呼んでくださっている。
「明子(あきこ=お母さんの名前)は『しんこ』って読ませたかったのよね、シャキッとした歯ごたえのある子に育ってほしいって。でも、皇族の名前って、みんな訓読みだから『こころこ』。だから、睦子伯母は『しんこ』と呼びます」
学校の友だちは『こころ』って呼んでくれた。
「殿下や内親王はお店の屋号みたいなものですから、どうか愛称で呼んでください」
それで『こころ』が定着した。アニメの人物みたいで、まあいいんだけども。アニメ文化のフィルターを通さなければ親しみを持ってもらえないようで、微妙に距離感。
先生たちは『須磨さん』。宮号が須磨の宮だから、まあ、あたりまえ。
所長のメグミさんは、初日から『ココちゃん』。ポカした時は、遠慮なく『ココ!』って呼び捨ててくれる。
「ココ!!」
強い口調で叱られた。
「あ、すみません(;'∀')」
パチパチさんたちが持ってきたパルス鉱のサンプルを手でつかもうとしたからだ。
『ニッパチが素手で渡すから悪いのじゃ』
『そうアル。作業機械の頃のクセ抜けてないアルよ』
『ごめん、ココちゃん(;'∀')』
「あんたらも、こういうものはカプセルとかに入れてこなきゃダメだろうが。以後気を付けて」
「「「『はい!』」」」
みんなで返事して、なんだか連帯感。
「じゃあ、ちょっと検査してみよう!」
検査してみてビックリ。
減衰率が0.000001%で、既存のパルス鉱(パルス・パルスラ・パルスガの総称)の1/20でしかない。
おまけに衝撃に強い。パルス鉱は優れたエネルギー源だけれども、衝撃に弱く、運転中に着く傷が元で、カタログデータ通りの出力を五年保てるものはほとんどなく、十年も経てば、出力は1/3~1/2に減ってしまうので、軍用などは三年で交換されるのが普通になっている。
そのために、惑星間ロケットなどは減衰期を見込んで倍の出力のパルス鉱を搭載する。倍の出力の鉱石を積んでいれば、五年後に標準値になり、十年は交換せずに済むから。
それに、倍の出力を持つ鉱石の抽出出力をコントロールするために、エンジンと同じ規模の制御機器を積まなくてはならないので、船内容積が狭くなるという欠陥があった。
洋上船以来の伝統で、日本の造船技術は世界一だったので、宇宙船の大型化で惑星間輸送をリードしてきたけど、100万トンが限界になってきた。
宇宙軍の戦艦も70万トンの大和型が最大で、お母さんが進水式に出た三番艦信濃が最後。拡大型の紀伊と尾張は概念設計の段階でお蔵入りになった。
「ココちゃん、これは、ほとんど永久機関が作れるぞ!」
「SFの世界ですね!」
「うん、これだけ寿命が長ければ、燃料が切れる前に船体の寿命がやってくる。日本の造船技術と組み合わせれば、おそらくワープ船が作れる」
メグミ所長の目がキラキラ光った。
「それって、太陽系を出られるということですか!?」
「うん、これだけ安定して、長期間運用できればね」
「大航海時代の始まりですね!」
「問題は、パルスガ以上に深く潜らなければ採取できないことだ。パルスガでも大きな事故を起こしているからね」
「でも、パチパチさんたちは平気なんですよね」
「うん、人間でもロボットでもないからね……ここは……」
そこまで言うと、所長は、すごいジト目になってパチパチさんたちを睨んだ。
『じゃあ、パチパチは、これにて……』
「ちょっとお待ち!」
『『『ヒ(;゚Д゚)!』』』
「ココ! ラボの出入り口を閉鎖して!」
「ハ、ハイ!」
所長は、パチパチさんたちを分解検査し始めましたよぉ(^_^;)。
※ この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人
森ノ宮親王
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西ノ島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源
111『新パルス鉱の検査』こころ
ココちゃん……心地いい呼ばれ方(^▽^)。
東宮御所(亡くなったお母さんの家)に居る時は殿下と呼ばれる。
お母さんは、活舌のいい人だったので、亡くなるまで「心子(こころこ)」と呼んでいた。
伯母にあたる天皇陛下は「しんこ」と呼んでくださっている。
「明子(あきこ=お母さんの名前)は『しんこ』って読ませたかったのよね、シャキッとした歯ごたえのある子に育ってほしいって。でも、皇族の名前って、みんな訓読みだから『こころこ』。だから、睦子伯母は『しんこ』と呼びます」
学校の友だちは『こころ』って呼んでくれた。
「殿下や内親王はお店の屋号みたいなものですから、どうか愛称で呼んでください」
それで『こころ』が定着した。アニメの人物みたいで、まあいいんだけども。アニメ文化のフィルターを通さなければ親しみを持ってもらえないようで、微妙に距離感。
先生たちは『須磨さん』。宮号が須磨の宮だから、まあ、あたりまえ。
所長のメグミさんは、初日から『ココちゃん』。ポカした時は、遠慮なく『ココ!』って呼び捨ててくれる。
「ココ!!」
強い口調で叱られた。
「あ、すみません(;'∀')」
パチパチさんたちが持ってきたパルス鉱のサンプルを手でつかもうとしたからだ。
『ニッパチが素手で渡すから悪いのじゃ』
『そうアル。作業機械の頃のクセ抜けてないアルよ』
『ごめん、ココちゃん(;'∀')』
「あんたらも、こういうものはカプセルとかに入れてこなきゃダメだろうが。以後気を付けて」
「「「『はい!』」」」
みんなで返事して、なんだか連帯感。
「じゃあ、ちょっと検査してみよう!」
検査してみてビックリ。
減衰率が0.000001%で、既存のパルス鉱(パルス・パルスラ・パルスガの総称)の1/20でしかない。
おまけに衝撃に強い。パルス鉱は優れたエネルギー源だけれども、衝撃に弱く、運転中に着く傷が元で、カタログデータ通りの出力を五年保てるものはほとんどなく、十年も経てば、出力は1/3~1/2に減ってしまうので、軍用などは三年で交換されるのが普通になっている。
そのために、惑星間ロケットなどは減衰期を見込んで倍の出力のパルス鉱を搭載する。倍の出力の鉱石を積んでいれば、五年後に標準値になり、十年は交換せずに済むから。
それに、倍の出力を持つ鉱石の抽出出力をコントロールするために、エンジンと同じ規模の制御機器を積まなくてはならないので、船内容積が狭くなるという欠陥があった。
洋上船以来の伝統で、日本の造船技術は世界一だったので、宇宙船の大型化で惑星間輸送をリードしてきたけど、100万トンが限界になってきた。
宇宙軍の戦艦も70万トンの大和型が最大で、お母さんが進水式に出た三番艦信濃が最後。拡大型の紀伊と尾張は概念設計の段階でお蔵入りになった。
「ココちゃん、これは、ほとんど永久機関が作れるぞ!」
「SFの世界ですね!」
「うん、これだけ寿命が長ければ、燃料が切れる前に船体の寿命がやってくる。日本の造船技術と組み合わせれば、おそらくワープ船が作れる」
メグミ所長の目がキラキラ光った。
「それって、太陽系を出られるということですか!?」
「うん、これだけ安定して、長期間運用できればね」
「大航海時代の始まりですね!」
「問題は、パルスガ以上に深く潜らなければ採取できないことだ。パルスガでも大きな事故を起こしているからね」
「でも、パチパチさんたちは平気なんですよね」
「うん、人間でもロボットでもないからね……ここは……」
そこまで言うと、所長は、すごいジト目になってパチパチさんたちを睨んだ。
『じゃあ、パチパチは、これにて……』
「ちょっとお待ち!」
『『『ヒ(;゚Д゚)!』』』
「ココ! ラボの出入り口を閉鎖して!」
「ハ、ハイ!」
所長は、パチパチさんたちを分解検査し始めましたよぉ(^_^;)。
※ この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人
森ノ宮親王
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西ノ島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源
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