8 / 48
第8話 何でこうなった?
しおりを挟む「レオン、大きな街が見えるよ。
街に付いたら、寄りたい所があるんだけど、良いかな?」
アンジェも行きたい場所があるんだね。オレも行きたい場所があるんだけど。
最初は、アンジェの行きたい場所に、行ってみようか?
「うん、ありがとう。」
......................................................
{大きな街の冒険者ギルドに着いた}
来た居場所って冒険者ギルドだったんだね?
オレも、此処には用事があったから丁度よかったよ。
俺は、皮の在庫を見てくるから、アンジェは此処で何するの?
「私は依頼を見るだけだよ。」
えっ!?依頼?アンジェって冒険者だったの?
「うん、言ってなかったかな?」
聞いてないよ?初耳ですよ?
「冒険者ランクEなのよ。」
1人で依頼をするの?1人だけで出来るの?
「んっ~多分大丈夫かな?」
多分なんだね...心配になってくるよ。
「心配してくれるなら、一緒に手伝ってよ。」
オレは冒険者ではない、冒険者ギルドに登録もしてないよ。
「なら~この際だから冒険者を一緒にしようよ?」
はい?俺は職人なんですけど、武器は持ってるけど職人です。
「武器があるなら、冒険者になれるよ。」
「ね~お仕事を手伝ってよ。駄目なの?」
くっ...卑怯な...そんな上目遣いで、俺の理性を陥落させよう何って...
俺は職人なんだ....騙されない....
「お.ね.が.い......」
(はい...理性が飛んで、気が付いたら冒険者ギルドで登録が完了してました。)
Gランクの依頼を探そうよ。
「薬草採取・解毒草採取・メッセンジャー・配達人、どれが良い?」
薬草と解毒草は一杯持ってるよ。見てみる?
「うん、隅に行ったら見せて。」
{コソコソ}
「此れで直ぐに、Fランクに上がりそうね。」
そうなの?これを全部渡すの?
「全部は必要ないかな?薬草か解毒草をどちらか、5束納品すれば、一回分の依頼は完了だよ。何束あるか数えないとね。」
数えようか。....1....2....3....4....5....
薬草が50束に解毒草が30束あるね。
薬草で10回・解毒草で6回の依頼を請け負えるね。
でも、Fに上がるのに、Gの依頼を5回こなせば良かったんだよね?
「そうよ。5回でいいのよ。」
なら薬草を25束納品すれば、ランクは上がるよね?
「うん、Fに上がれるよ。」
(こうしてランクFになった。)
「パーティ登録をしようか?」
どうするの?教えてよ。
「私が作ってる、パーティに入れば良いだけだよ。」
それだけ?リーダーは、アンジェだよね?
「そうよ。私がリーダーよ。」
ランクEだものね。当たり前だよね。
「パーティ名は、Gattinoって言うのよ。」
パーティ名が子猫ってなのね。可愛らしい名前だね。
「ガッティーノって書いても良いけど、Gattinoの方が、可愛らしいくない?」
確かにね、Gattinoの方が良いよね。
アンジェ依頼を、決めてきてよ。
「いいわよ、報酬が高い依頼が、あると良いわね?」
「えっ~っと.....レッドウルフの討伐.....グレーウルフの討伐....」
討伐系が多いね。街道に出るくらいだから、多いのは仕方ないか。
「ウルフなら、どっちが好き?決めていいわよ。」
グレーウルフの皮の方が高いから、グレーウルフでお願い。
「そうなの?なら~グレーを受けてくるわね。」
宜しくね。
......................................................
アンジェ!討伐依頼を受けたけど、倒せるの?
「貴方が倒せばいいじゃない?」
はい?俺は職人だよ?
「今は冒険者でしょう?」
あっ...そうでした...それならアンジェの装備を整えようよ。
戦える武器を買おう?
「えっ?私にはロッドがあるでしょ?」
それで、ウルフを倒せるの?倒せないよね?
「うっ...倒せないわ...」
それなら、俺が武器の代金を出すから買おうよ?
「ホント?代金を出してくれるの?」
その位は出すよ、まさかアンジェ.....お金が無いの?
「良いじゃない.....お金は無くても.....回復は出来るのよ。」
そうですね....回復しか出来ないですよね.....食事もできないけどね。
「きぃ~~~一言多いのよ。」
{武器屋に来た}
戦闘系のロッドってありますか?
『それなら、これ何ってどうでしょうか?打撃も出来て、突く事も出来ますよ。』
アンジェこれだって?持ってみたら?
「悪くないわね?手にも馴染むし。」
これにする?
「此れでいいわよ。」
それと、ナイフも買ったら良いよ。
「そうなの?」
うん、危ない時はナイフに持ち替えて、戦えばいいしね。
「ナイフを選んで貰えるかな?」
『このナイフ何ってどうでしょうか?女性でも扱いやすいですよ。』
「柄が細くて持ちやすいわ。これにする。」
全部で幾らになりますか?
『ロッドが300ベルクでナイフが60ベルクですね。』
360ベルク丁度あります。
『確かに丁度ですね。まいどあり。』
次は防具屋に行くよ。
「防具も買うの?お金は大丈夫なの?」
お金の心配ないよ。まだ余裕あるから大丈夫。
「そうなの?ありがとう。」
おじさん女性用の皮の胸当てに、籠手も欲しいんだけど。
『はい、少し待ってくださいね。』
{ゴソゴソ}
『これ何ってどうですか?』
「着けてみても、良いかしら?」
『かまいませんよ。』
防具は具合はどうなの?
「んっ~今で防具何って着けた事無いから、わかんないわよ。」
『お似合いですよ。』
「そう?似合ってる?」
うん、とっても似合ってるよ。
「なら此れにするわ。」
『胸当てが120ベルク、籠手が100ベルク全部で、220ベルクですね。』
220ベルクだね、はい此れ。
『220ベルク確かに頂きました。まいどあり。』
よし!装備も整ったし、討伐依頼のグレーウルフに行きますか?
「うん、行きましょう。」
{回復しか出来ないパーティリーダーに戦闘が素人の職人のパーティが此処に誕生した。そして...この後、この2人を見た者は居なかった....}
{おい!ナレーターさんや、勝手に殺すな!}
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
なろう390000PV感謝! 遍歴の雇われ勇者は日々旅にして旅を住処とす
大森天呑
ファンタジー
〜 報酬は未定・リスクは不明? のんきな雇われ勇者は旅の日々を送る 〜
魔獣や魔物を討伐する専門のハンター『破邪』として遍歴修行の旅を続けていた青年、ライノ・クライスは、ある日ふたりの大精霊と出会った。
大精霊は、この世界を支える力の源泉であり、止まること無く世界を巡り続けている『魔力の奔流』が徐々に乱れつつあることを彼に教え、同時に、そのバランスを補正すべく『勇者』の役割を請け負うよう求める。
それも破邪の役目の延長と考え、気軽に『勇者の仕事』を引き受けたライノは、エルフの少女として顕現した大精霊の一人と共に魔力の乱れの原因を辿って旅を続けていくうちに、そこに思いも寄らぬ背景が潜んでいることに気づく・・・
ひょんなことから勇者になった青年の、ちょっと冒険っぽい旅の日々。
< 小説家になろう・カクヨム・エブリスタでも同名義、同タイトルで連載中です >

神様に嫌われた神官でしたが、高位神に愛されました
土広真丘
ファンタジー
神と交信する力を持つ者が生まれる国、ミレニアム帝国。
神官としての力が弱いアマーリエは、両親から疎まれていた。
追い討ちをかけるように神にも拒絶され、両親は妹のみを溺愛し、妹の婚約者には無能と罵倒される日々。
居場所も立場もない中、アマーリエが出会ったのは、紅蓮の炎を操る青年だった。
小説家になろうでも公開しています。
2025年1月18日、内容を一部修正しました。
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる