14 / 15
静彦の秘密
しおりを挟む
その晩、耀は離れ──といっても耀の実家よりずっと大きい一軒家だ──に用意された部屋で布団に潜り、横になっていたが、どうにも寝付けなかった。障子の向こうから鳥の声、獣の遠吠えが聞こえてきて落ち着かないのもあるが、何よりも、脳裏に浮かんで離れない雫の泣き顔が一番の理由だった。
『……、耀ぅ……っ!』
助けを求める声。
確かに、彼女は耀を利用していたのだろう。耀の人格を消し、『蛮神』の人格が再びこの世に現れることを願っていたのだ。だが、どうにも彼女を恨む気持ちが湧いてこなかった。
『みんな、私を置いて行ってしまう』
と、そう泣いていたあの夜を思い出す。
──あの子は、ただ、寂しかったのだ。人間の寿命では、どうあっても彼女に付き添えない。時を超えて傍にいてくれる、そんな存在が欲しかったのだ。
耀は寝るのを諦めて上体を起こす。障子の向こうから月の光が差し込んでいる。そうえいば今日は満月だったか。立ち上がって障子を開けると、白々とした光に照らされた庭園は、昼間と変わらずはっきりと見えた。離れを出て庭に降りる。冷たい夜風が頬を撫でるのが気持ちよかった。
そのまま庭園をぶらついていると、話し声が聞こえた。一人は静彦の声だったので、なんとなく足が向く。あいつも寝付けないなら、少し話でもしようと思ったのだ。
だが、足を向けた先、池の畔にある東屋に見た光景に、耀は目を見開いた。
東屋のベンチに座った静彦の膝上に、美波が向かい合わせに伸し掛かっている。美波の両手は静彦の両頬に添えられ、唇が触れ合いそうなほどに顔を近づけている。つまるところ、妙齢の清楚な美女が、儚げな美少年を押し倒し誘惑している光景──に見えた。
喧嘩ならともかく、色ごとにはまったく縁のなかった耀はどうしていいか分からず立ちすくむ。
「ねぇ……あの人に会わせて。どうして出てきてくれないの? 私はこんなにもあなたを想っているのに、ああ、会いたい。会いたくてたまらない。お願いだから、早く。だって──だってあなたは、あの人なんでしょう?」
狂気すら感じるその声の吐息から、静彦は必死に顔を背けている。美波の身体を押し戻そうとしているが、強く突っぱねることはできていない。彼の腕力なら、華奢な女一人、突き飛ばすことは簡単なはずなのだが。
だが、静彦が嫌がっていることはその表情からも明らかで、耀は放っておけなかった。息を吐いて覚悟を決める。
わざと大きな足音を立てて東屋に歩み寄り、片手を上げる。
「いよぉ、シズ! 遅いと思ったら、こんなとこにいたのかよ! お前の部屋でゲームする約束だろ?」
わざと作った明るい声はいかにも間抜けに響き、美波どころか静彦までぽかんと口を開けているが構っていられない。美波の肩を掴むと静彦から引き剥がし、静彦の腕を引いて立ち上がらせる。そのまま、呆然とした美波に貼り付けた笑顔を向けて、手を振る。
「じゃ、こいつ、俺と約束があるんで」
静彦の腕を掴んだまま歩き出す。二人の背を見送る美波の視線を感じなくなった頃、静彦が言った。
「……おい、どこへ行く」
「俺が知るかよ」
この家は広大すぎて、たった一日で地理など把握できるわけがない。
静彦は、はぁ、とため息をついた。
「俺の部屋に行くぞ。後で確認されたら厄介だ。嘘を誠にしておこう。……言っておくが、ゲームはないからな」
静彦の部屋は四方の壁に、床から天井までを覆う本棚が聳え立ち、小難しそうな分厚い本が並んでいた。愛書家にとってはたまらない空間なのだろうが、これが静彦の趣味というわけではなさそうなのは、今となってはさすがに予想がついた。耀には到底読めそうもない呪術書や古文書の数々。彼はただ、いつか彼が彼でなくなる日のために、これらを読破する必要があったのだ。
「……なぁ、さっきの、なんだったんだよ。合意には見えなかったけど」
年の差のある恋愛を否定するわけではないが、二十代半ばに見えるあの女性が、まだ高校生の静彦に執着する有様は、あまりに異様に見えた。合意なく性的に触れることは、男から女へに限らず、女から男への行為とて暴力だ。大人と子どもの差があるならなおさら。
静彦は目を逸らしてため息をついた。
「……可哀想な人なんだ。本当は優しくて穏やかな人で、俺が『水神』の器に選ばれる前は、弟のように可愛がってくれた。」
耀が納得していないのに気づくと、諦めたように言葉を続ける。
「美波従姉さんは……先代の『水神』の器の時代、『水神』の恋人として傍に侍っていた女性だ。だが先代の器は脱走して、『水神』の宝珠を有楽に渡した。先代はそのまま戻らず、従姉さんは取り残されて──俺が次の『水神』に成ることで、恋人と再会するのを待っている」
「──」
耀は絶句する。ならば、あの女性は、静彦の人格を見てすらいないのだ。
同情心より、そう怒りが先立つのは、あるいは耀がまだ男女の機微のそのあやめを知らぬからなのかもしれなかった。
「おまえ……それでいいのかよ」
「いいも悪いも。俺が完全に『水神』に成り果てた時、彼女は再び俺──『水神』の恋人になるだろうよ。とても仲睦まじい間柄だったそうだから」
諦めるような、吐き捨てるような声だった。本当にそれで良いのか。人生を、将来を、伴侶まですべて決められて。
耀は拳を握るが、静彦は話は終わりと決めたようだった。
「そういえば、俺のパソコンはオンライン授業用だからネットに繋がってるし、何かゲームができるかもしれない」
と、部屋の片隅に鎮座する文机に歩み寄り、その上のノートパソコンの蓋を開いて、エンターキーを押した。
その途端。パソコンから軽快な音楽とともに、歌が流れ出した。
『ゴッドレンジャー♪ ゴッドレンジャー♪ 我ら最強の戦士♪』
「……」
「……」
静彦は黙ってパソコンを閉じた。耀はさっさとパソコンに近づき、再びそれを開いた。
「やめろ!」
「うるせえ」
静彦は必死に耀を止めようとするが、耀も全力でパソコンを奪い取る。
超神戦隊《ちょうしんせんたい》ゴッドレンジャー。ヒロカが熱烈に語るから、耀もその存在は知っている。そういえば、静彦のスマートフォンのやけに軽快な着メロ、あれはゴッドレンジャーの主題歌だった。
先程の音声は動画サイトのもの。一旦クローズする。パソコンの壁紙はデフォルトだった。が、デスクトップに『雑』と名前のつけられた怪しげなフォルダを発見し、邪魔しようとする静彦の手を払い除けながらダブルクリックする。
出てくる出てくる、ゴッドレンジャーだけじゃない、過去数年の戦隊ものの画像がわんさかと。その中に、文字ばかりのスクリーンショットが一枚紛れているのを開くと、芸能事務所の募集要項だった。
耀は振り向いて静彦を見る。静彦はもはや抵抗する気力もなくなったようで、真っ赤な顔を両手に埋めている。静彦が特撮研究部に毎日通い詰めていたのも、今やまったく別の意味を持って思い出された。
「おまえ……特撮ヒーローになりたいの?」
「笑うなら笑え……」
これが余人であれば、耀も笑うだけ笑ったかもしれなかった。が、静彦だ。自分の希望を持つことそれ自体が、すでに奇跡的な静彦だ。
目と目が合う。耀は言った。
「──『水神』になってる場合じゃねーじゃん、おまえ」
「……」
否定は返ってこなかった。それは、静彦にとって、決して否定できない夢なのだと分かる。耀は立ち上がる。ぽけっとしている静彦の腕を掴んで立たせた。
「おい、行くぞ」
行くってどこへ、などとうるさい静彦に、うるさい黙れ誰かに聞かれるだろうが、と有無を言わせぬ口調で切り捨て、耀が向かったのは屋敷の入口だった。静彦の案内がなかったため、ぐるぐる迷いながらの到着だ。この屋敷に来た時、鍵が刺さったままのバイクが置いてあるのを耀は目に止めていた。今思えば、竜彦のものなのかもしれない。
耀はメットインからヘルメットを取り出して静彦に投げる。
「被っとけよ。言っとくけど俺、免許取り立てだからな」
「……っ、夜の山道だぞ!?」
「月が明るいし、このくらいならなんとかなんだろ」
押し問答の末、耀もヘルメットを被って運転席に座り、静彦はタンデムシートに乗って、耀の腹に手を回した。
夜の中、バイクは発進した。
『……、耀ぅ……っ!』
助けを求める声。
確かに、彼女は耀を利用していたのだろう。耀の人格を消し、『蛮神』の人格が再びこの世に現れることを願っていたのだ。だが、どうにも彼女を恨む気持ちが湧いてこなかった。
『みんな、私を置いて行ってしまう』
と、そう泣いていたあの夜を思い出す。
──あの子は、ただ、寂しかったのだ。人間の寿命では、どうあっても彼女に付き添えない。時を超えて傍にいてくれる、そんな存在が欲しかったのだ。
耀は寝るのを諦めて上体を起こす。障子の向こうから月の光が差し込んでいる。そうえいば今日は満月だったか。立ち上がって障子を開けると、白々とした光に照らされた庭園は、昼間と変わらずはっきりと見えた。離れを出て庭に降りる。冷たい夜風が頬を撫でるのが気持ちよかった。
そのまま庭園をぶらついていると、話し声が聞こえた。一人は静彦の声だったので、なんとなく足が向く。あいつも寝付けないなら、少し話でもしようと思ったのだ。
だが、足を向けた先、池の畔にある東屋に見た光景に、耀は目を見開いた。
東屋のベンチに座った静彦の膝上に、美波が向かい合わせに伸し掛かっている。美波の両手は静彦の両頬に添えられ、唇が触れ合いそうなほどに顔を近づけている。つまるところ、妙齢の清楚な美女が、儚げな美少年を押し倒し誘惑している光景──に見えた。
喧嘩ならともかく、色ごとにはまったく縁のなかった耀はどうしていいか分からず立ちすくむ。
「ねぇ……あの人に会わせて。どうして出てきてくれないの? 私はこんなにもあなたを想っているのに、ああ、会いたい。会いたくてたまらない。お願いだから、早く。だって──だってあなたは、あの人なんでしょう?」
狂気すら感じるその声の吐息から、静彦は必死に顔を背けている。美波の身体を押し戻そうとしているが、強く突っぱねることはできていない。彼の腕力なら、華奢な女一人、突き飛ばすことは簡単なはずなのだが。
だが、静彦が嫌がっていることはその表情からも明らかで、耀は放っておけなかった。息を吐いて覚悟を決める。
わざと大きな足音を立てて東屋に歩み寄り、片手を上げる。
「いよぉ、シズ! 遅いと思ったら、こんなとこにいたのかよ! お前の部屋でゲームする約束だろ?」
わざと作った明るい声はいかにも間抜けに響き、美波どころか静彦までぽかんと口を開けているが構っていられない。美波の肩を掴むと静彦から引き剥がし、静彦の腕を引いて立ち上がらせる。そのまま、呆然とした美波に貼り付けた笑顔を向けて、手を振る。
「じゃ、こいつ、俺と約束があるんで」
静彦の腕を掴んだまま歩き出す。二人の背を見送る美波の視線を感じなくなった頃、静彦が言った。
「……おい、どこへ行く」
「俺が知るかよ」
この家は広大すぎて、たった一日で地理など把握できるわけがない。
静彦は、はぁ、とため息をついた。
「俺の部屋に行くぞ。後で確認されたら厄介だ。嘘を誠にしておこう。……言っておくが、ゲームはないからな」
静彦の部屋は四方の壁に、床から天井までを覆う本棚が聳え立ち、小難しそうな分厚い本が並んでいた。愛書家にとってはたまらない空間なのだろうが、これが静彦の趣味というわけではなさそうなのは、今となってはさすがに予想がついた。耀には到底読めそうもない呪術書や古文書の数々。彼はただ、いつか彼が彼でなくなる日のために、これらを読破する必要があったのだ。
「……なぁ、さっきの、なんだったんだよ。合意には見えなかったけど」
年の差のある恋愛を否定するわけではないが、二十代半ばに見えるあの女性が、まだ高校生の静彦に執着する有様は、あまりに異様に見えた。合意なく性的に触れることは、男から女へに限らず、女から男への行為とて暴力だ。大人と子どもの差があるならなおさら。
静彦は目を逸らしてため息をついた。
「……可哀想な人なんだ。本当は優しくて穏やかな人で、俺が『水神』の器に選ばれる前は、弟のように可愛がってくれた。」
耀が納得していないのに気づくと、諦めたように言葉を続ける。
「美波従姉さんは……先代の『水神』の器の時代、『水神』の恋人として傍に侍っていた女性だ。だが先代の器は脱走して、『水神』の宝珠を有楽に渡した。先代はそのまま戻らず、従姉さんは取り残されて──俺が次の『水神』に成ることで、恋人と再会するのを待っている」
「──」
耀は絶句する。ならば、あの女性は、静彦の人格を見てすらいないのだ。
同情心より、そう怒りが先立つのは、あるいは耀がまだ男女の機微のそのあやめを知らぬからなのかもしれなかった。
「おまえ……それでいいのかよ」
「いいも悪いも。俺が完全に『水神』に成り果てた時、彼女は再び俺──『水神』の恋人になるだろうよ。とても仲睦まじい間柄だったそうだから」
諦めるような、吐き捨てるような声だった。本当にそれで良いのか。人生を、将来を、伴侶まですべて決められて。
耀は拳を握るが、静彦は話は終わりと決めたようだった。
「そういえば、俺のパソコンはオンライン授業用だからネットに繋がってるし、何かゲームができるかもしれない」
と、部屋の片隅に鎮座する文机に歩み寄り、その上のノートパソコンの蓋を開いて、エンターキーを押した。
その途端。パソコンから軽快な音楽とともに、歌が流れ出した。
『ゴッドレンジャー♪ ゴッドレンジャー♪ 我ら最強の戦士♪』
「……」
「……」
静彦は黙ってパソコンを閉じた。耀はさっさとパソコンに近づき、再びそれを開いた。
「やめろ!」
「うるせえ」
静彦は必死に耀を止めようとするが、耀も全力でパソコンを奪い取る。
超神戦隊《ちょうしんせんたい》ゴッドレンジャー。ヒロカが熱烈に語るから、耀もその存在は知っている。そういえば、静彦のスマートフォンのやけに軽快な着メロ、あれはゴッドレンジャーの主題歌だった。
先程の音声は動画サイトのもの。一旦クローズする。パソコンの壁紙はデフォルトだった。が、デスクトップに『雑』と名前のつけられた怪しげなフォルダを発見し、邪魔しようとする静彦の手を払い除けながらダブルクリックする。
出てくる出てくる、ゴッドレンジャーだけじゃない、過去数年の戦隊ものの画像がわんさかと。その中に、文字ばかりのスクリーンショットが一枚紛れているのを開くと、芸能事務所の募集要項だった。
耀は振り向いて静彦を見る。静彦はもはや抵抗する気力もなくなったようで、真っ赤な顔を両手に埋めている。静彦が特撮研究部に毎日通い詰めていたのも、今やまったく別の意味を持って思い出された。
「おまえ……特撮ヒーローになりたいの?」
「笑うなら笑え……」
これが余人であれば、耀も笑うだけ笑ったかもしれなかった。が、静彦だ。自分の希望を持つことそれ自体が、すでに奇跡的な静彦だ。
目と目が合う。耀は言った。
「──『水神』になってる場合じゃねーじゃん、おまえ」
「……」
否定は返ってこなかった。それは、静彦にとって、決して否定できない夢なのだと分かる。耀は立ち上がる。ぽけっとしている静彦の腕を掴んで立たせた。
「おい、行くぞ」
行くってどこへ、などとうるさい静彦に、うるさい黙れ誰かに聞かれるだろうが、と有無を言わせぬ口調で切り捨て、耀が向かったのは屋敷の入口だった。静彦の案内がなかったため、ぐるぐる迷いながらの到着だ。この屋敷に来た時、鍵が刺さったままのバイクが置いてあるのを耀は目に止めていた。今思えば、竜彦のものなのかもしれない。
耀はメットインからヘルメットを取り出して静彦に投げる。
「被っとけよ。言っとくけど俺、免許取り立てだからな」
「……っ、夜の山道だぞ!?」
「月が明るいし、このくらいならなんとかなんだろ」
押し問答の末、耀もヘルメットを被って運転席に座り、静彦はタンデムシートに乗って、耀の腹に手を回した。
夜の中、バイクは発進した。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
工芸職人《クラフトマン》はセカンドライフを謳歌する
鈴木竜一
ファンタジー
旧題:工芸職人《クラフトマン》はセカンドライフを謳歌する~ブラック商会をクビになったので独立したら、なぜか超一流の常連さんたちが集まってきました~
【お知らせ】
このたび、本作の書籍化が正式に決定いたしました。
発売は今月(6月)下旬!
詳細は近況ボードにて!
超絶ブラックな労働環境のバーネット商会に所属する工芸職人《クラフトマン》のウィルムは、過労死寸前のところで日本の社畜リーマンだった前世の記憶がよみがえる。その直後、ウィルムは商会の代表からクビを宣告され、石や木片という簡単な素材から付与効果付きの武器やアイテムを生みだせる彼のクラフトスキルを頼りにしてくれる常連の顧客(各分野における超一流たち)のすべてをバカ息子であるラストンに引き継がせると言いだした。どうせ逆らったところで無駄だと悟ったウィルムは、退職金代わりに隠し持っていた激レアアイテムを持ちだし、常連客たちへ退職報告と引き継ぎの挨拶を済ませてから、自由気ままに生きようと隣国であるメルキス王国へと旅立つ。
ウィルムはこれまでのコネクションを駆使し、田舎にある森の中で工房を開くと、そこで畑を耕したり、家畜を飼育したり、川で釣りをしたり、時には町へ行ってクラフトスキルを使って作ったアイテムを売ったりして静かに暮らそうと計画していたのだ。
一方、ウィルムの常連客たちは突然の退職が代表の私情で行われたことと、その後の不誠実な対応、さらには後任であるラストンの無能さに激怒。大貴族、Sランク冒険者パーティーのリーダー、秘境に暮らす希少獣人族集落の長、世界的に有名な鍛冶職人――などなど、有力な顧客はすべて商会との契約を打ち切り、ウィルムをサポートするため次々と森にある彼の工房へと集結する。やがて、そこには多くの人々が移住し、最強クラスの有名人たちが集う村が完成していったのだった。
魔法少女を願ったら、異世界最強の魔法使い幼女になっちゃった?~女神の願いとドラゴンの幼女[達]~
べるの
ファンタジー
魔法少女と百合好きな、独身オタクの『留萌川 楓奈』が
異世界でドラゴン幼女を仲間に女神の願いを叶える為に冒険するお話です。
自作の薄い本をひったくられ、追走中に誤って歩道橋から転落してしまった楓奈。
そんな命の危機的状況で願ったものを女神が叶えてしまう。それも大雑把に。
見た目は幼女。女神から貰った衣装はダボダボ。力も魔法も規格外。
一撃で魔物を爆殺し、初級魔法で森一つを消し飛ばし、ドラゴンの攻撃にも耐える。
そんな見た目幼女の楓奈が、飛ばされた先の異世界でドラゴン(人型幼女)
を仲間にして女神の願いを叶える為、冒険をするお話です。
★現在のドラゴン幼女と女神たち★
ドジっ娘適当幼女女神 メルウ
無口ジト目幼女ドラゴン メド
元気っ娘ロリ巨乳ドラゴン アド
※タイトル変更しました。6/10
※少女同士の絡みがあります。
※性的な表現が少しあります。
※残酷な表現があります。
※カクヨム様、なろう様、
ノベルアップ+様に時差投稿しております。
異世界でのんきに冒険始めました!
おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。
基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。
ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。
冷遇ですか?違います、厚遇すぎる程に義妹と婚約者に溺愛されてます!
ユウ
ファンタジー
トリアノン公爵令嬢のエリーゼは秀でた才能もなく凡庸な令嬢だった。
反対に次女のマリアンヌは社交界の華で、弟のハイネは公爵家の跡継ぎとして期待されていた。
嫁ぎ先も決まらず公爵家のお荷物と言われていた最中ようやく第一王子との婚約がまとまり、その後に妹のマリアンヌの婚約が決まるも、相手はスチュアート伯爵家からだった。
華麗なる一族とまで呼ばれる一族であるが相手は伯爵家。
マリアンヌは格下に嫁ぐなんて論外だと我儘を言い、エリーゼが身代わりに嫁ぐことになった。
しかしその数か月後、妹から婚約者を寝取り略奪した最低な姉という噂が流れだしてしまい、社交界では爪はじきに合うも。
伯爵家はエリーゼを溺愛していた。
その一方でこれまで姉を踏み台にしていたマリアンヌは何をしても上手く行かず義妹とも折り合いが悪く苛立ちを抱えていた。
なのに、伯爵家で大事にされている姉を見て激怒する。
「お姉様は不幸がお似合いよ…何で幸せそうにしているのよ!」
本性を露わにして姉の幸福を妬むのだが――。
使い魔さんは危ない人でした!
ぺす
ファンタジー
『リベラルファンタジア』
自由な冒険を標榜する通り幅広い遊びのできるVRMMORPG。
そんなゲームに、圧倒的な強さを持ったプレイヤーがいた。彼の名前はゼクト。自他共に認める廃ゲーマーである。そんな彼がゲーム内イベントからホームタウンへ帰ろうとしたその時。
彼は気付いたら異世界にいて目の前には美女が。
「……えっと……貴方が使い魔でよろしいんです……か?」
彼の異世界使い魔ライフが幕を開ける。
※Twitterを始めてみました(*つ´・∀・)つ
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
俺、妹を買う:檻から始まる国づくり
薄味メロン
ファンタジー
『妹を購入して、ボクを助けて欲しいんだ』
異世界で聞いた最初の言葉がそれだった。
どうやら俺は、ひとりぼっちの姫を助けるしか生き残る道はないようだ。
やがては大国を作り出す、ひとりぼっちのお話。
【完結】婚約者様の仰られる通りの素晴らしい女性になるため、日々、精進しております!
つくも茄子
ファンタジー
伯爵令嬢のバーバラは幼くして、名門侯爵家の若君と婚約をする。
両家の顔合わせで、バーバラは婚約者に罵倒されてしまう。
どうやら婚約者はバーバラのふくよかな体形(デブ)がお気に召さなかったようだ。
父親である侯爵による「愛の鞭」にも屈しないほどに。
文句をいう婚約者は大変な美少年だ。バーバラも相手の美貌をみて頷けるものがあった。
両親は、この婚約(クソガキ)に難色を示すも、婚約は続行されることに。
帰りの馬車のなかで婚約者を罵りまくる両親。
それでも婚約を辞めることは出来ない。
なにやら複雑な理由がある模様。
幼過ぎる娘に、婚約の何たるかを話すことはないものの、バーバラは察するところがあった。
回避できないのならば、とバーバラは一大決心する。
食べることが大好きな少女は過酷なダイエットで僅か一年でスリム体形を手に入れた。
婚約者は、更なる試練ともいえることを言い放つも、未来の旦那様のため、引いては伯爵家のためにと、バーバラの奮闘が始まった。
連載開始しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる