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地球へ
第189話 初めての外出
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これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
遠い宇宙のはてに、その宇宙ステーションはあった。
これより10億光年、恒星が存在しないその場所は、宇宙の最果てと言うのにふさわしかった。
ここに、記念碑的なモニュメントが建てられた。
とはいえ、ここが宇宙の最果てではない。
10億光年彼方より先には、まだ宇宙の星々の海が広がっている。
ここのモニュメントは、中継地点に過ぎなかった。
その中継地点としての役割が与えられ、宇宙ステーションの建設となった。
中継地点としての役割は大きくなり、それにつれて宇宙ステーションは大きくなった。
しかしこの宇宙ステーションも、無限に大きくなる事はなかった。
宇宙は広い。
この宇宙ステーションの先以外にも、宇宙は広がっている。
そう、この宇宙ステーションの逆方向にも。
そして肥大化を終えたこの宇宙ステーションは、今度は軍事拠点としての役割を高める。
銀河連邦の一員として共同統治されてたこの宇宙ステーションも、近場に版図を広げるブルレア連邦に、いつしか飲み込まれてしまった。
そしてブルレア連邦の端に位置してる訳でもないこの宇宙ステーションは、軍事拠点としての役割をも失う。
そして今、この宇宙ステーションはある種の実験施設として、稼働している。
どの様な実験が行われているのかは、謎に包まれている。
しかしながら今なお、中継地点、軍事拠点としての役割も、少しは担っている。
そしてこの宇宙ステーションの名は、役割に応じてその名を変える。
その数は、ゆうに百をこえる。
そのうちのひとつの名は、シリウスノートと言う。
「こんな所、来た事ないわね。」
マイの部屋から数十メートル。
この角を右に曲がった先は、マイにとって未知のエリアだ。
マイ達のチームに割り当てられたエリアは、アメリカの大きな州くらいの広さはあった。
戦闘機の滑走路や格納庫を踏まえると、それくらいの広さは必要らしい。
とは言え、10人にも満たない人数でその広さは、もて余し気味とも言える。
これは、このチームの機密性の高さを物語る。
「あらアイちゃん。今日は新顔連れてるわね。」
突然アイは、声をかけられる。
「こんにちは、マスター。
今日は通りかかっただけですわ。」
アイはにっこりと微笑み、軽く会釈する。
アイにマスターと呼ばれたのは、商用AIだった。
いわゆるここは、居酒屋区画。
商用AIはサポートAIとは違い、どこかメカっぽさを残していた。
「お久しぶりです、マスター。」
アイに続いて、マインも頭を下げる。
「あらマインちゃん、久しぶり。
最近あの呑んだくれも見なかったから、死んだと思ってたわ。
あはは。」
「誰が呑んだくれだ、こら。」
ミサも会話に加わる。
「なんだ、ちゃんと生きてたんなら、顔くらい見せなさい。
あ、でもマインちゃんに迷惑かけるんじゃないよ。」
「そう、だな。」
ミサは少し悲しげな表情を浮かべる。
「あらやだよ、しんみりしちゃって、ガラでもないわ。」
マスターは努めて明るく振る舞う。
「で、そちらの新顔さんは?」
マスターは会話に入れないマイに、話しをふる。
「ぼ、僕はマイです。よろしくお願いします。」
マイは頭を下げる。
「マイちゃん?あのマイちゃんなの?」
マスターは、驚きの表情を浮かべる。
「まあまあ、しばらく見ないと思ったら、こんなに大きくなっちゃって。」
マスターはマイを抱きしめる。
マスターの顔はほころび、目には涙が浮かぶ。
なされるがままのマイには、意味が分からない。
「あ、あのマスター。私たちは任務があるので。」
慌ててアイが声をかける。
「あら、そうなの。残念。」
マスターはマイから離れる。
「マイちゃん、あなたが好きだったバタークスマルハーゲ、沢山用意して待ってるからね。」
マスターはにっこりほほえんで、右手でマイの左腕をぱんぱん叩く。
「はい、ありがとうございます。」
理解が追いつかないマイは、それだけ言うのが精一杯だった。
そんなマイの顔色は、すこぶる悪い。
「それでは、私たちはそろそろ。」
アイは軽く頭を下げると、この場をきりあげにかかる。
「あらごめんね、なんか引き留めちゃって。」
「いえいえ、また来ます。
ほらマイも。」
「ま、また来ます。」
アイに促されるまま、マイも別れの言葉を口にする。
マイの顔色は青ざめている。
自分の言葉も、どこか遠くに感じる。
「それではマスター。」
マインも頭を下げる。
「じゃあな。」
ミサは軽く右手を上げる。
「おう、今度はゆっくりして行けよ。」
マスターは遠ざかるマイ達一行に、大きく手をふる。
「みんな生きててくれたんだねぇ。
よかったよかった。」
「う。」
マスターの元から数百メートル進んだ所で、マイはしゃがみこむ。
「マイ、しっかりして。」
マインもしゃがみこみ、マイの背中をさする。
マイの顔色は悪く、額にかいた汗が、はちまきにしみこむ。
「まずったな。マスターに会ったのは失敗だった。」
とミサはマイの体調の悪くなった原因を解説する。
「でも、今はそれどころじゃないわ。」
アイはマイの前に背中を向けてしゃがみこむ。
「マイ、私がおぶるから、乗って。」
「う、ん。」
今やマイの耳は遠くなり、アイの言葉もよく聞こえない。
額のチップを通じて、かろうじて分かる程度。
そして目に映る景色が白くなっていく。
マイがアイにおぶされた時、マイは耳も聞こえなくなり、目も見えなくなっていた。
だけど、アイのぬくもりは感じる事ができて、マイは凄く安心した気分になれた。
マイをおぶった一行は、三ブロック進んだ先の、とある扉の前で立ち止まる。
扉の横には、暗証ロックらしきテンキーが備え付けられている。
ここに様々な暗証番号を入力する事で、室内は暗証番号に応じた部屋になる。
これは入力するサポートAIの立場により、発生させる室内の種類は制限されている。
「えっと、メディカルルームは、
ね、こ、よ、り、わん、ちゃん、さ、い、こう。」
とミサは暗証番号を入力する。
ガチャっと音がして、ロックが解ける。
扉を開くとそこは、メディカルルームになっていた。
とりあえずマイをベットに寝かせる。
マイには酸素マスクと点滴が付けられる。
遠い宇宙のはてに、その宇宙ステーションはあった。
これより10億光年、恒星が存在しないその場所は、宇宙の最果てと言うのにふさわしかった。
ここに、記念碑的なモニュメントが建てられた。
とはいえ、ここが宇宙の最果てではない。
10億光年彼方より先には、まだ宇宙の星々の海が広がっている。
ここのモニュメントは、中継地点に過ぎなかった。
その中継地点としての役割が与えられ、宇宙ステーションの建設となった。
中継地点としての役割は大きくなり、それにつれて宇宙ステーションは大きくなった。
しかしこの宇宙ステーションも、無限に大きくなる事はなかった。
宇宙は広い。
この宇宙ステーションの先以外にも、宇宙は広がっている。
そう、この宇宙ステーションの逆方向にも。
そして肥大化を終えたこの宇宙ステーションは、今度は軍事拠点としての役割を高める。
銀河連邦の一員として共同統治されてたこの宇宙ステーションも、近場に版図を広げるブルレア連邦に、いつしか飲み込まれてしまった。
そしてブルレア連邦の端に位置してる訳でもないこの宇宙ステーションは、軍事拠点としての役割をも失う。
そして今、この宇宙ステーションはある種の実験施設として、稼働している。
どの様な実験が行われているのかは、謎に包まれている。
しかしながら今なお、中継地点、軍事拠点としての役割も、少しは担っている。
そしてこの宇宙ステーションの名は、役割に応じてその名を変える。
その数は、ゆうに百をこえる。
そのうちのひとつの名は、シリウスノートと言う。
「こんな所、来た事ないわね。」
マイの部屋から数十メートル。
この角を右に曲がった先は、マイにとって未知のエリアだ。
マイ達のチームに割り当てられたエリアは、アメリカの大きな州くらいの広さはあった。
戦闘機の滑走路や格納庫を踏まえると、それくらいの広さは必要らしい。
とは言え、10人にも満たない人数でその広さは、もて余し気味とも言える。
これは、このチームの機密性の高さを物語る。
「あらアイちゃん。今日は新顔連れてるわね。」
突然アイは、声をかけられる。
「こんにちは、マスター。
今日は通りかかっただけですわ。」
アイはにっこりと微笑み、軽く会釈する。
アイにマスターと呼ばれたのは、商用AIだった。
いわゆるここは、居酒屋区画。
商用AIはサポートAIとは違い、どこかメカっぽさを残していた。
「お久しぶりです、マスター。」
アイに続いて、マインも頭を下げる。
「あらマインちゃん、久しぶり。
最近あの呑んだくれも見なかったから、死んだと思ってたわ。
あはは。」
「誰が呑んだくれだ、こら。」
ミサも会話に加わる。
「なんだ、ちゃんと生きてたんなら、顔くらい見せなさい。
あ、でもマインちゃんに迷惑かけるんじゃないよ。」
「そう、だな。」
ミサは少し悲しげな表情を浮かべる。
「あらやだよ、しんみりしちゃって、ガラでもないわ。」
マスターは努めて明るく振る舞う。
「で、そちらの新顔さんは?」
マスターは会話に入れないマイに、話しをふる。
「ぼ、僕はマイです。よろしくお願いします。」
マイは頭を下げる。
「マイちゃん?あのマイちゃんなの?」
マスターは、驚きの表情を浮かべる。
「まあまあ、しばらく見ないと思ったら、こんなに大きくなっちゃって。」
マスターはマイを抱きしめる。
マスターの顔はほころび、目には涙が浮かぶ。
なされるがままのマイには、意味が分からない。
「あ、あのマスター。私たちは任務があるので。」
慌ててアイが声をかける。
「あら、そうなの。残念。」
マスターはマイから離れる。
「マイちゃん、あなたが好きだったバタークスマルハーゲ、沢山用意して待ってるからね。」
マスターはにっこりほほえんで、右手でマイの左腕をぱんぱん叩く。
「はい、ありがとうございます。」
理解が追いつかないマイは、それだけ言うのが精一杯だった。
そんなマイの顔色は、すこぶる悪い。
「それでは、私たちはそろそろ。」
アイは軽く頭を下げると、この場をきりあげにかかる。
「あらごめんね、なんか引き留めちゃって。」
「いえいえ、また来ます。
ほらマイも。」
「ま、また来ます。」
アイに促されるまま、マイも別れの言葉を口にする。
マイの顔色は青ざめている。
自分の言葉も、どこか遠くに感じる。
「それではマスター。」
マインも頭を下げる。
「じゃあな。」
ミサは軽く右手を上げる。
「おう、今度はゆっくりして行けよ。」
マスターは遠ざかるマイ達一行に、大きく手をふる。
「みんな生きててくれたんだねぇ。
よかったよかった。」
「う。」
マスターの元から数百メートル進んだ所で、マイはしゃがみこむ。
「マイ、しっかりして。」
マインもしゃがみこみ、マイの背中をさする。
マイの顔色は悪く、額にかいた汗が、はちまきにしみこむ。
「まずったな。マスターに会ったのは失敗だった。」
とミサはマイの体調の悪くなった原因を解説する。
「でも、今はそれどころじゃないわ。」
アイはマイの前に背中を向けてしゃがみこむ。
「マイ、私がおぶるから、乗って。」
「う、ん。」
今やマイの耳は遠くなり、アイの言葉もよく聞こえない。
額のチップを通じて、かろうじて分かる程度。
そして目に映る景色が白くなっていく。
マイがアイにおぶされた時、マイは耳も聞こえなくなり、目も見えなくなっていた。
だけど、アイのぬくもりは感じる事ができて、マイは凄く安心した気分になれた。
マイをおぶった一行は、三ブロック進んだ先の、とある扉の前で立ち止まる。
扉の横には、暗証ロックらしきテンキーが備え付けられている。
ここに様々な暗証番号を入力する事で、室内は暗証番号に応じた部屋になる。
これは入力するサポートAIの立場により、発生させる室内の種類は制限されている。
「えっと、メディカルルームは、
ね、こ、よ、り、わん、ちゃん、さ、い、こう。」
とミサは暗証番号を入力する。
ガチャっと音がして、ロックが解ける。
扉を開くとそこは、メディカルルームになっていた。
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