Seventh Love

いち

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一学期

chapter02 Truth Comes Out Of Falsehood

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その野太い声は教室に、いや校内に響き渡った。
「えぇぇぇえ!お前副グルやんのかよ!おい、お前ら聞いたか!早川副グルやるってよ!」
しまった、忘れていた。こいつは歩くゴシップ誌ということでも有名なんだっだ。
「ま、待ってくれ!エイプリルフールだよ、エ・イ・プ・リ・ル・フ・ー・ル」
「は?今日四月二日だぞ。」
「え、またまた~やってくれるね稲田くん。それもエイプリルフールだろ?」
焦る気持ちを抑えるようにゆっくりとスマホを開く。
【4/2(Mon.) 10:34】
「……おい嘘だろ。」
一気に押し寄せてくる「後悔」の二文字。
「早川、残念ながらこれは本当まじだ。」

そっか今年は四月一日が日曜だったから一日ずれたんだ。

「男に二言はねぇよなぁ?」

こうして、僕の嘘は現実のものになってしまった。
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