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真津子side5
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「ちょーーっと、待ちなさいよ!」
私ははしたなくも足を武瑠の腹に掛けんばかり力を込めて引き剥がした。
「何?タイム?」
武瑠はぴょんと飛び退くと、すかさずスマホを取る。
私の心臓の音が半端ないわ!今、何したのよ!?
頭と腰をがっちりホールドされて、首筋を…
「舐めたでしょ!」
そして甘噛みした!油断も隙もない!
どこでそんな技を習得してくるの!?
軽くほっぺにチュウをしたら、お返しに武瑠からほっぺにチュウがあって、ここまではじゃれあってる風でまあ、いいとしよう。なんかモソモソしてると思ったら、あっという間に覆いかぶさってきて…ほっぺから首まで舐め回された!
もう、ビックリして涙出そう…
「真津ちゃん、可愛い」
って言いながらまた迫ってきた。
待て待て待て!今、泣きそうなんだから!
足で武瑠を阻む。
「パンツ見えそうだよ」
って、にこやかに言うな!今はそれどころじゃないんだよ!
「真津ちゃん、まだ約束3分ある」
と、スマホを見せてきた。勿論一時停止されている。わざわざ止めたの?タイム中だから?
「…ごめん。このプレゼント無理だわ。他のにチェンジして」
私は心臓を落ち着かせながら、他のプレゼントに代えるよう要求した。
「ぼく楽しみにしてたのにな~でも、真津ちゃんを泣かせたい訳じゃないし」
しばらく考えてから、
「真津ちゃんの彼氏に昇格したい!」
って言ってきた。今最大に避けてる案件じゃないの?
「別のにして!」
えー、今別に欲しいのないしーと言いながら
「彼氏かあと3分か。どっちかがいいなー」
と迫ってきた。あと3分は絶対に無理!彼氏も今は考え中!
可愛い顔をした鬼め!いつもコレという時にはその眼で迫ってくる。「真津ちゃん、どっち?」って…
犬が眼をキラキラさせて「ご褒美」を待ってるよう。ああ、早くどっちか決めないと…
「ううぅ…じゃ、彼氏の方で…」
私の落胆とは裏腹に武瑠は大喜びだ。
「嘘は無しだよ。真津ちゃんの彼氏ね!」
そんな大喜びするほどの称号でもないんだけど?
もう、ホント…
「浮気したら絶対コロス!」
腹立ち紛れに武瑠の胸ぐらをつかんで凄んでやった。
私ははしたなくも足を武瑠の腹に掛けんばかり力を込めて引き剥がした。
「何?タイム?」
武瑠はぴょんと飛び退くと、すかさずスマホを取る。
私の心臓の音が半端ないわ!今、何したのよ!?
頭と腰をがっちりホールドされて、首筋を…
「舐めたでしょ!」
そして甘噛みした!油断も隙もない!
どこでそんな技を習得してくるの!?
軽くほっぺにチュウをしたら、お返しに武瑠からほっぺにチュウがあって、ここまではじゃれあってる風でまあ、いいとしよう。なんかモソモソしてると思ったら、あっという間に覆いかぶさってきて…ほっぺから首まで舐め回された!
もう、ビックリして涙出そう…
「真津ちゃん、可愛い」
って言いながらまた迫ってきた。
待て待て待て!今、泣きそうなんだから!
足で武瑠を阻む。
「パンツ見えそうだよ」
って、にこやかに言うな!今はそれどころじゃないんだよ!
「真津ちゃん、まだ約束3分ある」
と、スマホを見せてきた。勿論一時停止されている。わざわざ止めたの?タイム中だから?
「…ごめん。このプレゼント無理だわ。他のにチェンジして」
私は心臓を落ち着かせながら、他のプレゼントに代えるよう要求した。
「ぼく楽しみにしてたのにな~でも、真津ちゃんを泣かせたい訳じゃないし」
しばらく考えてから、
「真津ちゃんの彼氏に昇格したい!」
って言ってきた。今最大に避けてる案件じゃないの?
「別のにして!」
えー、今別に欲しいのないしーと言いながら
「彼氏かあと3分か。どっちかがいいなー」
と迫ってきた。あと3分は絶対に無理!彼氏も今は考え中!
可愛い顔をした鬼め!いつもコレという時にはその眼で迫ってくる。「真津ちゃん、どっち?」って…
犬が眼をキラキラさせて「ご褒美」を待ってるよう。ああ、早くどっちか決めないと…
「ううぅ…じゃ、彼氏の方で…」
私の落胆とは裏腹に武瑠は大喜びだ。
「嘘は無しだよ。真津ちゃんの彼氏ね!」
そんな大喜びするほどの称号でもないんだけど?
もう、ホント…
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