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1.5章
四方の即発空間
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GW1日目
時は遡り、真昼が神代学園で警察の聴取を受けた後の頃。
路地裏では3つの陣営が争っていた。
謎のスーツ男『八重洲』、虎頭蜂の2人組、謎のフード幼忍者。
異色極まるその闘争は、呆気なくもフード女の1時撤退で終わりを迎え、しかし去り際の爆弾により八重洲は虎頭蜂の2人組を担いで撤退することになった。
そして子供二人を抱えたまま人通りの少ない空き地へとやってくる。
四方をボロアパートやビルで囲まれた正方形の空間。
この空き地に嫌な感覚は感じるが、変な匂いはせず、だからこそ秘密の話し合いは捗る。途中で人が通れば状況的に子供をいじめてる極道のように見えてしまうから。
抱えてる2人を乱暴に降ろし、というか投げて八重洲はサングラスを取る。
日陰ではあまりに見えにくいのもあるが、ここの最悪な雰囲気に傷が疼いて仕方がないのだ。
腹に丁度石が当たったのか鳩尾を抑える少年(デブの方はまだ寝ている)に向き直し、それで、と話した。
「いい加減口開けよ。おいちゃんが助けなかったら君ら2人穴だらけだったんだぜ?」
そう笑いかける八重洲はしかし笑顔ではない。
彼らを助けはしたが、だからと言って仲間ではない。残せば夢見が悪くなる、そんな予感と彼らの目的を確かめなければならなかったからだ。
もちろんその目的が八重洲の予想している目的ならここでもう一度殺してしまうだろう。
そんな殺気を感じさせない軽口に、しかしその少年たちは不服そうだ。
「……助けろなんて言ってねぇだろ」
「そりゃ地面で伸びてたしな、気持ちよさそうに」
「伸びてねぇ!」
まるでチワワを思わせるような噛みつきぶり。
ギャウギャウと喚くそれは年相応で可愛らしいのだが、今はペットと戯れる時ではない。
「虎頭蜂。昔じゃ知らない奴はいないって言われるほどの族で喧嘩ばっかしてたんだっけ? それも半年前の抗争でたーくさん死人出して捕まって。なんで君らここにいるの?」
チラリと彼らの腰に付けている蜂のキーホルダーを見る。
そもそも虎頭蜂は解体されているはず。
なぜ彼らは残っているのか、そしてなぜあの少女を付け回していたのか。
この2つが八重洲が彼らを尋問する理由。
しかしその前者の質問に、少年2人(デブの方は寝ている)は口を噤んだ。
「おいおい、おいちゃんは君たちの恩人だぜ? 少しくらいは口を開けてもいいんじゃねぇか?」
八重洲はしゃがんで正面から金髪少年に睨みをきかす。圧倒的力の差を感じさせる風貌、暴力の化身を連想させる眼力。
ヤンチャ集団にいる程度の彼らにとって、裏の世界を悠々と散歩する八重洲は恐怖の対象でしかなく、おずおずと口が開いた。
「………俺たちは呼ばれもしなかったメンバーだからだ。
縞蛇との抗争理由もその結末も噂に聞く程度にしか知らねぇ」
最大グループ同士の抗争。その確かな理由は不明だ。
小さないざこざが大きく発展した、という噂だけが立っているがこの謎の大きな点は抗争に参加していた奴らの証言だ。
全員の証言が一致しない。
例えば友人をボコられたやバイクを傷つけられた、などなど言っていることが違っている。
ただ1つ一致していた言葉は、『無性にイライラしたから』とだけ。
だから当時のネットでは七不思議の1つとして語られていて、黒スーツが暗躍したとかミイラマンが吸血鬼がー、なんてオカルトを超えてSFの話にまで昇華していたりする。
結局収穫のない金髪少年の話にため息を付いて、じゃあ次だ、と話を切り替える。
「君たちあそこで女の子見てたよね。あれ何するつもりだったの?」
「……その女に俺たちがどうしようが、おっさんには関係ない話だろ!」
痛いところを突かれた。
実際の所、真昼がどうなろうと八重洲の知ったことでは無い。無いのだが、
「まあ確かにおいちゃんもどうでもいいんだけどねぇ。そうも言ってられないんだよ。おいちゃんはヒーローだから。
まあ君たちにとってもあの子は関係無さそうだし。てめぇらのボスに会わせろ、今すぐにだ。そこで話を聞いてやる」
ついさっきの路地裏を思い出す。
彼らは目の前を歩く千年原真昼を捕まえるでも追いかけるでも無く見届けた。
それは彼らの個人的な目的ではなく、上からの命令で監視をさせられていたと予想ができる。
「もし話す気がないなら。話す気にさせるだけだぞ」
身体を起こす程の力はまだ無いのか蹲る2人。その頭を片手で持ち上げ暴力の準備を始めていると、
「おい、離してやれ。お前に用があるのは俺だけだろ」
路地裏の影から声がかかる。仲間に暴力が振るわれる直前の見計らったタイミングだ。
当然、路地裏の影からずっとこちらを見ていたのだろう。
「リーダー……!すいやせん、俺ら失敗して……」
「いいから、お前らは寝とけ。話はこっちでつける」
そう言いつつ影から姿を現した。
蜂のシルエットを描いたスカーフを口につけ素性を隠す少年だ。年齢は15~18ぐらいだろうか。
見た目に圧力のある八重洲に正面から現れるぐらいの根性は持ち合わせているようだ。
「お、君が虎頭蜂のリーダーか。
でもいいのか? 呼んだおいちゃんが言うのもなんだが、頭がこんな簡単に出てきても」
軽率な行動だと嗜めようとして、前の少年がマスク越しであるのにどんな表情なのか分かった。
前の少年は八重洲を前にして不敵に笑っている。
「俺たちだってそんな馬鹿じゃねぇよ」
「……ッ!?」
途端に香るガソリン臭。
嫌な感覚が膨れ、余るほどの殺気に上を向く。
囲む構造物、その屋上に10人以上の少年だ。
蜂のスカーフで口元を隠した若者がこちらを見下ろすように佇んでいる。
口から白の布が飛び出している瓶を何本も持っていて、左手にはライター。
素人が作った火炎瓶。しかしその殺傷力は日本においては最高レベルの武器だ。
1本で1人を殺せる。いや、飛び散るガソリンの量によっては1本で何人も殺す事が出来るだろう。
「─────なるほどな」
嫌な予感はあった。場所を探している時も誘導されているのも知っていた。
しかし変な匂いは無かったから爆発物系は無いと踏んでわざわざ罠にハマってやったが。
「風向きと高所。この2つで匂いを断ったと」
「悪いが俺たち虎頭蜂を本部のヤツらと思うなよ。実力で負ける相手に正面から突っ込まねぇよ。今の状況ではこちらに分がある。さっさと俺の仲間を離せ」
そう喋る少年は知っているのだろうか。今後ろで倒れている2人は正面から突っ込む馬鹿だという事に。
だが、そんな事は口に出せない。
ピリついた緊張感と刺さるほどの気迫。
火炎瓶を持った10人以上の集団に囲まれている。そんな状況でも、
「ははははははッ! おい、冗談だろ?」
笑っていた。
楽しげに。運動会で我が子の勇姿を見ているかのように。
その余裕に、その圧力に、圧倒的優位に立っているはずの彼らでさえ足が竦む。
「いやいや、下っ端は構わねえよ。ただ、頭の回るお前のことだ。俺がこの程度じゃ引かねえのも知ってるんだろ?」
一人称の変化は、相手を1人の敵と見なした証拠か。
身体中の傷が疼く。
今か今かと喚き闘争を求めるそれはまさに肉食獣、狩る者の欲求だ。
自身が負ける可能性を微塵も感じない態度に、リーダーは笑いかける。
「ああ、だからアンタ質問を答えてやる、俺たちの目的だ。
俺にはアンタと和解できると踏んでここに出てきたんだからな」
話の早いことだ。
しかも和解できるとまで言ってきやがる。
少年の言い分にまた八重洲は笑いそうになった。
八重洲自身に今回の事は興味が無い。ただ命令されたから動いている彼と何を和解するのか。
まあ、八重洲が請け負った命令に彼らが触れるなら、その時はここが血の海になるのだが。
そう思いながら外していたサングラスを隠すためにつける。
目の奥では闘争の火が宿り、いつでも始められるとエンジンをかけていた。
火炎瓶を避けつつリーダーと言われてる彼の首根っこを掴み、人質に。
その後は首を絞め気を失わせ、屋上に行き多少痛めつける。全治5ヶ月ほどの怪我を負わせれば八重洲に下された命令は達成できるだろう。
そう考えながら、そのリーダーから思惑を聞かされた。
八重洲が想定していた彼らの目的。
それを聞かされた時の為にくべていた、身を燃やすほどの大きな闘争心は。
笑った勢いで、消えた。
「なんだよそれ!いやぁ参った、なるほどそういう魂胆か」
八重洲には珍しく、呆気に取られた。
一瞬理解が及ばない。
なぜならこっちの世界でこんなのが聞けるとは思いもしなかったから。
「それなら俺も止めやしねぇさ。好きにやるといい。話は俺からつけてやらぁ」
敵では無いと言うと足早に倒れている少年2人から離れる。
リーダーと呼ばれた男の横を通り、そして路地裏の影に隠れようとして、
「手がかりってのは時間が経てば流れて消える。真面目な生活も大事だが、それじゃあアンタの望む物どっちも取れねぇぞ」
年寄りのお節介だけどな。
そう言って八重洲は姿を隠した。
時は遡り、真昼が神代学園で警察の聴取を受けた後の頃。
路地裏では3つの陣営が争っていた。
謎のスーツ男『八重洲』、虎頭蜂の2人組、謎のフード幼忍者。
異色極まるその闘争は、呆気なくもフード女の1時撤退で終わりを迎え、しかし去り際の爆弾により八重洲は虎頭蜂の2人組を担いで撤退することになった。
そして子供二人を抱えたまま人通りの少ない空き地へとやってくる。
四方をボロアパートやビルで囲まれた正方形の空間。
この空き地に嫌な感覚は感じるが、変な匂いはせず、だからこそ秘密の話し合いは捗る。途中で人が通れば状況的に子供をいじめてる極道のように見えてしまうから。
抱えてる2人を乱暴に降ろし、というか投げて八重洲はサングラスを取る。
日陰ではあまりに見えにくいのもあるが、ここの最悪な雰囲気に傷が疼いて仕方がないのだ。
腹に丁度石が当たったのか鳩尾を抑える少年(デブの方はまだ寝ている)に向き直し、それで、と話した。
「いい加減口開けよ。おいちゃんが助けなかったら君ら2人穴だらけだったんだぜ?」
そう笑いかける八重洲はしかし笑顔ではない。
彼らを助けはしたが、だからと言って仲間ではない。残せば夢見が悪くなる、そんな予感と彼らの目的を確かめなければならなかったからだ。
もちろんその目的が八重洲の予想している目的ならここでもう一度殺してしまうだろう。
そんな殺気を感じさせない軽口に、しかしその少年たちは不服そうだ。
「……助けろなんて言ってねぇだろ」
「そりゃ地面で伸びてたしな、気持ちよさそうに」
「伸びてねぇ!」
まるでチワワを思わせるような噛みつきぶり。
ギャウギャウと喚くそれは年相応で可愛らしいのだが、今はペットと戯れる時ではない。
「虎頭蜂。昔じゃ知らない奴はいないって言われるほどの族で喧嘩ばっかしてたんだっけ? それも半年前の抗争でたーくさん死人出して捕まって。なんで君らここにいるの?」
チラリと彼らの腰に付けている蜂のキーホルダーを見る。
そもそも虎頭蜂は解体されているはず。
なぜ彼らは残っているのか、そしてなぜあの少女を付け回していたのか。
この2つが八重洲が彼らを尋問する理由。
しかしその前者の質問に、少年2人(デブの方は寝ている)は口を噤んだ。
「おいおい、おいちゃんは君たちの恩人だぜ? 少しくらいは口を開けてもいいんじゃねぇか?」
八重洲はしゃがんで正面から金髪少年に睨みをきかす。圧倒的力の差を感じさせる風貌、暴力の化身を連想させる眼力。
ヤンチャ集団にいる程度の彼らにとって、裏の世界を悠々と散歩する八重洲は恐怖の対象でしかなく、おずおずと口が開いた。
「………俺たちは呼ばれもしなかったメンバーだからだ。
縞蛇との抗争理由もその結末も噂に聞く程度にしか知らねぇ」
最大グループ同士の抗争。その確かな理由は不明だ。
小さないざこざが大きく発展した、という噂だけが立っているがこの謎の大きな点は抗争に参加していた奴らの証言だ。
全員の証言が一致しない。
例えば友人をボコられたやバイクを傷つけられた、などなど言っていることが違っている。
ただ1つ一致していた言葉は、『無性にイライラしたから』とだけ。
だから当時のネットでは七不思議の1つとして語られていて、黒スーツが暗躍したとかミイラマンが吸血鬼がー、なんてオカルトを超えてSFの話にまで昇華していたりする。
結局収穫のない金髪少年の話にため息を付いて、じゃあ次だ、と話を切り替える。
「君たちあそこで女の子見てたよね。あれ何するつもりだったの?」
「……その女に俺たちがどうしようが、おっさんには関係ない話だろ!」
痛いところを突かれた。
実際の所、真昼がどうなろうと八重洲の知ったことでは無い。無いのだが、
「まあ確かにおいちゃんもどうでもいいんだけどねぇ。そうも言ってられないんだよ。おいちゃんはヒーローだから。
まあ君たちにとってもあの子は関係無さそうだし。てめぇらのボスに会わせろ、今すぐにだ。そこで話を聞いてやる」
ついさっきの路地裏を思い出す。
彼らは目の前を歩く千年原真昼を捕まえるでも追いかけるでも無く見届けた。
それは彼らの個人的な目的ではなく、上からの命令で監視をさせられていたと予想ができる。
「もし話す気がないなら。話す気にさせるだけだぞ」
身体を起こす程の力はまだ無いのか蹲る2人。その頭を片手で持ち上げ暴力の準備を始めていると、
「おい、離してやれ。お前に用があるのは俺だけだろ」
路地裏の影から声がかかる。仲間に暴力が振るわれる直前の見計らったタイミングだ。
当然、路地裏の影からずっとこちらを見ていたのだろう。
「リーダー……!すいやせん、俺ら失敗して……」
「いいから、お前らは寝とけ。話はこっちでつける」
そう言いつつ影から姿を現した。
蜂のシルエットを描いたスカーフを口につけ素性を隠す少年だ。年齢は15~18ぐらいだろうか。
見た目に圧力のある八重洲に正面から現れるぐらいの根性は持ち合わせているようだ。
「お、君が虎頭蜂のリーダーか。
でもいいのか? 呼んだおいちゃんが言うのもなんだが、頭がこんな簡単に出てきても」
軽率な行動だと嗜めようとして、前の少年がマスク越しであるのにどんな表情なのか分かった。
前の少年は八重洲を前にして不敵に笑っている。
「俺たちだってそんな馬鹿じゃねぇよ」
「……ッ!?」
途端に香るガソリン臭。
嫌な感覚が膨れ、余るほどの殺気に上を向く。
囲む構造物、その屋上に10人以上の少年だ。
蜂のスカーフで口元を隠した若者がこちらを見下ろすように佇んでいる。
口から白の布が飛び出している瓶を何本も持っていて、左手にはライター。
素人が作った火炎瓶。しかしその殺傷力は日本においては最高レベルの武器だ。
1本で1人を殺せる。いや、飛び散るガソリンの量によっては1本で何人も殺す事が出来るだろう。
「─────なるほどな」
嫌な予感はあった。場所を探している時も誘導されているのも知っていた。
しかし変な匂いは無かったから爆発物系は無いと踏んでわざわざ罠にハマってやったが。
「風向きと高所。この2つで匂いを断ったと」
「悪いが俺たち虎頭蜂を本部のヤツらと思うなよ。実力で負ける相手に正面から突っ込まねぇよ。今の状況ではこちらに分がある。さっさと俺の仲間を離せ」
そう喋る少年は知っているのだろうか。今後ろで倒れている2人は正面から突っ込む馬鹿だという事に。
だが、そんな事は口に出せない。
ピリついた緊張感と刺さるほどの気迫。
火炎瓶を持った10人以上の集団に囲まれている。そんな状況でも、
「ははははははッ! おい、冗談だろ?」
笑っていた。
楽しげに。運動会で我が子の勇姿を見ているかのように。
その余裕に、その圧力に、圧倒的優位に立っているはずの彼らでさえ足が竦む。
「いやいや、下っ端は構わねえよ。ただ、頭の回るお前のことだ。俺がこの程度じゃ引かねえのも知ってるんだろ?」
一人称の変化は、相手を1人の敵と見なした証拠か。
身体中の傷が疼く。
今か今かと喚き闘争を求めるそれはまさに肉食獣、狩る者の欲求だ。
自身が負ける可能性を微塵も感じない態度に、リーダーは笑いかける。
「ああ、だからアンタ質問を答えてやる、俺たちの目的だ。
俺にはアンタと和解できると踏んでここに出てきたんだからな」
話の早いことだ。
しかも和解できるとまで言ってきやがる。
少年の言い分にまた八重洲は笑いそうになった。
八重洲自身に今回の事は興味が無い。ただ命令されたから動いている彼と何を和解するのか。
まあ、八重洲が請け負った命令に彼らが触れるなら、その時はここが血の海になるのだが。
そう思いながら外していたサングラスを隠すためにつける。
目の奥では闘争の火が宿り、いつでも始められるとエンジンをかけていた。
火炎瓶を避けつつリーダーと言われてる彼の首根っこを掴み、人質に。
その後は首を絞め気を失わせ、屋上に行き多少痛めつける。全治5ヶ月ほどの怪我を負わせれば八重洲に下された命令は達成できるだろう。
そう考えながら、そのリーダーから思惑を聞かされた。
八重洲が想定していた彼らの目的。
それを聞かされた時の為にくべていた、身を燃やすほどの大きな闘争心は。
笑った勢いで、消えた。
「なんだよそれ!いやぁ参った、なるほどそういう魂胆か」
八重洲には珍しく、呆気に取られた。
一瞬理解が及ばない。
なぜならこっちの世界でこんなのが聞けるとは思いもしなかったから。
「それなら俺も止めやしねぇさ。好きにやるといい。話は俺からつけてやらぁ」
敵では無いと言うと足早に倒れている少年2人から離れる。
リーダーと呼ばれた男の横を通り、そして路地裏の影に隠れようとして、
「手がかりってのは時間が経てば流れて消える。真面目な生活も大事だが、それじゃあアンタの望む物どっちも取れねぇぞ」
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