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1 口約束と契約書
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暗いトンネルを、ただひたすら進んでいった。
かれこれ2時間は歩いただろう。
夢の中で、親父から契約書を受け取りサインをした。
父にとって契約書は絶対だ。
だから、これで俺は父から逃げる事はできなくなった。
後悔という文字が脳裏を過る。
他に選択肢はなかったのだろうか。
だが、許せなかった。
どうしても……
あの男は母を3回見捨てたのだ。
俺が8の時。
大学の時。
最後にあの世とやらでも。
長いトンネルを超え、ようやく光が見えてきた。トンネルから一歩外へ足を踏み出すと、暗闇の通路は音もたてずに消滅した。
「峻(しゅん)様ですよね?」
声をかけてきたのは、レディーススーツを着た若い女性だった。
まだ二十歳前くらいか。
整った顔立ちではあるが、髪と瞳の色は緑。
俺は、彼女の質問にひとつうなずく。
「お待ちしておりました。私はサーシャと申します。社長には、いつもお世話になっています」
社長……。
親父のことか。
彼女は親父の使いか。
あの野郎は、人をこんなところに呼び出しておいて、迎えには来ないのか。
まぁ奴らしいが。
「親父……。いや、社長はどこにいる? 俺はあの野郎に一刻も早く会わねばならない」
「社長はお会いになりません。
私はこのように承っています」
サーシャから手紙を受け取った。
それは親父の直筆だった。
『峻、久しぶりだな。
元気か?
5年ぶりだな。
娑婆での5年は、こちらでの25年に相当する。
俺は25年かけて、ようやくこのアスガルトで5本の指に入るまでの奴隷商になった。おそらく俺の名を知らん奴はいないだろう。貴族はもちろん国王も俺をひいきにしている。
つまり俺は成功したんだ。
この商社をお前につがせたい。
お前なら、更に大きくできると信じている』
そこまで読んだだけで叩き捨てたくなったが、次の言葉が更なる怒りを掻き立てた。
『俺はお前を特別扱いしない。
新米社員(ゼロ)からスタートをさせる。
そこから這い上がり、自らの腕で、社長(ボス)の地位を掴め。
そうしたら皆は、お前を新しいリーダーとして認めてくれるだろう。
俺を目指せ。いいな。峻』
ふざけんじゃねぇ!
なんだ、この扱い!
入りたくもねぇが、人を呼びつけておいて、下っ端から頑張れだと。
とことんふざけた野郎だ。
それより、母さんだ。
母さんは無事なのか!?
ポケットから肌身離したことない母の写真を取り出して、サーシャさんに見せた。
「この人知らないですか?」
「いえ。存じません……。そういえば……」
「そういえば?」
「社長より、何か聞かれたら見間違えだったと応えるようにうかがっております」
は?
見間違えって。
つまり嘘だったのか?
はめやがったのか!
ざけんな。
手紙をビリビリに破いた。
「峻様、どうされたのですか? こちらに来たばかりで、まだ不安とは存じますが、大丈夫です。あなたには、あの偉大なる大商人、大久保(おおくぼ)竜三(りゅうぞう)様の血が流れています。かならず立派な奴隷商になれると信じております」
「誰がなるか! 帰る」
「無理です。あなたは契約をしました。それを破棄するということは、契約通りあなたは地獄へ落ちてしまうのですよ?」
「んなの無効だ。母さんをうまく利用して、俺を騙しただけだ」
「経緯はどうであれ、あなたは承諾しました。竜三様のご子息なら分かる筈です。書面がすべてです」
「サーシャさん。あんたも親父の手先か?」
「峻様がおっしゃっている意味がよく分かりません。私は社長の命で、あなたを迎えに来ただけです」
ピピピピィ……。
どこからか、携帯の着信音のような機械的な音が聞こえる。
サーシャは腰のカバンから水晶玉を取り出して、「あ、俊様、すいません。連絡が入りましたので……」
水晶にはスーツ姿の男性が映っている。
親父の社のスタッフなのだろうか。
「はい、はい。
ハーフエルフが18人入荷したんですね。見た目はAプラスが8名。悪くてもBマイナスですか。さすが、ロックさん。いい仕事をしますね。
これから調教師を手配しますので、新たな奴隷の確保をお願いします。
え? 調教師の質ですか?
――なるほど、そうですか。かなり捻くれたエルフが混ざっているのですね。
薬漬けはなるべく避けたいから、洗脳スキルを持った優秀な異能者を送ります。
そうそう、こちらも朗報があります。
鬼才を持った調教師候補生を確保しましたよ。
現在進行形で。
おそらくアスガルト一の奴隷調教師になれると思います」
サーシャはそう言いうと、俺を見て微笑んだ。
親父は一体何をしてやがるんだ?
話の筋から読み取ると、エルフとかいう種族をさらって、奴隷にして、調教して時には薬漬けなり洗脳なりして売りさばいているってか!?
てめぇら。クズだ。
だが――
帰れない以上、サーシャに同行するしか他、道はなかった。
この日は彼女の馬車で、街を案内された。
親父はいつも言っていたな。
『書面がすべてだ。
それに至る経緯は関係ない。
俺は何度も嵌めてきた。
だから幾度となく嵌められてきた。
人は嵌められた時に真意を発揮する。
後悔して、相手を恨むか。
それとも、チャンスととらえるか。
人は嵌めた瞬間、一番隙が生じる。
相手の寝首をかくなら、敢えて嵌ってやるのもまた一興よ』
と。
いかれた親父だった。
*
この世界の移動は馬が主流のようだ。
舗装すらされていない、でこぼこの街道を馬車で移動した。
すれ違う人々は、俺達の馬車から視線を逸らす。
奴隷商人だからだろうか。
街についたころは、すっかりと暗くなっていた。
この日は、サーシャの自宅で一泊世話になった。
彼女の家は、赤いレンガ造りの長屋の一室だった。
一人暮らしなのだろう。
道中では、実家から出稼ぎでこの街にやってきて、父の会社に入社したと言っていた。
整頓された小部屋に、もうひとつはキッチンルーム。トイレとバスルームは一緒になっており、簡素な造りはいわゆるこの世界でいうウィークリーマンションといったところか。
サーシャは変わった女だった。
とにかく俺の世話を焼こうとするのだ。
晩飯は、厚切り肉に酒をふるまってくれた。
「お口に召しますか?」
昼間はできる女性のオーラをかもしだしていた彼女だったが、こうやってランプの灯のもとで見る彼女の素顔は、なんとも年相応のかわいい少女に感じた。
肩までの緑色の髪を軽くなびかせて、切れ長の瞳で穏やかに笑っている。
奴隷商だということをすっかり忘れて、自然と互いのワイングラスをカチンと鳴らした。
その夜。
ベッドに背中を預けている俺の右腕には、サーシャの頭があった。
俺はサーシャを抱いたのだ。
「この家に奴隷はいません。わたくしで良ければ、朝までお付き合いしますが」
最初は面食らった。
だが、どうせ親父の差し金だろうと思い、ありがたくサーシャを頂いた。
長い独房生活が続いたのだ。
それで一生を終えるかと思っていたくらいだ。
久しぶりの女。私情なんて関係ない。
抱ければ良かった。
相手だってそうなのかもしれない。
これでも俺は社長の息子。
彼女は、俺と親しくなり財産でも狙っているのだろうか。そういった腹黒い女なのか。
勝手に期待するがいい。
俺は奴隷商になるつもりなんてないから。
サーシャの吐息を肩に感じる。
なんとも甘い香りがする。
半身を起こして振り返ると、サーシャの唇を奪い、舌を絡め、先程出した精子がねっとりと流れている彼女の股間へと指を伸ばしていく。
「うまいのね」
「いや」
「無口な人は好き」
首筋を愛撫した後、乳房の丘を舌で這わせ、乳首を転がした。
サーシャの喘ぎ声が、俺の心に火をつける。
舌で腹をなぞり、股を開かせ、肉ひだを舐め、再び挿入した。
きしむベッド。
消えかかっているランプのともしびを浴びて、彼女とひとつにつながる。
そして遠慮なく、思い切りサーシャの膣内にぶちまけた。
ここには煙草がない。
寂しくなった口を、棚に置いていたワインで落ち着かせる。
サーシャは俺の背中に抱きついて、耳元でささやいた。
「峻様」
一夜、体を重ねただけで、図々しくお願いでもするつもりなのか?
そういった女を数度経験したことがある。
たった一度のセックスで、俺を支配した気でいやがる。
最初はそう思いながら耳を傾けていたのだが、彼女からでた言葉は、俺以上に淡泊だった。
「あなたとセックスをして分かりました。あなたからは微塵も愛を感じません。ただ私を犯したかったからやったんでしょ」
「……あぁ、そうだ」
悪びれることなく、即答してやった。
親父とは決裂するつもりだ。
だからサーシャに特別な感情を抱くことなどありえないのだ。
「さすが大久保竜三のご子息。女を道具としか思っていない。調教師として最高の遺伝子を持つお人」
「……あんたは俺を試していたのか?」
サーシャは頷きもせず、妖艶な眼差しでこちらを見つめていた。
俺の視線に気づくと、うっすらと笑みをこぼす。
「今日の昼間、ハーフエルフの王女を捕えました。名前はクリスティア。まだ若く、たったの15歳です。しかし、彼女は一族の復興のために人間に対して強い恨みの念を抱いております。
おそらく明日行われるでしょう、あなたの入社試験はクリスティアの調教です。彼女を人間の忠実なるしもべにすることが、あなたの最初の試練。難易度はA級です。ですが、私はあなたなら突破できると信じております」
その言葉で、サーシャは紛れもなく奴隷商(プロ)だということを、嫌というくらい思い知らされた。
かれこれ2時間は歩いただろう。
夢の中で、親父から契約書を受け取りサインをした。
父にとって契約書は絶対だ。
だから、これで俺は父から逃げる事はできなくなった。
後悔という文字が脳裏を過る。
他に選択肢はなかったのだろうか。
だが、許せなかった。
どうしても……
あの男は母を3回見捨てたのだ。
俺が8の時。
大学の時。
最後にあの世とやらでも。
長いトンネルを超え、ようやく光が見えてきた。トンネルから一歩外へ足を踏み出すと、暗闇の通路は音もたてずに消滅した。
「峻(しゅん)様ですよね?」
声をかけてきたのは、レディーススーツを着た若い女性だった。
まだ二十歳前くらいか。
整った顔立ちではあるが、髪と瞳の色は緑。
俺は、彼女の質問にひとつうなずく。
「お待ちしておりました。私はサーシャと申します。社長には、いつもお世話になっています」
社長……。
親父のことか。
彼女は親父の使いか。
あの野郎は、人をこんなところに呼び出しておいて、迎えには来ないのか。
まぁ奴らしいが。
「親父……。いや、社長はどこにいる? 俺はあの野郎に一刻も早く会わねばならない」
「社長はお会いになりません。
私はこのように承っています」
サーシャから手紙を受け取った。
それは親父の直筆だった。
『峻、久しぶりだな。
元気か?
5年ぶりだな。
娑婆での5年は、こちらでの25年に相当する。
俺は25年かけて、ようやくこのアスガルトで5本の指に入るまでの奴隷商になった。おそらく俺の名を知らん奴はいないだろう。貴族はもちろん国王も俺をひいきにしている。
つまり俺は成功したんだ。
この商社をお前につがせたい。
お前なら、更に大きくできると信じている』
そこまで読んだだけで叩き捨てたくなったが、次の言葉が更なる怒りを掻き立てた。
『俺はお前を特別扱いしない。
新米社員(ゼロ)からスタートをさせる。
そこから這い上がり、自らの腕で、社長(ボス)の地位を掴め。
そうしたら皆は、お前を新しいリーダーとして認めてくれるだろう。
俺を目指せ。いいな。峻』
ふざけんじゃねぇ!
なんだ、この扱い!
入りたくもねぇが、人を呼びつけておいて、下っ端から頑張れだと。
とことんふざけた野郎だ。
それより、母さんだ。
母さんは無事なのか!?
ポケットから肌身離したことない母の写真を取り出して、サーシャさんに見せた。
「この人知らないですか?」
「いえ。存じません……。そういえば……」
「そういえば?」
「社長より、何か聞かれたら見間違えだったと応えるようにうかがっております」
は?
見間違えって。
つまり嘘だったのか?
はめやがったのか!
ざけんな。
手紙をビリビリに破いた。
「峻様、どうされたのですか? こちらに来たばかりで、まだ不安とは存じますが、大丈夫です。あなたには、あの偉大なる大商人、大久保(おおくぼ)竜三(りゅうぞう)様の血が流れています。かならず立派な奴隷商になれると信じております」
「誰がなるか! 帰る」
「無理です。あなたは契約をしました。それを破棄するということは、契約通りあなたは地獄へ落ちてしまうのですよ?」
「んなの無効だ。母さんをうまく利用して、俺を騙しただけだ」
「経緯はどうであれ、あなたは承諾しました。竜三様のご子息なら分かる筈です。書面がすべてです」
「サーシャさん。あんたも親父の手先か?」
「峻様がおっしゃっている意味がよく分かりません。私は社長の命で、あなたを迎えに来ただけです」
ピピピピィ……。
どこからか、携帯の着信音のような機械的な音が聞こえる。
サーシャは腰のカバンから水晶玉を取り出して、「あ、俊様、すいません。連絡が入りましたので……」
水晶にはスーツ姿の男性が映っている。
親父の社のスタッフなのだろうか。
「はい、はい。
ハーフエルフが18人入荷したんですね。見た目はAプラスが8名。悪くてもBマイナスですか。さすが、ロックさん。いい仕事をしますね。
これから調教師を手配しますので、新たな奴隷の確保をお願いします。
え? 調教師の質ですか?
――なるほど、そうですか。かなり捻くれたエルフが混ざっているのですね。
薬漬けはなるべく避けたいから、洗脳スキルを持った優秀な異能者を送ります。
そうそう、こちらも朗報があります。
鬼才を持った調教師候補生を確保しましたよ。
現在進行形で。
おそらくアスガルト一の奴隷調教師になれると思います」
サーシャはそう言いうと、俺を見て微笑んだ。
親父は一体何をしてやがるんだ?
話の筋から読み取ると、エルフとかいう種族をさらって、奴隷にして、調教して時には薬漬けなり洗脳なりして売りさばいているってか!?
てめぇら。クズだ。
だが――
帰れない以上、サーシャに同行するしか他、道はなかった。
この日は彼女の馬車で、街を案内された。
親父はいつも言っていたな。
『書面がすべてだ。
それに至る経緯は関係ない。
俺は何度も嵌めてきた。
だから幾度となく嵌められてきた。
人は嵌められた時に真意を発揮する。
後悔して、相手を恨むか。
それとも、チャンスととらえるか。
人は嵌めた瞬間、一番隙が生じる。
相手の寝首をかくなら、敢えて嵌ってやるのもまた一興よ』
と。
いかれた親父だった。
*
この世界の移動は馬が主流のようだ。
舗装すらされていない、でこぼこの街道を馬車で移動した。
すれ違う人々は、俺達の馬車から視線を逸らす。
奴隷商人だからだろうか。
街についたころは、すっかりと暗くなっていた。
この日は、サーシャの自宅で一泊世話になった。
彼女の家は、赤いレンガ造りの長屋の一室だった。
一人暮らしなのだろう。
道中では、実家から出稼ぎでこの街にやってきて、父の会社に入社したと言っていた。
整頓された小部屋に、もうひとつはキッチンルーム。トイレとバスルームは一緒になっており、簡素な造りはいわゆるこの世界でいうウィークリーマンションといったところか。
サーシャは変わった女だった。
とにかく俺の世話を焼こうとするのだ。
晩飯は、厚切り肉に酒をふるまってくれた。
「お口に召しますか?」
昼間はできる女性のオーラをかもしだしていた彼女だったが、こうやってランプの灯のもとで見る彼女の素顔は、なんとも年相応のかわいい少女に感じた。
肩までの緑色の髪を軽くなびかせて、切れ長の瞳で穏やかに笑っている。
奴隷商だということをすっかり忘れて、自然と互いのワイングラスをカチンと鳴らした。
その夜。
ベッドに背中を預けている俺の右腕には、サーシャの頭があった。
俺はサーシャを抱いたのだ。
「この家に奴隷はいません。わたくしで良ければ、朝までお付き合いしますが」
最初は面食らった。
だが、どうせ親父の差し金だろうと思い、ありがたくサーシャを頂いた。
長い独房生活が続いたのだ。
それで一生を終えるかと思っていたくらいだ。
久しぶりの女。私情なんて関係ない。
抱ければ良かった。
相手だってそうなのかもしれない。
これでも俺は社長の息子。
彼女は、俺と親しくなり財産でも狙っているのだろうか。そういった腹黒い女なのか。
勝手に期待するがいい。
俺は奴隷商になるつもりなんてないから。
サーシャの吐息を肩に感じる。
なんとも甘い香りがする。
半身を起こして振り返ると、サーシャの唇を奪い、舌を絡め、先程出した精子がねっとりと流れている彼女の股間へと指を伸ばしていく。
「うまいのね」
「いや」
「無口な人は好き」
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サーシャの喘ぎ声が、俺の心に火をつける。
舌で腹をなぞり、股を開かせ、肉ひだを舐め、再び挿入した。
きしむベッド。
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そして遠慮なく、思い切りサーシャの膣内にぶちまけた。
ここには煙草がない。
寂しくなった口を、棚に置いていたワインで落ち着かせる。
サーシャは俺の背中に抱きついて、耳元でささやいた。
「峻様」
一夜、体を重ねただけで、図々しくお願いでもするつもりなのか?
そういった女を数度経験したことがある。
たった一度のセックスで、俺を支配した気でいやがる。
最初はそう思いながら耳を傾けていたのだが、彼女からでた言葉は、俺以上に淡泊だった。
「あなたとセックスをして分かりました。あなたからは微塵も愛を感じません。ただ私を犯したかったからやったんでしょ」
「……あぁ、そうだ」
悪びれることなく、即答してやった。
親父とは決裂するつもりだ。
だからサーシャに特別な感情を抱くことなどありえないのだ。
「さすが大久保竜三のご子息。女を道具としか思っていない。調教師として最高の遺伝子を持つお人」
「……あんたは俺を試していたのか?」
サーシャは頷きもせず、妖艶な眼差しでこちらを見つめていた。
俺の視線に気づくと、うっすらと笑みをこぼす。
「今日の昼間、ハーフエルフの王女を捕えました。名前はクリスティア。まだ若く、たったの15歳です。しかし、彼女は一族の復興のために人間に対して強い恨みの念を抱いております。
おそらく明日行われるでしょう、あなたの入社試験はクリスティアの調教です。彼女を人間の忠実なるしもべにすることが、あなたの最初の試練。難易度はA級です。ですが、私はあなたなら突破できると信じております」
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