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最終章 決着
164 再戦
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ラルが初めて剣を握ったのは十一歳の頃だ。
パラディンだった父親が、戦争から戻って一年も経たないうちに他国の傭兵になると言い出し、ラルを誘ったのだ。
『お前も来るか?』
あの時嬉しかったのを覚えている。
民に慕われ、最強だと謳われた父が小さなラルにとっては誇らしく憧れで、自分もいつか同じようになりたいと思っていた。だから戦場に行くことへの迷いはなかった。
戦う事を生業にしていた父が平和を取り戻したターメイヤの空気に生き辛さを感じていたのは、傍から見てもよく分かった。
ただ、父親がラルを連れ出したのには他に理由があった。
身体の弱かった母親が定期的に施設で療養していて、その負担を減らしたかったんだと思う。
旅立って最初の半年は父親と二人で世界を回った。モンスター討伐が主な仕事で、ラルはそこで剣を習った。
他国のパーティに入ったのはその後だ。小さな騒乱が度々起きて、五、六人ほどの大人たちと連れ立って戦争に加わった。人を相手にしたのはその時が初めてだ。
殺伐としたパーティにラルが居られたのは、父の名声のお陰でしかない。子供を連れるのを忌み嫌うメンバーもいたが、ラルはその反動で鍛錬を積み剣士としての頭角を見せる。
あの頃傭兵として旅をすることを楽しいと思えたのは、それまでいた仲間が誰も死ななかったからだ。自分ができないことも、仲間が失敗した時にも、最後にはパラディンの父がそれを埋めてくれることに安心しきっていた。
その絶対的な存在がラルの強くなった理由でもあり、あの事態を引き起こす悪夢へと繋がったのだ。
父親が殺ってくれるだろうという怠慢が、彼の命を奪った。
パラディンの父親が、息子を庇って呆気なく死んだ。
強さが絶対の勝利を生むわけでないことを、ラルはそこで初めて知ったのだ。
それから少し後に、母親が父を追うように療養先で亡くなったと聞いた。
両親を失ったラルは、憑りつかれた様に鍛錬に精を出した。
誰よりも強くなりたい──けれど思いを反して、世界の情勢は落ち着いていくことになる。
そんな時、平和に浸ったターメイヤに戻ったラルは壁にぶち当たる。リーナの存在だ。
あんな弱そうな少女が、最強の魔法使いだという。
最初側近という役割は護衛のようなものだと思って志願したが、実際の仕事は彼女を守る事ではなく、あくまで片腕として補佐的なことをするものだった。それを知ったのは、城に通うようになってしばらく経ってからのことだ。
数年後、大した成果もあげられないままハロンにやられたラルは、リーナの強さと自分の弱さを思い知らされる。
湊に転生していつでも近くに仲間がいるのは、パーティで旅をしていた頃の感覚を思い出す。けれど、このまったりとした空気が父の死の記憶を引きずり出した。
だから今回こうして一人で敵に挑めるのは有難い。
あの時自分を庇った父の姿を無意識にリーナと重ねて、叫びたくなる衝動に駆られる。
たまに見る夢もそうだ。守られて失うのは、もうごめんだ。
モンスターのはびこる坂を駆け上がり、戦闘の跡を残す広場に出る。
薄く積もった白い雪のせいで、視界は大分明るかった。
広場を覆う木々が風圧で削り取られた様に吹き飛んでいて、見晴らしもよくなっている。
木のてっぺんよりも遥か先、雪明かりの届かない空からのプレッシャーに、湊は剣を構える。
「智だってハロンと戦っているんだろう? 俺だってやってやる」
「チュウ!」
頭の上でポンポンと弾みながら、雄叫びを上げるチュウ助。
広場に雑魚はいなかった。闇に空いた穴を塞ぐように、巨大な黒い玉が浮いている──前回と同じだった。
「智の言った通りだな」
あの時倒した筈のハロンがそこに居る。闇に同化する輪郭を見据えて、湊は感覚を研ぎ澄ました。
「一度やられた筈のお前が、どうしてここにいる?」
前回はみさぎと二人で挑んだ。けれど邪魔だったドーム型の壁はなく、ハロンが剥き出しの状態だ。だからそれを剥ぐ作業はいらない。
ただの黒い丸に表情はない。オオンと鳴る機械のような音を、その巨体全部を使って響かせてくる。
一人で行ける。余裕だろう──?
このハロンは闇の中では大した攻撃をしてこなかったはずだ。
ただ、良く見えない。闇に眼がくらんで、湊は瞬きを繰り返す。
はっきりと見えない姿を照らすことのできる明かりが欲しい。狙いさえ定めることができれば、倒せるはずだ。
スマホの充電も減っていて、炎を熾す道具もない。
どうすればいい? と悩んだところで、チュウ助が湊の頭を踏みつけるように屈伸して、「チュウ」とハロンへ向けて舞い上がった。
「やめろ、チュウ助!」
まさかハロンに挑むのかと慌てて手を伸ばすと、チュウ助は短い羽根をパタパタッと羽ばたかせた。
黒いハロンの中心に黄色い身体が映えて、つぶらな瞳が湊に向く。まるでここだと示しているかのように何度も鳴くチュウ助。
湊は腰の横で構えた剣に、掌の汗を滲ませる。
「行けって言ってくれてるのか?」
考えている暇はない。意思疎通ができているかどうかも分からないチュウ助の行動は、もう二度と起きない奇跡かもしれない。
「やってやる。お前がまたここに現れたのは、俺の退屈を紛らわせるためだったんだって思い知らせてやる」
雪の地面を蹴り、湊は玉の真下から跳び上がった。
「ちゃんと逃げろよ、チュウ助」
ダルニーが打った、ハロンを斬るためのこの剣で。
振り下ろした剣先が、両手に肉を裂く鈍い感触を伝えてくる。めり込んだ重さに「くそ」と吐いて、湊は力ずくで闇に白い亀裂を刻み付けた。
「よし」と勝機を見て、湊はもう一度闇へ垂直に斬り込む。
破裂するように吹き出たモヤは、穴へ戻る手前で霧散した。
二度目の戦いの決着は一瞬で着いた。
あれから少しは強くなれただろうか。
「お前のお陰だ」
「チュウ」
空に跳び上がったチュウ助が舞い降りて、湊はその小さな身体をぎゅうっと胸に抱きしめた。
パラディンだった父親が、戦争から戻って一年も経たないうちに他国の傭兵になると言い出し、ラルを誘ったのだ。
『お前も来るか?』
あの時嬉しかったのを覚えている。
民に慕われ、最強だと謳われた父が小さなラルにとっては誇らしく憧れで、自分もいつか同じようになりたいと思っていた。だから戦場に行くことへの迷いはなかった。
戦う事を生業にしていた父が平和を取り戻したターメイヤの空気に生き辛さを感じていたのは、傍から見てもよく分かった。
ただ、父親がラルを連れ出したのには他に理由があった。
身体の弱かった母親が定期的に施設で療養していて、その負担を減らしたかったんだと思う。
旅立って最初の半年は父親と二人で世界を回った。モンスター討伐が主な仕事で、ラルはそこで剣を習った。
他国のパーティに入ったのはその後だ。小さな騒乱が度々起きて、五、六人ほどの大人たちと連れ立って戦争に加わった。人を相手にしたのはその時が初めてだ。
殺伐としたパーティにラルが居られたのは、父の名声のお陰でしかない。子供を連れるのを忌み嫌うメンバーもいたが、ラルはその反動で鍛錬を積み剣士としての頭角を見せる。
あの頃傭兵として旅をすることを楽しいと思えたのは、それまでいた仲間が誰も死ななかったからだ。自分ができないことも、仲間が失敗した時にも、最後にはパラディンの父がそれを埋めてくれることに安心しきっていた。
その絶対的な存在がラルの強くなった理由でもあり、あの事態を引き起こす悪夢へと繋がったのだ。
父親が殺ってくれるだろうという怠慢が、彼の命を奪った。
パラディンの父親が、息子を庇って呆気なく死んだ。
強さが絶対の勝利を生むわけでないことを、ラルはそこで初めて知ったのだ。
それから少し後に、母親が父を追うように療養先で亡くなったと聞いた。
両親を失ったラルは、憑りつかれた様に鍛錬に精を出した。
誰よりも強くなりたい──けれど思いを反して、世界の情勢は落ち着いていくことになる。
そんな時、平和に浸ったターメイヤに戻ったラルは壁にぶち当たる。リーナの存在だ。
あんな弱そうな少女が、最強の魔法使いだという。
最初側近という役割は護衛のようなものだと思って志願したが、実際の仕事は彼女を守る事ではなく、あくまで片腕として補佐的なことをするものだった。それを知ったのは、城に通うようになってしばらく経ってからのことだ。
数年後、大した成果もあげられないままハロンにやられたラルは、リーナの強さと自分の弱さを思い知らされる。
湊に転生していつでも近くに仲間がいるのは、パーティで旅をしていた頃の感覚を思い出す。けれど、このまったりとした空気が父の死の記憶を引きずり出した。
だから今回こうして一人で敵に挑めるのは有難い。
あの時自分を庇った父の姿を無意識にリーナと重ねて、叫びたくなる衝動に駆られる。
たまに見る夢もそうだ。守られて失うのは、もうごめんだ。
モンスターのはびこる坂を駆け上がり、戦闘の跡を残す広場に出る。
薄く積もった白い雪のせいで、視界は大分明るかった。
広場を覆う木々が風圧で削り取られた様に吹き飛んでいて、見晴らしもよくなっている。
木のてっぺんよりも遥か先、雪明かりの届かない空からのプレッシャーに、湊は剣を構える。
「智だってハロンと戦っているんだろう? 俺だってやってやる」
「チュウ!」
頭の上でポンポンと弾みながら、雄叫びを上げるチュウ助。
広場に雑魚はいなかった。闇に空いた穴を塞ぐように、巨大な黒い玉が浮いている──前回と同じだった。
「智の言った通りだな」
あの時倒した筈のハロンがそこに居る。闇に同化する輪郭を見据えて、湊は感覚を研ぎ澄ました。
「一度やられた筈のお前が、どうしてここにいる?」
前回はみさぎと二人で挑んだ。けれど邪魔だったドーム型の壁はなく、ハロンが剥き出しの状態だ。だからそれを剥ぐ作業はいらない。
ただの黒い丸に表情はない。オオンと鳴る機械のような音を、その巨体全部を使って響かせてくる。
一人で行ける。余裕だろう──?
このハロンは闇の中では大した攻撃をしてこなかったはずだ。
ただ、良く見えない。闇に眼がくらんで、湊は瞬きを繰り返す。
はっきりと見えない姿を照らすことのできる明かりが欲しい。狙いさえ定めることができれば、倒せるはずだ。
スマホの充電も減っていて、炎を熾す道具もない。
どうすればいい? と悩んだところで、チュウ助が湊の頭を踏みつけるように屈伸して、「チュウ」とハロンへ向けて舞い上がった。
「やめろ、チュウ助!」
まさかハロンに挑むのかと慌てて手を伸ばすと、チュウ助は短い羽根をパタパタッと羽ばたかせた。
黒いハロンの中心に黄色い身体が映えて、つぶらな瞳が湊に向く。まるでここだと示しているかのように何度も鳴くチュウ助。
湊は腰の横で構えた剣に、掌の汗を滲ませる。
「行けって言ってくれてるのか?」
考えている暇はない。意思疎通ができているかどうかも分からないチュウ助の行動は、もう二度と起きない奇跡かもしれない。
「やってやる。お前がまたここに現れたのは、俺の退屈を紛らわせるためだったんだって思い知らせてやる」
雪の地面を蹴り、湊は玉の真下から跳び上がった。
「ちゃんと逃げろよ、チュウ助」
ダルニーが打った、ハロンを斬るためのこの剣で。
振り下ろした剣先が、両手に肉を裂く鈍い感触を伝えてくる。めり込んだ重さに「くそ」と吐いて、湊は力ずくで闇に白い亀裂を刻み付けた。
「よし」と勝機を見て、湊はもう一度闇へ垂直に斬り込む。
破裂するように吹き出たモヤは、穴へ戻る手前で霧散した。
二度目の戦いの決着は一瞬で着いた。
あれから少しは強くなれただろうか。
「お前のお陰だ」
「チュウ」
空に跳び上がったチュウ助が舞い降りて、湊はその小さな身体をぎゅうっと胸に抱きしめた。
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