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10章 戦いの準備を
128 ワインは一気飲みするもんじゃない
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薄暗いウォーインクローゼットに、青白い光がパッと広がった。
数本並んだ洋服ラックの隅に小さい机があって、その上に置かれたバレーボールほどの大きさをした円柱型の瓶に、中條が懐中電灯を向けてスイッチを押したのだ。
海底を思わせる水色の液体の中でプクプクと小さい泡を立てる黒い塊に、絢は「ちょっと」と眉をしかめる。
「何で今まで言わなかったのよ」
「勿体ぶって見せなかったんですよ」
中條はニコリと笑って、切り揃えられた髪をかきあげた。
「全く。他の部分はどうしたの? これだけじゃないでしょ?」
「残りはキッチンで焼いて、ゴミと一緒に出しました」
「はぁ? 焼いたって。まさか貴方、アレを食べたんじゃないでしょうね?」
光は液体を抜けて、背後の壁に青い波を揺らしている。
硬く蓋が閉められた瓶に沈む塊は、ほんの拳程度でゴツゴツといびつな形をしていた。ビーカーの底に貼りついたまま動く気配もなく、どうやら思った以上の質量らしい。
「そんな趣味はないですよ。匂いもおかしかったですからね」
中條はライトを消すと、「さあ」と絢の背中に手を置いて部屋の外へと促した。
リビングの蛍光灯を眩しく感じ、絢は背後の瓶を振り返る。
瓶から以前のような気配は感じない。何度もこの部屋に来ているのに、その存在を疑ったことすらなかった。
あの日、彼がそれを回収していたことを、さっき実物を見せられて思い出した。
「悪趣味ね」
「研究熱心だと言って欲しいですね」
「まぁ、そうね。そのお陰で事態を確証できたんだものね」
絢はリビングのソファに座って、乱れたスカートの裾を直した。
今日のスカートはやたらと足にまとわりつく。その上スリットから足が飛び出ては、素敵なシルエットが台無しだ。
けれど彼が開口一番に「いいですね」と言ったので、絢はそれだけで満足していた。
注がれたワイングラスを鳴らして、絢は最初の一杯目を一気に飲み干した。そういう気分だったという訳ではなく、いつもの事だ。
「ワインはもっと大人しく飲むものだと思いますが」
今更ながらに注意する中條に、絢はしかめ面を向けた。
「いいのよ。私はこの世界の人間じゃないんだから、そんなルール関係ないわ」
「ルールではないんですけどね。嗜んでみてはどうかってことですよ」
二杯目に注がれたワインを絢は一口含んで、再びウォークインを一瞥した。
あそこで瓶詰にされていたのは、つい先日倒したばかりの黒いハロンだ。あれは湊の折れた剣で倒されたと認識していたし、中條の持ち帰ったものはただの抜け殻の筈だった。
なのにその殻に残された情報は、絢にはどうすることもできない最悪のものだった。
赤い液体をくるくると揺らしながら、絢は溜息をつく。
「アッシュの運命改変がもたらした最大の影響は、アレに生き残る術を与えてしまったことなのかもしれないわね」
瓶の中にあるのは殻でしかない。黒いハロンの核にとどめを刺したけれど、絶える前に奴はこの次元の外へと逃れたのだ。
「十割で戻って来る?」
「でしょうね」
危機的状況を不安視する絢とは対照的に、中條はいつも通りの涼しい顔でワインを傾けている。
「あの子たちに言うつもり?」
「言いませんよ。戦い方次第でどうにでもなる運命なら、知らないまま全力で挑んだ方がいいでしょう?」
「そう……よね。何が正しいかなんて、今はもう分からないもの」
「そういうことです」
絢は少しずつ飲んでいた二杯目の残りをまた一気に流し込んで、立ち上がった。
「少し熱くなっちゃった」
フラつく足でベランダに出ると、涼しい風と共に賑やかな笑い声が聞こえてくる。
隣の部屋がうるさかった。
毎度のことだが、声の主は一華の部屋に入り浸っている智だ。
「あの二人は毎日何をしているのかしら。もうこんな時間よ」
時計はちょうど九時を回った所だ。
「緊張感がないわね」
「まぁ大目に見てもいいんじゃないですか? 高校生とは言え、中身は倍の年齢を生きてる大人みたいなものですから。それに、彼はちゃんと強くなっていますからね」
追って来た中條に並んで、絢は夜空を見上げる。
今日は良く晴れていて、星がはっきりと見えた。
ロマンティックな言葉を充てたいと思う夜景を前に、絢は胸を押さえてフェンスに手をつく。ここ最近ふと感じるようになった、あの気配だ。
「今日はキツいわね」
「大丈夫ですか?」
心配する中條は、ケロッとしている。
「これくらいで死にやしないわ。けど、これを感じないなんてほんと貴方は鈍感ね」
「魔法使いが繊細ってことですよ。分母の多い方にそんな言葉使わないでくれますか?」
「繊細か……褒められてるのかしら」
「一応、そのつもりです」
「そう」と受け止めて、絢は笑い声を響かせる隣室を振り向いた。薄い壁で仕切られた向こう側は見ることができない。
「随分楽しそうだけど、彼は気付いているのかしら」
智も絢と同じ魔法使いだ。みさぎも、この状況をちゃんと理解していればいいと思う。
「で、結局ヒルスの事はどうするつもりなの?」
「そろそろ剣を渡しますよ。元々そのつもりでしたからね」
中條ははにかんだ。勿体ぶって時期をずらした彼に、絢は呆れて肩をすくめる。
「貴方って本当意地悪よね」
「嫉妬ですよ。俺より強いあの子たちへのね」
たまに零す、彼の本音だ。
「馬鹿ね」
絢は小さく言って、彼の胸にそっと頬を沈める。
「男の価値は強さだけじゃないのよ?」
「貴女にそう言って貰えるなんて、光栄ですよ」
耳元で囁いて、中條はそっと絢の腰を抱いた。
数本並んだ洋服ラックの隅に小さい机があって、その上に置かれたバレーボールほどの大きさをした円柱型の瓶に、中條が懐中電灯を向けてスイッチを押したのだ。
海底を思わせる水色の液体の中でプクプクと小さい泡を立てる黒い塊に、絢は「ちょっと」と眉をしかめる。
「何で今まで言わなかったのよ」
「勿体ぶって見せなかったんですよ」
中條はニコリと笑って、切り揃えられた髪をかきあげた。
「全く。他の部分はどうしたの? これだけじゃないでしょ?」
「残りはキッチンで焼いて、ゴミと一緒に出しました」
「はぁ? 焼いたって。まさか貴方、アレを食べたんじゃないでしょうね?」
光は液体を抜けて、背後の壁に青い波を揺らしている。
硬く蓋が閉められた瓶に沈む塊は、ほんの拳程度でゴツゴツといびつな形をしていた。ビーカーの底に貼りついたまま動く気配もなく、どうやら思った以上の質量らしい。
「そんな趣味はないですよ。匂いもおかしかったですからね」
中條はライトを消すと、「さあ」と絢の背中に手を置いて部屋の外へと促した。
リビングの蛍光灯を眩しく感じ、絢は背後の瓶を振り返る。
瓶から以前のような気配は感じない。何度もこの部屋に来ているのに、その存在を疑ったことすらなかった。
あの日、彼がそれを回収していたことを、さっき実物を見せられて思い出した。
「悪趣味ね」
「研究熱心だと言って欲しいですね」
「まぁ、そうね。そのお陰で事態を確証できたんだものね」
絢はリビングのソファに座って、乱れたスカートの裾を直した。
今日のスカートはやたらと足にまとわりつく。その上スリットから足が飛び出ては、素敵なシルエットが台無しだ。
けれど彼が開口一番に「いいですね」と言ったので、絢はそれだけで満足していた。
注がれたワイングラスを鳴らして、絢は最初の一杯目を一気に飲み干した。そういう気分だったという訳ではなく、いつもの事だ。
「ワインはもっと大人しく飲むものだと思いますが」
今更ながらに注意する中條に、絢はしかめ面を向けた。
「いいのよ。私はこの世界の人間じゃないんだから、そんなルール関係ないわ」
「ルールではないんですけどね。嗜んでみてはどうかってことですよ」
二杯目に注がれたワインを絢は一口含んで、再びウォークインを一瞥した。
あそこで瓶詰にされていたのは、つい先日倒したばかりの黒いハロンだ。あれは湊の折れた剣で倒されたと認識していたし、中條の持ち帰ったものはただの抜け殻の筈だった。
なのにその殻に残された情報は、絢にはどうすることもできない最悪のものだった。
赤い液体をくるくると揺らしながら、絢は溜息をつく。
「アッシュの運命改変がもたらした最大の影響は、アレに生き残る術を与えてしまったことなのかもしれないわね」
瓶の中にあるのは殻でしかない。黒いハロンの核にとどめを刺したけれど、絶える前に奴はこの次元の外へと逃れたのだ。
「十割で戻って来る?」
「でしょうね」
危機的状況を不安視する絢とは対照的に、中條はいつも通りの涼しい顔でワインを傾けている。
「あの子たちに言うつもり?」
「言いませんよ。戦い方次第でどうにでもなる運命なら、知らないまま全力で挑んだ方がいいでしょう?」
「そう……よね。何が正しいかなんて、今はもう分からないもの」
「そういうことです」
絢は少しずつ飲んでいた二杯目の残りをまた一気に流し込んで、立ち上がった。
「少し熱くなっちゃった」
フラつく足でベランダに出ると、涼しい風と共に賑やかな笑い声が聞こえてくる。
隣の部屋がうるさかった。
毎度のことだが、声の主は一華の部屋に入り浸っている智だ。
「あの二人は毎日何をしているのかしら。もうこんな時間よ」
時計はちょうど九時を回った所だ。
「緊張感がないわね」
「まぁ大目に見てもいいんじゃないですか? 高校生とは言え、中身は倍の年齢を生きてる大人みたいなものですから。それに、彼はちゃんと強くなっていますからね」
追って来た中條に並んで、絢は夜空を見上げる。
今日は良く晴れていて、星がはっきりと見えた。
ロマンティックな言葉を充てたいと思う夜景を前に、絢は胸を押さえてフェンスに手をつく。ここ最近ふと感じるようになった、あの気配だ。
「今日はキツいわね」
「大丈夫ですか?」
心配する中條は、ケロッとしている。
「これくらいで死にやしないわ。けど、これを感じないなんてほんと貴方は鈍感ね」
「魔法使いが繊細ってことですよ。分母の多い方にそんな言葉使わないでくれますか?」
「繊細か……褒められてるのかしら」
「一応、そのつもりです」
「そう」と受け止めて、絢は笑い声を響かせる隣室を振り向いた。薄い壁で仕切られた向こう側は見ることができない。
「随分楽しそうだけど、彼は気付いているのかしら」
智も絢と同じ魔法使いだ。みさぎも、この状況をちゃんと理解していればいいと思う。
「で、結局ヒルスの事はどうするつもりなの?」
「そろそろ剣を渡しますよ。元々そのつもりでしたからね」
中條ははにかんだ。勿体ぶって時期をずらした彼に、絢は呆れて肩をすくめる。
「貴方って本当意地悪よね」
「嫉妬ですよ。俺より強いあの子たちへのね」
たまに零す、彼の本音だ。
「馬鹿ね」
絢は小さく言って、彼の胸にそっと頬を沈める。
「男の価値は強さだけじゃないのよ?」
「貴女にそう言って貰えるなんて、光栄ですよ」
耳元で囁いて、中條はそっと絢の腰を抱いた。
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