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まともに仕事してます
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「近づいてきたな」
肉眼で見える距離まで近づくと、その船はかなりの大きさの大型船だった。
「貨物でこんな大型船、本当に襲撃されるんですか?」
ここまでの大きさのものは私も初見だ。
こんな大物襲撃するようなヤツラに私たちが乗ってる小型船で太刀打ち出来るの?
この船には攻撃に応戦するような装備は何もないのに!
「こっちは護衛って言っても丸腰ですよ!」
体当たりでもしろってか!
「別に宇宙の中で戦闘することはないさ。この船に陰から近づいて荷物を掠め取るヤツラがいるから、外から見張って警告するだけだ。バカみたいに大きいから隙が多いってだけの話だ」
なーんだ。ただの見張りってことか。
外からレーダーで見張って、近づく船が居たら警告とパトロールするだけか。
なるほどね~
「まあ、たまにはドンパチやるヤツラもいるけど」
何?危ないじゃないか!
「自分の船を危険に曝してまで攻撃してくる頭の悪いヤツラはいないさ」
船がなくなったら自分達が逃げられないしね。ドラマみたいにブッぱなすヤツは現実いないってわけね。
「こんな大きい船に何乗せてるんですか?」
「輸送用の船だからな。何でも乗せてるだろ。大型船で運べば1回で安くすむからな」
大型輸送船ってことは大手の輸送会社、モベィイ社の船?定期航路で荷物を運ぶやつか。
モベィイ社なんて、コネがないと勤められないんだよな。こんな大きな船なら従業員多そうなのにな~。
清掃員でもいいから雇って欲しい。
猫の上司はいなさそうだし、今より待遇良さそう。
「船の周りを一周するぞ。操縦のサポートしろ」
説明がない上に人使いの荒い猫の上司は決していない大企業に思いを馳せながら。
「はーい。サポートしまーす」
「いないですね」
確かに大型船に近づいている船をレーダーで確認して周囲を旋回してるのに、不審船は見つからない。
「逃げちゃったかな~?」
呑気にレーダーを監視すると、
「近づきすぎて影に隠れていることもあるからな。しっかり見ろよ」
大体こんな大きい船を小型船で旋回したって、向こうも逃げるしで終わりのない鬼ごっこなんじゃない?
入れるとこを見張ってたほうが早いんじゃ?
「相手は船を熟知してる。貨物部分に穴を開けてでも侵入するから、入るとこは入り口とは限らないんだ」
そういうもんなんだ。
くまなく探したつもりなんだけど不審船は見つからない。
「逃げちゃったんじゃないですか?」
もう、小一時間ほど回ってるし。
「…挨拶も兼ねて乗船するか」
えー、この大型船に?
モベィイ社とのコネが出来るかも~!
淡い期待も込めて乗船することになった。
肉眼で見える距離まで近づくと、その船はかなりの大きさの大型船だった。
「貨物でこんな大型船、本当に襲撃されるんですか?」
ここまでの大きさのものは私も初見だ。
こんな大物襲撃するようなヤツラに私たちが乗ってる小型船で太刀打ち出来るの?
この船には攻撃に応戦するような装備は何もないのに!
「こっちは護衛って言っても丸腰ですよ!」
体当たりでもしろってか!
「別に宇宙の中で戦闘することはないさ。この船に陰から近づいて荷物を掠め取るヤツラがいるから、外から見張って警告するだけだ。バカみたいに大きいから隙が多いってだけの話だ」
なーんだ。ただの見張りってことか。
外からレーダーで見張って、近づく船が居たら警告とパトロールするだけか。
なるほどね~
「まあ、たまにはドンパチやるヤツラもいるけど」
何?危ないじゃないか!
「自分の船を危険に曝してまで攻撃してくる頭の悪いヤツラはいないさ」
船がなくなったら自分達が逃げられないしね。ドラマみたいにブッぱなすヤツは現実いないってわけね。
「こんな大きい船に何乗せてるんですか?」
「輸送用の船だからな。何でも乗せてるだろ。大型船で運べば1回で安くすむからな」
大型輸送船ってことは大手の輸送会社、モベィイ社の船?定期航路で荷物を運ぶやつか。
モベィイ社なんて、コネがないと勤められないんだよな。こんな大きな船なら従業員多そうなのにな~。
清掃員でもいいから雇って欲しい。
猫の上司はいなさそうだし、今より待遇良さそう。
「船の周りを一周するぞ。操縦のサポートしろ」
説明がない上に人使いの荒い猫の上司は決していない大企業に思いを馳せながら。
「はーい。サポートしまーす」
「いないですね」
確かに大型船に近づいている船をレーダーで確認して周囲を旋回してるのに、不審船は見つからない。
「逃げちゃったかな~?」
呑気にレーダーを監視すると、
「近づきすぎて影に隠れていることもあるからな。しっかり見ろよ」
大体こんな大きい船を小型船で旋回したって、向こうも逃げるしで終わりのない鬼ごっこなんじゃない?
入れるとこを見張ってたほうが早いんじゃ?
「相手は船を熟知してる。貨物部分に穴を開けてでも侵入するから、入るとこは入り口とは限らないんだ」
そういうもんなんだ。
くまなく探したつもりなんだけど不審船は見つからない。
「逃げちゃったんじゃないですか?」
もう、小一時間ほど回ってるし。
「…挨拶も兼ねて乗船するか」
えー、この大型船に?
モベィイ社とのコネが出来るかも~!
淡い期待も込めて乗船することになった。
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