29 / 38
出会いと雪解け
表裏一体の思惑・2
しおりを挟む
ヴィルジェはどこまで話すべきかと悩みつつ、「答えになるかわからないけど」と前置きを入れてから、話し始めた。
「さっきも言ったけど、精霊は人に認識されることで存在できる。つまり、力の弱い精霊は消えるしかなくなってしまう。それを防ぐのに、リーダー格の精霊が契約を結び、“神”になった法術士が、その属性の精霊たちから力を得ることで、力の弱い精霊たちも守られる。謂わば、低位の精霊もリーダー格の精霊が神と契約することで、その精霊とも間接的に契約が結ばれた、みたいな状態になっちゃうって言えばいいのかな」
「え?強制ってこと?」
ナギサが若干苛立ちながら問うが、ヴィルジェは腕を組んで考えた。
「まあ、悪く言えばね。でも、そこから抜け出すことは可能だよ。あくまで、その精霊自身に選ぶ権利はある。ただ、間接的でも契約をしとけば、その精霊は力を得られて、人に認識されやすくなる。そうすれば、他の法術士と契約できる可能性だって出てくる。だから、ほんと、利益はあるんだよ」
ヴィルジェはそう言うが、ナギサは納得いかないと言わんばかりに、眉を顰める。
それを見て、ヴィルジェは肩を竦めつつも、話を続けた。
「そもそも、リーダー格の精霊が契約を結ぶってこと自体、その人の聖力の強さがわかるから、“特別”って意味でも“神”になると思うんだよね。それに、“神”って言われてる人の全員がそうじゃないでしょう?」
「あ、ああ……“特別神”って言われてる、精霊との契約以外で決まる神のこと?」
ナギサが返すと、ヴィルジェは頷いた。
「神々の王って言われてる“大神”だって、あらゆる精霊と契約してるだけで、大神の魂を継いだ者がなるよね。それに、所謂“三大神”って呼ばれてる、三大界の守護神だって、全員特殊なはずだよ」
「“闇の神”は呪いによって、創世記から変わらないし、“封印の神”は中立を保つために他の世界の生まれなのよね」
「そう。そして、聖界の守護神である“光の神”は……次期大神が務めることになってる」
ヴィルジェはそう言って、ナギサをしっかりと見つめた。
次期大神、それはナギサ自身を表すもので、ナギサはすっと視線を落とした。
「大神の魂を持っているから、生まれた時から光の精霊が守護してくれるのよね」
ナギサはそうぽつりと呟く。
ナギサはまだまだ修行中の身で、未だに守護してくれているという光の精霊の姿を見ていないのだ。それ故に、自信が持てないでいるのも事実だった。
「たぶんだけど……ナギサは、頭で難しく考えすぎなんだと思うよ。そういうものなんだな、って認識でいて、感覚で捉えれば大丈夫だって」
「え?でも……」
ナギサは言い返そうとしたが、それをヴィルジェは指で押さえた。
「とりあえず、“精霊”の認識をしてくれれば、ナギサの力のおかげで精霊たちは力を得ることができる。それだけで、ナギサの力は増すし、協力だってしてくれるよ。あたしだってついてるんだし、大丈夫!」
満面の笑顔で言い切るヴィルジェに、ナギサは呆気にとられた表情をするが、すぐにつられるように笑った。
「ふふっ。ありがとう。ヴィルジェって、優しいのね。今までの次期大神とも契約してきたんでしょう?」
「まあ、精霊長だから契約はしてきたけど……こんなにフレンドリーにするかは別。さすがに、現大神にはやったことないもん」
ヴィルジェの言葉に、ナギサはうんと思わず納得してしまった。
現在の大神、ルゥの性格を考えると、いくら契約をしているとは言え、精霊にフレンドリーにされたところで、冷たい視線を残しそうではある。
そこまで想像して、思わずナギサは咳払いをしたが、何となく察したヴィルジェがぼやいた。
「大神の魂って流転してるじゃん?」
「三つの魂が廻ってるってやつ?」
「うん。そして、三つの魂はそれぞれ性格……というか、もっと根本的なものが違うんだよね」
その言葉に、ナギサは眉を顰め、首を傾げた。
「どういうこと?」
「“大神”自身の使命って、聖界を率いて繁栄させることだと思うんだけど、ただ同じことをしても流れは生み出せない。だから、その三つの魂それぞれの役目が違うの。一つは新しいものを生み出す力。これは、初代“光の神”の魂だって言われてる。この聖界を創った本人だからね。次に、慈愛。繁栄させるための抱擁力ってところだね。最後に、その緩んだ世界に厳しい目を向けるための、冷徹さ。この三つが廻って、聖界は繁栄を続けることができる。性格を考えると、ナギサは一つ目で、現大神は三つ目だと思うんだよね」
ヴィルジェはさらっと言うが、ナギサはぎょっとした。
「私に、初代“光の神”の力なんてないと思うけど!?」
「でも性格とか考えたらそうだと思うんだよね。ちなみに、魔界との戦争が起きているのは三つ目の魂の時だね。その後、一つ目の魂が新しくリセットするって役目になるのかもしれないけど」
ヴィルジェの言葉に、ナギサは彼女が何を言いたいのかを察し、怪訝そうな顔をした。
「ちょっと、ヴィルジェ。私だから良いけど、それ大神様の前では言わないでよ?」
「それはわかってる。それなら、ナギサも真相を追求するようなことは、なるべく避けた方がいいよ」
「……わかった。気を付けるわ」
ナギサがそう答えると、「それよりも」とヴィルジェが話を切り替えた。
「聖法の勉強をしているのは理解したけど、実際に聖法の修行とかはしてるの?剣術みたいな実践とか」
「あー、うん。剣術ほどではないけど……聖力が強すぎるって話は知ってるよね?」
ナギサの問いに、ヴィルジェはきょとんとしながらも頷いた。
「うん。それで、倒れたっていうのも聞いたよ」
「そうなんだけど……強すぎて、上手くコントロールできなくて」
ナギサが困ったように、ぽりぽりと頬を掻きながら言うのを聞きながら、ヴィルジェは腕を組みながら考え込んだ。
「あっ!媒体とか使ってる?」
「え?媒体?……いいえ。なくても聖法自体は発動するから」
「確かに、媒体で聖力上げたりとかはよく聞くけど、制御したりとかにも使えるから、持ってみるのオススメする。むしろ、ナギサの場合、剣術やっているなら、剣自体を媒体にするのがいいかも」
「そんなことができるの?」
「できるよー。意外と、自分の武器を媒体に使う人多いし。それに、ナギサの場合、普通の剣を使ってないよね?」
ヴィルジェの言葉に、ナギサはハッとした。
普段、修行時に使っている剣は、師匠であるカズエラから貰ったものではあるが、それとは別に、こちらの世界に帰還した際に渡されたロッドのことを思い出していた。
王族である証だと渡された物だが、聖力を上げる効果が備わっており、王族が生誕時に、神々から渡される“神器”でもあった。成長と共に、本人に合う物へと形を変えるため、媒体として使用する王族がほとんどであった。
ナギサもロッドではあるが、剣術が使えるようにと仕込み杖になっていたし、ナギサの姉、フウに至っては、風属性と相性が良いからと扇の形をしていた。
「さっきも言ったけど、精霊は人に認識されることで存在できる。つまり、力の弱い精霊は消えるしかなくなってしまう。それを防ぐのに、リーダー格の精霊が契約を結び、“神”になった法術士が、その属性の精霊たちから力を得ることで、力の弱い精霊たちも守られる。謂わば、低位の精霊もリーダー格の精霊が神と契約することで、その精霊とも間接的に契約が結ばれた、みたいな状態になっちゃうって言えばいいのかな」
「え?強制ってこと?」
ナギサが若干苛立ちながら問うが、ヴィルジェは腕を組んで考えた。
「まあ、悪く言えばね。でも、そこから抜け出すことは可能だよ。あくまで、その精霊自身に選ぶ権利はある。ただ、間接的でも契約をしとけば、その精霊は力を得られて、人に認識されやすくなる。そうすれば、他の法術士と契約できる可能性だって出てくる。だから、ほんと、利益はあるんだよ」
ヴィルジェはそう言うが、ナギサは納得いかないと言わんばかりに、眉を顰める。
それを見て、ヴィルジェは肩を竦めつつも、話を続けた。
「そもそも、リーダー格の精霊が契約を結ぶってこと自体、その人の聖力の強さがわかるから、“特別”って意味でも“神”になると思うんだよね。それに、“神”って言われてる人の全員がそうじゃないでしょう?」
「あ、ああ……“特別神”って言われてる、精霊との契約以外で決まる神のこと?」
ナギサが返すと、ヴィルジェは頷いた。
「神々の王って言われてる“大神”だって、あらゆる精霊と契約してるだけで、大神の魂を継いだ者がなるよね。それに、所謂“三大神”って呼ばれてる、三大界の守護神だって、全員特殊なはずだよ」
「“闇の神”は呪いによって、創世記から変わらないし、“封印の神”は中立を保つために他の世界の生まれなのよね」
「そう。そして、聖界の守護神である“光の神”は……次期大神が務めることになってる」
ヴィルジェはそう言って、ナギサをしっかりと見つめた。
次期大神、それはナギサ自身を表すもので、ナギサはすっと視線を落とした。
「大神の魂を持っているから、生まれた時から光の精霊が守護してくれるのよね」
ナギサはそうぽつりと呟く。
ナギサはまだまだ修行中の身で、未だに守護してくれているという光の精霊の姿を見ていないのだ。それ故に、自信が持てないでいるのも事実だった。
「たぶんだけど……ナギサは、頭で難しく考えすぎなんだと思うよ。そういうものなんだな、って認識でいて、感覚で捉えれば大丈夫だって」
「え?でも……」
ナギサは言い返そうとしたが、それをヴィルジェは指で押さえた。
「とりあえず、“精霊”の認識をしてくれれば、ナギサの力のおかげで精霊たちは力を得ることができる。それだけで、ナギサの力は増すし、協力だってしてくれるよ。あたしだってついてるんだし、大丈夫!」
満面の笑顔で言い切るヴィルジェに、ナギサは呆気にとられた表情をするが、すぐにつられるように笑った。
「ふふっ。ありがとう。ヴィルジェって、優しいのね。今までの次期大神とも契約してきたんでしょう?」
「まあ、精霊長だから契約はしてきたけど……こんなにフレンドリーにするかは別。さすがに、現大神にはやったことないもん」
ヴィルジェの言葉に、ナギサはうんと思わず納得してしまった。
現在の大神、ルゥの性格を考えると、いくら契約をしているとは言え、精霊にフレンドリーにされたところで、冷たい視線を残しそうではある。
そこまで想像して、思わずナギサは咳払いをしたが、何となく察したヴィルジェがぼやいた。
「大神の魂って流転してるじゃん?」
「三つの魂が廻ってるってやつ?」
「うん。そして、三つの魂はそれぞれ性格……というか、もっと根本的なものが違うんだよね」
その言葉に、ナギサは眉を顰め、首を傾げた。
「どういうこと?」
「“大神”自身の使命って、聖界を率いて繁栄させることだと思うんだけど、ただ同じことをしても流れは生み出せない。だから、その三つの魂それぞれの役目が違うの。一つは新しいものを生み出す力。これは、初代“光の神”の魂だって言われてる。この聖界を創った本人だからね。次に、慈愛。繁栄させるための抱擁力ってところだね。最後に、その緩んだ世界に厳しい目を向けるための、冷徹さ。この三つが廻って、聖界は繁栄を続けることができる。性格を考えると、ナギサは一つ目で、現大神は三つ目だと思うんだよね」
ヴィルジェはさらっと言うが、ナギサはぎょっとした。
「私に、初代“光の神”の力なんてないと思うけど!?」
「でも性格とか考えたらそうだと思うんだよね。ちなみに、魔界との戦争が起きているのは三つ目の魂の時だね。その後、一つ目の魂が新しくリセットするって役目になるのかもしれないけど」
ヴィルジェの言葉に、ナギサは彼女が何を言いたいのかを察し、怪訝そうな顔をした。
「ちょっと、ヴィルジェ。私だから良いけど、それ大神様の前では言わないでよ?」
「それはわかってる。それなら、ナギサも真相を追求するようなことは、なるべく避けた方がいいよ」
「……わかった。気を付けるわ」
ナギサがそう答えると、「それよりも」とヴィルジェが話を切り替えた。
「聖法の勉強をしているのは理解したけど、実際に聖法の修行とかはしてるの?剣術みたいな実践とか」
「あー、うん。剣術ほどではないけど……聖力が強すぎるって話は知ってるよね?」
ナギサの問いに、ヴィルジェはきょとんとしながらも頷いた。
「うん。それで、倒れたっていうのも聞いたよ」
「そうなんだけど……強すぎて、上手くコントロールできなくて」
ナギサが困ったように、ぽりぽりと頬を掻きながら言うのを聞きながら、ヴィルジェは腕を組みながら考え込んだ。
「あっ!媒体とか使ってる?」
「え?媒体?……いいえ。なくても聖法自体は発動するから」
「確かに、媒体で聖力上げたりとかはよく聞くけど、制御したりとかにも使えるから、持ってみるのオススメする。むしろ、ナギサの場合、剣術やっているなら、剣自体を媒体にするのがいいかも」
「そんなことができるの?」
「できるよー。意外と、自分の武器を媒体に使う人多いし。それに、ナギサの場合、普通の剣を使ってないよね?」
ヴィルジェの言葉に、ナギサはハッとした。
普段、修行時に使っている剣は、師匠であるカズエラから貰ったものではあるが、それとは別に、こちらの世界に帰還した際に渡されたロッドのことを思い出していた。
王族である証だと渡された物だが、聖力を上げる効果が備わっており、王族が生誕時に、神々から渡される“神器”でもあった。成長と共に、本人に合う物へと形を変えるため、媒体として使用する王族がほとんどであった。
ナギサもロッドではあるが、剣術が使えるようにと仕込み杖になっていたし、ナギサの姉、フウに至っては、風属性と相性が良いからと扇の形をしていた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。


もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。


愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる