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chain stocer
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人の流れに細心の注意をしつつ、会場を改めて歩いているうちに、隣に色がいないことに気が付いた。どこに行ったんだろう。
まぁ、いざとなったら『探す』からいいか……
――――数キロ先のにおいを辿るんだと。
まるで、犬みたいだな!
――――おい、犬
犬、
(……はぁ)
探す、という言葉と共に、小さい頃、犬と呼ばれてからかわれた記憶がフラッシュバックした。本当は憂鬱だ。
色が居ないから、自分の事を自分で考えて居なくちゃいけない、
内心で舌打ちする。
探すのが何で犬になるんだよ。
もう、犬の話なんか思いだしたくもないのに。あそこの奴らはみんな、俺を、犬扱いして、馬鹿にして。そんなに犬が良いなら犬に頼めばいいのに。
『超能力者あるある』
自分に出来ないことをすぐ犬とかなんとかって例えて、当て擦る人も多い。
自ら名乗る奴も居るが、そういうのは好きになれなかった。
「畜生、何が犬だよ、ふざけやがって……」
俺は其処まで従順じゃない。
――――でも、どうしようもないので、独り毒づくだけ。
あぁ、
毒づきたかったわけじゃない、
思い出したくなかっただけなんだ。
本当は
力を使うたびに、自己に問いかけている。
俺はヒトで居られるのか、
いつまで、ヒトで居られるのかって。
いつだって、平常心を繕ってるけど、でも、怖いのに。
それを、犬なんて揶揄されたから。
(そっか、俺はまだ、あのときのこと――――気にしてたんだな)
「なんか、事務所の方にケイトがまた来てたそうだよ。秋弥君を出せって」
いつの間にか、先程道で合流した花子さんがどこかの霊に聞いたらしいことを話している。
嫌な表情がバレないよう、慌てて表情を取り繕った。
「『庭』に呼びたいんだって」
「拘りすぎじゃないのかねぇ……」
俺は誰にともなく呟いた。
秋弥はただの高校生だが、ある日めぐみさんの『生まれかわり』と一方的に指定され、それから宗教団体など、いわゆる『めぐみ系』に追われている。秋弥になにがあったかは別のところで語られている。
『ケイト』がどこに属するのかは知らないが、なぜか、どこからかたびたび訪れる人で、大体、匿っている『秋弥を出せ』と言い──コンクリートのにおいがした。
『めぐみ系』なのだろうか。
めぐみ系自体への言及は避けるが、
それにしても拉致問題の話題で搾取しようという輩が、某国関係者を含めてたむろするようになっていて、ちょっと怪しい団体だった。
俺たちの評価としては、先輩であったマキさんが亡くなったことが大きい。
占いなどを得意としていたマキさんが消されたのも、その辺りの関係じゃないか、なんて噂もある。
能力だってタダじゃない。生身の人間の精神や魂をすり減らして、その代償にあるものだ。絵描きや小説家が紙を渡されて、さぁ描けるでしょうと言われるのと変わらない。
例え空想でも現実でも出力するために安定した時間や労力、精神状態がある。
それを当然のように搾取し、さぁ話せと偉そうな能書きで無茶なことをさせるのがあの手の輩だから、少なくともマキさんには嫌われていた。同じように一方的にあれこれ聞かれたら俺だって、嫌な気分になりそうだと思う。
俺があの場所に務めているのは自分の能力で生きるくらいしか自分の存在する意味を見出だせないから。好きなのはそれを見出だせる仕事だ。
でも、いさかいを引き起こすだけの無意味な仕事なんて時間と労力の無断だし、その為に裂く思考の手間すら惜しい。誰だってやりたくない。
ケイトの意思なのか、あるいは他の奴の意思も合わさってるのか知らないが、あまり不用意に自分たちとの彼らの間の一線、境界を乱して欲しくなかった。
マキさんと同じように、自分を軽視する団体を憎むだろう。
12月8日14:00
まぁ、それはそれとしてだが、
とにかく、こうやって立って居てもしょうがない。
あのとき色がなんと言っていたかなと、もう一度思い起こし、確か――――と、車に乗り込む前を思い出して歩いていると、
正面奥の方に見える非常階段側から、こちらに向かって歩いてくる男たちを見つけた。
確信は無かったが、以前広報で見たことがある。この辺の地域の政治家だ。
「首相に相談しようと思っとるんだ。能力者関連の書籍や研究売上の一部を国防献金として差し出すことで、このグレーな業態を見逃す方向で妥協ねがえないかと」
「あぁ! それいいですね! みんな助かりますし」
階段を通り過ぎ、第一ホールの方に向かって行く。
――――あいつら、何を言ってる?
沸々と怒りが沸いた。
そんなの、『被検体はあいつらが引き受けますから、俺らは仕事してて良いですよね?』と言ってるのと変わらない。
つまり、国防の為に能力者を金に換える。特殊能力障害者利用制度をこの地域からも提案するというのか……?
「ははっ……」
やっぱり、上のお偉いさんたちは俺たちの命は勘定に無いってこと。
やりきれなさと腹立たしさで、その辺の壁を殴りたくなった。
「いつ、狸は皮算用を学習できるのかな」
花子さんが、真顔で呟いた。
「私達って、何を守っているんだろうって、考えそうな自分が居るんだ」
これまでずっと、俺たちが無能の代わりに、助けになる為に働いてきた。
能力があるなら、それだけ、誰かの助けになれるから。
(だけど、こいつらも、『裕子さん』か……)
わかっていることだったが、それでもこうも、上と考えが合わないものだと、改めて痛感させられる。
どうやって使うか、どうやって防ぐか、と『能力前提で』動こうとしてこれまでの生活を忘れてしまうくらいならそもそも持つ資格すらないというのに。
「何が科学なんだか。いつだって無能で無力な人間ほど不相応な物を持ちたがる」
人の命を勝手に道具にして、国防って結局何を守るんだと、怒鳴りつけてやれたらどんなに良いだろうと、よく考えるけど、
動こうとするたびに攪乱するように事件が起きて、誰かが消えていくだけで、ただ、虚しい。
虚しいから、
虚しさは、いつも、どうしようもなかったから。
「狸は、これからもずっと皮算用してると思う」
俺は、ただ、そう返すので精一杯だった。
それより、妙だ、非常階段に用があったのか?
下では何もやって居ないはず。会場でのオークションそのものは終わってたし。
一応会場を脳内で覗いてみる。
ホールに数人、新しく来たばかりらしい若い男たちを発見した。
スーツは着ているが髪や靴の印象からちぐはぐな身なりに見える。
「よし、まず、北海道にある情報本部の電話番号をYahoo!で調べてメモだな!」
「本部の【違う政治家の名前】です、山路の携帯番号を教えてください。管轄業務について、至急聞きたいことがあります」
「ここは欲張らず、異能科2人としよう!そのほうが、監視が怪しまないからな! 馬路、頼めるか?」
「ゆう子さんに聞いてみます」
手に持っていたパンか何かをパクリと食べながら、馬路と言われた男が片手で携帯を操作する。
というところで、ノイズが混じった。
(いろんな人が居るからか、回線が込みあって居る……)
俺らのー♪
Vバトラー♪
唐突に緩いキャラソン?が鳴り響く。
確か『超電人・Vバトラー』のテーマだ。
何事かと振り向くと、真っ赤な顔をした花子さんが携帯端末を慌てて操作していた。電話だったらしい。
「ごっめん、呼び出し来ちゃった! あの解析班の『超電人』を怒らせると怖いのよ。じゃあ行くね!」
「あ……はい……」
2023年1月23日13時00分─4月8日AM4:18
人の流れに細心の注意をしつつ、会場を改めて歩いているうちに、隣に色がいないことに気が付いた。どこに行ったんだろう。
まぁ、いざとなったら『探す』からいいか……
――――数キロ先のにおいを辿るんだと。
まるで、犬みたいだな!
――――おい、犬
犬、
(……はぁ)
探す、という言葉と共に、小さい頃、犬と呼ばれてからかわれた記憶がフラッシュバックした。本当は憂鬱だ。
色が居ないから、自分の事を自分で考えて居なくちゃいけない、
内心で舌打ちする。
探すのが何で犬になるんだよ。
もう、犬の話なんか思いだしたくもないのに。あそこの奴らはみんな、俺を、犬扱いして、馬鹿にして。そんなに犬が良いなら犬に頼めばいいのに。
『超能力者あるある』
自分に出来ないことをすぐ犬とかなんとかって例えて、当て擦る人も多い。
自ら名乗る奴も居るが、そういうのは好きになれなかった。
「畜生、何が犬だよ、ふざけやがって……」
俺は其処まで従順じゃない。
――――でも、どうしようもないので、独り毒づくだけ。
あぁ、
毒づきたかったわけじゃない、
思い出したくなかっただけなんだ。
本当は
力を使うたびに、自己に問いかけている。
俺はヒトで居られるのか、
いつまで、ヒトで居られるのかって。
いつだって、平常心を繕ってるけど、でも、怖いのに。
それを、犬なんて揶揄されたから。
(そっか、俺はまだ、あのときのこと――――気にしてたんだな)
「なんか、事務所の方にケイトがまた来てたそうだよ。秋弥君を出せって」
いつの間にか、先程道で合流した花子さんがどこかの霊に聞いたらしいことを話している。
嫌な表情がバレないよう、慌てて表情を取り繕った。
「『庭』に呼びたいんだって」
「拘りすぎじゃないのかねぇ……」
俺は誰にともなく呟いた。
秋弥はただの高校生だが、ある日めぐみさんの『生まれかわり』と一方的に指定され、それから宗教団体など、いわゆる『めぐみ系』に追われている。秋弥になにがあったかは別のところで語られている。
『ケイト』がどこに属するのかは知らないが、なぜか、どこからかたびたび訪れる人で、大体、匿っている『秋弥を出せ』と言い──コンクリートのにおいがした。
『めぐみ系』なのだろうか。
めぐみ系自体への言及は避けるが、
それにしても拉致問題の話題で搾取しようという輩が、某国関係者を含めてたむろするようになっていて、ちょっと怪しい団体だった。
俺たちの評価としては、先輩であったマキさんが亡くなったことが大きい。
占いなどを得意としていたマキさんが消されたのも、その辺りの関係じゃないか、なんて噂もある。
能力だってタダじゃない。生身の人間の精神や魂をすり減らして、その代償にあるものだ。絵描きや小説家が紙を渡されて、さぁ描けるでしょうと言われるのと変わらない。
例え空想でも現実でも出力するために安定した時間や労力、精神状態がある。
それを当然のように搾取し、さぁ話せと偉そうな能書きで無茶なことをさせるのがあの手の輩だから、少なくともマキさんには嫌われていた。同じように一方的にあれこれ聞かれたら俺だって、嫌な気分になりそうだと思う。
俺があの場所に務めているのは自分の能力で生きるくらいしか自分の存在する意味を見出だせないから。好きなのはそれを見出だせる仕事だ。
でも、いさかいを引き起こすだけの無意味な仕事なんて時間と労力の無断だし、その為に裂く思考の手間すら惜しい。誰だってやりたくない。
ケイトの意思なのか、あるいは他の奴の意思も合わさってるのか知らないが、あまり不用意に自分たちとの彼らの間の一線、境界を乱して欲しくなかった。
マキさんと同じように、自分を軽視する団体を憎むだろう。
12月8日14:00
まぁ、それはそれとしてだが、
とにかく、こうやって立って居てもしょうがない。
あのとき色がなんと言っていたかなと、もう一度思い起こし、確か――――と、車に乗り込む前を思い出して歩いていると、
正面奥の方に見える非常階段側から、こちらに向かって歩いてくる男たちを見つけた。
確信は無かったが、以前広報で見たことがある。この辺の地域の政治家だ。
「首相に相談しようと思っとるんだ。能力者関連の書籍や研究売上の一部を国防献金として差し出すことで、このグレーな業態を見逃す方向で妥協ねがえないかと」
「あぁ! それいいですね! みんな助かりますし」
階段を通り過ぎ、第一ホールの方に向かって行く。
――――あいつら、何を言ってる?
沸々と怒りが沸いた。
そんなの、『被検体はあいつらが引き受けますから、俺らは仕事してて良いですよね?』と言ってるのと変わらない。
つまり、国防の為に能力者を金に換える。特殊能力障害者利用制度をこの地域からも提案するというのか……?
「ははっ……」
やっぱり、上のお偉いさんたちは俺たちの命は勘定に無いってこと。
やりきれなさと腹立たしさで、その辺の壁を殴りたくなった。
「いつ、狸は皮算用を学習できるのかな」
花子さんが、真顔で呟いた。
「私達って、何を守っているんだろうって、考えそうな自分が居るんだ」
これまでずっと、俺たちが無能の代わりに、助けになる為に働いてきた。
能力があるなら、それだけ、誰かの助けになれるから。
(だけど、こいつらも、『裕子さん』か……)
わかっていることだったが、それでもこうも、上と考えが合わないものだと、改めて痛感させられる。
どうやって使うか、どうやって防ぐか、と『能力前提で』動こうとしてこれまでの生活を忘れてしまうくらいならそもそも持つ資格すらないというのに。
「何が科学なんだか。いつだって無能で無力な人間ほど不相応な物を持ちたがる」
人の命を勝手に道具にして、国防って結局何を守るんだと、怒鳴りつけてやれたらどんなに良いだろうと、よく考えるけど、
動こうとするたびに攪乱するように事件が起きて、誰かが消えていくだけで、ただ、虚しい。
虚しいから、
虚しさは、いつも、どうしようもなかったから。
「狸は、これからもずっと皮算用してると思う」
俺は、ただ、そう返すので精一杯だった。
それより、妙だ、非常階段に用があったのか?
下では何もやって居ないはず。会場でのオークションそのものは終わってたし。
一応会場を脳内で覗いてみる。
ホールに数人、新しく来たばかりらしい若い男たちを発見した。
スーツは着ているが髪や靴の印象からちぐはぐな身なりに見える。
「よし、まず、北海道にある情報本部の電話番号をYahoo!で調べてメモだな!」
「本部の【違う政治家の名前】です、山路の携帯番号を教えてください。管轄業務について、至急聞きたいことがあります」
「ここは欲張らず、異能科2人としよう!そのほうが、監視が怪しまないからな! 馬路、頼めるか?」
「ゆう子さんに聞いてみます」
手に持っていたパンか何かをパクリと食べながら、馬路と言われた男が片手で携帯を操作する。
というところで、ノイズが混じった。
(いろんな人が居るからか、回線が込みあって居る……)
俺らのー♪
Vバトラー♪
唐突に緩いキャラソン?が鳴り響く。
確か『超電人・Vバトラー』のテーマだ。
何事かと振り向くと、真っ赤な顔をした花子さんが携帯端末を慌てて操作していた。電話だったらしい。
「ごっめん、呼び出し来ちゃった! あの解析班の『超電人』を怒らせると怖いのよ。じゃあ行くね!」
「あ……はい……」
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