常闇之夜

バニラ

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動く人体模型 前編

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私は今日、いつも通り3階東側のトイレに来ていた。'その横にある理科室。そこに生徒が入っていく姿があった。放課後の特別教室の使用は禁止されているはずだ。彼女も七不思議を調べにでも来たのだろうか。理科室の七不思議と言ったら「動く人体模型」だろうか。夜遅くに人体模型が動いて、体を入れ替えようとしてくるらしい。それにしてもあの生徒は私に気づいていないようだが。緊張でもしてるんだろうか。横顔は髪が長いせいで見えない。私はそんな生徒を無視してトイレに入っていく。そこでは花子さんが三番目の個室の扉からこちらを覗き見ている。
「何やってんの?花子さん」気づかれていないと思っていたのか、とてもびっくりしていた。そこで異変に気づいた。花子さんが小刻みに震えているのだ。目も少し涙目になっている。花子さんは泣きながら私に抱きついてくる。
「どうしたの?」私はそっと花子さんの頭を撫でる。
花子さんは嗚咽混じりで話し始めた。

トイレに誰かが入ってくる。私はトイレ中を霊気で満たす。私はレイカとの一件から人を襲わないようにしているのだ。もし例の七不思議を調べに来たのであれば脅かさないようにしよう。そんな計画とは裏腹にトイレに入ってきた誰かはある言葉を発する。
「おい!おかっぱ!出てこい!」声は女子のものだった。でも私は“彼”が誰なのかを知っている。なぜなら私のことをおかっぱと呼ぶのは一人しかいないからだ。私は扉を少しだけ開けて除き見る。そこには髪の長い女の子がいた。
「なんのようですか?人体模型さん」私は扉を開けて彼の前に出る「それにしても最近連絡が無いと思ったら、また誰かの体を奪ったんですか?」
「一ヶ月だけだ」彼は理科室の七不思議、動く人体模型だ。彼とは昔からの馴染みで霊気の応用で、遠距離会話をすることができる「それよりお前、血の匂いが一週間ぐらい前のものだぞ。最近人を襲ってい無いのではないか?」
図星だ。私は何も反論できなくて黙ってしまう。彼は握りこぶしを作り目をつぶる。私は知っている。これは彼が私に説教するときの予備動作のようなものだ。と思っていたのだが。彼は目をつぶりながら一回深呼吸をする。そして…パチンッ!……
「…え?」頬が腫れ上がる。私は言葉を失っていた。そして現状を把握して痛みが流れ込んでくる「どう…し、て」
目から涙が零れ落ちる。
「俺らがなんのために人を襲うのかわかっているのか?」説教とは違う、落ち着いた、呆れたかのような声だ「“あの人”はもっとが恐怖が必要なんだよ!なのにお前はその任務を破棄して…」
その後私は罵倒され、何度も叩かれ続けた。私は泣きそうになるところをなんとか我慢し続けた。

今の時刻は夜の11時。私は今部屋のベットで寝ている。今日花子さんに教えてもらった情報なのだが、昔、生徒が作った秘密の抜け道があるそうだ。本当は夜に学校に入ってはいけないのだが、好奇心には敵わない。それにあんな話をされたあとに、花子さんを一人にするのは少し不安だ。親にバレたときの言い訳を考えながら、そっと玄関のドアを開ける。家から学校までは徒歩5分ぐらいの距離だが、一歩一歩の足音や、たまに聞こえる小さな音のせいで、すごく長く感じた。そして学校の裏門についた。私はそっと音をたてないように裏門をこえる。この学校は昔からある。その創立の年に植えた大木が今も残っているのだ。その木下に通路があると聞いたのだ。確かに草をどかしてみると、通路のようなものがあった。私はそこを進んでいき、一階の今は使われていない教室についた。
ホコリ被った机や椅子が並べられている。この学校は、扉には鍵をかけない。なんて不用心だ。まぁ今の私にとっては好都合だ。すぐに3階東側のトイレに向かった。その途中。
「ねぇ…」後ろから話しかけられる。私は想像もつかない恐怖で体が満たされる。すぐに振り返り、そこいたのは私とは年がかけ離れている少女だった。私は1回深呼吸をして、少女を見る。
「ねぇ…あなたは怖くないの?」私は何を言っているのか分からなかった。そりゃ音を最小限にして夜の学校を歩いてあるところを後ろから話しかけられたら怖いけど。
「そうじゃない、花子さんとか…怖くないの?」ん、なるほど。私は心霊現象を信じていない。つまり花子さんは私の常識を凌駕する存在だ。でも、実態のあるかわいい女の子であることに変わりない。
「どうなんだろうね?私にもわからない」だからそう答えるしかなかった。
「“あの人”の目的は恐怖。あなたはあの人にとって邪魔な存在なの。これ以上私達の邪魔をするなら、いつかあの人に会うことになるかも知れないよ」あの人?
「あの人って?…!?」まばたきをした瞬間、目の前から消えてしまった。私は考えても無駄だと思い、再びトイレに向かった。

「………、…、……、…!」トイレの中から声が聞こえる。中を除き見る。そこには泣きそうになっている花子さんと今日理科室前で見た髪の長い女の子が話していた。
「早く言え!お前が人を襲わなくなった原因を!」
「……」バチンッと花子さんはビンタを喰らう。そんな光景を私はただ見ている事しかできなかった。そんな時。
「その辺にしておいてあげなよ、人体模型」さっきの少女が二人の真ん中に現れる「そこであなたたちを覗き見ている人がいるのですよ」
少女は私を指差し二人もこちらを見る「レ、レイカ!?」
「ふん!なるほど。こいつが原因か」話し方は知らないが、声や顔を見て分かった。
「か、神崎恵梨香《かんざきえりか》さん!?」私達のグループの一人だ。美人で秀才なので、学年のカーストで最上位に君臨する存在だ。取り巻きなどもいる。そんな彼女が今行方不明になっていて、学年は大混乱に陥ってるのだ。だがこれはどういう状況だろう。
「恵梨香?この体の持ち主か」…もしかして。
「人体模型、そろそろ帰りなさい。花子さんについてはまた今度です。邪魔が入ってしまったので」私が喋ろうとした瞬間少女が撤退を命令し、私を見る。
「また会いましょう、永遠の夜で」どういう意味だろうか?少女は、恵梨香さんの手を掴むと、まばたきの間に消えてしまった。花子さんは膝から崩れ落ちる。
「ねぇ花子さん、聞きたいことがあるんだけど」花子さんの前でしゃがんで抱いてあげる「“あの人”って誰?」
花子さんの体が震えだす「それは…教えられない」
私はそのまま震える花子さんを抱き続けた。

「マスター、彼女のこと、どう思いますか?」白いワンピースに麦わら帽子を被った少女が水面に映る岡野冷夏を見ながら言う。
「このままでは人体模型も危ないかもしれんな」その横にいる男が少女に返す「どうしたものかな」
「花子に殺すよう頼みますか?」
「いやそれでは意味が無かろう」二人の後ろには紫色をした気体が巨大なガラス玉の中の半分ぐらい入っている「恐怖が入手できないと意味がない」
「ではどうするんですか?」
「音楽室に依頼しておけ。奴らなら確実だ」
「了解しました」見の前から少女がパッと消える。
男は水面に映る岡野冷夏を再び見る「…冷夏、か」
男もその場からパッと消えた。後ろには研究所のような物が広がっていた。


「おはようございます、冷夏さん」朱里との待ち合わぜ場所に行くとすでに待っていてくれた「ごめん、待たせちゃった?」
「いいえ、気にしてませんよ。それより早く行きましょう」朱里とは花子さんの一件から、かなり仲良くなって、登校も一緒にするぐらいだ。でも、どうしても花子さんとは仲良くなれないようだ。私はそんな彼女に相談があった。
「ねぇ朱里」朱里は「なんですか?」と聞き返してきた。
「今日の11時、もう一度集合場所に来てくれない?」
「えっ!?」そりゃあびっくりする。経験したから分かっていることだが、街には人っ子一人いやしないし、何もなくても夜一人で出歩くというのは怖いものだ。
「いいですけど、また何かあったんですか」私は昨日の出来事を全て話した。朱里は途中から険しい表情で聞いていた。
「それは、危険ですね。私もついていきます」それはとてもありがたい。そんな時。
キーンコーンカーンコーン…
「ヤバッ遅刻じゃん!」
「急ぎましょう」二人は全速力で走った。

「冷夏はともかく朱里まで遅刻するなんて…何かあったのか?」私達は廊下で先生に事情聴取を受けている「本当に申し訳ありません」
「っていうか冷夏はともかくってどういうことですか?私遅刻したことありませんよ」
「お前は放課後下校時刻外に図書室にいたり、夜学校に忍び込んだりしているだろう!」えっ!?見られていたのか。いやおかしい。もし見られていたとしたらあのとき朱里もいたはずだ。朱里の成績なら補習なんてありえないし、誰かが私だけを密告したって言うのが可能性が高いかな。
「えーと…誰からの情報ですか?」返事はもちろん教えないだった。当たり前だが。私達は少し怒られたあと、朱里のおかげだったのか普通に罰無しで授業に参加できた。そして休み時間。
「本当に行くんですか?」心配してくれているのだろうか。「私は大丈夫、多分私達を密告したのは私が狙いだから、朱里は心配しなくていいよ」
「だとしたらもっと危ないです。七不思議達が言うあの人がどこから監視しているかも分かりませんし、もし密告している人があなた狙いだとしたらまずはあぶり出しからでしょう」なるほど一理ある。そんな話をしているところに男の子が来た。
「何してるの?悪戯の相談?」その笑顔は少年のような幼さを感じられた。それより、この人は?
「冷夏さんは彼のことを知らないでしょう」コクリと頷く。「彼は生徒会員の大八木真人《おおやぎまさと》くんだよ」お辞儀をしてくれたので私も座ったままだがお辞儀をし返す。それにしても真人か…。
「あと朱里、今日放課後も残ってくれない。下校時刻外まで」二人はびっくりする。真人は含み笑いをする。
「僕はもう行くよ」そう言うと教室を出ていった。
「朱里、ついてきて」私は朱里の手を引っ張りながら、真人の後ろをついていく。

真人は廊下を歩いていく。その先にあるものといえば図書室か。予想通り真人は図書室に入って行く。
「それで、真人くんがどうしたっていうんですか?」朱里はなぜこんなことしているのか理解ができていないようだ「別に…何でもない」
「で?放課後に集まるというのは?」
「あれは冗談だよ」そう、あれは急に話しかけてきた真人があの人や私を目の敵にしている誰かなのではないかと思ってわざとそういった嘘を言ったのだが「とりあえず夜11時にね」
「分かりました」
そして下校時間。私はわざと帰る前先生と会話を外でして、歩いて帰るところを見せた。これで先生が放課後学校にいたという情報が回っていたら恐らく真人が犯人だろう。
「これで犯人を炙り出せるかもね」何かを考えていた朱里に話しかける。朱里は少々びっくりしていたがすぐに反応する。
「そうですね」笑顔で返してくれた。

帰路でのこと。
「でさ。冷夏さんは真人があの人だと思っているの?」
「あの人じゃなくとも、私だけを狙っている誰かの可能性も高いかなって」あの時の含み笑いは私達が『放課後に学校に残る』ことに対してのものだった。
「人を信じてとは言わないけど疑いすぎも良くないと思うよ」正論だ。私達が話しているときに急に割り込んできたり、少し含み笑いをしたぐらいで犯人と決めつけるのはやはり証拠不足だ「可能性が高いと思っただけで、今日の学校探索で何か手がかりが掴めるかも知れないよ。真人じゃなくとも」
「そうだね」
二人は待ち合わせ場所まで行きそこから別の帰路を辿った。

カチャ。
扉を開け入ると玄関では妹が待っていてくれた。
「おかえり!朱里お姉ちゃん」彼女は君島愛里《きみじまあいり》。私の一人だけの自慢の妹だ。
「ご飯は何にするの?」
「今日は炒飯でも作ろうかな」私達の家には親がいない。だからご飯はいつも私が作るのだ。父親は入られた強盗に心臓を一突きされた。そしてそのショックで母親は朝起きたらどこかに行っていた。そのせいか私と妹は霊感が強く、妹に関しては人の恐怖を目据えることができる特殊能力を得てしまった。そして今は夕ご飯を食べている。
「愛里。今日私は夜行くところがあるから」
「どこに行くの?」妹はご飯を食べる箸を止める。
「学校に行くの。秘密だよ」
「そ、そうなんだ」それから妹はずっとこっちを見ながらご飯を食べていた。
「ねぇお姉ちゃん。前話してた朱里ってどんな人なの?」私は前初めてできた親友の話を妹にしたのだ。自慢のようなものだけど。
「凄く幽霊と仲の良い人だよ。友達思いの」
「お姉ちゃんは幽霊嫌いだよね」そう。私は心霊現象や幽霊が嫌いなのだ。私は小さい頃留守番中に肌が真っ白な幽霊に会った。その幽霊が起こす心霊現象によって、何度も殺されかけたのだ。そこで助けてくれた女の子のおかげで助かったのだが、それ以来母親に除霊術を教えてもらい、必死に勉強した。だから除霊に関してはどんな強力なものでも捕らえることは可能だ。でも花子さんレベルになると捕らえることはできても、本気を出されたら簡単に妨害されてしまうだろう。その後私達は会話をしながらご飯を楽しんだ。



「やっぱ少し怖いね」今の時刻は11時。もちろん道路には私と朱里しかいない。だけど前みたいに長く感じるとかはなく、むしろちょっと楽しかったかもしれない。
「そういえば冷夏さん。なんのためにこんな時間に学校に来たんですか」むしろ良く何も聞かずにここまで来たなと。君は人を信じ過ぎなんじゃないのか?
「神崎恵梨香さんを助けられるか検証にね」
「恵梨香さん?どういうことですか?」朱里は花子さんとは一切話すことはない。彼女は幽霊が嫌いだからだそうだ。つまり七不思議側で何が起こっているのか、朱里の情報綱は私からしかないのだ。
「恵梨香さんがね、人体模型と体が入れ替わっちゃったの。知ってる?動く人体模型」
「知ってるけど、皆がやるって言っていたのはトイレの花子さんだけじゃないの?てっきり皆花子さんに殺られたものだと」私も最初そう思ってた。でも一昨日?だったかな。あの時理科室前で見た髪の長い女の子は恐らく恵梨香さんだと思う。それに恵梨香さんが理科室の前にいたのは、楓香が図書室に出た時と同じ時間だ。まぁ毎日毎日下校時刻外まで学校にいるのがおかしいというものだが。ともかく…
「多分ね、一人一つずつ七不思議を検証したんだと思うの。だから皆いなくなっちゃったんだよ」これなら辻褄が合う。むしろトイレの花子さんだけで七人全員が行方不明なんて不自然でしかない。
「なるほど。じゃあ助けるってどうやって?」
「それを検証するんでしょ。ほらついたよ」話しているうちについてしまった。私達はまず裏門を超えて、何歳かもわからない木下の通路を通って、教室まではたどり着いた。そこから廊下が見えるのだが、予想外でめんどくさい光景が見えた。なんとこの時間まで先生が捜索しているのだ。むしろこの時間に合わせてかもしれないが。朱里は小声で「どうしますか」と聞いてきた「行くしかないでしょ。一刻も早く助けに行かないといけないんだから」

「でもばれちゃいますよ」私は少し考えて、私はポケットから鉛筆を一本取り出す。そして音を立てないように上の窓を開けて、トイレに投げ込んだ。先生はそれに反応して皆が集まった。私達はそのすきに階段を上がる。階段からは理科室は近いので、先生に見つからずに理科室に入ることができた。この学校は理科室にすら鍵をかけない。どこまで不用心なんだ。
ガチャガチャ。
「どうしますか?開きませんよ」しかし人体模型が入っている理科準備室には鍵がかかっていた。その音を聞いて、理科室の扉が開いた。私達は怒られる覚悟を決めた。
「どうしたんですか?そんなに身構えて」しかしそこにいたのは花子さんだった。
「なぁーんだ、花子さんか」私達は深呼吸をして、バクバクしている心臓をなんとか落ち着かせる。そんな私とは違って朱里は、何かを考えている様子だった。
「ねぇ花子さん、理科室の鍵を持ってきてくれない?あなたならできるでしょう」なるほど!そうすればバレずに借りて返すことができる。
「分かったちょっと待ってて」一秒後「持ってきたよ」
「速っ!?」確かに鍵を持っている。朱里は「ありがとう」と言って理科準備室の扉を開く。
「そういえばこの中って入ったことないな」理科準備室は生徒は立入禁止のため入ることはできない。少しだけワクワクする。中に入ると以外と地味だった。薬品が棚にキレイにおいてあり。植物や生き物が机に置いてある。そして奥の方にある、人体模型。それがより怖さを際立たせていた。私は人体模型の前に立つ。
「分かりますか?神崎恵梨香さん。私、冷夏です」人体模型はビクともしない。
「あの冷夏さん。やっぱりどうしようもないんじゃないんですか」
「いや方法ならあるよ。その中の子を助けたいんでしょ」花子さんは興味深そうに薬品や植物を見ながら言う「人体模型を倒せばいいんだよ。それか和解だね」和解…。それは出来そうにないな。花子さんも冗談混じりで行ったことだろう。なぜなら和解できない性格だってことは彼女が一番知っているはずだから。なんせ少し話しただけの私でも分かるんだから。そこに狙ってたかのようなタイミングである人が来る。
「ここで何してるんだ?お前ら」恵梨香の体をした人体模型だ。
「その体返してくれない!友達が困ってるんだけど」
「知るか。返してほしけりゃ俺を倒してみろよ」人体模型はファイティングポーズをとる。
「やるしか…なさそうですね」朱里はポケットから達筆で文字が書かれた札を取り出す。花子さんは机の下に避難する。
「さぁ、解体ショーの始まりだ!」
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