15 / 23
15
しおりを挟む
物語は昔へ遡る。昔と言っても、人間の歴史を基準にすればそう遠くもなく、せいぜい一世代程度の隔たたりを越えない程度の時代だ。
二人の詐欺師がいた。その国の約十人のうちの一人はこの二人のどちらかに騙されていると言われる程、有能で凶悪な二人だった。
その一人の名はシオン=ニライカナイ。絶世の美女と噂され、社会的強者のみを騙すというポリシーを持ち合わせ、一部の人間に崇拝されていた。
もう一人の名はエル。それが本名かどうかも分からず、顔は勿論、年齢性別体型人種主義趣味趣向一切不明で、大量の模倣犯を生み出し、自身も自分の犯行がどこからどこまでか分からなくなっていた。
これ以上この二人の信者や模倣犯を増やす訳にはいかないと判断した国は、報道規制を行った。それに伴い、手がかりを集めることも難しくなり、捜査は難航を極めた。
そんな折、エルが自首した。背筋も凍るほど美しい女だった。この女性が、本当はシオン=ニライカナイなのではないかという説も飛び交ったが、シオン=ニライカナイの被害者は増える一方で、その説は次第に風化していった。
判決が下るまでそう長くはなかった。彼女は塀で囲われた監獄の町、パノンに投獄された。終身刑だった。
その判決から間もなく、シオン=ニライカナイから警察へと連絡が入った。内容は、『裁判を省略しパノンに投獄される事が出来るならば、私シオン=ニライカナイは自首する』というものだった。警察はその要求を承諾し、シオンは約束通りに自首をした。驚く事に、シオン=ニライカナイとエルは姿形が同一と言っても差し支えない程に似ていた。シオンもエルも他人の空似だと主張した。実際に遺伝子検査の結果も、二人に繋がりが無いという結果を弾き出した。
そうして、彼女らは檻の中で出会った。
「はじめまして私」
「はじめまして私」
「私しかいないからすぐに会えたわ。こんな風に会ってみると、意外と不気味ね」
「不気味なんて自分を見て言っちゃダメよ。私は楽しみだったのよ?」
「私の姿は本当にこれだとは限らないって、分かってそう思ってる?」
「ええ勿論。そっちこそ、私の顔がこれだとは限らないって、分かってて乗ったの?」
「ええ。面白いでしょ?」
「あなたって本当に物好きね」
「あなたこそ本当に物好きね」
「で、お前はなんなんだよ」
「なんでもない普通の女よ。ちょっと美人かもしれないけれどね」
「普通の女はこんな檻の町にぶち込まれたりなんざしねぇだろ。舐めた口叩いて殺されたいのかよ」
「殺したことないから、殺し合いも悪くはないと思うわ」
「それは嘘だろ。殺しもしてない上に自首して極刑なんて、あるはず無いだろ」
「私について、詳しいのね」
「誰だって知ってるさ。有名なんだからな」
「そう。あなたと一緒ね」
「でも、本当に人を殺したことはないの。恐らく、外部との接触がある限り有害だと思ったのね。だから極刑」
「ひっでぇ話」
「犯罪者なんてそんなものよ。罪を犯した時には、既に覚悟しとかないと」
「それで、おまえはなんで俺の名前で出頭したんだよ」
「あなたを一目見てみたかったの。世間を騒がす素性不明の詐欺師の素顔、気になってたから」
「その為に人生捨てるなんて、狂ってるぜ」
「それはお互い様じゃない……ねぇ、あなたの本当の姿って、見せられないの?」
「……今は見せたくないな。この服装で戻ると、死にたくなりそうだ」
「それもお互い様か……じゃあ、わたしの家に来ない?」
「あ?」
「住む場所も確保できてないでしょ?ウチ、結構広くて快適なの。二人くらい余裕で住めちゃうわ」
「えっ!マルチブル……?ホントの顔って、それ?」
「……なんだよ。悪いのかよ」
「えっと……男の人だったんだって……」
「悪かったな」
「しかも、かなり童顔……」
「コンプレックスなんだよ。女みたいだって言われて、小さい頃イジメられた」
「……あなた、本名は?」
「……きだ」
「なんて言ったの?聞こえない」
「お前が先だって言ったんだよ。名乗るときは自分からだろ普通」
「そう怒んないでよ。私はシオン=ニライカナイ、本名よ」
「……エルドラド」
「ファーストネームが聞き取れなかったから、もう一回お願い」
「……エリシア=エルドラド」
「女の子?」
「男だ。親がそう命名したんだから仕方ないだろうが。あってめぇ!笑うな!」
「……ごめんなさい。でも、嫌なら名前なんて捨ててしまえばいいでしょ?」
「姿も捨てて名前も捨てたら、自分が自分じゃなくなる気がするんだ」
「……じゃあ、私はエリィって呼ぶわね」
「そう呼んだら絶対に返事しねぇからな」
「ねえ、エリィ」
「……」
「エリィ、これから、私と愛し合わない?」
それから数年後、シオン=ニライカナイは死体になった。
「殺されたの。この町に住む誰かにね」
「でも、お前は生きているじゃないか」
「ええ。そうね。シオン=ニライカナイは生きている」
そう言って、シオンは地面に転がっていたジュースの缶を拾い、先程飲み干した缶の隣に置いた。
「ねえ、タスケ。この缶ジュース、どちらに当たりくじがついていたか分かる?当たりくじがついていた方の缶を潰せたら、あなたの命令になんでも従ってあげる」
「……命令なんて思いつかないな」
命令に従う側の人間として生きてきたからかもしれない、などと思いながら、俺は腕一本につき一個の空き缶を握り潰した。つまり二本のうち二本、両方。
どうやらアルミらしく、そんなに力は要らなかった。
「……普通、片方だけ潰すでしょ」
「ルールには触れていない」
「まあ、最初から当たりくじなんてついてないんだけどね」
「詐欺師」
「いいでしょ?何も奪ってないんだから……って、話がずれてしまったけど、私が言いたかった意味は分かる?どちらが死んでも、偽物が死ぬってこと」
ああ、そうか。愛おしかったんだな。
「お前は死んでいるのか、エリシア」
自分を殺してでも、愛おしい人を生かしておきたかったんだな。
「私はシオンになった。だから私は自分の姿を忘れた……そして、俺という亡霊が今も生き続けている」
酷く滑稽な話に思えた。自分を見ているようで。
「それから俺はシオンを殺した人間を探している。今もずっとな。ただ、見つかりそうもない。そいつを俺の手で裁けそうにもないんだ」
「手がかりはないのか?」
「あったところで意味がない。もう時間がないんだ……聞いてしまったんだよ。外からモノを売りに来る連中の話をな」
エリシアは空を見上げた。その視線の先にあるのは、ガラヤと呼ばれる監視塔だった。
「おかしいと思わなかったか?アイツが昼間だけ治安維持を行ってるなんて。太陽エネルギーで動いている?絶対にありえないだろ。太陽光発電なんていうクソみたいに効率が悪い発電方法をなんで採用した?他の発電する方法なら夜だって発電可能な筈だ。夜の治安も守れる。そもそも、ここでは無数のゴーレムが町の整備の為に昼夜使役されているんだ。そのエネルギー源である膨大な魔力はこのエリア一帯から湧いている。それに気がついているのに、何故それを使って治安を守ろうとはせず、何故ゴーレム達はあの塔を守ろうとする?それは簡単な話だったんだ。あの塔は、別の役割を果たす為にあそこにいる」
極刑クラスの罪人を集めて行う事なんて、あまり平和なことではないだろう。
「……兵器の開発及び実験だ。今夜、ここの住人を皆殺しに出来る規模の爆発が起こる。仇討ちは間に合わない。そして、俺はそんなものの為にシオンを死なせたくない。だから自殺しようと思ったんだ」
納得した。罪人ならば殺しても問題はない。今までの期間は狙撃兵器の試験運転。そして、今度は別の兵器の実験を行う。この国の化学は恐ろしく発展しているのだろう。悲しい程に倫理を置き去りにして。
「……こういうことよ。滑稽でしょ?」
まるで我に返ったかのように、エリシアはシオンに戻った。
「なんで、俺なんだよ」
「貴方が、この街で最強だから。白血鬼がクイーンで、狂い槍がキングだとしたら、貴方はジョーカーよ」
「買い被り過ぎだ。俺はお前より弱いぞ。しかも、エースがいねぇだろ」
「ふふっ……それで?それを知ったあなたはどうするの?このまま、甘んじて死を受け止めるの?」
別に、なんということもない。やっと人生が終われるんだ。このまま適当に時を過ごせば、どうしようもない死が訪れる。どれだけこの時を待ち望んでいたか。
やっと、休む言い訳が出来たという訳だ。
「お前はどうするんだ。ここから飛び降りて、全てを終わらせるのか」
「それもいいわね……いや、それ以外最悪ね」
それなのに、
「本当か?」
心底お節介焼きな自分に呆れ果てた。
「お前が生き延びなくても、仇を討たなくてもいいのか?」
最善を尽くそうとする自分に、心底呆れ果てた。
詭弁でも不純でも、生きなければならないだろう。生きられる間は。
二人の詐欺師がいた。その国の約十人のうちの一人はこの二人のどちらかに騙されていると言われる程、有能で凶悪な二人だった。
その一人の名はシオン=ニライカナイ。絶世の美女と噂され、社会的強者のみを騙すというポリシーを持ち合わせ、一部の人間に崇拝されていた。
もう一人の名はエル。それが本名かどうかも分からず、顔は勿論、年齢性別体型人種主義趣味趣向一切不明で、大量の模倣犯を生み出し、自身も自分の犯行がどこからどこまでか分からなくなっていた。
これ以上この二人の信者や模倣犯を増やす訳にはいかないと判断した国は、報道規制を行った。それに伴い、手がかりを集めることも難しくなり、捜査は難航を極めた。
そんな折、エルが自首した。背筋も凍るほど美しい女だった。この女性が、本当はシオン=ニライカナイなのではないかという説も飛び交ったが、シオン=ニライカナイの被害者は増える一方で、その説は次第に風化していった。
判決が下るまでそう長くはなかった。彼女は塀で囲われた監獄の町、パノンに投獄された。終身刑だった。
その判決から間もなく、シオン=ニライカナイから警察へと連絡が入った。内容は、『裁判を省略しパノンに投獄される事が出来るならば、私シオン=ニライカナイは自首する』というものだった。警察はその要求を承諾し、シオンは約束通りに自首をした。驚く事に、シオン=ニライカナイとエルは姿形が同一と言っても差し支えない程に似ていた。シオンもエルも他人の空似だと主張した。実際に遺伝子検査の結果も、二人に繋がりが無いという結果を弾き出した。
そうして、彼女らは檻の中で出会った。
「はじめまして私」
「はじめまして私」
「私しかいないからすぐに会えたわ。こんな風に会ってみると、意外と不気味ね」
「不気味なんて自分を見て言っちゃダメよ。私は楽しみだったのよ?」
「私の姿は本当にこれだとは限らないって、分かってそう思ってる?」
「ええ勿論。そっちこそ、私の顔がこれだとは限らないって、分かってて乗ったの?」
「ええ。面白いでしょ?」
「あなたって本当に物好きね」
「あなたこそ本当に物好きね」
「で、お前はなんなんだよ」
「なんでもない普通の女よ。ちょっと美人かもしれないけれどね」
「普通の女はこんな檻の町にぶち込まれたりなんざしねぇだろ。舐めた口叩いて殺されたいのかよ」
「殺したことないから、殺し合いも悪くはないと思うわ」
「それは嘘だろ。殺しもしてない上に自首して極刑なんて、あるはず無いだろ」
「私について、詳しいのね」
「誰だって知ってるさ。有名なんだからな」
「そう。あなたと一緒ね」
「でも、本当に人を殺したことはないの。恐らく、外部との接触がある限り有害だと思ったのね。だから極刑」
「ひっでぇ話」
「犯罪者なんてそんなものよ。罪を犯した時には、既に覚悟しとかないと」
「それで、おまえはなんで俺の名前で出頭したんだよ」
「あなたを一目見てみたかったの。世間を騒がす素性不明の詐欺師の素顔、気になってたから」
「その為に人生捨てるなんて、狂ってるぜ」
「それはお互い様じゃない……ねぇ、あなたの本当の姿って、見せられないの?」
「……今は見せたくないな。この服装で戻ると、死にたくなりそうだ」
「それもお互い様か……じゃあ、わたしの家に来ない?」
「あ?」
「住む場所も確保できてないでしょ?ウチ、結構広くて快適なの。二人くらい余裕で住めちゃうわ」
「えっ!マルチブル……?ホントの顔って、それ?」
「……なんだよ。悪いのかよ」
「えっと……男の人だったんだって……」
「悪かったな」
「しかも、かなり童顔……」
「コンプレックスなんだよ。女みたいだって言われて、小さい頃イジメられた」
「……あなた、本名は?」
「……きだ」
「なんて言ったの?聞こえない」
「お前が先だって言ったんだよ。名乗るときは自分からだろ普通」
「そう怒んないでよ。私はシオン=ニライカナイ、本名よ」
「……エルドラド」
「ファーストネームが聞き取れなかったから、もう一回お願い」
「……エリシア=エルドラド」
「女の子?」
「男だ。親がそう命名したんだから仕方ないだろうが。あってめぇ!笑うな!」
「……ごめんなさい。でも、嫌なら名前なんて捨ててしまえばいいでしょ?」
「姿も捨てて名前も捨てたら、自分が自分じゃなくなる気がするんだ」
「……じゃあ、私はエリィって呼ぶわね」
「そう呼んだら絶対に返事しねぇからな」
「ねえ、エリィ」
「……」
「エリィ、これから、私と愛し合わない?」
それから数年後、シオン=ニライカナイは死体になった。
「殺されたの。この町に住む誰かにね」
「でも、お前は生きているじゃないか」
「ええ。そうね。シオン=ニライカナイは生きている」
そう言って、シオンは地面に転がっていたジュースの缶を拾い、先程飲み干した缶の隣に置いた。
「ねえ、タスケ。この缶ジュース、どちらに当たりくじがついていたか分かる?当たりくじがついていた方の缶を潰せたら、あなたの命令になんでも従ってあげる」
「……命令なんて思いつかないな」
命令に従う側の人間として生きてきたからかもしれない、などと思いながら、俺は腕一本につき一個の空き缶を握り潰した。つまり二本のうち二本、両方。
どうやらアルミらしく、そんなに力は要らなかった。
「……普通、片方だけ潰すでしょ」
「ルールには触れていない」
「まあ、最初から当たりくじなんてついてないんだけどね」
「詐欺師」
「いいでしょ?何も奪ってないんだから……って、話がずれてしまったけど、私が言いたかった意味は分かる?どちらが死んでも、偽物が死ぬってこと」
ああ、そうか。愛おしかったんだな。
「お前は死んでいるのか、エリシア」
自分を殺してでも、愛おしい人を生かしておきたかったんだな。
「私はシオンになった。だから私は自分の姿を忘れた……そして、俺という亡霊が今も生き続けている」
酷く滑稽な話に思えた。自分を見ているようで。
「それから俺はシオンを殺した人間を探している。今もずっとな。ただ、見つかりそうもない。そいつを俺の手で裁けそうにもないんだ」
「手がかりはないのか?」
「あったところで意味がない。もう時間がないんだ……聞いてしまったんだよ。外からモノを売りに来る連中の話をな」
エリシアは空を見上げた。その視線の先にあるのは、ガラヤと呼ばれる監視塔だった。
「おかしいと思わなかったか?アイツが昼間だけ治安維持を行ってるなんて。太陽エネルギーで動いている?絶対にありえないだろ。太陽光発電なんていうクソみたいに効率が悪い発電方法をなんで採用した?他の発電する方法なら夜だって発電可能な筈だ。夜の治安も守れる。そもそも、ここでは無数のゴーレムが町の整備の為に昼夜使役されているんだ。そのエネルギー源である膨大な魔力はこのエリア一帯から湧いている。それに気がついているのに、何故それを使って治安を守ろうとはせず、何故ゴーレム達はあの塔を守ろうとする?それは簡単な話だったんだ。あの塔は、別の役割を果たす為にあそこにいる」
極刑クラスの罪人を集めて行う事なんて、あまり平和なことではないだろう。
「……兵器の開発及び実験だ。今夜、ここの住人を皆殺しに出来る規模の爆発が起こる。仇討ちは間に合わない。そして、俺はそんなものの為にシオンを死なせたくない。だから自殺しようと思ったんだ」
納得した。罪人ならば殺しても問題はない。今までの期間は狙撃兵器の試験運転。そして、今度は別の兵器の実験を行う。この国の化学は恐ろしく発展しているのだろう。悲しい程に倫理を置き去りにして。
「……こういうことよ。滑稽でしょ?」
まるで我に返ったかのように、エリシアはシオンに戻った。
「なんで、俺なんだよ」
「貴方が、この街で最強だから。白血鬼がクイーンで、狂い槍がキングだとしたら、貴方はジョーカーよ」
「買い被り過ぎだ。俺はお前より弱いぞ。しかも、エースがいねぇだろ」
「ふふっ……それで?それを知ったあなたはどうするの?このまま、甘んじて死を受け止めるの?」
別に、なんということもない。やっと人生が終われるんだ。このまま適当に時を過ごせば、どうしようもない死が訪れる。どれだけこの時を待ち望んでいたか。
やっと、休む言い訳が出来たという訳だ。
「お前はどうするんだ。ここから飛び降りて、全てを終わらせるのか」
「それもいいわね……いや、それ以外最悪ね」
それなのに、
「本当か?」
心底お節介焼きな自分に呆れ果てた。
「お前が生き延びなくても、仇を討たなくてもいいのか?」
最善を尽くそうとする自分に、心底呆れ果てた。
詭弁でも不純でも、生きなければならないだろう。生きられる間は。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
清く、正しく、たくましく~没落令嬢、出涸らしの姫をお守りします~
宮藤寧々
キャラ文芸
古き伝統と新しい文化が混じり合う、文明開化が謳われる時代――子爵令嬢の藤花は、両親亡き後、家の存続の為に身を粉にして働いていた。けれど、周囲の心無い振る舞いに傷付き、死を選ぶことを決める。
失意の藤花を支えたのは、幾つかの小さなご縁。
悪霊や妖怪を祓う家の産まれなのに霊力を持たない不遇の姫と、不思議な化け猫との、賑やかな生活が始まって――
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
新月の導き
中小路かほ
キャラ文芸
“ある秘密”を抱える佳月は、
家族から虐げられ孤独な日々を送っていた。
そんな佳月は、最強と謳われる陰陽師のところへ
花嫁候補の1人として嫁がされることに。
冷酷非道と噂される陰陽師だが
なんとその人物は、佳月の――。
「俺は、お前がそばにいてくれたらそれでいいんだ」
「お前以外、なにもいらない」
「姿など関係ない。俺はお前に惹かれているんだ」
絶対に知られてはいけない“秘密”があるにもかかわらず
なぜか溺愛されてしまい――!?
✧ 異色和風ファンタジー ✧
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる